2009/12/29

OC SeasonⅡ

GyaOにてERⅥと同時に配信されていました。なので、余計に忙しかったわけです。合計、一週間に8話観ていましたから。しかしSotamannには足元にも及びません。

ERⅥ

Season6、見終わりました。週に2回2話ずつupされていたので、見るのが忙しかった!早くGyaO!で次がupされるのが楽しみです。

女性の品格

女性の向上心」に引き続き読んだのがこの本でした。

この本の中の一説に、キリスト教と孔子の思想について触れられている箇所がありました。それによると、キリスト教は自分がして欲しいと思うように相手に接するよう説いてあり、孔子は自分がして欲しくないことは相手にもしてはならぬと説いているとありました。前者を西洋文化とするならば、後者はアジアもしくは日本文化というように言えないでしょうか。仮ににそのように言い換えてこのあとを書き進みます。

この本では後者の考え方が”おくゆかしく”より品格がある、という立場にありました。もちろん本著は西洋文化をけなしたものではなく、日本の良さを大切にすることを奨励しているのだと思います。西洋文化では自分から積極的に相手に働きかける…ということになると思うのですが、では、これには”おくゆかしさ”はないのでしょうか。確かに自分がして欲しくないことは…の方では相手の気持ちを慮るのに比し、キリスト教のやり方では”お節介”な印象がないわけではありません。しかし前者の場合では、相手にその”お節介”を受けるか受けないかの選択権も同時に用意されているのではないでしょうか。つまり”相手”には”NO”を言う権利がある。一方で、後者は自分がして欲しくないことは相手にもしないわけですが、もしかしたら相手は”自分”と違って、”自分がしてほしくないこと”をして欲しいかもしれないのです。つまり、”自分”が全ての決定権を持っているとも言え、極端な言い方を持ってすれば、いささか独り善がりな気がしないでもありません。

これら2つの考え方の背景には、”個人”の考え方に大きな違いがあると思います。西洋的な考えでは、”自分”あっての”相手”で、この2つは最初から違う立場にあります。そのような異なる個人の集まりが全体なわけです。一方、日本的な考えでは、全体の中の”自分”と”相手”と言いましょうか…。例えば、日本の伝統芸能では”カタ”を学ぶことから始め、そのうちに他の人とは違うキラリと光る個性が生まれると思うのですが…。これと同じ論理で言うなれば、全体の大きな流れの中にいることで自己が明確化されていくといったらよいでしょうか。つまり、西洋と日本では個人の捉え方が元から違うと思うのです。

じゃあ、私はどちらの考え方がしっくりくるかと言うと、前者の方です。従い、この本を読み進めるにあたっては若干の抵抗がありました。が、上記の様なことを熟考できた、またとない素晴らしい機会となりました。

今後は…

我々二人の土曜日の予定が固まりつつあります。先ず、ham君が朝8時からのテニスのレッスンに出かけます。ham君が外出している間に私が掃除、洗濯を出来る範囲で片付けます。そして10時過ぎに帰宅したham君に仕事をバトンタッチ。その後、二人のランチを作り始めます。11時半になったらば、今度は私がテニスのレッスンに出発。私がレッスンを受けている間にham君はお一人さまでランチを済ませ、私は帰宅後に食べる。ざっとこんな感じです。二人で一緒にレッスンを受けていた頃よりも、効率的に家事を済ませられるし、お互いにテニスも楽しめる、なかなか一石二鳥な土曜日を過ごすことができそうです。そして、ランチプレートを作るのも楽しみの一つになりそうな予感です。因みにこの日のランチプレートは菊菜のおひたし、お揚げさんとネギのソテー、鮭のおむすび、お漬物とごまのおむすびでした。

聖夜2

クリスマスのお話、その2。

早く書いてしまわないとお正月になってしまうので、少々慌てています。今年のクリスマスには初めてローストチキンに挑戦したのに加え、スポンジケーキにもチャレンジしてみました。何と言っても初めてのことですから失敗する可能性も考えて、生クリームやフルーツなどの材料にはあまりお金をかけませんでした。結果、そこそこ成功したのですが…スポンジにしっとり感が少ない出来上がりになってしまいました。本当に残念でした。

2009/12/27

聖夜1

今年のクリスマスのお話、その2。

クリスマス・イヴの夕食にとローストチキンに初挑戦しました。先ずはインターネットでレシピを検索、その中で私にも作れそうなのを幾つかピックアップしました。そして良いところ取りで準備を開始。チキンにバジル、ローズマリーなどハーブと塩、胡椒をすり込んで暫し寝かした後、夕食の時間に合わせてオーヴンで焼き上げました。至って簡単、なんなら簡単すぎて不安になるくらいでしたが、思った以上に美味しく仕上がりました。ham君も喜んでくれて嬉しかったです。

2009/12/23

Deutscher Weihnachtsmarkt Osaka

今年のクリスマスのお話、その1。

親友のcanaと大阪で開催されているドイツクリスマスマーケットに行きました。数年前から行きたいと思っていたのが、ようやく願いが叶いました。折りしも寒波が押し寄せている日でしたから、到着して直ぐにGlühweinを買う。canaと二人でふぅふぅし飲みながら屋台を一つ一つ見て行きました。オーナメントを売るお店、ソーセージとパンを出しているお店、ドイツの家庭料理のお店、ゲームの屋台などなど色々とありました。どの屋台も日本人スタッフが主体となって販売しており、ドイツ人スタッフは奥の方にポツリといるところが目立ちました。ドイツ語の練習をするぞ!と意気込んでいた私には残念な結果でした。しかし持ち前のガッツで(失笑)自ら進んでドイツ人の店員さんに話しかける…も…良く考えたらば…私の知っているドイツ語って…。「Wie viel kostet es?(いくらですか)」が関の山。それ以降の会話は成立せず、ひたすら「English bitte」とお願いするばかり…。全くお粗末な結果となったのでした。しかし私のnice tryのお陰(!?)で、ある店では毎年同じ人が出店していることがわかったり、また他の店では店員さんがリトアニア出身ということが判明してしばし話し込んだりと楽しい展開も待っていました。もう少しゆっくりしたい気持ちもありましたが、余りの寒さに一周見た時点で帰ることしました。お土産にGlühweinとオーナメント、ゲームで当てたカニのぬいぐるみを抱えて帰りました。

2009/12/20

女性の向上心

ビジネス書というのでしょうか、最近そういった分野の本に興味を持って読んでいます。井形慶子さんの著作を読み漁っていた延長上、手にしたこの本がそのきっかけになりました。私が井形さんの文章が好きなのは、イギリスと日本を比較して文化の違いを明確にした上で、日本の社会の悪しき慣習について論じているところです。今回の図書では文化比較は少なかったですが、日本社会人のある一定の風潮を非常に的確に捉えており、その上でどのように変わるべきかが述べられていました。読み進んでいくうちにはズキリと心に突き刺さる内容も多々あり、反省をしたと同時に私も変わっていけたらと強く心に思いました。因みに本の中に挙げられていた「伸びない人」について、抜粋して載せておきます。
  • 新入社員ながら「この会社を良くしたい」と息巻く人
  • 相談のふりをして上司に「自我をぶつける」人
  • 「会議」「打ち合わせ」を好む暇つぶしの好きな人
  • 「自分は上司より優秀」を示したがる人
  • 会社の備品を「湯水のように使う」厚かましい人
  • コンビニ好きで、しょっちゅう離席して「お茶を買いに行く」人
  • 上司や社長より「若手の部下と昼食を食べたがる」人
  • 通勤途中や昼休みに新聞ではなく「漫画を読む」人

2009/12/17

PAUL KLEE展

清水三年坂美術館にPaul Klee展を見に行って来ました。私がPaul Kleeの作品を初めて目にしたのは美術の教科書でした。「セネシオ」という幾何学的な模様が人の顔とも見える(私だけ?)絵です。なんて綺麗な色をした絵なのだろうと子供ながらに見入っていたのを思い出します。美術の教科書に載っている中でもとりわけお気に入りだったその絵の作者がスイス人で、当時スイスに住んでいた私はPaul Kleeの色使いが自分の中のスイスのイメージとマッチして特別に感じていました。そんな折、家族で訪れたバーゼルの美術館で本物の「セネシオ」と出会ったときには心底感動しました。Paul Kleeは私の中で綺麗な色の人として印象付けられていたのですが、今回の美術展では新たな一面を発見しました。それはとてもリズミカルな線を描く人だということです。今回展示があった中でも特に「演じる花」と「忘れっぽい天使」(今回はレプリカのみの展示でしたが)が大好きになりました。どちらも絵の中の主人公が今にも動き出しそうな本当に可愛らしい作品でした。「忘れっぽい天使」はベルンのパウル・クレー・センターにあるそうですから、ぜひ一度観に行かなくてはと思っています。久しぶりに訪れた美術館、小さな展覧会でしたがとても濃密な時間を過ごせたと満足しています。つきあってくれたham君、ありがとうございました。

2009/12/16

道具

雅姫さんの本を読んでいて、”良い物”に囲まれて生活をしておられる様子がとても素適だなと思います。そして憧れます。ここで登場する”良い物”とは、生活の中で使うものが殆どなので、むしろ”道具”と言い表した方が適当かもしれません。材質の良さはもちろんですが、使い勝手、見た目も含めて”良い”道具たち。これ!というものになかなか出会えないだけに、一度であったら大切に長く使っていきたい道具たち。つくづく物との出会いも縁だな、と思います。

雅姫さん本に触発されたわけではないのですが、我が家の道具も見直す次期に来ているようです。ham君と生活を始めて6年が経ち、とにかく生活に必要だからと揃えた道具が壊れたり、私たちのライフスタイルに合わなくなってきたりで、買い替えることがここ最近で数回ありました。”良い”ものは値段も”良い”ことが多いのですが、長く使えるものをと二人でアレコレ考えて購入した我が家の道具たち、またご紹介できたらと思います。

師走

先日、京都に行った際にパチリ撮ってきた一枚です。南座に勘亭流の書体で書かれた「まねき看板」が並ぶと年の瀬が迫ってきたと感じます。12月に入ってからは本当にあれよあれよと言う間に日が過ぎて行きます。子供だった頃はクリスマスを目前にしたこの次期、サンタさんはどんなプレゼントを持って来てくれるだろうかとワクワクしたり、お正月に貰うであろうお年玉で何を買おうかと思い巡らせたり、なにかと楽しみが多かった分だけ時間の流れがじわじわと遅かった記憶があります。今も昔も時間は同じように流れているのに、不思議ですね。今年も残すところあと15日、やり残した幾つかの細かいことを片付けたいと思いつつ…なんだか時間とかけっこをしているみたいな今日この頃です。

2009/12/07

どぷっり

ham君が「すごいタイトルだね!」と思わず呟いたこの本、佐伯チズの頼るな化粧品-顔を洗うのをおやめなさい!確かにすごいタイトルですよね。佐伯チズさんが始めて書かれたこの本、タイトルもさることながら内容もセンセーショナルでした。非常に率直な書き方をされているので、佐伯さんの意図がどこにあるのか、何を言わんとされているのか、読者がしっかりと受け止めないと大きな誤解が生じるだとうと想像できました。実際に多くの取り違いがあったのでしょう、この本のあとに何冊も書かれています。それは大方のところ処女作の補足説明といった内容です。ですから、この本を読んで更に詳しく知りたいと思った私としては、現在他の本を読み進めていますが、とても有意義な読書をしています。

パセリ

先日、祖母に会いに行った時のこと。しきりに「何か欲しいものはないか」と聞いてくれます。本人曰く「何かをやりたくてやりたくて仕方がない」のだそう。有難い話ですが、すでに野菜は山ほど貰っていましたし、欲しかった竹の籠も貰いましたから、他に欲しいものなんて思いつきません。ですが、「何か欲しいもの はないか」と重ね重ね聞いてくるのです。そこで祖母の畑に立派にパセリが群生しているのを知っていましたから、「パセリが一株欲しい」と頼みました。実際、苗を買 おうかどうしようか迷っていましたので、お願いしてみました。そうしたら「そうか、そうか、そんなことで良いのか」と早速スコップを持って畑へ。そして掘 り起こしてくれたのが写真のパセリ。立派でしょう!私はほんの小さいのを一株、キッチン菜園で育てられればと思ったのですが…。思わぬ大きさに半ば恐れ戦 く始末。しかし祖母はそれは上機嫌でパセリを掘り起こしていましたので、この好意を無駄にするようなことはできず、断れずにいただいて帰って来ました。そ して翌日、ホームセンターに大きな植木鉢と野菜用の土を買いに行き植えました。キッチン菜園にするつもりが立派なベランダ菜園になりました。

晩秋

先日、久々に母方の祖母を訪ねました。祖母が大好きな赤福を手土産に顔を出すと、それはそれは喜んでくれました。お茶を一緒に飲むのも話すのも後回しに、私に何を持たせて帰らそうかと挨拶もそこそこに畑に出かけ、沢山のお野菜を収穫してくれました。私へのお土産ができたところでひと段落、お茶を飲みました。最近、雅姫さんの本の影響で籠に凝っている私、実は竹の籠が欲しくて探していました。祖母の親類に竹の籠を編むのを生業にしていた人がいたと思い出し、聞いてみました。残念ながらその方はお亡くなりになられたとのこと。私が落胆し、何とか他の方法で籠を手に入れることがないかと考えていると、祖母宅に使わずに置いてあった籠を出して来てくれ、それを私に譲ってくれると言います。なんと有難いことか!大切に持って帰り、その日から早速我が家の台所で活躍しています。

2009/12/05

クリスマスツリー

先々月の25日、北の天満宮の市に行った折、植木屋さんで今年の我が家のクリスマスツリーにと思い、小さなゴールドクレストを買ってもらいました。20cmあるかないかの本当に可愛らしいツリーです。何年か前にも一株買ってもらったことがあったのですが、水を遣り過ぎて枯らせてしまった経験があります。土が乾いてきたら水を与える程度の水遣りで良いのに、毎日水を遣ってしていたような記憶があります。水を遣る行為って、いかにも植物を育てる!という感じがして、ついつい過剰に行ってしまうのですよね。今回こそは枯らすまいと極力水遣りの衝動を抑えていたら!なんと!葉っぱの先の方が茶色く枯れてきてしまいました。今度は遣らなさ過ぎ…でした。インターネットで調べたところによると、枯れた部分は刈り込んで新芽が出るようにしてやらなければいけないのだそうですが、茶色い部分を切ったらクリスマスツリーじゃなくなってしまう…。しかし、ゴールドクレストの為を思えば刈り込んであげるのが良いのでしょうね。近いうちに断腸の思いで断髪式をすることとします。

健康パン

11月29日(日)は今年最後のパン教室でした。この日は健康パンと題しスイート・ポテトロール、コーンミールブレッド、ライスフラワーコッペの三種を習いました。

スイート・ポテトロールはその名の通り、マッシュされたさつまいもが練りこまれた生地を使っています。お芋の甘みがほんのりと味わえるとっても 美味しいパンです。ham君もとっても気に入った様子で、お土産に持って帰って来たパンをペロリと平らげてくれました。

コーンミールブレッドは、調理したコーンミールを練りこんだ生地を使っています。円柱形に焼きあがる型を使って焼きました。とっても可愛らしいですよね。パンの型も本当に色々とあって、ついつい欲しくなってしまいますが、どれも良いお値段ですからなかなか手がでません。少しずつ手元に集めていきたいなと思っています。

ライスフラワーコッペは強力粉と米粉で作ったパンです。クラスト(パンの外側)がしっかり硬くクラム(パンの中身)はふんわり柔らかでした。米粉のフォカッチャお米パンを習ったとき、ham君の評判があまり良くなかったので、今回も今一つかなと思っていました。ところがどうでしょう!とっても気に入ってくれたみたいなのです!何が違うのでしょうか…わかりませんが嬉しい限りです!ライスフラワーコッペ、我が家の定番に仲間入りするのでしょうか。

2009/12/04

心に染み入る一冊

最近では、私は物事を冷ややかに捉えることが多くなったと思います。ですから、こういう類の本を読んでも感動することは殆どなくなりました。ですが今回は違った。衝撃的な感動ではなかったけれど、目の前が開けるというのか…じわじわと心に染み入るというのか…、上手く言語化できないのがもどかしい限りですが…そう、心動かされました。佐伯チズさんの自叙伝であるこの本には決して恵まれていたとは言えない子供時代、進学、就職、結婚、最愛のご主人との死別、退職、再就職、決して順風満帆ではなかった人生が赤裸々に綴られています。成功した人がこういった内容を書いても素直に受け止められないことがあるかと思うのですが、佐伯チズさんの場合はそういった嫌らしさを一切感じませんでした。文面からは謙虚さ、感謝の気持ち、前向きな様子が伝わってきて清々しかったです。この本を読んでいる途中に、私の中で蓄積されていたもやもやとした断片たちが片付くところに収まり、目の前が開けた感覚を味わいました。貴重な読書でした。

2009/11/29

念願成就

六角堂に 行って来ました。長い間ずっと行きたかったお寺です。まさに念願成就。六角堂は聖徳太子が四天王寺建立の為の木材を調達しに訪れた折にお告げを受けて建て られたお寺ですから、随分と古いことになります。親鸞聖人もこのお寺に縁の人で、百日参籠をされている間に二度もお告げを受けられ、そのことがきっかけと なって浄土真宗を開かれました。歴史の中の大きな出来事に二度も関わり見届けたお寺なのですね。

六 角堂は普段私が買い物に出かける大通りから一本中に入ったところにあります。都会の喧騒の中、ぽかりと空間だ切り取られたようにして存在していました。決 して広いとは言えない敷地でしたが、大きなお堂と数個の小さなお堂、そして何体もの可愛らしいお地蔵様がとても大切に安置されていました。日常の買い物帰 りの地域の人々…近くのオフィスで働く人々…観光で訪れた人々…絶え間なく色々な顔ぶれがお堂の前に立ち止まり手を合わせていきます。こういうのを憩いの 場と言うのだろうと思いました。聖徳太子の時代から、六角堂はいったい何人の人々を見守ってきたのでしょうか。思わず感慨深くなると供に、私も大きな時の 流れの中に身を置く一人なのだと実感しました。

お 地蔵様のところで手を合わせていると、五円玉の穴の中に小さなお地蔵様が入っておられるお守りがあるとの立て看板に目が行きました。なんでもお守りを両掌 の中に包み込んで手をすり合わせ、願い事をささやくと願いが叶うのだとか。お願い事をしなくても、なんだか気持ちが落ち着きそうでとっても惹かれるものが ありました。普段はお守りなど持たない私ですが、その可愛らしさについ欲しくなりham君におねだり。買ってもらいました。ham君ありがとう、大切にし ます。

そうそう、六角堂には思わず惚れ惚れとするようなとっても立派な柳がありました。大きな桜の木もあり、ham君と春にまた来ようねと早くもお花見の予定を立てました。とても素適な時間を過ごしました。

ご朱印帳にまた一つ増えました

2009/11/28

Advent

今日からアドヴェント(キリスト教で、11月30日街にクリスマス飾りが施され始めると、キリスト教徒ではないけれどもわくわくします。しかしこの頃は本 当に早い時期から街にクリスマス飾りが飾られるようになりましたね。早いところでは、ハロウィンの前から出してあったのを見かけました。クリスマスが宗教 上の行事としてではなく、商戦の対象である日本ならではのことかもしれません。写真は京都駅ビルのイルミネーションです。京都におでかけした帰りに観てきました。


2009/11/27

白菜と豚肉の炊いたん

今夜のご飯に白菜と豚肉の炊いたんを作りました。お鍋に白菜の芯を敷き詰め、その上に豚肉をバランスよく置き、白菜の葉の部分豚肉と重ね入れました。なんとなくこの方が豚肉の甘味が白菜にしみ込みやすいのでは?と思ってこうしました。そこに少量の料理酒(もしかすると水の方が美味しいかも)を垂らし蓋をして強火で煮込みます。程なく白菜から水分が出てきますから、そこに砂糖、醤油、みりんを回し入れ蓋をして更にグツグツ。山盛りあった白菜はあっと言う間にしょぼしょぼとなり、代わりに出てきた水分でお鍋が満たされていきます。その水分の量ときたら!あれ!?私水もいれたっけ?と思い直す程たっぷりと出てきます。白菜の水分だけで充分に煮物が仕上がりました。

デニッシュペストリー

ホームメイド協会・パンコース・パートⅣ・第四回講習ではデニッシュペストリーを習いました。デニッシュペストリーには糖分が多く生地が柔らかく織り込み油脂が少ないアメリカタイプと、糖分少な目で生地が固く織り込み油脂が多いヨーロッパタイプの2種類があります。私たちがこの講習で取り扱われたのは前者でした。本音を言えばヨーロッパタイプを教えて欲しかったですが、これはパンコースを卒業して免許状を取得した者にのみ受講できる”セミナー”にて講習が予定 されているそうです(免許状取得には21万円かかるのです)。この日、私たちが習ったのはガルショーク、チョコデニッシュ、フルーツデニッシュ、コックス コーム、ウインナーデニッシュ、クリームチーズデニッシュの7種類でした。ホームメイド協会ではフィリングやスープも手を抜かず丁寧に作ります。ですから、これだけ作るとなると流石に大仕事で、普段の講習ならば1時に終了するとこ ろをこの日は2時半までかかりました。頑張って作っただけあってとっても良いできになりました。特にクリームチーズとコックスクリームは美味しくできて感激でした。ガルショークのスープも美味でした。

ガルショーク

左上から時計回りにコックスコーム、ウインナーデニッシュ、チョコデニッシュ、フルーツデニッシュ、クリームチーズデニッシュ。因みにデニッシュははデンマークの代表的な菓子パン(デニッシュ=デンマークの、ペストリー=菓子パン)で、オーストリアのウイーンから伝わった織り込み生地がデンマークにて色々な種類のペストリーとして発達したものなのだそうです。

2009/11/26

ERⅥ…ネタバレ注意

Season6がGyaO!にて公開されています。もちろん観ています。ところが、第一話から「?」。いきなりCarolが妊娠して登場、しかも双子。確かblogに記していた筈と遡ってみると、Season5を観終わったのが今年の春、3月頃だった様ですから既に8ヶ月が経過しています。内容なんて忘却の彼方、全く思い出せません。どうやらDougの子供らしいということはわかりましたが、結局どういう成り行きだったのか、何故DougはCarolと一緒じゃないのか…わからずじまい。だって私はsotamannみたいに帳面に記録していませんから…。そんなわけでサクッとご説明願えませんか、sotamann!

2009/11/25

おむすびころりん

だいたいが影響されやすい性格の私のこと、佐伯さんの本でちりめんじゃこが美容に良いとあれば菜めしにおじゃこを入れてみる、雅姫さんの本にアイディアおむすびが紹介されていたら作ってみる、ようはとても単純なのです。左の写真は先週の土曜日のランチに作ったミニおむすびたちです。おじゃこ入り菜めしおむすびと、鮭フレークおむすび。コンビニなんかで陳列棚を覗くと本当にすごい!私が子供の頃にはありえなかった数々のコラボレーションが繰り広げられています。私が土曜日に作ったのなんて普通、高が知れています。奥が深いぞ、おむすび。そんなわけでしばらくおむすびブーム、続きます。

2009/11/24

到来

予想通り佐伯チズさんが私の中で流行っています。それはもう、けっこうなはまりよう。今回ご紹介する本には季節毎のスキンケアが書かれていると同時に、旬の食材を使った美容に良いレシピが掲載されています。レシピの如何によっては手に入りにくい食材や、日々の食卓には高価すぎるものが掲載されていることもあるのですが、佐伯さんのレシピではこのような心配はご無用、有難いことにどのスーパーにでも売っている食品が殆どの上に、どれもこれもがリーズナブルな顔ぶればかり。更に言えばそのどれをとっても簡単で手早くできるメニューですから、日常のご飯に気軽に仲間入りさせられます。真にユーザーフレンドリーなレシピです。既にそのうちの幾つかを試しに作ってみましたが美味しいですし、次の日の肌が違いましたね!佐伯さんは医食同源(病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだということ)という言葉を繰り返し言っておられますが、この本を読んで食事の大切さに改めて気付かされています。ますます佐伯ワールドに引き込まれている私です。

読んでみた

興味があって読んでみました。翻訳の歴史から現場の様子まで系統的に書かれてあり、翻訳という職種を詳しく知りたくて読んだ私にとっては、まさにもってこいの本だったと言えます。翻訳と一言に言っても色々な分野がありますが、この本では産業翻訳に焦点を絞って書かれていました。言語とは=文化と言ってもよいほどにその国の習慣や民族性を反映するものだと思っています。その言語を異なるものに置き換えることが翻訳ならば、翻訳者は文化の橋渡しをしていることになると常々思ってきました。この本では意訳という内容でこれらを説明していたと思いますが、ただ字面を置き換えるのではなく○○語で書くとしたらどうかということを念頭に置き、内容を学び伝えることこそが翻訳なのだと。非常に魅力的な職業だと再確認したと同時に、なんと過酷な職業かと改めて感じました。

2009/11/18

歩く

最近よく歩きます。てくてくとひたすら歩いています。職場からの帰りとか買い物の帰りとか、とにかく歩けると思ったときは歩くように心がけています。最初はダイエットのためにと思っていたのですが、最近では歩くこと自体が目的になっている感じがします。なぜこんなに歩くことにはまってしまったのか。歩いていると、自動車や自転車で見ていたときとは違う風景が楽しめるというのがあります。あら!?こんなところにこんなお店があったかしら!?とか、こんなところにこんな花が咲いている!とか、些細なことなのですが新しい発見がありわくわくします。てくてく歩いていると風景を楽しめるばかりか、考え事もまとまり、良いアイディアが浮かんでくることが多い気がします。また気持ちが落ち着くような感じもあります。ただ歩くという単純な反復運動が良いのでしょうか。一石二鳥も三鳥も、良いことずくめのウォーキング、これで減量できたら本当に言うことない!のですが…どうでしょう。今後に乞うご期待!といったところです。

*写真のラベンダーは先週の日曜日W.Boleroに行った帰りの道端に咲いていたもの。

2009/11/14

Eierschecke

Eierschecke(アイアシェッケ)、ドイツ東部のドレスデン地方のベイクドチーズケーキ、3時のおやつにham君が入れてくれたコーヒーと一緒にいただきました。上からそぼろ状クッキー、バターとカスタードクリーム、クリームチーズ、クッキー生地の4層仕立てになっています。どっしりと濃厚なのですが、それぞれの素材の味をしっかりと味わえて、且つ甘すぎない、それはそれは美味なケーキのです。お気に入りです。ピンクのまん丸なものは、おまけに買ってもらったラズベリーのマカロン。かわいいです。

因みにこのEierschecke、W.Boleroというお店のものなのですが、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の新食わず嫌い王決定戦で紹介されたのだそうです。私たちはTVで紹介される前に一度だけお茶をしたことがあります。そのときに「これは美味しい」と舌鼓を打ち、良いお店を見つけたと思っていました。ところが「とんねるずのみなさんのおかげでした」の放映後は超人気店になってしまい、カフェに入るのに並ばなくてはいけなかったり、ケーキ自体が売り切れてしまったりで、なかなか二度目にありつけずにいました。そして今日、カフェは相変わらずの満員でしたが、ケーキはまだショーケースに並んでいました。そんなわけで、ham’s cafeにお持ち帰りしたのでした。

2009/11/13

新たなブーム到来か!?

