2007/03/27

Bally

明日、正確には今夜の午前零時過ぎ、以前、実家で飼っていたセントバーナードのBallyの命日です。今日は、仕事帰りに花を買って来ました。

2002年、私はまだ大学院の1回生で、今の仕事に就く為に勉強をしていました。当時、両親は共働き、妹達もそれぞれに忙しく日中は不在で、学生の身分だった私がBallyと二人で自宅にいることの多い毎日を送っていました。私がBallyと過ごした時間の大半がこの期間にあるような気がします。

Ballyの命日、私は3日間の研修で、これに参加する為、東京にいました。

この研修に向けて自宅を出る日も、自宅にいたのは私とBally。電車の時間があったので、長くはいられませんでしたが、この日もいつものように、私が家を出る前には「行ってきます」と言いに行きました。この時期、Ballyは老衰から痩せており、小さくなっていました。いつ、そのときがやってきてもおかしくない状態でした。私が挨拶に行くといつもより元気そうに首をもたげて、頑張るようにと告げるかのように、じっと私の目を見てくれ、見送ってくれました。このとき、何だがとても不安を覚えたことを思い出します。

残念ながら、私は東京でBallyの訃報を聞くことになり、Ballyと最後のお別れはできませんでした。研修を途中で辞めて帰ると母親に告げましたが、東京に留まって、将来のためにしっかりと勉強することを選ぶ方が、元気に振る舞い私を送り出してくれたBallyの気持ちに答えることになると、母親に諭されました。とても悲しく、厳しい選択でしたが、私は東京に残ってしっかりと勉強して帰ることにし決めました。このとき、大学院で勉強したことを活かして、必ず今の職業に就くと強く心に決めました。

その後、願いが叶って今の職業に就くことができ、もう直ぐ5年目を迎えます。就職してからというもの、何度もくじけそうになることがありますが、あの日のBallyのことを思い出して、ここまでやってこられました。私がくじけそうな夜には、Ballyが夢の中に登場して励ましてくれます。これからもBallyが見守ってくれている思って、できるところまで頑張っていきます。


また、夢の中で会おうね、Bally♪

0 件のコメント: