2007/12/31

振り返る間もなく…

2007年が幕を閉じようとしています

今年初めには沢山の目標を立て
希望一杯、ワクワクして新しい一年を迎えました

ところが、思いもよらなかった事態に陥りました

夫のham君、ham君のご親族、私の親族
大切な友達

そして
旅立に出たおじいちゃん

みなさんのお力添えのお陰で
無事に一年を終えられそうです
ありがとうございます

ゆっくりと一年を振り返ることもできぬまま
時間は刻一刻と、確実に
新しい年に向かって進んでいます

どうか来る新しい年が皆様にとって
素晴らしいものになりますようお祈り申し上げます

暖房のお話

我が家の暖房はエアコンが主流。でも、これだけでは寒い時や、エアコンを付けるほどでもない日差しの暖かな日には、ハロゲンヒーターにも登場してもらっています。

今回のテーマで言う”暖房”とはエアコンについて。

エアコンで室内を暖めておられる方はお分かりと思いますが、上の方、特に頭辺りはボーっとする程に暖かいのに、足元は冷えびえ。それで、ついつい温度設定を高くしてしまうのですが、そうすると益々前述の状態が助長されるばかりで、喉はカラカラ、顔はパリパリ。

そんな日々を過ごしていたある夜、食卓で暖房について夫婦で暖房について語らっていると、「温かい空気は上に行くから、エアコンから出た風が下に落ちるように、エアカーテンみたいな感じになるように、何か布でもを吊り下げればいいんじゃない?」とham君。

そこで色々考えた結果、エアコンの送風口の前に、カーテン様に布を吊り下げることにしました。布が左から右に斜めに裁断されているあたりから既にお分かりかとは思いますが、これは私の手作りです。自宅にストックしてあるお気に入りの生地の中からとっておきの一枚を取り出し、適当に裁断して作りました。しかし生地一枚では軽すぎて、きっとヒラヒラと風になびくだけになってしまいます。そこで、ham君が学部時代に履いていたジーンズで、”オイタ”をして膝小僧が破れてしまったと言っていたものを貰い、裏地に使用させていただきました。「思い出」もこうやって再利用すると残りますものね。

というわけで、お気に入りの一枚とジーンズ地を中表に縫い合わせようとしたのですが、水玉の生地が薄すぎて裏地のジーンズが透けて見えてしまいます。そこで急遽、水玉の生地とジーンズ地の間に、もう一枚厚手のベージュの布を挿んで縫うことにしました。ふっと思い立って作り始めたのですが、意外に手間がかかってしまいました。”手作り感”丸出しの一品になりましたが、表が水玉、裏がジーンズ地と、意図せずもリバーシブルの一枚となりました。気分によって使い分けるのも良いかもしれません。

これをエアコンの噴出し口の前に吊り下げて数日が過ぎました。自分で作っておいて、こういうのもなんですが、しかし、正直なところかなり良いです。暖かな風が下にしっかりと降りてくるからか、足元はポカポカ、頭はスッキリ!顔はしっとり!?とまではいかなくとも、パリパリ感は確実になくなりました。この冬の傑作!?かもしれません。

そして…パン

upが随分と遅れましたが…
クリスマス・イヴの日にham君と一緒に作ったパン。
まあるい方は、最近、私の中で流行っている林檎ジャムパン。
ジャムといっても、クタクタに煮込んだものではなくて
電子レンジでチーンしたシャリシャリ林檎。
平べったい方はコーンチーズパン。
二つとも次の日のham君のランチになりました。


次も私の中での流行りのブレッチェン。
オーブンの癖を把握し易いパンです。
何度か焼いて、上下段の入れ替えのタイミング
温度の調節など、大分わかるようになってきました。
この時は少しライ麦粉を混ぜて焼きました。


来年も色々なパンに挑戦したいです。

2007/12/29

日が前後しますが…

12月23日(日)の夜のお話。テニス・スクールで同じレッスンを受けている仲間と、忘年会をしました。itoコーチ、Hコーチにも参加頂きました。ありがとうございました。残念ながら、ノロウイルスに倒れたラク田さん、体調を壊したねぇさん、お仕事があったK.Y.さん、他の用事があったshiroさん、出産後まもないしみちゃんが欠席され、「ご一緒できたら、どんなに良かっただろう…」との思いは拭えませんでしたが、それでも7人でテーブルを囲み、楽しい時間を過ごしました。

実はテニスの仲間との忘年会、去年も同じ日に開催していました。去年は我が家にて、持ち寄りのホーム・パーティーをしました。あれから一年が過ぎたのですね。Iコーチが就職活動に専念することになり、しみちゃんが母になり、ねぇさんが妻になり、K君が新しい職場にチャレンジすることになって東京へ行き…と、テニス・スクールを去る仲間がいました。ですが、くまさんという新しい仲間を得ましたし、次回の新年会からは新たに仲間が増えそうな予感もあります。もちろん、コートでは合えない前述の4人も私は大切な仲間、だと思っていますから輪は広がる一方です。

毎回、同じ様な感想になるのですが、「テニス」という一点でのみ交差する、そこで出会わなかったらきっと一生知ることは無かった人たちと、この様にお付き合いさせて頂けるのは本当に幸いなことだと思いますし、私にとってはかけがえのない財産です。

2007/12/27

我が家のクリスマス

気が付けば今年も残すところ、あと数日と押し迫ってきました。何かと日々の事におわれているうちに、数日間、更新をサボる結果となりました。今年は日本では24日のクリスマス・イヴが国民の休日の振替でお休みでした。皆さんはどのようなクリスマスをお過ごしだったのでしょうか。我が家は特にどこに出かけるでもなく、夫と二人、のんびりと時間を過ごしました。左のカードはニューヨークのirisjentaちゃんから届いたものです。美味しそうでしょう。irisjentaちゃんありがとう!

午前中は、夫がサイクロンの威力を試したいとのことで掃除と、これに加えて洗濯を買って出てくれましたので、私は晩ご飯の材料を買いに出かけました。何軒かお店を回った他、図書館にも寄って帰ったのですが、ドアを開けるとまだ!掃除の真っ最中。埃を探すかのようにして掃除機をかけていたようです。掃除終了後の”掃除機の掃除”の折には酷く満足をした様子でした。

午後からは、「晩ご飯を一緒に作ろう!」という私の提案にham君が快く賛成をしてくれましたので、スイスはチューリッヒ名物(!?)のZurcher Geschnetzeltes(チューリッヒ風、子牛のクリームソースをかけたジャガイモ料理)を作りました。私の大好きなスイス料理の一つであるばかりか、2004年にスイスに行った時にはにham君も気に入ってくれた一品です。だいぶん前から、今年のクリスマスのメインディッシュはこれ!と決めていました。レシピは私がスイスに住んでいた頃、家庭科の調理実習の時間にM先生から教えていただいたものです。ご紹介したいと思います。

Rosti
(先日、TVで、スイス風お好み焼き!?と紹介されていました)

【材料】
ジャガイモ 1kg
玉葱(小) 3/4個
マーガリン 40g
塩、胡椒 少々

【作り方】
①ジャガイモは前の晩に皮のままよく洗って茹でておく(30分程度)。
②ジャガイモの皮をむいてRosti用おろし金でおろし、ボールに入れる。
③玉葱はみじん切りにしておく。
④フライパンにマーガリンを入れ、溶けたら③を入れ2分ほど炒める。
⑤④に②を入れ塩、胡椒を振り入れ、ヘラで混ぜて、満遍なく両面共にゴー  ルド・ブラウンに焼き上げる。
⑥焼きあがったRostiは皿に乗せてオーブン(約100℃)の中で冷めないよう  にしておく。

私はシャリシャリとしたジャガイモの食感も楽しみたいので、ジャガイモは当日に生のまま皮をむいて、おろし金でおろして焼きます。焼く時にホットケーキ様に円く形を整えるとひっくり返し易いです。⑥は本当は実行すると良いのでしょうけれど、我が家のオーブンではなかなか難しいのが本音。あまりにも冷めてしまったら、電子レンジのお世話になっています。

ソース

【材料】
玉葱(小) 1個
マーガリン 30g
子牛の肉(牛、豚でも可) 500g
小麦粉 20g
ブイヨンスープ 2dl
塩、胡椒 少々
サワークリーム 大匙5~6杯

【作り方】
①玉葱はみじん切りにしておく。
②フライパンにマーガリンを入れ、溶けたら①を入れ炒める。

③肉を入れ、よく炒めてこんがりした色をつける。
④小麦粉を振り入れ、更によく炒めたらフライパンの片側に寄せる。
⑤熱いブイヨンスープを④に少しずつ入れ、ヘラでよく混ぜてトロリとさせる。
⑥塩、胡椒を入れて味を調える。
⑦仕上げにサワークリームを加えてよく混ぜる。
⑧オーブンから取り出したRostiを皿に取り分けて、ソースをかけたら出来上  がり。


言うまでもなくお分かりでしょうが、①はRosti の玉葱のみじん切りを作る際に一緒に作っておきます。因みにマーガリンはバターで代用しました。お肉は子牛のものがあると最高!なのでしょうが、ここは日 本、スイスのように近所のスーパーにその様な肉が売っているのを私は見たことがありません。クリスマス・イヴくらい奮発して牛とも思ったのですが、我が家 では豚さんを頂きました。


そして!クリスマス・イヴの晩餐。我が家でZurcher Geschnetzeltesを食べることを予め知っていたかのように、ドイツの白ワインをとあるお方から頂戴しました。お料理にピッタリ合い、とてもステキな夕べを過ごすことができました。itoコーチ!ありがとうございます!

お料理を食べながら、ワインを飲みながら、2004年の冬、スイスに行った時のことを語らいました。チューリッヒに流れるリマト川沿いのレストランで、やっぱりイヴのディナーにZurcher Geschnetzeltesのコースを頂いたのでした。もう3年前になるのですね。スイスで過ごした幼少の日々を、また、大人になって夫と共に旅した日を懐かしみながらの素敵な聖夜でした。




2007/12/21

本年中には難しそう…

blogを読み返していると、今年の2月10日の記事に初めて「浅見光彦シリーズ」について書いていますから、私の「浅見光彦シリーズ」熱はどうやらその辺りから徐々に始まっていた様です。そして春過ぎを境にして熱は急上昇し、今日、65作目を読み終えることとなりました。秋頃には今年中に全作品(全部で100冊あります)を読み終えられるかも…と、ふと思ったのを機に、「100冊読破キャンペーン」へと没入する結果となったわけです。しかし、今日が12月21日ですから、今年も残すところあと9日。残り35冊、1日辺り3冊~4冊のノルマということになります。常識的に考えて、難しいでしょうね。読書ばかりしているのならば、強ち不可能とは言い切れませんが、そういうわけにはいかないのが現実です。

今日までに読んだ3作をご紹介します。先ずは一つ目の写真の本、『熊野古道殺人事』。私が暮らすのと同じ近畿地方を舞台にした作品でした。この小説を読むまでは、私の中で熊野古道への感心があまり高く無かったですが、今回、熊野古道に興味を持つに至りました。二つ目の写真の『風葬の城』は、会津若松を舞台に、土地の歴史を織り交ぜながら展開していく物語で、とても読み甲斐ががありました。戊辰戦争、白虎隊など時の歴史についての興味もそそられる一冊となりました。三冊目、『「須磨明石」殺人事件』は「浅見光彦シリーズ」には珍しく(私が読んだ中では初めて)、犯人が犯行を重ねた結果、精神的な健康を大いに損なってしまうというエンディングでした。しかし、ここが内田康夫氏の、いや、浅見光彦氏の事件簿の機微、犯人が犯行に及んだ背景には、大切な人を守りたいと言う思いや恐怖から逃れようとする時に、なりふり構わず狂気と化す人間の弱さや悲しさが描かれていました。感慨深い作品でした。

タイヤの履き替え

明日の夕方、夫のham君と二人で、私の妹chikou☆が勤務するネッツトヨタに、タイヤの履き替えに行って来ます。毎年、我が家の恒例行事の1月最初の3連休に、白馬は『ペンションかむる~ぷす』にて開催される、『かまくら作り』に向けての準備に他なりません。

ぐっと冷え込んできた今日この頃、妹の話では予約無しで、慌ててタイヤ交換をに来店されるお客様もおられるとのこと。エンジニアのスタッフをはじめ、皆さんお忙しいようです。そんな皆様のお腹の足しにでもしていただければ幸いと思い、以前、irisjentaちゃんがご自身のblogで紹介して下さった『Eplekake 林檎のケーキ』を焼きました。まだオーブンの癖を掴み兼ねていて、少々おこげができてしまったのですが、これもご愛嬌。「ハラペコな時に食べて下さい」と注釈付きで渡してこようと思っています。

2007/12/20

掃除機入手に至るまで

12月の初めの日曜日、ham君と二人で掃除機を買いに行きました。思い出せないほど前から欲しかった掃除機でしたが、お陰様で漸く念願が叶い、手に入れる運びとなりました。今までは、ham君が学部生時代に下宿用にと1万円以下で購入した、10年モノを大事に大事に使っていました。この掃除機は吸引力が弱っていた上に、数ヶ月前には遂に異臭を放つまでになりました。掃除をしてもゴミは吸い取れないし、異臭は放つしで、遂に買い替えを決心、当日に至ったのでした。

これには、実はもう一つ書き加えなければならない、地域のスーパーのポイントカードに纏わる話がありまして…。このポイントカードは、100円の商品を購入すると1ポイント貰える、つまり購入額の1%がポイントとして還元される仕組みになっています。商品の購入ばかりではなく、「マイ・バッグ」持参だと購入額のポイントとは別に5ポイントが追加されるのです。そして溜まったポイントは現金として還元されるのです。私はこのトークン・エコノミー・システムに高校生の頃からドップリとはまってしまい、「何か欲しい物」を買うその日まで、貯金の如くポイントを貯め続けてきたのでした。そうして先日、漸く20000ポイントを獲得するに至ったわけです(因みにこのお店では、我が家の食料を含む日用品を買っています。200万円も使っていたと思うとゾッとします)。そして、その20000万円が全額、掃除機の予算となったのでした。高校生の時の私は、将来、まさか掃除機を買う為にポイントを貯めているとはいざ知らず…淡い夢を見ていたものです。

さて、話は元に戻って電気屋さんでのやり取りについて。売り場係員のお兄さんに「どんな感じの掃除機をお考えですか」と質問されて、私は「腰が痛くならないように持ち手が長くて、ホースが折れ曲がらない物がよいです」と即答。すると、お兄さんは失笑して「最近のものは持ち手は伸縮自在ですし、ホースも取り付け口が回転する為、折れ曲がって吸引力を損なうことがありません」と仰いました。なんと!今までの我が家の掃除機は持ち手は三つのパイプをくっ付けて使うタイプのものでしたし(ソファの下を掃除するとヘッドが奥に置き去りにされることも多々!)、ホースも部屋の角を曲がるたびに折れ曲がり吸引できなくなっていました。そんな掃除機は既に過去の産物!現在の掃除機は大きく発展していたのです。要するに、どの掃除機を買っても自宅にある掃除機よりは機能が数段に良いのです!

そこで悩んだのが紙パック式にするか、サイクロンの物にするかの二択。先日、やはり新しく掃除機を購入したという、自他共に認めるうんちく大好き!のkovaちゃんご夫婦が我が家にて、紙パックVSサイクロンのトークを繰り広げて帰られましたので、それぞれの概要は知るところとなっていましたが、やはり悩むもの。売り場係員のお兄さんは、「面倒臭いと思うなら紙パックをオススメします」とのこと。紙パック式のものは掃除機本体はサイクロンの物よりも安いのですが、その分、買った後に紙パックで消費することに。一方、サイクロン式では本体はちょっとお高いですが、その後にかかる費用は無いことに加え、紙パックを使用しないことから地球のecoにも貢献できる!のです。「マイ・バッグ」必携でコツコツとポイントを貯めてきたecologyに見せかけたeconomyな私ですから、やはりecoを取ってサイクロンの方を選択することにしました。ham君が「どうせ、掃除機の掃除をするのも僕ですから…」、というような顔をしていたことは言うまでもないでしょう。

さて、購入から早や3週間を経過した今日この頃、既に何度も掃除機を使い、その威力の凄まじさと家電製品の発展の凄さに感動を覚える日々を過ごしています。そして、ところがどっこい、意外や意外、掃除機の掃除も私の楽しみの一つになっているのです!サイクロン式の掃除機を使っている方ならお分かりかと思いますが、中のゴミを捨てる際、「ウヒャ!こんなにゴミを吸い取った!」と快感を覚える瞬間、たまりません!

掃除機を購入後、後悔していることと言えば…。もしも食器を割ってしまった時、今までならば紙パック式の掃除機でブィーンと吸い取って処理していましたが、これがサイクロン式ではできないということ。うーん、お皿やコップを割った時にはどうやって処理をしようか、今からの悩みと言えば悩みです。

2007/12/19

ラップからリモコンへ

先日、ham君と二人でお料理をしてる時のこと。「この狭いの、なんとかならないかな…」とham君。仰るとおり!我が家のキッチンは手狭な上に、各種ゴミ箱にスペースを占領されています。私も日ごろから何とかならないものか…と思案していましたから、ham君の一言を機にキッチンの収納を見直してみることにしました。

先ずはシンク下の棚、シンク上のカップボード、引き出しなどの中身のチェック。うまく利用すれば、もう少し多くの物が入りそうです。それに食器棚、この中も見直しの余地あり。というわけで、早速、胸を躍らせながら食器やお鍋などなどを移動させました。そのときに閃いたのが、ラップ、アルミホイル、キッチンペーパーなど、使用頻度が高いものの置き場所。先日、ホームセンターを除いた際に、吊り下げて収納できる商品があったことを思い出し、早速、作ることにしました。私の履かなくなったチノパンの生地を再利用しました。ワンポイントに、お気に入りのネコのワッペンを付けました(前回の東京旅行の際、馬喰町で購入したもの)。ところが、作ったまではよかったのですが、吊るす場所が…。少々使い難いのに目を瞑りつつ、仕方なくガスコンロ真横に取り付け完了(左写真)。多少、ラップなどを取り出すのがたいへんそうですが、ラップ・ホールダー自体は会心の作、ham君が見たら何と言うだろう、とワクワクしながら帰りを待ちました。

待つこと暫くして、ついに!ham君が帰宅しました!そして、ham君の口から出た言葉が、「使いにくそうやな…」でした。ガックリ。まあ、事実ですから反論の余地もなく、というか反論できず、ただただ悲しみに暮れました。こうとなった今は、このラップ・ホールダーの他の使い道を考えるしかありません。何と言っても自分では結構気に入った一品ですから、必至のパッチで使い道を考えることと相成りました。そして苦肉の策で思い付いたのが、リモコン・ホールダー。テレビ、ラジカセ、パソコン、エアコンと、それぞれのリモコンがあちこちに散乱しがちでしたから、まさに妙案思い付いたり!です。ham君もこれには、「それがいい!」と二つ返事でGo!サイン。そいう経緯で、現在は我が家のリモコン達をその懐に抱え、健気にCDラックからぶら下がっていてくれます。

2007/12/18

絶好調!

先日、我が家にやってきたガスオーブン、とっても好調に働いてくれています。そして私はご機嫌です。

日曜日にはお惣菜パン2種を焼きました。ソーセージパンとあんぱんです。ソーセージパンにはもちろんマスタードとケチャップがタップリかかってます。この日は、オーブンの癖がまだよくわからず、少々、焦げ目が付き過ぎたものもありました。

日曜日はパンの他にムニエルに挑戦!見た目はイマイチですが、記念に写真をupします。実家の両親が作ってくれた野菜各種を敷き詰めた上に、愛媛のご両親が送って下さった鯛を乗せ、その上からレモンバターソースをかけて焼きました。お魚はもちろんのこと、お野菜も美味しくいただけました。レモンソースは「鮭のムニエルレモンバターソース」のものを拝借。バターを使っているぶん、ちょっと重めのソースでした。もう少しバターの分量を減らしても良いかもしれません。

月曜日はブレッチェンを焼きました。前日の惣菜パン2種にて、オーブンの癖をちょっとだけ把握しましたから、この日は、焼いている途中で、一番下の段のプレートと最上段のプレートを交換しました(私のガスオーブンは段が3段あり、パンを焼く時には一番下の段と一番上の段を使用しています)。お陰で焦げ目も良い感じに付きました。ハードパンを焼いて、電子レンジのオーブン機能と、ガスオーブンの機能の歴然とした違いを改めて実感しました。外側はパリッと、内側はしっとりと焼け、とっても美味しかったです。

そして今日、水曜日。またまたお惣菜パンを焼きました。明日のham君のランチ用です。手前が林檎ジャムパン、一番奥があんぱん、左側のがポテト・チーズパンです。林檎ジャムパンの具は、林檎をフードプロセッサーで潰したものに砂糖大匙2杯とシナモン少々を混ぜ、電子レンジで加熱。一旦取り出してもう一度かき混ぜて、更に加熱しただけという簡単なもの。ポテト・チーズパンは、これも予め電子レンジで加熱した1cm角のポテトに、ピッツァ用チーズと粒マスターを合えたものを詰め、その後、パンのてっぺんにハサミで切込みを入れ、そこからマヨネーズを注入ました。焼き加減び調節は、昨日発見したプレートの交換に加え、今日はプレートの前後を回転させる工夫もしました。だいぶん要領が掴めてきたように思います。

このオーブンは、実家の母が十数年前、いや、もしかしたら二十年近く前に購入して、大切に使っていたもので、摘みを捻ったら火が付く、という「たったそれだけ」の機能しかないものです。ですが、全く問題なく使えています。今は、様々な機能がついた便利なオーブンがあることも、もちろん知ってはいますが、私はこれで充分満足です。


「浅見光彦シリーズ」以外の2冊

両親と4人の子供の6人家族の日常を、3番目の娘の視点で描いた小説でした。彼女の日々の暮らしと、家族の日常、そしてその家族が今まで作り上げてきた歴史を、江國香織さん独特の、透明感のある文章で淡々と書き綴られています。それは、何となく読み始めて、つのまにかのめり込む様にその世界に浸ってしまう、といった感じの一冊でした。ある家族の日常のほんの一部を切り取って本にした、といった内容でしたが、そこからは、それぞれの家族には歴史があり、その家族独特の習慣ややり方があるということが、まざまざと書かれているように思いました。また、外野からは一見波風立たぬ幸せそうな家族と映っていても、実は色々な問題や困難を内包しているのだということも、ひとつのテーマだったのではないかと感じました。
 
こちらは恋愛小説でした。とは言うものの、華やかな楽しい恋愛ではなく、絵を描くことを生業とする主人公と妻子ある男性との不倫を書いた、切ない切ない物語でした。男性の持つ家族を壊すことを望まないと”思い”、決して男性の訪れを待っているのだとは”思わず”、自分は軽やかに自分の人生を自分自身で歩んでいると”思い込んで”日々を暮らす女性。しかし、本当のところは恋愛にドップリと浸かっており、男性との時間を中心に生活をしている様が、悲しいくらい如実に現れていていました。この物語は不倫の恋愛について描かれていましたが、主人公の女性は、自分の人生と恋愛の狭間で悩む女性の典型とも言えるのではないでしょうか。自分の思い描く人生と恋愛とは、切り離しては考えることができない、と改めて感じた一冊。両者が絡み合って、どのように昇華していくのか、私にはまだわかりません。

2007/12/17

そういえば…

テニスの記事を書いていて思い出しました。

先週の土曜日の朝、「ヒッ」というような、悲鳴とも叫び声ともわからない、非常に不穏な発生が聞かれました。目を擦り擦り起きて行くと、前夜にham君がホームベーカリーをセットしてくれたパンが、左写真の様子を呈していました。イースト菌を入れ忘れて、タイマーをセットしてしまったようです。

二人してイースト菌の偉大さを実感した朝でした。

因みに、こういう朝に限って他に何も食べるものがなく、恐る恐るパンの端っこのカリッとした部分を食しました。味のないクッキーでした。

はい、ロボットは私です!

先々週の土曜日にitoコーチから課されたMISSIONについて、任務を遂行したという意味では「MISSION COMPLETED」との評価を頂きましたが、ではMISSIONの内容がCOMPLETEしたかというと、NO。というわけで、引き続きMISSIONを念頭に置きつつレッスンに挑もうと思ったわけです。しかし、やっぱり覚えられないので、再度MISSIONをプリント・アウトして行くつもりだったのが(前回、洗濯してしまいました)、時間がなく断念。覚えている限りの内容を実行するに留まりました。

そのMISSIONとは以下の二つ。
*テイクバックの最中、ラケットの面にどんな変化が起きているか?
*ボールが、どこにあるときにインパクトをむかえるか?

以上を意識しつつレッスンを受けた結果、ほんの少しだけテイクバックが早くなったような気がしたのと、打点がわかるような気がしました。でも、気がしただけかもしれません。

さて、前回のレッスンでは、オープンスタンスで、その場を動かずに、「やる気なさそー」に打つ、というのがメインだったと思います。これ、難しかったです。加え、何の練習かイマイチ要領を得ず、「”捻り”を意識する為かな」と勝手に解釈して練習していました。が、しかし、レッスン終了後のコーチのアドヴァイスでは、どうやら膝の使い方にポイントが置かれていたようでした。「ロボットみたいな人がいましたが…」、という前振りから、膝が自然に柔軟に動いてくると良いということでした。また、この練習があると良いです。目指せ!脱・ロボットです!

山のこっち側とあっち側

先日、読み終わった「浅見光彦シリーズ」、『薔薇の殺人』。夕べ、ham君も読み終わったそうです。

私が読み終わった時にham君に言った感想は、「悔しい!犯人を当てられなかった!」、一方で、ham君が私に話してくれた感想は、「犯人を一人、当てることができた」でした。

この小説、「たぶんこの人が犯人」という人物を匂わせておいて、最後の最後にちょっとしたカラクリが仕組まれているタイプのもの。私たちは二人とも、「たぶんこの人が犯人」という人物はわかっていたのですが、最期のカラクリを解くことができなかったのです。

結局のところ、結果は二人とも同じだったのですが、これに対する評価は上記の感想の通りまるっきり正反対。私がどちらかと言えばマイナス思考であるのに対して、ham君は非常にプラス思考。私たち夫婦の「違い」が如実に現れたと思いました。

我々夫婦は、例えるなれば、まるで、山のこっち側とあっち側から頂上を目指しているように、真逆の視点で同一の結論を見ていることが多いのです。今回の小説の感じ方も、そのうちの一つ。ですから、たとえば何か大切な決め事をするときなど、白熱した議論をした挙句に、「あら?同じこと思ってたの?」と拍子抜けすることもしばしば。物事を見る視点や観点がこんなにも違っているのに、よく夫婦でい続けられるな…とも思いますが、違うからこそ一緒にいられるのかもしれないですね。

2007/12/14

実験

オーブンが漸く使用可能な状態になったので、キッチンにある材料を見繕って、バナナケーキを焼きました。本来ならば、バナナを2本使って作るケーキなのですが、残念ながらバナナは1本しかなく、レシピの半分量で作ることに相成りました。そして予想通り、薄っぺらいケーキが出来上がりました。

しかし!お味は抜群!外側はカリッと、内側はしっとり!古くてもガスオーブン!やっぱり違う!念の為に書いておきますが、いつも冷静なham君もこの違いには目を見張っていました。

ケーキを食べながら、二人して「パンを焼くのが楽しみだねぇ」と、思わずほくそ笑んでしまいました。

2007/12/13

ガスオーブン

先日、ひょんなことから、遠い将来にしか実現しないと思っていた願いが呆気なく叶いました。我が家にガスオーヴンがやって来たのです。電子レンジしか無かった我が家では、これのオーブン機能を使ってパンやケーキを焼いていましたが、表面は焼きあがっているのに中心部は半生といった状況も多々あり、その度に「ガスオーブンが欲しいなあ」と思っていたのです。

そんなある日、いとこのAちゃんとパン作り話をしていて、私の実家に一台使っていないガスオーブンがあったはず!と突然思い出しました。膳は急げ!華香ママに電話で確認。やはり、ありました!ただし予想はしていましたが、かなりの年代物。軽く10年以上は前の代物ですし、華香ママが新しいオーブンを手に入れてからは使われてもいませんでしたから、果たして今でも使えるのかどうか…。しかし、やはり欲しい!一縷の望みに願いを込めて、華香ママに譲って貰いました。

そして!ついに!念願だったガスオーブンが我が家のキッチンに鎮座する日を迎えたのです。私はオーブンがやって来たその日から、埃塗れのオーブンを磨きました。そして、設置場所やガスのホースを通す場所の確保と周辺の掃除、ガスのホースを買いに行くなどなど、古ぼけたオーブンを使える状態にするまで、なんと1週間以上もの日々を費やしたのでした。その年代物のガスオアーブンが左の写真のものです。見て頂いたらおわかりかと思いますが、非常に原始的な仕組みの紛れもないガスオーブンです。私は嬉しくてたまらなくなり、「やったぁ」と喜んだのですが、これも束の間。「これ、一体どうやって温度を調節するの?」と言う疑問にぶち当たりました。なんと!このガスオーブンには精密な温度計が付いていないのです!左の写真のガスオーブンの右上に、四角い枠があるのが見えるでしょうか。その中が「低」「中」「高」と区分されており、温度の上昇に伴い赤い針がいずれかの区分を示すのですが、これがこのガスオーブンの温度を測る唯一の目安なのです。華香ママに過去の経験を訪ねると、「確か、ケーキは”中”と”高”の間で焼いていたような気がするけど、まあ、色々試してみて!」とのこと。予想通り、求めていたアドヴァイスには程遠い回答を頂き、何となく気が遠くなりそうな感覚を抱きつつも、とりあえず焼いてみるか、と思っていました。

そんなこんなの状態で迎えた先週の土曜日。パソコンの修理で「hamヘルプデスク」にお呼びがかかり、華香ママの双子の妹宅、つまり私の叔母宅へ出向くことに。そこで上記の旨、叔母に話すと、なんと!オーブン様の温度計を譲ってくれるとのこと!叔母宅のガスオーブンも発酵機も最近購入した上等のもので、それ自体に温度計がついていますから必要がないのだとか。オーブン専用の温度計があることすら知らなかった私ですから、ビックリするやら、有難いやら、申し訳ないやら…。右がその温度計の写真です。パッケージの説明が英語でしたし、温度計に書かれている単位も摂氏と華氏で表示されていますから、どうやら外国の製品の様。これならば外国のレシピを使っても、華氏を摂氏に治す手間も省けます!とても便利な物を頂きました。

華香ママ、叔母のお陰を持って、遠い将来にしか手に入れられないだろうと諦めていた、しかし、どうしても欲しかった念願のガスオーブンを手に入れることができました。二人とも有難う!大切に使います!

MISSION IMPOSSIBLE

先週の金曜日の夕刻、以下の様なメールが携帯に送付されて来ました。テニススクールでお世話になっているitoコーチからです。なんでもコーチは他の生徒さんの試合に引率するとのことでお休みらしく、MISSIONが課されたわけです。
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ストロークを打つ機会があれば(必ず打つはずやけど)試してみてください。
~テイクバック~
①テイクバックの最中、ラケットのヘッドがどこにあるか?(を感じとってくださ  い。)←以下の質問も同じ
②テイクバックを開始するとき、ボールはどこにあるか?
③テイクバックの最中、ラケットの面にどんな変化が起きているか?

~インパクト~
④ボールが、どこにあるときにインパクトをむかえるか?
⑤インパクトでのラケット面の角度は?

~フォロースルー~
⑥ラケットはどの位置におさまるか?
⑦インパクト後、ラケット面はどう変化したか?

以上の7点ですが、すべてどうなってるかを感じとってください。それがあってるかどうか、その結果ボールがよかったかどうか、インかアウトかなどは一切考えないでください。感じとりながらテニスを楽しんでもらえればOKです。

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このMISSIONを読んで、まず最初に思ったことは、「覚えられません!」ということ。そこで上記をプリントアウトし、テニスウエアのポケットに忍ばせてレッスンに持参。これを見ながらの一時間半でした。MISSIONを読み返しながら…、考えながら…の大忙しのレッスンだった為、「テニスを楽しむ」の域までは全く到達できませんでした。しかし、個々の内容について、気付いたこと”も”ありました。

①私はテイクバックをし過ぎている、ことに気が付きました。明らかに肩のライ ンを超えて、ラケットが背中辺りにまで到達する勢いでテイクバックをしてい た様に思います。この為、今回は自分の耳辺りを意識してテイクバックをし てみたつもりです。

②いつもはテイクバックが遅れているのだと思いました。ボールがネットの辺 りに来た段階でテイクバックをするのが良いのでは?と思いました。

③難しい(><)今後の課題ということで… ④自分が打っているときにはわかりませんでしたが、他の方の打っている姿 を見ていると、高さは腰の位置にきた時、位置は踏み込んだ足の少し前辺 りかな?と思いました。因みに、これを意識してやってみる余裕はありませ んでした。きっと、テイクバックが遅いからでしょうね。 ⑤感じている余裕なし(><)これも今後の課題ということで。 ⑥私は背中に当たって止まります。しかし、きっとこれはオカシイのだと思い ます。他の方を見ていると、左肩あたりに収まっているように思いました。 ⑦これも感じている余裕なし(><)でした。今まではラケットの面は後ろを向くも のだと思っていましたが、他の方のを見ていると、どうやらそうでもないらし いということがわかりました。

以上7点、意識することで随分と色々なことに気が付きました。いつも何とか上手くなりたい!と勢い込んでテニススクールに行きますが、実際に練習をし始めると、どこをどうしたら良いのかわからず、あれよあれよという間にレッスンが終ってしまうことが多いのですよね。しかし、上記の視点を与えて頂いて受けた先週のレッスンでは、今後の課題の多さに落ち込みはしましたが、非常に有効な時間を過ごせました。次回からもプリントアウトした紙切れを持っていこう!と思いましたが、予想通り、洗濯されたテニスウエアから惨めな姿で出てきました。新たにプリントアウトします。私と某ラク田さんだけが知ってるなんてもったいない!皆でshareしたい!と思ったのでblogにて結果報告をさせてもらいました。あしからず。

2007/12/12

61冊目

「浅見光彦シリーズ」、61冊目を読み終えました。
密かに、着々と読み進めています。
何とか今年中に100冊読破したいと思っていましたが
この ペースだと難しいかも…。

若狭殺人事件

二冊とも、我が家からそう遠くない場所が舞台でした。
宇治の平等院も、福井の三方五湖も行きたいと思いつつ
近いから何時でも行けるか…と思い、行けていない場所です。
旅情ミステリーと言われるだけあり、ミステリーを楽しむだけでなく
旅にも出たくなるシリーズだと改めて思いました。

2007/12/07

風邪薬

「あっ、ちょっと頭が重いな」とか、「なんだか喉がヘン」、「背中がゾクゾクするかも…」などなど、「これって、もしや風邪!?」と思う時ってありますよね。そんな時、皆さんはどうしていますか?

私は不調に感じた時には「風邪を引いたら大変!」と、直ぐに市販の風邪薬に手を出してしまいます。結局、取り越し苦労に終り、風邪ではなかったことの方が多いのですが、ついつい薬の力に依存してしまいます。「薬を飲んだから大丈夫!」との安心感を得たいのでしょうね。この様な私の悪しき癖を見て、ham君は「akouは”病は気から”の典型だね」と評します。

一方のham君は殆ど薬を飲まないタイプ。さすがに高熱が出たりする場合には病院に行ったり、薬に頼りますが、軽い風邪ならば「暖かくする」「休息をしっかり取る」などして、自然治癒力に任せています。薬は対処療法であって、風邪を根本的に治してはくれないと言います。仰る通り。

そんなham君と暮らし始めて早5年、私の薬依存症も実家にいた頃と比較すると随分とマシにはなりました。しかし、ham君と比するとまだまだ「病は気から症候群」からは脱し切れてはいません。そこで、少し前から意識して市販の薬を飲まないように心がけています。飲むとしても葛根湯などの漢方薬に切り替えるようにしています。

最近では「予防」という観点からも、薬の依存を断ち切ろうと考えるようになりました。そのきっかけとなったのが、中学校時代からのお友達で、現在NY在住のirisjentaちゃんのblog『北国交差点便り』を読んだことです。そこで紹介してあったのが「エキナセア」というハーブ。免疫力を向上させる力があるのだとかで、写真のパッケージにもある様に、アメリカで大ブームのハーブだそうです。早速、私もドラッグ・ストアで一箱購入し、ここのところ毎日飲んでいます。お味の方は、ハーブティというよりは、十薬(ドクダミ)を煎じたものに良く似ています。私は子供の頃から十薬は飲んでいましたから、こういうお味のお茶に抵抗はありませんが、ham君にとっては「良薬口に苦し」といった感じだったようです。

この冬、是非、続けて飲みたいお茶なのですが、通常のお茶に比べて少々お値段が…。wikipediaによるとエキナセアはムラサキバレンギクというキク科の植物の一種の多年
草だそうですから、なんとか自宅で栽培できないものか…などと考えている今日この頃です。花期は7~10月頃とのことなので、来年のベランダ菜園でチャレンジしてみるのもよいかもしれません。

2007/12/06

乾燥の季節

ついに暖房を入れないと寒い季節になりました。とは言うものの、私の家はアパートで(私が小さい頃過ごしていた日本家屋の恐ろしく古い家と違い、隙間風が入ってこない)且つ日当たりも良いせいか、ガンガンにエアコンをつけていないと居られない、という程ではありません。日の当たっている午前中は暖房無しで過ごせますし、家事をしていたら少々肌寒い日でも、動いている間は問題ありません。私が豪雪地帯で生まれ育ったことで、寒さに対する耐性ができているのかもしれませんが…。

時にハロゲンヒーターが登場しますが、我が家での空調管理はエアコンが主。付けっ放しにしておくと空気が乾燥して、喉はもちろん、お肌もパリパリしてきます。毎年、加湿器を買おうかという案が出るのですが、結局、洗濯物の室内干しで乾燥を防いで冬を越して来ました。どのみち冬の間は天候も不順ですし、晴天に恵まれても日照時間が短いですから、外に干しておいたところで洗濯物がすっかり乾いたためしがありません。それで、目障りなことこの上なしですが、ついつい部屋干しをしてしまう日々でした。先日、いとこのAちゃん宅でアレを見つけるまでは!

アレ、とは右の写真の代物のことです。和室の角専用の突っ張り棒がとりつけてあるのですが、わかりますか?この和室は寝室として使用している部屋なのですが、こうやって突っ張り棒を渡して洗濯物を干して寝ることで、喉や肌を乾燥から守れます。又、今まではリヴィングやダイニングの、ありとあらゆる場所に洗濯物を干しており、生活感丸出しでしたが、寝室は襖で他の部屋と仕切ることができますので、お客さんがいらしても目に触れない場所に洗濯物を干しておくことが可能になりました。このツッパリ棒、1200円くらいだったと思うのですが、このお値段の割には一石二鳥のなかなかの優れものです。かなり重宝して使っています。

タワシ

先日、愛媛からお義父さんとお義母さんが見えたときに、お義母さんから体を洗う用のタワシをお土産に頂きました。左の写真で見て頂いた通り、通常の亀の子タワシのオバケのようなタワシで、その上下に細いロープが付いているものです。要するに手の届かない背中も洗える様に配慮されているわけです。

その夜以来、毎晩これを使っています。初日はさすがに痛かったですが、日を重ねるごとに慣れたのか、はたまた皮膚が頑丈になったのか、痛さは緩和されつつあります。むしろ、気持ちいい!かも!?なんだか毎晩垢すりをした後、みたいな感じです。

今夜も使いましたから、早2週間近くこれで体を洗っていることになります。タワシが入っていたパッケージにお肌がすべすべになることが書かれていましたが、本当に!なんだかお肌の調子が良いように思います。洗い立てのお肌はキュッキュッといった感じで、水滴の弾き方が若々しくなった気がしますし、踵のガサガサも無くなりつつあります!また毎年ならば、この季節になると体中がかさかさして痒くなるのですが、今年はそれがありません。恐るべしタワシ効果!パッケージにはお肌がすべすべになると言う謳い文句の他に、風邪を引きにくくなると書いてありました。今のところ風邪は引いていませんが、これはもう少し継続して使ってみないとわかりませんね。

愛媛のお義母さんに報告しなくっちゃ!

2007/12/04

愛妻弁当

漸く日常生活のリズムを取り戻し
愛妻弁当を作る余裕も出てきました。
ご心配いただいた皆様、ありがとう。

愛媛から

11月23日、24日と一泊二日で、愛媛のお義父さんとお義母さんが我が家にいらして下さいました。お義父さんの退職旅行だったそうで、21日に伊勢、22日に奈良、23日は京都、24日は滋賀と、紅葉の名所や寺社仏閣を回られました。

私 と言えば、前の週の水曜日から毎日、母方祖父の病室に行っていましたし、その後のテニス合宿、母方祖父の訃報から通夜、告別式と目まぐるしい日々が重なっ ていました。ですからその間、自宅は放ったらかし状態。お義父さんとお義母さんには、せっかく息子の家に泊まりに来て頂くのだから、少しでも気持ちよく過ごして頂 きたいと思い、告別式が終った翌日から気持ちを切り替えて、自宅の掃除に精を出しました。ところが、最後の力を振り絞ったのがいけなかったのでしょうか、ダウン。 23日にham君と私で京都をご案内する予定だったのですが、参加できませんでした。一日、横になって休んでいたら何とか復活でき、その日のお夕食はお義父さん、お義母さん、ham君と私の4人で揃って梅の花へ出かけて行って頂くことが出来ました。そして、その夜は手狭な我が家で、四人が頭を寄せ合うような形で雑魚寝をしました。こんなこともたまには良いですよね。ham君はご両親と同じ部屋で眠ったのなんて、何年ぶりだったのでしょうか。

今回は私の体調不良で、お義父さん、お義母さんには余計な心配をお掛けしてしまって心苦しかったです。お義母さんに色んな話を聞いて貰い、アドヴァイ スを頂いて心強く感じました。今度会う時は、私たちが愛媛に帰る時になります。お義父さん、お義母さんにお出会いするのが今から楽しみです。そして、次回、こちらに来て下さる時には、もっとちゃんとおもてなしをさせて頂きたいと思います。

下の写真は、お義父さん、お義母さんが買って来てくださったお箸です。私たちのお箸が両方ともボロボロになってきていた矢先の贈り物だったので、本当に嬉しかったです。2枚目の写真でわかっていただけると思うのですが、私たちの干支の絵が描かれているのです。ham君は馬(注:ねずみではありません)、私はうさぎ。うさぎは前から見た図と、後ろから見た図があり、とっても可愛いのです。その上、使いやすくて毎日重宝しています。


2007/12/03

旅立ち

11月17日(土)のお昼過ぎ、敬愛する私の母方祖父が永久の旅に旅立ちました。十数年前より病を患い、2度の大手術を乗り越えて来ましたが、3度目の再発時に、病と共に残された人生を生きる決心をし、迎えた「その日」でした。数年前より徐々に病が進行し、今年の初夏より我が家に近い総合病院のホスピスに入院していました。未だ、祖父がこの世にいないことが信じられないのですが、これは紛れもない事実なのだということを、今、この記事を書くことで知らしめられている気がします。blogにこの様な記事をupするのはどうかとも思いますが、どうしても記録として残したくて、少しばかり私の祖父について書かせてもらおうと思います。