もう10年程前になるでしょうか、その頃仲良くしていた女友達が、「佐伯チズさんの美容法にはまっているのだけど、凄く良いよ!」と、興奮気味に話していたことがありました。当時の私はそうなのかと少々の興味を抱きつつも、その場だけの話で終わらしていました。それから月日は巡り、先日のこと。図書館でいつものように書棚の間をぶらり歩いていると左の写真の本を発見しました。そういえば!と頭の片隅にあった記憶が蘇り、遅ればせなが佐伯チズワールドを覗いてみることにしました。どんなに特別なことが書いてあるのかと読んでいると、意外と母親や祖母から教えられたことや、いわゆる”常識”だろうと思ってきたことが書いてあります。それ以外でも、背伸びをせずとも実践できる内容が殆ど。これなら私もトライできるかもしれない、そんな庶民的なあれこれが書かれているのです。早速、図書館に行って彼女の他の書籍を借りてきましたし、今回読んだ本に書いてあるレシピの中の幾つかも試しに作ってみました。追々ご紹介したいと思います。

意外と難しい

ライ麦パンはコッペパン形というのでしょうか、何の変哲もないよくある形です。ところが、これが意外と難しいのです。気を抜くとだらりと広がってしまったり、程よい丸みが作れずとんがったり、大きさが揃わなかったり、とにかく難しいのです。そこで今回は今までの教訓を活かし、かなり集中して成型をしました。その結果、満足のいく出来栄えとなりました。やった!

2009/11/11

読書?

読書、と言えるのでしょうか。沢山の写真とエッセイが綴られている三冊、楽しみながらペラペラと読みました。作者の雅姫さんを知ったのは「天然生活」という雑誌を読んだのが初めてですが、もしかしたら雅姫さんが「anan」のモデルをしておられた時に、目にしていたかもしれませんね。現在はハグオーワー(もともと子供服が始まりだそうです)というブランドを立ち上げて、洋服や雑貨のデザインを手掛けておられます。ご本人が花柄がお好きだからでしょう、商品にはとっても可愛らしい花柄のものが多く、こんな洋服が似合ったらなとか、こんな雑貨に囲まれて暮らせたらななど思わず溜息をついてしまうほど。なかなか”こんなふう”な生活はできないけれど、いつか”こんなふう”な生活がしたいなと思いながら読んだ三冊でした。すぐには実現できなくても、憧れの存在や憧れの生活、それらを思い浮かべたり思い続ける、そのこと自体に苦労はいりません。いつも頭の片隅においておくこと、それが大切なのではないかと思う今日この頃なのです。


*私の好きな「暮らし」のかたち
*リネンとかごとヒヤシンス
*やさしい生活やさしい時間

ブレックファーストブレッド

食パン応用」のクラスで習ったブレックファーストブレッドを焼きました。我ながらかなり上手に焼けたと自画自賛したこのパン、その日のうちにham君の胃袋に納まりました。スイスに住んでいた頃の話なのですが…。丁度このブレックファーストブレッドのような形をしたパンの中に、プラスティックの王様が一つだけ入っていて、それを探し当てた人はその日一日”王様”として何でも命令できる、というのがあったのですが…。何かの行事かお祭りの際に売り出されるパンだったような記憶があります。幼い頃の思い出なので定かではないですが、このパンを焼きながら懐かしく思い出してしまいました。

swedish night

もう先々週の週末のことになるのですね。このところ日が過ぎるのが早いと感じるのは私だけでしょうか。初秋にIKEAに買い物に行った際に手に入れたスウェーデン料理の本を片手に、ham君と一緒に”IKEAのミートボール”を作りました。”IKEAのミートボール”はなんであんなに美味しいのかな…とずっと疑問だったのですが、この日、ようやく謎が解けました。ミンチ、玉葱の微塵切り、パン粉、卵とまでは予想通りの材料だったのですが、茹でたジャガイモをマッシュして入れるとあり、ちょっとビックリ!したと同時になるほどな…、と思いました。フライパンに溶かしたバターでじっくり焼いたミートボールはサクットと、だけれどもふわっと(IKEAのよりもふわふわになってしまい歯応えがいまいちでした)した、美味しいミートボールができました。夕方にお散歩がてら買いに行ったワインと一緒にいただきました。写真の奥に映っているのはアペタイザー代わりに作ったもの。これは真ん中の妹に教えてもらったもので、クリームチーズを薄切りのサーモンでクルクルと巻いたものです。これが美味しい!我が家の定番になりそうです。

2009/11/08

ABC

今日、ABC Cooking Studioの無料体験に行って来ました。テニススクールで仲良くしてもらっている、ももさんの紹介で参加させてもらうことができました。私はホームメイド協会でしかパンを習ったことがありません。ですから、他の教室ではどんなレシピで作っているのか、どんな製法を取っているのか、違う世界を見たくて、何日も前から今日が来るのを楽しみにしていました。

さて、今日はVienna Sausage RollとAlmond Breadの二種を習いました。同じ配合のリッチな生地を使用しました。ホームメイド協会では約20分間、生地を叩く工程があるのですが、ABCでは独自の製法を取り入れている為、叩きの作業が非常に少なくて済みます。ただし、机の上で生地を文字通り捏ねる作業が数分から十数分間ありました。私のようにアパート住までは、音を気遣うあまり叩く行程は遠慮してしまいがちですが、この方法ならば問題なく思いっきり捏ねることができると思いました。この他、ABCの方がベンチタイムが10分間短かったですが、作る工程に関してはこれら以外の大きな違いはありませんでした。

帰ってからham君と二人、今日作ってきた二種類のパンを、今日の成果を話しながらいただきました。とっても良い経験をさせてもらいました。ももさん、ありがとうございました!

2009/11/06

おべんと持って、天神さん

日は遡って10月25日(日)のこと。ham君と一緒に天神さんに行きました。天神さんとは京都は北野天満宮の縁日のことを言います。毎月25日に催されるこの縁日、たこやき、たいやき、綿あめ等の屋台はもちろん、植木屋さん、布屋さん、お茶屋さん、器屋さん、古道具屋さんまで、本当に色々な屋台が所狭しと軒を連ねます。何を買わなくとも、ただ店先を覗いているだけで十分に楽しめる天神さん、私は年に数回、どうしても行きたくなるのです。

この日は午前中にham君が散髪に行く予定でしたから、ham君が髪を切ってもらっている間に私がお弁当を作り、ham君の散髪が終わるのを見計らって私が自宅を出発、京都駅で落ち合って北野天満宮に向かいました。お弁当には、前の日に焼いておいたバターロールに、ソーセージと卵、レタスを挟んだ簡単なサンドイッチを準備しました。こういう日のお弁当を作るのって、とっても楽しいですね!

