2008/06/30

引き続き、珍しい本

紀香魂』に引き続き、これも最近あまり読んでない種類の本です。何故この本か、それは一世一代の大掃除に行き詰っているから…。図書館で本書をペラペラっとめくってみると、思い出の品々等、大切なものをどうやって整頓するか、という内容が著者の経験を交えて書いてありました。

暇を見付けては少しずつ、少しずつ読んでいた結果、前半半分くらいは期待通り、大切な持ち物の整頓の方法について書かれていました。しかし、後半は少し毛色の違う内容でした。苦手な人たちとの人間関係への対処の仕方など、目にみえる「ガラクタ」ではなくて心のなかの「ガラクタ」の整理術について説かれていました。

前半について、私が同様の内容を自身の掃除場面にて実行できるかどうかは別として、例えば過去に気に入っていたお洋服はしフォームして別の形にして使うとか、同じような写真は1枚のみを残すことにする(デジタル化して残すともっと良し)など、アイディアはもらうことができました。思い切って整頓していこう!と再度、自身を鼓舞している私です。

面白かった!

手に入れたのは発売日(2008年2月28日)だったのにも関わらず、「浅見光彦シリーズ読破」という目標を自身に課していた為、読むのが先延ばしになっていた小説です。その目標の合間に読めば良いものの、同じジャンルの本を平行して読むのはなんだか勿体無く思えて、今日まで大切に取って置いたというわけです。

実はこの小説、なんと!私の大切な友人の一人、irisjentaちゃん(北国交差点便り)が翻訳しているのです!irisjentaちゃん読むのが遅くなってしまってごめんなさいね…。

感想は月並みですが、先ずは一言、面白い!ノルウェー人の作家トム・エーゲラン氏の作品とあって、ノルウェーが舞台のお話でした。登場人物も
ノルウェー人、チェチェン人、ロシア人と国際色豊か、普段は耳慣れない名前が多く、最初は登場人物を把握するのに手惑いましたが、それも数分、すぐにストーリーに飲み込まれていきました。又、読み始めの頃は、「irisjentaちゃんらしい日本語の使い方だなぁ…」と日本語の巧みさに関心しすることもしばしばでしたが、これも数分…。訳の自然さ故、あっと言う間に「テロリストが立てこもるTV局のスタジオの中」に引き込まれて行きました。

読書が大好きな私ですが、最近では日本人の書いたものを読むことが殆どでした。ですから、本当に久しぶりに外国発の本を読む機会を頂きました。
ロシア、チェチェンの社会的背景、そして”テロリストによる立てこもり”との設定、まさに世界規模で問題となっている内容が小説化されており、フィクションとしての面白さだけにとどまらず、普段はニュースで見聞きする内容を、より身近な物事として考えるきっかけともなりました。ロシア、チェチェンというと、日本に住んでいるとついつい遠い場所での話に感じてしまいますが、ノルウェーにとっては地続きの国々の問題であり、直接自国にも影響してくるものなのだということを実感しました。広い視野と見聞を持つことの大切さを改めて感じましたし、最近、私自身のアンテナの高さが少々足りなかったかな…と少々自らを省みていました。

irisjentaちゃん、素晴らしい訳で面白い小説を日本に紹介してくれて、本当にありがとうございます!ストーリーを楽しみつつも、いろんなことを考えさせられた貴重な本でした!

2008/06/29

ふらりと…

先日、ふらりと本屋さんに入って書棚を眺めていて衝動買いした1冊です。あまり手にしない種類の本ですが、藤原紀香氏にも、その夫の陣内智則氏にも関心がありましたので、つい買ってしまいました。本は図書館で、と決めている私にしては非常に珍しいことです。

上記のお二人に関心があるといっても、普段TVを見ない私ですから多くを知っているわけではありません。ただ、たまたま見た番組で陣内智則氏がとても面白かったこと、そして、藤原紀香氏に関しては”阪神大震災を機に芸能界に入った”というその動機に関心があったこと、そしてそのお二人がご結婚されているので、遅ればせながら「これはひとつ読んでみよう」と思ったのです。

芸能人が書いたエッセイでは”暴露話”というイメージも正直ありますが、この本からはそういった印象はあまり感じませんでした。お二人のお付き合いから結婚に至るまでの話もあり、これを”暴露話”と言えばそうではないと否定しきれはしません。しかし、恋愛論として読めばパートナーとのコミュニケーションの大切さ、相手を思いやる気持ちの尊さが強調されており、一女性として非常に共感を覚える内容でした。

”阪神大震災”で命について深く考え及んだ藤原紀香氏は、一度しかない人生を有意義に生きようと芸能界入りを決心され、現在に至っておられるわけですが、彼女は自身の知名度をしっかり自覚し、そういう”自分だからできること”に力を注いでおられると思います。それは、例えば自身が和風の結婚式をすることで、詳しく日本の良き文化について世間に改めて認識してもらう媒体となること、自ら危険を伴う東ティモールに赴いて撮った写真を展示することで世界の情勢を広く伝えるなどです。決して名声や地位に左右されることなく自分の置かれた状況を現実的に見極め自身を客観的に見たとき、”自分に何ができるか・自分だからできることは何か”、これを見つけ実行されている前向きな生き方をしておられる思いました。

”自分だからできること”を見つけて実行する、これは”藤原紀香”という特別な人だからできるではなく、その影響力や規模の違いこそあれ、きっと万人に共通することだと思います。”自分だからできること”というと、自信家と誤解されることもあるかもしれません。しかし、きっとどの人にも存在するのだと思います。それに気付くか気付かないか、あるいは自身から積極的に見付けるか見付けないかの違いなのだと考えます。私の場合、20代は”できる・できない”なんてどうでもよく、ただ夢だけを追い求めてきましたが、30代では自分の”できる・できない”を見つめ直し、”自分だからできること”を探していけたらな、と思いました。まあ、30代に入って早3年を数えますが、まだまだ遅くないはずです!

祭りのあと

夕べ、我が家にてささやかなホームパーティーをしました。以前、華香ママと一緒の職場で働いていたラッセルさんと、私の高校時代からのお友達のCをお招きしました。お二人とも、雨の降る中、遠路はるばるお越しいただいてありがとうございました!

夕べは「Zurcher Geschnetzeltes night」と題して、スイスはチューリッヒの名物料理!?『Zurcher Geschnetzeltes』を作りました(レシピはこちら)。ラッセルさんが持って来て下さったアルザス地方のリースリングワイン、とってもよく合いました!同じリースリングでもドイツのものに比べ私好みの辛口、とても美味しかったです。2本持って来て来て下さったものを飲み比べたのですが、同じ地方のワインでもそのお味は全然違いました。ワイン、奥深いですね。

前菜にはCが持ってきて下さったチーズ2種、我が家のベランダで作っているバジルで使ったカプレーゼを、サラダにはハワイ風とうふサラダをお出ししました。デザートにはCが選んできて下さったパウンドケーキ、このところ研究(!?)を重ねていたミルクババロア、そしていつものさくさくクッキーを、もちろんネスプレッソのコーヒーと共に、楽しみました。

お二人ともnice choiceな手土産ありがとう!

前菜からデザートまで、ゆっくりとお食事をする中でラッセルさんのお国の話、日本のこと、スイスのこと、Cの留学時代の話、お互いの趣味の話、お料理のこと、文化のこと、食品問題についてなどなど話は多岐に渡り、とても興味深くい時間を過ごしました。楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまうもので、気が付けば最終電車の時間、次回のお約束を楽しみにお開きとなりました。

2008/06/28

壁の向こう…


自宅へ向かう道すがら、ふと顔を上げると
真っ青な空に向かって真っ直ぐに立つ塀の向こうに
桃色のバラが、ちらり見えました。
カメラを持っていなかったので
携帯電話のカメラでパチリ。


2008/06/27

自家用ヘリ

昨日の夜、shiroさんがham君に届けてくださった誕生日プレゼント、それは自家用ヘリでした。その名も『HELI Q』。

ham君は初操縦を週末のお楽しみに取っておこうと、心密やかに思っていたらしいのですが、私が早く飛んでいる姿を見たくて急かすと、動かしてくれました。

その後は、「うぎゃ~」「うぉ~」「わぁわぁ」といった叫び声のみが響き…、会話という会話は全くありませんでした。shiroさんも仰っていましたが、なかなか操縦が難しいのです。

夕べshiroさんには、「U-TUBEの画像にてblogでご報告します!」なんて、軽々しく言っていましたので、今夜は写真撮影をしました。先ずは普通の写真に挑戦しましたが、真っ直ぐに飛ばすことさえ難しいのに、これを撮るなんて無理…でした。ham君と二人、やんややんやの大騒ぎでした。そして『HELI Q』は動画に行き着くまでに燃料切れ、ham君が辛うじて撮った写真を一枚をご紹介するとします。


昨日、今日と忘れ物騒動でかなり凹んでいた私でしたが、この『HELI Q』にも大いに助けられました。shiroさん、ありがとうございます!騒動が起こっていなかったら、ゆっくりしていってもらえたと思うのですが、本当、何もお構いできずに失礼いたしました。

2008/06/26

大きな忘れ物 でも 得た物も大きかった!

昨日、電車の中で大切な物を忘れて来てしまいました。焦って最寄の駅に行き事情を説明しましたが、親切に取り合って貰えませんでした。もちろん不注意にも忘れ物をした私が悪かったのは重々承知ですが、昨日は忘れ物をした事実と、思いもよらない対応に大きなショックを受けて帰宅。電話をしても迷惑をかけるだけ…と思いつつも、あまりの心痛にham君に報告。電話口で慰めてもらいはしたものの、残念ながら動揺は拭えぬまま夕暮れを迎えました。

ham君はいつも会社を出るときに、「××時××分の電車に乗るよ」と電話をくれます。昨日も同様に電話をもらいましたので、ham君の帰宅時間に合わせてお料理を作り始めました。ところが、想定していた時間にham君は帰って来ず、15分が過ぎました。流石に心配していると、ham君が「元気がないと思って…」と、ひまわりの花束を持って帰って来てくれました。電車を降りてから買ってくれていたのですね。大切な物を忘れて来るという大失敗をしてham君にも迷惑をかけ、私は反省と申し分けなさで一杯だったのですが、花束を見て、それでも元気付けようとしてくれる彼への感謝の気持ちで一杯になりました。

私は小さなことでウジウジ、ウジウジとひたすら悩むところがああります。今回のような失敗をするとと、もうウジウジも極みです。なかなか気分転換をすることができず、自己嫌悪の渦の中に飲み込まれたまま…。加えて今回は、悲しい言葉で心がポッキリ折れていましたから、なおさら復活の兆しは見えず…。そして、忘れ物が見つかる見込みはほぼ絶望的。そんな私に花束を手渡してham君が言った言葉は「乗り越えないとね!」でした。そう、彼は私が「ウジウジ星人」であることを知っていて、これを機に「ウジウジ星」から脱出できるように、後押ししてくれていたのです。本当に有難い話です。

今日は、気を抜くとついつい「はぁ~」と溜息が出ていた一日でしたが、大切な物の代用品を手に入れる手配をしたり掃除をしたりと、少しずつでも「ウジウジ星」から戻って来られるように努力した日でもありました。今回、大きな忘れ物をしましたが、それ以上に大きなものを得たと思います。それは他者に対して敬意を持って接することの大切さであるし、又、自分の「ウジウジ星人」ぶりとしっかり向き合って「変わろう!」と思えたことでもあります。そして、改めてham君の存在の大切さを実感しましたし、彼への感謝の気持ちで一杯です。未だ「ウジウジ星人」ですが、地球上陸目指して頑張ります。

追伸、sotamannへ。
またしてもラヴラヴ記事でごめんあそばせ。

2008/06/24

ある日の夕食

何年前になるでしょうか、一度だけ一回限りのお料理教室に行ったことがありました。レシピの整頓をしていたら、その時の冊子が出てきました。そこで、その冊子に載っていた『鶏肉の生ハム巻き ポルチーニソース』(右写真のピンクの矢印)を作ることにしました。ところが、レシピに載っている材料を一目見て、「あ、これは無理だ、できない!」と思いました。だって、あまりにもブルジョアな材料ばかりだったのですもの…。しかし、何かで代用できるかも!?と思い直し、自宅に無いものはあるものでなんとか間に合わせて作りました。レシピにある材料を正確に使うのは何か特別な日にしたいと思います。右の小さなお皿の上の緑色の物体はアボカドのディップ。こちら、ただいま研究中。

『鶏肉の生ハム巻き ポルチーニソース』

材料(4人分)

鶏モモ肉(約250g)   1枚
塩・胡椒          各少々
生ハム           2枚     →とろけるチーズ

[a]
薄力粉          適量
卵             適量
パン粉(ロースト)    適量

舞茸            1パック  →きのこ類はしめじ
椎茸            4枚
オリーヴ油         適量

[b]
ポルチーニ        15g    →これも強引にしめじで
水             200ml

マデラ酒       100ml   →料理用の白ワイン
フォン・ド・ヴォー  100ml   →固形ブイヨンを200mlの水で溶きました
バター        30g
塩・胡椒       各少々
イタリアンパセリ  適量     →代用品無し

左矢印(→)で示すもので代用。


【作り方】
  1. 鶏モモ肉は厚みを均一にし、塩・胡椒をしばらくしておく。
  2. 1.の水気をよく拭き、端からきつく巻き、さらに生ハムで巻く(今回、我が家では鶏肉を巻くときに、内側にとろけるチーズを2枚敷きました)。
  3. [a]を順番につけ、オーヴンで焼く。200℃で25分程度。
  4. ポルチーニは水で戻しておく(約10分)。ポルチーニと戻し汁に分けておく。舞茸は小房に分けて、椎茸は厚めのスライスにする(今回、我が家では冷蔵庫にあった唯一のきのこ、しめじを使用しました)。
  5. フライパンにオリーヴ油を熱し、きのこ類を炒める。マデラ酒を加え(今回は白ワイン)、アルコール分を飛ばし、軽く煮詰める。
  6. 5.にフォン・ド・ヴォーと戻し汁(固形のブイヨンを200mlの水で溶いた)を加え、さらに半量くらいまで煮詰める。火を弱め、冷たい小切りのバターを加え、塩・胡椒味を整える。
  7. 3.を当分に切り分け、皿に盛る。6.のソースをかけ、イタリアンパセリを飾る。
このレシピ、鶏肉に揚げ物と同様の手順で衣をつけていくのですが、調理はオーヴンなのでとてもヘルシーなのです。今回はたまたま冷蔵庫にチーズがあったので、これを鶏肉で巻きましたが、ここを青じそと梅肉などに変えても美味しいかもしれません。ソースが少々重めなので、和風にアレンジすると更に健康的な一品になりそうです。 

薬草茶

先日、私の母方祖母宅に行きました。祖母の自宅にはちょっとした竹林、雑木林があります。いつものように畑で無農薬のお野菜をもらった後、そこらへんの草むしりをしつつ雑木林手前まで行くと、なんと十薬=どくだみが群生していました。そういえば私が子供だった頃、私の父方の曾祖母が十薬を取り、丁寧に洗って干して、そしてお茶にして飲ませてくれていたことがありました。この独特の味がする十薬、小さい頃に飲んでいたからでしょうか、私にはあまり抵抗がありません。十薬には利尿、強心、整腸作用がありますから、体にはもちろん良いですが、これに加えて、今回のものは祖父母宅の庭にあったものですから、当然無農薬ですし出所がわかっていますから安心感が違います。早速、収穫して自宅に持ち帰って来ました。その後、丁寧に洗いたこ糸で縛り、一晩ベランダに干した後、現在は一番日が当たらない部屋に吊るしてあります。曾祖母は毎年沢山の十薬を干しておいてくれたように記憶しているのですが、私たちの飲ませる為、こんなに手間を要する作業を一人でしていてくれたんだ…と思うと、今更ながらですが頭が下がります。

2008/06/23

HAPPY 30TH BIRTHDAY !

今日はham君の記念すべき30回目の誕生日でした。
今週は仕事が忙しい…と言っていたham君でしたが
なんとか早く帰って来ることができ
二人揃って食卓を囲むことができました。

先ずは昨日いただいたスパークリングワインを
上半身が曲がるほどの力を振り絞り開けてくれました。

そして、乾杯。

二人で前菜を摘みながらグラスを傾けました。


今回のお料理は「なんちゃってコース」なディナーにしたので
この後はサラダ、そしてメインデイッシュと続くなか
美味なワインを味わいつつ
なぜか忍者屋敷の話で盛り上がりつつ
久しぶりにのんびりとお食事を楽しみました。
30歳になった感想なんかも聞いてみたのですが…
「三十路かぁ、なんかオッサンになった気分や…」とのこと。

若干ショックを隠し切れないham氏のようでしたが
お義母さんからのメッセージにもあったように
これからが「本当の大人」!
我々、夫婦、二人してついに!ミソヂーズですが
年を重ねる度に人生の深みも増すような
そんな素敵な「大人」になれたらな、と思います。

そんなこんなを話しているうちに
お食事は進み、お待ちかねのデザートタイム。
私の♪happy birthday to you ♪の独唱と共に登場。

ham君のご希望でレアチーズケーキを作りました。
今日のケーキは何と言ってもバースディ・ケーキ!
飾り付けにかなりの力を注ぎ込みました。

が…

三十路になって少々うな垂れ気味のham君には
とどめを刺すようなデコレーションになってしまいました。


ケーキの感想を聞いてみると
レアチーズの部分は美味しいけれど
台のクッキー部分はちょっとしょっぱいとのこと。
頑張ったのになぁー。

いつまでもどこまでも正直な我が夫ham氏なのでした。

最後になりましたが…
この記念すべきham君の30歳の誕生日を迎えられたのも
お義父さん、お義母さん、Y君&Cちゃん
実家の両親、家族、そしてお友達
皆さんのお陰です。

本当にありがとうございます。

来年も二人揃って楽しく愉快に
そして健康で
この日を迎えられますように…。

この1年がham君にとって
素晴らしく輝かしい一年になりますように…。

2008/06/22

surprise!

今日の夕方17時過ぎのこと。ノリピーちゃんから、「今、何してますか?」とのメールを受信。丁度、ブレッチェンを焼いていたので、「パン焼いています」と返信。すると、「いいですねー、美味しそうですねー、by itoコーチ」と早速お返事が。そこで、「食べに来ますか?」と送ると、「ぜひとも」と。

そういうわけで、ノリピーちゃんとitoコーチのお二人が来て下さることになりました。我が家のダイニングに入って来られたお二方に、「どうぞ、どうぞ」と椅子をお勧めするも、お二人はモゾモゾとしたまんま。しばらくして、ノリピーちゃんの「せーのぉ」の掛け声で、「hamさん、お誕生日おめでとう!」と、なんと!明日30歳の誕生日を迎える我が夫、ham氏に贈り物を手渡して下さったのです!本当に心温まるはからい、ありがとうございました。ham氏はこのような友情溢れるsurprise!は今回が初めて!喜怒哀楽の激しい私とは正反対の彼ですが、彼なりにこの喜びを噛み締めていたと思います。本当にありがとうございました!

プレゼントをいただいたham君、「めちゃ重い!」と言いつつ…包装紙を開けて…箱を開けて…、出てきたのはのは、なんと!スパークリングワイン!『CAVA BRUT 1+1=3』の白とロゼ。ああ、なんて素敵なんでしょう!

『CAVA BRUT 1+1=3』、どのような意味かと言いますと…

僅か30haばかりの畑で、長年”幻のぶどう”を栽培してきたピニョル家と、スペイン最高のメルロ(赤ワイン用のぶどうの品種名)と言われるスーパースパニッシュ”カウス・ルビス”を擁するペネデスのトップワイナリーであるカン・ラフォルス・デスル・カウスのエステーベ家、このぶどう栽培のプロ同士が手を組み、一貫させたCava(カバ=スペイン産の発砲ワイン)を作り上げたことに始まります。「1+1=2」が当たり前ですが、「ピニョル家」=「1」と「エステーベ家」=「1」が、お互いの長所を出し合うことで想像以上の力を発揮し、従来のCavaとは違うさらに素晴らしいものを作り上げた、その事実がネーミングの由来なのです。

とても素敵な名前のスパークリングワインだと思いませんか?私たち夫婦も、お互いの良い所を出し合い、認め合い、そしてこれを融合させることで、より楽しく味わい深い人生を歩んでいけたらいいな…と思わずはいられません。

さて、贈呈式が終了すると既に夕食時、二人よりも三人、三人よりも四人、みんなでご飯を食べた方が断然美味しいですから、お二人がいらっしゃる前からお夕食をご一緒できたらいいね…とham君と話していました。しかし、お二人の予定もあるでしょうし、どうかしら…と思いつつ、強引にお食事をお誘いしたところ、「はい」とノリピーちゃんが即答して下さいました!そういうわけで、何も特別なものは準備できませんでしたが、一緒に楽しく食卓を囲むことができました。本当に、思わぬ幸せなひと時を過ごさせていただきました。itoコーチ、ノリピーちゃん、本当にありがとうございました。