病を抱えてなお、これに打ち勝とうとし、2度も大手術を乗り切ったことからもわかる様に、祖父はとても前向きで、又、知的好奇心の旺盛な人でした。病と共に生きることを決めてからも、機会がある度に、著名人の講演会を聞きに行く他、「老人大学」に入学し学習に励んだり、県内にある博物館のお手伝いをするなど、「学ぶ」ことに対しては貪欲と言っても過言でありませんでした。ホスピスに入院してからも、「人間、目標をもたなアカン」と、自ら様々な目標を立てて取り組む他、読書欲も入院以前と変わらず、病床には常に書籍が置いてありました。祖父は、自ら努力して得た知識を他者にひけらかそうとはせず、知識を自身の財産として大切にする人でした。私は子供の頃に祖父から「akouさんも頑張って勉強しなさい」と言われ(両親には言われたことがありませんでしたので)不愉快になったこともありました。しかし、祖父が旅立つ数ヶ月前にも「akouさんも頑張って勉強しなさい」と全く同じ言葉を言わたときには嬉しく思いました。この時には、祖父の言う「勉強」とは「知的好奇心と向上心を持って生きていくこと」なのだと私なりに解釈していましたから、「はい」としっかりと返事ができました。祖父は私に、知識は見えない財産であるということを、示してくれました。

『継続は力なり』という諺がありますが、祖父はまさにこれを実践した人だったと思います。毎朝のラジオ体操や日々の日記は欠かすことなく続けていました。十年日記という日記帳が販売されていますが、既に一冊を書き終えて二冊目に入っており、ここには日々の出来事が事細かに記されていました。私は祖父が現役時代、国鉄職員として、又、その後、旅行代理店で働く姿を覚えてはいませんが、きっと目立つことは無かったと思いますが(何せ、現役引退後に目標を掲げて行っていたのが、ラジオ体操や日記といった、ひたすら地味なものですから…)、コツコツと仕事をしていたのではなかろうか、と想像します。

祖父は人との繋がりをとても大切にする人でした。老いても妻を愛しんでいたのはもちろんのこと、子、孫、孫の配偶者、曾孫に対する情愛は計り知れず、皆を平等に愛してくれました。又、祖父は友情も大切にする人でした。自身の友人にはもちろんですが、子や孫の友人も同じ様に大切にしてくれ、若い友達として接する中、携帯電話やデジカメ、パソコンの技術を学ぶなど、ハイカラでした。祖父の通夜、葬儀の際に、私たち孫の友人の参列があったのですが、この時にその友人達を通して、改めて祖父の人としての温かみを知った気がしました。

祖父は旅が好きな人でした。私が住んでいたスイスも、いとこが留学していたアメリカも訪れています。結局、理由は聞けなかったですが、何故か祖父は松山の道後が好きで、私が縁あって松山出身のham君と結婚した時には非常に喜び、私たちの帰省に一緒について行くと言っていたこともありました。この様に、祖父は旅行好きだったことに加え、無類の鉄道好きでもありました。琵琶湖環状線が開通したら乗りに行く、新しい電車が登場したら乗りに行く、と一体「何鉄」というのかはわかりませんが、本当に電車が好きでした。時刻表は常に新しいのを入手し、時間さえあれば「青春18切符」を利用して旅に出るなど、いつも”心は青春”の驚くべきバイタリティを持つ”おじいさん”でした。ホスピスに入り、補助具を使わないと歩けない状態になってからも「N700系に乗って東京に行く」と言い、計画を立てていました。私の友人でN700系の設計に携わっているkovaちゃんのご主人が、N700系のパンフレットをわざわざに送ってくれた時には、これを目を輝かせながら読んでいました。そしてその時も、「やっぱり、本物に乗りに行かなアカン」と自分に言い聞かせるように呟いていました。残念ながらこの目標が達成されることはありませんでしたが、新たな目標を与えてくれたkovaちゃんのご主人には、私はもちろん、親族の皆もとても感謝しています。祖父は私の大切な友人が、N700系の設計に携わっていることが嬉しく、又、誇りだったと思います。

小康状態を保ちつつ過ごしていた祖父でしたが、11月14日(水)より様態が急変し、11月17日(土)に人生を全うしました。11月17日(土)はテニス合宿でしたから、私はこの前夜まで合宿に参加しようかしまいか迷いました。「目標を持って前向きに生きること」を実践して教えてくれた祖父、私たち夫婦が二人で新しい習い事であるテニスを始めるのを喜んでいてくれた祖父ですから、「今、私たちが頑張っているテニス」を祖父の為に放棄するのを祖父が快く思うはずがないとham君と二人で結論を出し、参加を決意しました。結局、テニス合宿前夜に祖父に会ったのを最期に、合宿当日、車の中で祖父の旅立ちの知らせを聞くこととなりましたが、私もham君も心穏やかにこれを受け止めることができたと思っています。

祖父は多くを語らず、決して目立つ存在ではなかったと思いますが、自身の信念に基づいてコツコツと人生を歩み、これを全うした人だったと思います。人類の歴史の単位で見れば、その他多くの点と同じ一つの点にしか過ぎない生であっても、こんなにも素晴らしい人生であれる、ということを示してくれました。又、常に目標を持って生きる、目標に向かって生きたい、と思うことの大切さを知りました。人にはそれぞれの価値観があり、自ら生を絶つ人たちもおられるこの世の中ですが、私は祖父の最期の壮絶な生への思いを見て、何があっても決められた「その日」まで、生きて行こうと強く決心しました。

私と祖父との付き合いは、私がham君と一緒に暮らし始めるに際し、祖父宅の近くに引っ越してから、が主でした。祖父の人生の最期の数年間ではありましたが、祖父と共に過ごす時間を与えられたことに心から感謝をせずにはいられません。

写真は上から
*祖父が育てた菊
*菊の自家製(!)ライトアップ、因みに菊の小屋も祖父作
*ham君にパソコンを教えてもらっている祖父
*祖父に買ってもらったマグカップ
*祖父が祖母と共に作っていた畑の野菜たち

なんだかんだ

目まぐるしい日々を過ごしていました…と11月30日(金)に報告しましたが、なんだかんだ言って結構、読書していましたね。「浅見光彦シリーズ」の他にも読んでいました。

江國香織さんの『ホリー・ガーデン』。

一人の女性が過去に裏切られた恋愛を克服して、再び男性を信じられるようになるまで、を描いた物語と説明したら良いのでしょうか。

江國香織さんの小説を読むと、いつも思うことがあります。彼女の小説は日常生活に視点があり、これを大袈裟に脚色するでなく、多くの人が日常生活を淡々と送っているのと同様にひたすら淡々と書かれていて、劇的な起伏も無く、これまた同じテンポでお話が終了します。「浅見光彦シリーズ」と比較するから余計に際立つのですが、「浅見光彦シリーズ」では物語に起伏があり、読み終わった後に「終った!」と実感することができるのですが(ある種の達成感と言うべきでしょうか)、江國香織さんの小説では「あらっ、終わりなの…」と、ふと終わりが訪れるというか、淡々と終焉するのです。まるでその後に物語が続いていて、主人公の日常も当然ずっと続いていく様にして。それが日常というものなのでしょうけれど。

主人公の日常生活の一場面を垣間見るように、又、一緒に生きる様にして物語を読んでいると、ふと過去の自分や、現在の自分に出会った様な感覚に陥り、ドキリとすることがあります。江國香織さんの小説には、そんな魅力があるように思います。私が江國香織さんに嵌っている理由が漸くわかりました。

気分転換はやっぱりコレ!