北野天満宮に行くとあたり一面、人、人、人。老若男女、本当に沢山の出足でした。学問の神様というだけあって、受験生とみられる学生さんたちも多く、みなさんそれぞれに絵馬などを奉納しておられました。私たちもお参りをして、露店を見て回ることに。今回の出店で一番おもしろかったのが、鎧屋さん。厳つい鎧が何体も売られていたのですが、一体誰が何の目的で購入するのでしょうか。おそらくはインテリア…。でも自宅に飾ってあったら怖いですよね…。そんなこんなを二人密やかに話しながら、ぶらり散策。とても楽しい半日を過ごしました。ham君、連れて行ってくれてありがとう!

ラケットの向こう側

今日はテニスのレッスンでした。私が在籍しているクラスは通常5人のメンバーで練習していますが、今日はお休みの方が重なり、2人での寂しいレッスンになりました。ですがそんな少人数を活かして、コーチがいつもにも増してとても丁寧に教えて下さいました。特に私の不得意なボレーでは、ラケットの位置や角度など、私の手を持って一緒にボールを打って下さいました。その時の感覚でもって、その後、自分でボレーをしてみました。目から鱗でした。”ラケットからボールを見るようにして”打つ、ということを今までにも教えてもらってきましたが、これを体験できたのです。今までどうやっても”ラケットからボールを見る”ことができなかったのですが、今日はラケットのガット越しにしっかりとボールが見えました。大袈裟かもしれないのですが、ちょっと涙が滲むほどに感動しました。コーチ、ありがとうございます。

2009/11/04

人はわからないもの

先日、19年来の友人canaと京都の街で会いました。私たちが会うのはそう珍しいことではありません。この19年間、数ヶ月に一度は必ずお互いの顔を見て、近況を報告し合ってきたのではないでしょうか。そんなcanaと、かつて私たちが中学生だった頃に思い描いていた将来の自分像について話しました。中学生だった私たちは、canaは家庭的な大人になると想像していましたし、私は仕事に全てをかけるような大人になると思っていました。ところが今の私たちをみると、子供だったあの頃の私たちを大きく裏切る結果となっていました。そう、私が意外に家庭的な面を多く持ってることが判明しましたし、canaが予想を遥かに上回ってキャリアウーマンになっていました。人ってわからないものだね…と。一回会うと、ほぼ半日は一緒にいる私たち、きっとhamくんなどは「よくそんなにも話すことがあるもんだ」と、半分呆れ顔なのではないかと思います。不思議なもので話は尽きず、近況報告に始まり今回ご紹介したような他愛のない内容にいたるまで、まったり話し込んでしまいます。そんな時間が私にとっては宝物。そのときに色々と考えるだけでなく、canaと分かれた後もしばしは話した内容を思いを巡らせたりします。豊かな時間なのです。

*写真はこの日のランチにでてきた人参のポタージュ。スープが美味しい季節になりました。

2009/11/03

ガトーショコラ

先日、ガトーショコラを初めて焼きました。無類のチョコレート好きの私が、何故今までこのケーキを焼かずにいたのでしょうか。自分で作ろうという発想事態がまるでなかったのですから驚きです。

それで作ってみたら、意外や意外!ただ混ぜて焼くだけ!簡単でした。とは言うものの、実は色々とコツがあります。今日、たまたまホームメイド協会でケーキコースを卒業した知り合いに会い、色々と伝授したもらいました。私がどっしりとした、ぎっしりと目の詰まった濃厚なガトーショコラが好きだと言うと、メレンゲをしっかりと生地に混ぜ込むことだと教えてくれました。どうやら一般的にはふんわりとしたガトーショコラが人気のようで、皆さん、いかにしてふんわりとした生地にするかに力点を置かれている様子でした。チョコレートの湯銭の温度管理に始まり、メレンゲの混ぜ合わせ方など、それはそれは気を遣ってらっしゃる様でした。それに比べて私ときたら正反対のガトーショコラが好きときましたから、特に何も気を遣うところはないのです。要するに混ぜて焼きだけでO.K.、簡単だったわけです。しかしこうなったら、どっしりぎっしりガトーショコラを極めようと目論んでいます。

2009/11/02

完全に包囲されている

我々が住んでいるアパートは今、メッシュのシートにグルリと包囲されています。外壁の改装工事がなされているのです。僅かには光が入ってくるものの昼間でも部屋の中は暗く、何となく陰気になってしまいます。それだけでもブルーなのに、洗濯物や布団も外に干すことができず、洗濯&布団干し好きな私には相当ストレスフルな日々です。さらにはベランダでの作業も多々あるのか、植物なども置いておけません。ですから、私の大切な植物たちも元気がありません。太陽電池のランプは蓄電できませんし、まりもだって光合成できません。この工事、今月いっぱいは続きます。

2009/11/01

再会

私たちがお付き合いを始めた頃から、足繁く通ったイタリア料理レストランに『Giornata』というのがありました。とびっきり美味しいイタリア料理と、楽しそうに働く人たちがいる、私たちのお気に入りのお店でした。記念日にはもちろん、楽しかった日も悲しかった日も『Giornata』に通ったものです。その思い出深い『Giornata』で私たち二人の新しい門出の日を迎えたいと考え、5年前の秋の良き日に結婚式を挙げました。ところがそれから2年余り経った頃、『Giornata』がブッフェ形式を取り入れることになりました。ブッフェ形式になってしまったら、『Giornata』らしくなくなってしまう…。そう思った私たちは『Giornata』を良い思い出のまま心に残したくて、パタリと行かなくなりました。いつも良くして下さっていたウエイターさんもお店を去りました。今日知ったことですが、料理長さんも『Giornata』を去っていたのです。