『おかえりティッシュ』

我が家から自動車にて15分程度の距離に位置する大型ショッピングモールでは、毎週火曜日と土曜日に、牛乳パック3枚(1人)と交換で『おかえりティッシュ』がもらえます。『おかえりティッシュ』とは、牛乳パック100%のリサイクルティッシュです。私は今までも牛乳パックは洗って切り開き、乾かしてからリサイクルボックスに持って行っていました。ですから、この様にecologyだけでなくeconomyな企画は、本当に有難いお話です。いとこのAちゃんから、この情報を聞いて早速、我が家でも『おかえりティッシュ』のお世話になっています。

我が家では『おかえりティッシュ』に活用している上に、以前にもご紹介したと思いますが、更なるecology且つeconomyな生活を目指して、次のような取り組みを行っております。

まず、もらって来たティッシュを箱から出して、半分に切ります。そこそこ手間が要りますが、これも地球環境と我が家の経済のため、と思えば苦にはなりません!

次に切ったティッシュを箱に入れます。この箱はいただき物の、もともと半分の大きさのティッシュ用の物です。これの上部を全部切り取って、出し入れが容易になるよにしています。この取り組みを始めた頃は、通常のティッシュの箱を半分に切って入れ物を作っていましたが、意外とこれが取り出し辛かったのです。いとこのAちゃんも同様の感想を持っていた様で、上部を全部切り取ると取出しが簡単になるよ、と教えてくれたのでした。

左上の状態のものを、手作りしたテッシュケースに仕舞います。そうすると、ケチケチ感も薄れ、部屋のインテリアにも溶け込んでいる、と私は思っているのですが…。

この取り組みを始めてからというもの、ティッシュの消費量がグンッ!と減りました。今年の初めにMおばちゃんからもらった5箱組のティッシュが(ありがとう!)つい最近 までありましたから!我が家は大人2人での生活ですから、もともと消費量が少ないというのもありますが、それでも驚異的に使用量は減りました!

『おかえりティッシュ』様様です。

2008/06/19

しばらくブームは続く見込みです。

昨日、ご紹介しました、電子レンジでできるお料理。予想通りブームのスイッチが入ってしまいました。というわけで、もう一つアイディアをご紹介します。しかし、これはまだ実際に電子レンジを使って作ったことのないものです。どうにかお鍋で湯がくことなく、もやしを調理する方法がないものかと、インターネットで検索していたら、電子レンジで湯がける方法を見つけたのです!もやしが手に入ったら試作するのが楽しみな一品です。

『もやしとわかめの梅ポン酢和え』

【材料】    2人分
もやし     1/2袋
乾燥わかめ  大匙2
梅干      1個

【下準備】
  1. 乾燥わかめは戻して、よく水を切っておく。
  2. 梅干は種をとり、梅肉をみじん切りにしておく。
  3. もやしを「ジップロック®コンテナー」に入れ、蓋をずらして電子レンジで約1分加熱し冷ます。
【作り方】
  • わかめ、もやし、梅肉を混ぜ合わせ、ポン酢で合える。 
*鰹節を入れても美味しいかも!
*もやしは耐熱皿に入れて、ふんわりラップをかけてチン!してもO.K.

2008/06/18

電子レンジでお料理

先日、Mおばちゃん(華香ママの双子の妹)宅でお夕食をご馳走になりました(Mおばちゃんいつもありがとう)。そのときMおばちゃんが、最近は電子レンジで作れるお料理に凝っている、との話をしてくれました。Mおばちゃんは介護の仕事をしていましたから、ご高齢の方々の生活を目の当たりにし、火を使わずに安全にお料理をできることの大切さを実感したのではないかと思いました。又、栄養士でもあるMおばちゃんは、バランスのとれた美味しいお料理が頂ける喜びを、高齢になっても持ち続けられることの幸せについて考えているのでは、と感じました。そんなことを思いながら、Mおばちゃんの開発したレシピの色々を聞いていました。そのうち、電子レンジで作れるお料理というのは働く忙しい人にとっても、小さい子供がいて火を使うのが危ない人にとっても、実に有難いものなのではないか、という思いに至りました。そこで、私も電子レンジで作れるお料理のレパートリーを増やそう、と思い立ったわけです。そして、これがもしMおばちゃんのレパートリーを増やすことに繋がるならば、もちろん、これ以上の喜びはありません。

そこで、まずは『鶏のロール蒸し akouバージョン』をご紹介したいと思います。もともとは朝日新聞の土曜版だったか、日曜版だったかに掲載されていたものです。それを、私風にアレンジしました。

【材料】   2人分
鶏胸肉   1枚
ねぎ     適量

「A」
酒    大匙1
醤油   大匙2
生姜   1かけ
ねぎ   適量 

【作り方】
  1. 鶏肉は厚みを均一にし、フォークで穴を開けておく。
  2. 「A」を深めの耐熱皿に入れ、混ぜておく。
  3. 「A」に鶏肉を10分程度、浸しておく。
  4. 「A」から鶏肉を取り出し、皮を内側にして巻き、たこ糸でしばる。
  5. 耐熱皿に鶏肉を戻し、ラップをかけて、電子レンジで4分加熱する。
  6. その後、鶏肉を裏返し更に2分加熱する。
  7. たこ糸を外し、適当な大きさに切り、盛り付け、上にねぎを散らす。
  *冷やして食べても美味しいです。
  *食べるときにお好みでからしを付けてもなかなかいけます。
  *我が家はヘルシー且つエコノミーな胸肉を使っていますが、もも肉でも    O.K. 
  *あらかじめ電子レンジでチン!した青菜や人参を、鶏肉と一緒に巻くと    綺麗です。

感じ

2008/06/17

ブレッチェン akouレシピ

ブレッチェンにし始めた頃は、『ベーカリー倶楽部』のレシピで焼いていましたが、そのうち、どうしてもライ麦全粒粉『アーレミッテル』を入れて焼きたくなり、それからというもの、これの分量調整に試行錯誤してきました。徐々にその分量を増やしつつ、又、増やしすぎて減らしてみたり…。そうこうしているうちに、ようやく「これでいこう!」という分量に行き着きました。誠にめでたい話です。自分の覚書として以下に記します。

【材料】

強力粉        150g
アーレミッテル    50g
薄力粉        50g
砂糖         大匙2
スキムミルク     大匙1
塩           小匙1
ショートニング    10g
モルトパウダー   耳かきに2杯程度
水            160cc弱
ドライイースト     小匙1    *(大匙・小匙はホームベーカリー専用のもの使用)

【作り方】
  1. パンケースに上記の材料、水の順に入れ、イースト容器にドライイーストを入れる。
  2. パン生地コースで生地を作る。
  3. 生地を取り出し10等分し、丸めてぬれ布巾をかけ約30分休ませる。
  4. 生地に『アーレミッテル』をまぶし、とじ目を下にして置く。スケッパーで、生地の真ん中から下にぐっと押して幅1cmくらいの溝をつける。
  5. 約30分最終発酵をする。
  6. 200℃に熱したオーブンで約15分焼く。