暫くblogの更新を怠るほど
心身共にくたくたになる日々でしたが
気分転換にと、「浅見光彦シリーズ」は読んでいました。
読んだのは以下の5冊。
どれもお互いに引けを取らないくらい
面白い作品でしたが
やはり題名からしてセンセーショナルな
「浅見光彦殺人事件」は楽しめました。
私は早い段階でカラクリに気付きましたが
ham君は深読みしすぎて
最後までカラクリを解くことができなかったそうです。

「紅藍の女」殺人事件

2007/12/02

スイス

私は小学校6年生から中学校2年生までの3年間を、スイスのチューリッヒで過ごしました。このときに学んだことは計り知れず、今日でも私の中で息づいているのは確かです。これらによって時に悩まされたり、苦しんだりすることはあるものの、今では色々な価値観を知り、またこれを身に付けることができたと、前向きに考えて日々の生活を送れるようになりました。

思春期に過ごしたスイスでの3年間は、私の中で非常に大きな位置を占めています。ところが、私の中にある『スイス』は、当時の自分の経験や、見聞したことが全てで、では『スイス』という国を如何ほどに知っているのかと問われると、お恥ずかしながら説明に窮してしまいます。そういうわけで、今、時間のあるときに『スイス』について少々、勉強してみようと思い立ちました。

そこで図書館に行き、めぐり逢ったのが『スイス探訪 -したたかなスイス人のしなやかな生き方-』という、元スイス大使、國松孝次氏の角川書店から出版されている本でした。スイスの歴史に始まり、その国民性について、政治、経済はもちろん、文化面からも非常に丁寧に考察されており、スイスを知るには持って来いの一冊でした。又、この本を本でいる最中に何度か、自分の中でチグハグになっていた価値観がすーっと整理されていく様な、そんな感覚を覚えました。この本との出会いは非常に恵まれたものだったと思います。是非、購入して、もう一度時間をかけて、じっくりと読んでみたいと思います。

本書で國松孝次氏は、何冊かスイスについての書籍を紹介されています。次に手にして読む為にも、自分の覚書として以下に記しておきます。

*『スイス傭兵ブレーカーの自伝』(U.ブレーカー、刀水書房、2000年)
*『暗号名スイス・アカウント』(ポール・アードマン、新潮文庫、1993年)
  =『The Swiss Acount』
*『もうひとつのスイス』(ジャン・ピエール・リシャルド、2002年)
  =『Une autre Suisse』(Jean-Pierre Richardot)
*『霊峰に育まれたスイスのワイン』(井上貴子、産調出版、2001年)
*『スイスからのメッセージ』(スイス日本ライフスタイル研究会、東京図書出  版会発行、1999)
*『スイス・ベネルスク史』(森田安一編、山川出版社)
*『スイスの知恵』(ロレンツ・ストゥッキ著/吉田靖彦訳、サイマル出版会)
*『私のスイス』(犬養道子著、中公文庫)

第3回 テニス合宿 ~番外編~

今回のテニス合宿も、テニス意外で楽しいことが沢山ありました。何度、「ねぇさん…」とメールをしそうになったころか…。

第1日目、ホテルにチェックインした後、夕食までの間に温泉に 入りに行きました。リゾートと名を打つだけあって、それはそれは良いお湯でした。内湯が二つ(内一つはハーブの香のお風呂)と、露天が一つありました。女 の子チーム3人は(天然ボケのスリートップとの噂も!?)、露天風呂で三日月を眺めつつ、文字通り時間を忘れてお喋りを大いに楽しみました。「さて、ぼちぼち…」と、お湯から上が るとお夕食まであと20分!驚いたのなんのって!私の携帯電話にはham君からの着信もあるし、急がなくちゃ!と、これまた書いて字の如くバタバタと仕度 をしてロビーに飛び出しました。するとポツネンとham君が。痺れを切らして迎えに来てくれたのだとか…。ありがとう…。男の子チームは既に宴会場に集って いるのだそう。私たちは、まさに彼らが待ちくたびれてビールの栓を抜こうか、という時に合流することができ、無事に全員揃って乾杯をすることができたのでし た。皆様、お騒がせ致しました。でも…お喋りはとっても楽しく、エネルギーを充電できた1時間半でした。ノリピーちゃん、マッチさんありがとう。

その後、無事にお食事をし、女の子チームはもう一つの温泉へ も行きました。ここではさすがにのんびり浸かる体力は無く、ほどほどに引き上げて飲み会に合流。解禁されたばかりのボジョレと、ねぇさんから頂いたハワイ 土産のチョコレートを頂き、私はご満悦。前回の合宿で伝説を作ったクマさんは、今回は本領を発揮することなく飲み会もお開きに。それぞれのコテージに 戻り、寝る準備を整えていると「ギャー」というマッチさんの声が!飛んで見に行くと、マッチさんが寝る予定のベッドの上に十円玉大の黒い物体が! しかも中央から長ーい足をじわじわと広げて動き出したではありませんか!大きなクモがお休み中だったのです。思わずその部屋から飛び出したマッチさんと 私、駆けつけたノリピーさんに男の子コテージに電話をして貰い、クマさんにクモ退治にやって来てもらいました。私たちが逃げた間にクモも逃げており、恐ろしいことにクモは行方不明。そろりそろりとクモを探すクマさん。しかし、最後にはしっかりつかんでテラスに追いやって下さいました。クマさん曰く、「クモはゴキブ リなどを食べてくれる良い虫だから、殺したらダメです。外に逃がします。」とのこと。クマさんの勇敢さと心優しさに感激した一瞬でした。次の日の早朝、 クモの様子を見にクマさんが私たちのコテージのテラスに来て下さった様なのですが、ノリピーちゃんはこれを不審者の進入と勘違いし、とてもびっくりして いたのだとか。クマさんらしいオチというか、ノリピーちゃんらしい勘違いというか…。

前の夜の飲み会では、本領を発揮することなく、無事に合宿の最後まで乗り切ったクマさんでしたが、最後の最後に新たな伝説を作って下さいました。2日目の午前中、テニスの 試合をしていると、お隣のコートを使用していたおじさんが、「あの車のテールランプがチカチカ、チカチカしてるんやけどぉ」と、知らせに来て下さったのです。その 車は、紛れもなくクマさん号。バッテリーが上がっていたのでした。キーは差し込まれたままだったそうで、気の毒にカーナビさん達は働き詰めに働いておられた模様で す。こんなときこそ頼りになるJAF!電話をしてから30分出来てくれるとのこと。やっぱり入っておいて良かった!と思い、JAFに敬意と感謝を抱くその 瞬間にやって来たのが軽トラJAF。どう見ても自家用の軽トラにJAFのロゴを貼り付けたとしか思えなかったのは私だけ?颯爽と降りてきたおじさんも、如 何にも今まで畑してました風。しかも、バッテリーの在り処を探すのに暫し時間を要し…。

合宿の終わりに、珍しいものを拝見し、私たち一行は楽しかった思い出一杯で、メナード青山リゾートを無事に、後にすることができたのでした。

おまけ①
~夜のお食事~








おまけ②
新たに増えたマグカップコレクション