…『Giornata』は今はもうありません。

今日、久しぶりに外でランチをしようとインターネットで検索、『Taverna Kappa』というイタリア料理店を発見しました。『Giornata』がなくなってから”美味しい”イタリア料理店ジプシーをしていた私たち、今日も新たなるチャレンジへと挑みました。

『Taverna Kappa』はご夫婦で切り盛りしておられる小ぢんまりした、ステキなこだわりにの数々に彩られた空間でした。私の好きな感じです。これでお食事が美味しかったら言うことなし!そう思いました。メニューには味の良し悪しがはっきりと出てしまうものがズラリ。ハズレても良いように覚悟を決めてオーダー。先ずは前菜、色々なお野菜のサラダ、エビのフリッター、カポナータ、玉葱の皮ごとローストにバルサミコ酢をかけたもの、の四種。お野菜はどれも新鮮で且つそのものの味をしっかり主張、エビは香ばしくパリパリ、そしてカポナータは『Giornata』の味。思わずham君と顔を見合わせてしまいました。これは『Giornata』の味だ、だけれども、どうして…。そして次に来たトマトソースとモッツァレラチーズのパスタもやっぱり『Giornata』の味。ham君がオーダーしたボローニャ風ミートソースも!これは偶然にしては出来すぎていると思い、奥さんにおずおずと聞いてみました。「以前にどちらかでお店をやっておられましたか?」と。すると、「彼が『Giornata』というところで料理長をしていました」と。もう感極まってしまい言葉がありませんでした。あとはただただ嬉しくて、私たちが『Giornata』を好きで通っていたこと、結婚式を挙げたこと、何を言っているのか自分でもわからなくなるほど喜びがこぼれ出て言葉となって…。

そして最後にいただいたデザート。今日はチョコレートのケーキ、パンナコッタ、洋ナシのジェラートの三種盛り。確かに『Giornata』の味。懐かしくて懐かしくて…涙がじんわりとにじんできて困りました。そう言えば…最後に『Giornata』でご飯を食べた日の帰り、涙がぽろぽろと出てきて困ったっけ。『Giornata』がなくなって、なんだか私たちの思い出も一緒になくなってしまったような寂しい気持ちでしたが、今日は懐かしい味と供に一気に私たちの時間が帰って来ました。来年からは結婚記念日に微かな寂しさを味わうことなく、新しく思い出を作っていくことが出来そうです。

  • 1枚目の写真は在りし日『Giornata』の看板
  • 2枚目の写真は『Taverna Kappa』のカードとお土産のビスコッティ、ham君のコーヒーと一緒に
  • 3枚目の写真は『Taverna Kappa』のデザートに添えられていたミント、スイスはUsterの蚤の市で買った10Rappenの小さな花瓶に入れました

いつのまにか!

わが夫ham君が、いつのまにかblogを開設していました。
ご興味をお持ちの方はどうぞ。

ham's note

2009/10/31

うぐいすロール

なかなか復習できずにいたうぐいすロールを、ようやく家で作ることができました。そんなに手間入りなメニューではないのですが、鹿の子うぐいす餡を手に入れなければならず、これに思わぬ時間が掛かってしまいました。一回復習すれば満足ですから、次からはフィリングに他の物を入れて焼いてもよいかも、なんて考えています。普通の餡でももちろん良いのですが、チラッとフィリングが見えるあたりがこの成型のかわいいところ、何かこれを活かすような中身を探し中です。グラタンやシチュー、なんかでも良いのかもしれませんし、林檎を甘く煮たものを入れてアップル・パイならぬアップル・パンでも良いかもしれませんね。

黒いスイス

この本はとても面白かったです。スイスを偏愛する私だから、そういう感想を持ったのかもしれませんが、スイスイと読み進むことができました。スイスというと永世中立国で、アルプスや湖が美しく、チーズにチョコレートが美味しい国、というイメージを持たれる方が多いようですが、この本にはそれらを覆るような意外なスイスの一面が書かれていました。このblogにもよく来てくれているスイスで供に過ごした仲間であれば、ここに書いてあるスイスの「黒い」部分を既知のこととして捉えることができるのではないでしょうか。私に限って言うと、新たな知識も取り入れることができ、非常に有意義な読書となりました。

コンフィズリーとパーネフェラーゼ

ホームメイド協会では普段の講習の他に単発講座といって、コースにはないメニューが習える仕組みがあります。今回はそれに参加して作ったパンのご紹介。コンフィズリーという甘いパンと、パーネフェラーゼという食事パンを焼きました。コンフィズリーとは砂糖菓子の総称をいうらしく、その名の通りたっぷりのアイシングをしたパンに仕上がりました。パンというよりはむしろお菓子、ham君の入れたカフェ・オレと一緒にいただきましたが、とっても相性がよく美味でした。もう一つのパーネフェラーゼは、イタリアのフラーラー地方のお祭りの時に焼かれるパンなのだそうです。硬いパンですが、噛み締めるほどに味わい深い、そんな一品。これは習ってきた日の夜ご飯をパスタにして、イタリア気分でいただきました。まだ二つとも復習はしていませんが、近いうちにしたいと思っています。しかし、困っているのはコンフィズリーの方。型が必要なのですが、なんと一つ5000円ほどするのです。欲しいからといって直ぐに購入できないのが悲しいところ。なんとか他の物で代用ができないかと、頭を捻らせているところです。

*写真はコンフィズリー