2008/06/16

そして本日 

今日も『ミルクババロア』に挑戦しました。味見役のham氏も流石に二日続くと、「またか!」と驚きを隠せず…。しかし、快く!?味見役を引き受けてくれました。今日は、昨日作った『ミルクゼリー』のアレンジに、更に手を加えてみました。

【材料】

ゼライス   1袋
熱湯     1/4カップ
牛乳     1カップ
生クリーム  1/4カップ
砂糖     大匙2.5

【作り方】
  1. ゼライスは熱湯に振り入れて、かき混ぜ溶かす。
  2. 砂糖を加え、溶けたら牛乳を入れる。
  3. 氷水が入ったボールに2.の入ったお鍋を浸し粗熱を取る。
  4. 少々ホイップした生クリームに、2.の一部を入れよく混ぜる。
  5. 4.を2.に加え、更によく混ぜ、再度氷水の入ったボールで冷やす。
  6. 型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

今日は生クリームを少し入れた為、昨日よりはこくがありました。私の思うところの『ミルクババロア』に、今までで一番近づいた気がします。しかし、甘みの加減や滑らかさがもう少し…。そういうわけで、まだまだ挑戦は続くことと相成りました。ham君、味見よろしくお願いします。

ミルクゼリー 6月15日

『ミルクババロア』への挑戦はまだまだ続いています。前回、『ごまプリン ココナッツソースがけ』をアレンジして、華香ままの『ミルクババロア』に近づけようと試みましたが、今一歩至らず。そこで、昨日はマルハニチロ食品のゼライス(私が今使用しているゼラチン)のHPにて見つけた、『ミルクゼリー』をアレンジして作ってみました。レシピの分量で作るとさすがに多いので、半量、つまり以下の分量で作りました。


【材料】

ゼライス   1袋
熱湯     1/4カップ
牛乳     1カップ
砂糖     大匙2


【作り方】
  1. ゼライスは熱湯に振り入れて、かき混ぜ溶かす。
  2. 砂糖を加え、溶けたら牛乳を入れる。
  3. 型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

前回作った『ごまプリン ココナッツソースがけ』のアレンジよりは軽めで、更には、お味もなかなかでした。しかし残念なことに、ゼラチンが固まりすぎたのか滑らかさが一切ありませんでした。また、表面にゼラチンが分離して浮き上がって見え、見た目もイマイチ。まだまだ修行が必要、との結果でした。

2008/06/15

贅沢な読書

『未来への地図-新しい一歩を踏み出すあなたに-』は、ある中学校の卒業式での記念講演の内容を本にしたものでした。易しいことばで書かれているのですが、星野道夫氏自身の経験から溢れ出る自然への、又、人生への熱い思いが滲み出ている一冊だと思いました。

私は中学生、あるいは高校生のころには星野道夫氏のことを知っていたと思います。私の恩師であり、人生の先輩として尊敬しているmitzさんから教えてもらったのだと思います。せっかく教えて頂いたのに、当時は今ほどに熱心に著書を読んでおらず、お粗末な知識でしかありました。

その後、星野道夫氏のことを積極的に頭の片隅に置くようになったのは、1996年のこと。ヒグマの事故により急逝されたというTVのニュースを見てからでした。何故、そんなにしてまで大自然の中に入っていかなくてはいけないのか…。今、思えば本当に失礼極まりないことなのですが、人間が悠久の自然に入っていくこと、その是非について、又、人間と自然との共生とはいかなるものかについて考えていました。

今年2月に東京に行った際、偶然にも『星野道夫写真展 「星のような物語」』に出会い、10年間の時を経て再び当時の疑問にぶち当たりました。しかし今回は、ただ自分の中で考えるというだけではなく、星野道夫氏の著書を読んで、その中のご本人ときちんと向き合おうと思いました。

人間が、星野道夫氏が自然界に足を踏み入れたことについて、私は間違った見方をしていたと気が付きました。星野道夫氏の追いかけた自然とは、以前よりイヌイットの人々が命を共にしていた自然だったのです。そして星野氏は、現地の人々と変わらぬやり方で、また自然の時間の中で生きていたのでした。

『未来への地図-新しい一歩を踏み出すあなたに-』の中で、何千年も前にできた氷河の氷の一片を砕き、炎で溶かして飲むことがなかなか良い気持ちだ、といった文章があったと思います。大きな自然の時間の流れのほんの一点に身を置く一人の命、それがいかに短いものかということに早くに気付くことの貴重さ、そしてその短い一生の間に自分のしたいことにひたむきになれる幸運、この素晴らしさについて、星野氏は本著にて私たちに語りかけて下さっている様に感じました。

例えば東京の真ん中にいても、北極圏で雄大な自然に囲まれた小さな集落で暮らすイヌイットの人たちがいる、と想像できること。地球には今自分が生きている時間が、最果ての地とも言えるような北極圏の村にも
平等に流れていること、これを思い浮かべられること。この幸せ。ついつい目の前のことだけに必死になってしまいがちな日々、地球規模、宇宙規模の時間軸に自身の身を置いて、自分の人生を振り返れる贅沢。これを星野道夫氏の本から頂いているような気がします。

拝啓 sotamann

ご丁寧に22日遅れのお誕生日カードをありがとうございました。
素敵な挿絵も描かれており、あなたの友情を感じました。
思わず、うぅ…と涙がこぼれそうでした。

ところで…
誕生日カードに書かれていた
「結婚記念日おめでとう!」の文字。
もしや、私としたことが忘れていたか!?
と、一瞬ドキッといたしましたよ。

きっと哀れなsotamannは
irisjentaちゃんのblogをお読みになって
(ご存知のないかたは北国交差点便り
とっても素敵なblogなのです!)
大いに勘違いをなさったのでしょう。
私達の結婚記念日は10月1日なんです。
そのときに改めてカード、むしろギフトお待ちしております。

さて、sotamannから頂いた友情溢れるカード
昨日、実家に帰った際に持って行き
私の両親に見せておりました。
「ああ、sotamannは変わってないなー」と
父も母もしみじみ言っておりました。

sotamann、あなたは永遠に注射嫌いなあなたのままで。
と、私があえて願わなくても変わらないでしょうけれど…

あなたにもらった、大切なカード
私としたことが、実家に忘れて帰って来てしまいました。
せっかくblogにて写真をupし
皆さんにご紹介しようと思っていたのに
それが叶わず、非常に無念です。

最後になりましたが…
ham氏もあなたのカードを見て目を点にしておりましたが
感謝をしておりました。

2008/06/13

ちょっぴり夏気分

最近の私の大仕事である一世一代の大掃除(まだ完了していません…)、諸事情により実家の父親と一緒に執り行わなくてはならないのですが、ここ数週間、父と私の予定が会わない為、お休みをしています。もともと週に一度の頻度で行っている掃除ですから、進捗が遅い上にこのお休み!痛い!そこで、自宅にて整頓できる細々とした物を持ち帰り、暇を見つけては少しずつ整頓しています。

その細々したものの中に貝殻の標本があります。私が子供の頃、父が出張で出かけた先にて買って来てくれたものです。以前ご紹介したのこぎりといい、女の子らしいお土産を貰った記憶が無い私。しかしこの貝殻の標本に限って言うと、とても綺麗な貝殻ばかりが箱の中に飾られていて、子供心に気に入っていました。ところが、どうにもこうにも置き場に困ります。そこで、ボンドで箱に取り付けてある貝を取り外し、貝にくっ付いているボンドを紙やすりで取り除き、お気に入りの瓶に入れてみました(左写真、光が反射して少し見難くなってしまいました、残念!)。瓶の中にはこれまた置き場所に困っていた、でも美しいので気に入っていた、妹のchikou☆に貰った星の砂を敷きました。なんだかちょこっと夏気分です。どこにディスプレイしようか迷い中です。こうやって掃除をしている最中に想い出の品を発掘、これを残る形に作り変えているから時間がかかっているのですね…。想い出は目に見える物で残さなくても、心の中に残っていると思うのですが、それでも大切な思いが埋まっている品々の中には、どうしても手元に残しておきたいものがあるのです。

そういえば!


”ガチャガチャ”にて、このようなものをゲットしておいたのを
私としたことが、すっかり忘れておりました。
「ねずみグッズ」、53個目です。

2008/06/12

『フランス人の贅沢な恋愛生活』を読んで

ご両親のどちらかが日本人、どちらかがフランス人という佐藤絵子さんは、multiculturalな環境にて育ってこられたことは容易に想像できます。現在はパリ在中で、日本とフランスの文化を両方の言葉で紹介する雑誌、『ミニミックス』を作っておられる他、著書も多く出されています。最初は何気なく手にして読み始めた彼女の本でしたが、比較文化、国際交流、多文化共生等々に興味を持っている私にとっては思考を耕される思いがし、今ではすっかり夢中です。

さて今回読んだ一冊、
日仏両国の文化的側面を持つ作者が、恋愛というテーマを扱っておられる、非常に興味深いものでした。この本では日仏の違いとして、”自身の思いを相手に言葉で伝える”という行為について、日本人はフランス人よりも希薄であるということが繰り返し書かれていました。この差異については恋愛に限定されるものではない、と私個人は思います。又、ここでは日仏の文化比較がされていますが、これもフランスをその他の欧米諸国(もちろん国によって違いはありますが)と置き換えても良いのではないか、と思いました。日本ではカップル間での以心伝心という様な、”言葉が無くても心で通じ合う”状況を美徳とする雰囲気があるように感じますが、私はこれにあまり賛成できず、むしろ、その中には「わかったつもり」という危険が潜んでいるのではないか危惧します。確かに長年カップルを続けていると、分かり合える部分が多くなるのは事実でしょう。しかし私はそれでも尚、互いに考えていることを伝え合うことは大切だと考えます。

本著では一般論として、日仏のカップル間におけるコミュニケーション量の差の原因の一つに、フランスではお互いがお互いの友達を紹介し合い、カップルぐるみ(!?)家族ぐるみでお付き合いすることが多い一方、日本ではお互いに自分の友達との時間とカップルでの時間の双方を別次元で存在させていると言われています。確かに、これは私も感じていたことでした。フランスの様にお互いの友達と仲良くなれれば、カップル間での話題にも共通のものが増えますが、日本の様にお互い別々に外の世界を持っていると、自然、話題も少なくなるのではとの意見でした。

さて私自身はどうか、というと、佐藤絵子さんの考え方に近いと思います。ですから、私はham君との関係において、言葉におけるコミュニケーションや、お互いの世界を共有すること大切に考えています。ham君も私と同じ考えなのか、はたまた私が押し付けてしまったのか…これに賛同してくれている様子で、最初は無口な彼でしたが、最近では沢山話をしてくれます。又、お互いの友人ともとても仲良くさせていただいており、二人の世界は以前より広がっているように感じます。本当に有難いことだと思います。これからも、
それぞれが見聞きしたこと、感じたことを伝え合い共有していくことで、お互いの世界を更に広げ、二人の関係を深めていけたらと望みます。そしていつかham君と私がおじいちゃんおばあちゃんになっても、そういう二人であり続けたいと願います。

2008/06/11

絶対に届くはず!

今日、郵便ポストを見かけたら投函しようと思って、”絶対に明日中に届いて欲しい手紙”を鞄に忍ばせて出かけました。しかし、そういうときに限って、手紙を持っていることをうっかり忘れて、ポストの前を通過してしまうもの。ポストを一つ逃し、二つ逃し、三つ逃し…。そして、折に触れて鞄の中を覗き込んでは、「嗚呼、また出すの忘れてる」と落胆。これを繰り返すこと数回、絶望が訪れる寸前、最後のチャンスである京都駅では、なんとか手紙を投函するという一大事業を思い出しました。そこで早速ポストを求めてウロウロ。すると、「ポストの前で止まります」と書かれた郵便局の自動車が!しめしめ、ポストは必ずこの辺りにあるはずと、更にウロウロすること数分。しかし、見つからず。そうこうしているうちに、ポストから手紙を回収し終えた郵便屋さんが、自動車にスタスタと戻って来るのが見えました。そこで「ゆぅびんやさぁ~ん」と声をかけ、直接手渡しました。初めての経験、なんだかウキウキしました。あの手紙、明日、必ず届くはず。

2008/06/10

あーあ。

現在、内田康夫氏の「浅見光彦シリーズ」で、書籍として出版されているものは102冊と記憶しています。去年のゴールデンウィークに寝込んだ時、夫のham君に薦められて読み始めてからというもの、虜になりました。そして、ついに最後の一冊、つまり102冊目を読み終えてしまいました。

あーあ。

と言うのが感想です。次の書籍が出版されるまで、しばらくの間このシリーズとはお別れ…。何事もそうですが、始まりがあれば終わりがあります。とりあえずのところ、現在出版されているものを全て読み終えましたので、一旦は「終わり」です。しかし、終わりがあれば、また新たな始まりもあるわけで、2008年3月10日発売の月刊誌「中央公論4月号」から、浅見シリーズ最新作『教室の亡霊』が連載されています。これが書籍として出版される日を楽しみに待ちたいと思います!

そうそう!ストーリーの感想は、これぞ「浅見光彦シリーズ」というもので、ham君にも言われましたが「フィナーレにはふさわしい」一冊でした。事件解決に向けて集まった浅見光彦氏を含む数人の男たちが、お互いにお互いを探り合いながらも、枝葉を切り捨てた相手のコアな部分を感じ取り信頼を深めていく、そんな場面がとても素敵でした。人って、その日のコンディションでついつい苛々して相手を傷付けてしまったり、悲しませてしまうことがあると思うのですが、大切なのは相手の「芯」の部分に潜む想いを忘れず、これを信じ見つめ続けることだと再確認しました。

2008/06/09

テニス合宿 2008年6月7日(土)-8日(日)

今回のテニス合宿は梅雨真っ只中の先週末、湯の山温泉にて実施されました。土曜日は雨の心配はなさそうでしたが、日曜日は好天が期待ができそうになかった為、長島スパーランドのアウトレットに行く計画が金曜日の夜になって急浮上。今回の幹事のラク田さんは仕事の為、残念ながら土曜日の夜からの参加でしたから、もし日曜日が悪天候であれば、合宿を企画して下さったご本人がテニスができないことになります。ラク田さんの日頃の行いが良いことを祈るのみでした。

土曜日は普段どおりにMIDテニスクラブでレッスンを受け、そのままスクールにて軽めの昼食を取り、仕事の為にレッスンに参加できなかったくまさん、今回初めて合宿に参加して下さったKさんと合流。そして、一路湯の山温泉へ向けて出発しました。大きなトラブルもなく無事に『湯の山温泉 御在所岳山麓 グリーンホテル』にチェックインし、早速コートへ。過去の我々の合宿では、寒い、暴風、霧雨などなど、テニスをするにはあまりにも厳し過ぎる天候が殆どだったのですが、この日は曇りで風も無しという、驚くほど好ましいコンディションに恵まれました。15時から17時までテニスをしたのですが、朝からのレッスンで既に疲れていたのと、不慣れなハードコートで皆、足も腕もだるだる。というわけで、テニス終了後は一目散に温泉へ。この温泉が素晴らしかった!少し濁っており、硫黄の微かな香り漂うトロッとした質感のお湯に女性陣は皆、大満足。nice choice!ラク田さん!ありがとう!

初日の夜はお決まりの宴会。男性陣のお部屋に集い、テニスの話を始め話題尽きることなく、楽しいひと時でした。もちろん恋愛についての話題もあったのですが、恋愛観から皆さんの人生観を垣間見ることもできたと思い、私にとっては最も興味深く、又、思考を耕される内容でした。異性や年齢の異なる仲間から、色々な観点の意見が聞けるのは、本当に貴重な機会だと思いましたし、実際に新しい視点を沢山与えてもらいました。

そんな宴会の中、何のきっかけからか、合宿初参加のKさんと我が華香ママが中学校時代のお友達であることが発覚!揺るぎない自己、パワフルな行動力とスカッとした判断力、そして周囲を慮る優しい心をお持ちのKさん、同じ女性として、又、人生の先輩として私の憧れの存在ですから、華香ママのお友達と聞き、急に距離が縮まった気持ちがした「ご縁」を感じた瞬間でした。この「ご縁」大切にしたいと心から思います。

翌、日曜日。半分以上テニスは諦めていたのですが、どうしたことか雨は上がり、徐々に雲の切れ間も増え、そして最終的には日差しが射して来るまでの好天候に恵まれました。雨で寒いだろうと、防寒も兼ねたウエアの準備をして行った私、予想外の展開に日焼けと脱水症状、熱中症対策へと作戦変更。汗を流しながら試合形式でテニスを楽しみました。

テニスの後はもちろん温泉へ。湯めぐりができるフリー・ティケットを『グリーンホテル』で頂いたので、これを利用して『鹿の湯』に行きました。キュッキュッとした質感のお湯で、露天風呂もあり気持ち良かったですが、私は『グリーンホテル』のお湯の方が好みでした。

温泉からあがると、とっくにお昼の時間は過ぎ我々のお腹も限界、というわけでお食事との運びとなりました。合宿の前の週末にノリピーちゃんとham氏、私で下見に行った際、見つけておいた足湯つきのお食事処にてエネルギーを補給することに。足湯を楽しみにしていたのですが、既に温泉を満喫していた私たち、お食事に専念することにしました。私は豆腐ハンバーグの定食を頂きました。美味でした。写真を見ていただいたらわかると思いますが、この定食にはデザートはついていませんでしたから、その後、31アイスクリームへ直行。そして数十分後、至福の時をすごし、大満足の皆!?特に女性陣!を乗せた車は無事に帰路に着きました。最後、土山のサービスエリアにて解散式を恙無く執り行い、楽しかった合宿は幕を閉じました。メンバーの皆さん、幹事のラク田さん、どうも有難うございました。

2008/06/04

新たな一品!

ついついローテーション化してしまうお夕食のメニュー、食べる方も、作る方も何だかマンネリ化してしまい、「またこのおかず…」と思うことないですか?そこで最近、私、COOKPADを利用して、夕食のおかずに新たな一品を追加することを試みています。

先日も”ダイエットおたく”さんのページにて、『キャベツ☆豚肉で巻いちゃいました』に出会いました。そして、早速アイディアを拝借することに。そして出来たのが右の一品です。若干、お皿にピントが合ってしまった感があり、上手に撮れてなくて残念でなりません(やっぱりsotamannに弟子入りしないとだめかも…)。元祖『キャベツ☆豚肉で巻いちゃいました』はお味噌を使っておられますが、私はこれの変わりにとろけるチーズに活躍してもらいました。

豚肉を重ねて並べた上にとろけるチーズを敷き、キャベツを載せてクルクルと巻きます。これを焼くとチーズがとろーりとろけて、まろやかなお味を演出してくれました。豚肉に巻く中身にキャベツの他、人参を細く刻んだものやコーンを入れたり、とろけるチーズの上に青紫蘇を敷くと、半分に切った時に彩りが良く、お弁当のおかずにしても可愛らしいかもしれません。今回は人参もコーンもありませんでしたから、そのままham君のお弁当に使いました。ぜひ近いうちに色々とアレンジを楽しみたいと思います。”ダイエットおたく”さん、有難うございました。

2008/06/03

試作品

今度、大切なお友だちをお呼びして、スイスはチューリッヒの名物料理Zurcher Geschnetzeltesを囲む夕べ、またはランチをしたいな…と思っています。その時にお出しするデザートを現在考え中。ケーキとも思ったのですが、季節的にひんやりとしたものが良いかしら…とも考え、ババロアに挑戦してみようかと思っています。そこで、ゼラチンと一緒に入っていたチビレシピ本の『ごまプリン ココナッツソースがけ』をアレンジして、と言うか簡単にして、『ミルクババロア』を作ってみました。白いティーカップに入れて冷やしたので、完成図がわかりにくいですね。私が子供の頃に母親が作ってくれた、『ミルクババロア』をイメージしていたのですが、今回のはどちらかというとムースの様な食感になってしまい、ババロアの滑らかさに欠けたように思います。お味は濃厚でクリーミーでした。少々重量感のあるデザート、といった感じです。さてさて、そこまで母親の味、『ミルクババロア』に近付けるやら…。ババロアブームのはじまりはじまり…。

追記    ご意見募集中!

嬉しい!

先日、ノリピーちゃんが、「ちょっと遅くなったんですけれど…」と言って手渡してくれたのは、私の誕生日プレゼントでした!包みを、何だろう何だろうとドキドキしながら開けてみると、なんと!キャンドルの詰め合わせでした!

私はキャンドルが大好きで、キャンドルが置いてあるお店に行くと、ついつい欲しくなってしまうのですが、なかなか自分の為には買えません。だって、火を灯したら消えてなくなってしまうのですから…。私は、キャンドルは炎が燃えている束の間の時間、これを楽しむとっても贅沢な品、だと思うのです。だから、余計に自分ではなかなか手を出せない、そんなとっておきのアイテムなんです。

今回、ノリピーちゃんから頂いたのはYANKEE CANDLEのFRESH CUT ROSESと、私の大好きな色、サーモンピンクのガラスで出来た、小鳥のキャンドル・ホールダー。とっても気に入りました。いつ使おうか、ウキウキしてしまいます。大切にします。ノリピーちゃん、ありがとう!

土山サービスエリアでランチ 6月1日(日)

テニス合宿の下見に三重県は『湯ノ山温泉 御在所岳山麓 グリーンホテル』に行く途中、土山サービスエリアにて昼食を取りました。今年の2月に開通した新名神高速道路上に存在するというだけあり、さすがに綺麗でした。上下線集約型の構造であることから建物自体がとても大きく、また両側に出入り口がある為か、テナントも一つ所に集中せず、その分、食べ物目指しての列が出来るという状況も避けられていた印象がありました。むろん、これは通常の週末に出かけた結果ですから、これが行楽シーズン中や連休だとどうなるのかはわかりません。また、この様な施設ではかなり重要なポイント(私だけ?)であるお手洗いも充実していました。広いのは勿論、和式、洋式の双方の個室が沢山ありました。加えて、お化粧室があった他、着替えができるスペースも完備されており、とても親切な作りになっていると思いました。ユニヴァーサル・デザインを意識した設計になっているところも良いと思いました。

タイトルから記事の内容が逸れてしまいました。私たち、ノリピーちゃん、ham君、私の3人は、ここで昼食を取りました。レストランで、という案もあったのですが、混んでいましたから断念しました。お天気も良かったので、其々に食べたいものを買って、外で食べることにしました。屋外にある、日よけ付きのテーブル席に座れたのはラッキーでした。そこで、私は話題の店『まる天』の「たけのこ天(季節限定)」と、『ウァン』の豚饅を堪能しました。「たけのこ天」は、もっちりした中にショリショリとたけのこの食感が楽しめ、とても美味しかったです。そして、もともと豚饅好きの私は、『ウァン』の豚饅に夢中になりました。なんと言ってもボリューム満点!ジューシーで美味しかったです。次回、行く機会があれば、又是非とも食したいと思います。

2008/06/01

甲賀流忍術屋敷へ行く 6月1日(日)

テニス合宿の下見に行く途中、私の達ての希望により『甲賀流忍術屋敷』に行って来ました。『甲賀流忍術屋敷』は、元禄年間に建てられた現存するこの忍術屋敷、歴史、そして建築物好きな私にとっては、まさに興味のツボそのもの。下見に行くことが決まった日から、訪問をとても楽しみにしていました。

このお屋敷は甲賀武士53家の筆頭、望月出雲守の住宅がったそうです。現在、ここには住んでおられないですが、子孫の方がいらっしゃるようです。本来、忍者は裏家業ですから、その名や業績は歴史の表舞台に出ることなく秘密裏に処理され、表にでることはありませんでした。しかし甲賀流と伊賀流の忍者に限っては、拠点が交通の要所にあったこと、本能寺の変後に家康を護衛して三河へ逃れさせた業績が評価されたことから、幕府に雇われ、活躍の場を得ることができました。またこの為、歴史の表舞台での記録にも残っているのです。

私は忍者というと、攻撃的に相手と闘う存在として認識していましたが、どうやらそうではなかったようです。甲賀流に限って言えば、一つの自治体的要素も兼ね備えた集団でもあり、そもそも、これを守る為、又、自身の身を守る為に身につけたのが忍術で、むしろ自衛的な要素が強かったようです。ですから、今回訪れた忍術屋敷のからくり窓にかくし梯子(右写真)、どんでんがえしや落とし穴等の仕掛けも、如何に時間を稼ぎながら敵の襲撃から逃れるか、ここに目的があったようです。まさに、逃げるが勝ちの理論だと思いました。甲賀流では合議制によって様々のことが決定されていたようですが、この話し合いにて決めるという精神も含めて、非常に民主的で且つ平和主義的な集団だったと思いを馳せます。説明をして下さったガイド氏も仰ってましたが、忍者は歴史上の存在ですが、現代において、我々が彼らから学ぶことは多そうです。

今回訪れた『甲賀流忍術屋敷』は、ある程度日本の歴史を知った大人の方が楽しめる、非常に文化的価値の高いものに感じました。もちろん、お屋敷のあちらこちらに現存する仕掛けの数々は、子供にも魅力的ではあろうかとおもいますが、テーマパーク的要素は少なく感じました。と言いつつ、手裏剣投げの体験コーナー(有料)で、かなり真剣になって手裏剣を投げてきたノリピーちゃん、ham氏、そして私でした。


追記
なんと!この『甲賀流忍術屋敷』、ハリソン・フォード氏と、その息子さんも見学に来られたことがあるそうで、サインと写真が飾ってありました!

テニス合宿の下見

来週、第4回テニス合宿が、三重県『湯ノ山温泉 御在所岳山麓 グリーンホテル』にてあります。

我々がレッスンを受けているMIDテニスクラブが閉鎖されることになりました。全く突然のことで驚きを隠せなかった我々ですが、itoコーチのお計らいで、何とかテニスを続けていく場は確保される運びとなり、一先ずホッと胸を撫で下ろしているところです。しかしMIDで共に汗を流し、itoコーチの突然のスパルタメニュー(!?)にも、お互いに声を掛け合い慰め合いながら耐えてきた仲間の何人かとは、今後、別々の場所でテニスをすることになります。もちろん今後も、それぞれ違う場所でテニスを続けていくにしろ、合宿やその他のイベントで引き続き仲良くしていただきたいと切望するものですが、MID閉鎖という一大事件に伴い、今回の合宿は今までのものとは少々違った趣も含まれるものとなると思われます。

そんな来週のテニス合宿、これに向けて我が家のham君が、「来週の日曜日に下見に行こうと思うのだけど…」と、張り切った提案を今週の初めに持ち出しました。今回の合宿はラク田さんがご尽力下さっており、ham君は幹事ではありません。しかしham君の合宿、いや、テニスへの熱い思いは煮え滾る一方、これを止める術はなく、ノリピーさんも巻き込んで、本日の合宿下見決行と相成ったわけです。

下見の結果は次の通りです。

合宿地までは新名神高速道路を利用して、MIDからだと1時間半程で到着できそうです。ホテル周辺には店舗はまるでありませんでしたが、高速道路を降りてからホテルまでの間に、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等があり、夜のお楽しみ会の準備は合宿地についてからでも十分できそうでした。レストランも何軒かあり、中には足湯に浸かりながらお食事できる店舗もありましたので、二日目の昼食はそこかな…と思いました。肝心のテニスコートはハードコートで、2面ずつフェンスで仕切られたものが幾つもありました。コートの状態は整備されており良かったと思います。

ホテルには近所の民家からやってくる猫がいました。ホテルの従業員のが、棒で地面を叩いて追っ払っていましたので(猫には追い払われていると言う意識はなく、その棒にじゃれついて遊んでいました)、来週も来ているかはわかりませんが、その猫に会えるかどうか、これも楽しみの一つとなりました。