2010/09/28

愛媛帰省 9月18日-20日③ 釣り

朝10時前に実家を出発、徒歩10分ほどでこの日の釣り場、港の防波堤に到着しました(前夜にお義父さんとham君が「潮見表」という冊子で潮の状態を調べ、道具も入念に準備しておいてくれました)。

防波堤からの景色は素晴らしく、特に前日に散策した「鹿島」を望むと溜息が出るほどでしたから、私は景色を眺めたり、写真を撮ったりしてしばらく楽しみました。

写真を撮り終え、満足をして我に返ると、お義父さんとham君が黙々と仕掛けを作っていました。しかも!お義父さんは私の仕掛けを作って下さっているではありませんか!これはダメだ!何かお手伝いしないと!と思いましたが、残念ながら何ができるわけもなく、だたウロウロするばかり。そしてそうこうするうちに、私の仕掛けが完成(今回の仕掛けはサビキ)、一番に釣り糸を垂れたのでした。

するとどうでしょう!釣れるわ釣れるわ!「入れ食い」とはまさにこのこと!と言わんばかりに引きが来るわ来るわ!小さかったですがアジやメバル、石鯛、グレなどがジャンジャン釣れました。もちろん、私は大ハシャギ!お義父さんもその日のうちで一番大きな石鯛を釣って喜んでおられました。ham君は途中からサビキでの釣りに飽きて一本釣りに変更し、今まで見たこともない真剣な顔で引きを待っていました。こんなに真剣そのものの表情もできるのか…と正直驚きました。ham氏曰く、「釣りは真剣勝負だから」ということでした。

あっと言う間に時間は過ぎ、お義母さんから「お昼よ~」との電話がかかってきて、「もうお昼になったのか…」という思いで釣りを追え、岐路に着きました。久しぶりに子どもに戻って楽しみました。

2010/09/27

愛媛帰省 9月18日-20日② 「鹿島」

「きな粉おむすび」のほか、お義母さんが作って下さった美味しいお昼ご飯に舌鼓を打ち、久しぶりに電話ではないface to faceの会話を楽しんだ後、「鹿島」に行きました。実家の直ぐ前の海岸から見える、ポコンとお椀をひっくり返したような「鹿島」、一度行ってみたいと思っていた場所です。お天気も素晴らしく、お散歩にはもってこいの昼下がり、お義父さんとお義母さん、ham君、私の4人で出かけました。

鹿島は無人島ですが神社があり、島には名前の通り鹿が放し飼いにされています。施設の整ったキャンプ場や旅館もありますが、かつてのように大勢の観光客が海水浴や釣りに訪れることは、今ではなくなってしまったとのことです。それでも定期的にフェリーは運航されており、以前ほどではないにしろ釣り人が渡っているようでした。私たちも、愛媛帰省の中日には釣りを楽しむ予定でしたから、お義父さんとham君は港に着くなり、今は何が釣れるとか、仕掛けはどうするかなど、2人は釣りの話題で持ちきりでした。実際に港から海を眺めるとそこにはお魚がいっぱい!感激でした!私にはどれ何という魚かわかりませんので、お義父さんやham君に教えてもらいました。

そうこうしているうちにフェリーが港に到着!そのフェリーを見て私は思わず感激!?いや、大爆笑!だって、鹿が乗っているんですもの!もちろん作り物ですが。一体何人の人がその鹿にまたがって「鹿島」に渡りたい衝動に駆られたことでしょう!?もちろん私もその一人!その場で家族に進言してみたのですが、あえなく却下されました。今回の愛媛帰省、最大の心残りです。

「鹿島」には数人の釣り人、キャンプをしにいている若者以外は鹿と私たちの4人のみ。旅館も閉まっており、かつての賑わいが嘘のように閑散としていました。神社の前はきれいにお掃除がなされていましたが、散歩コースは整備が追いついていないようでした。ところどころ歩き辛い場面もありましたが、それでも「鹿島」の海岸線を一周するには充分でした。

島の海岸線の遊歩道をあるいていると、波に寝食された岩場が多くありました。実際に岩を手で触ってみると意外に脆く、ポロポロと取れてきました。写真に映っている撮影中の私と、その前を歩くham氏の影からもおわかりの通り岩は大きく、ダイナミックな自然の姿を見ることができました。

鹿島の砂浜から、ham君の実家の辺りを眺めることができました。とても美しいところで育ったんだな、としみじみと思いました。

帰りのフェリーから撮った「鹿島」の旅館。私好みの佇まい。泊まってみたかったな。

愛媛帰省 9月18日-20日① 「きな粉おむすび」

夫ham氏の実家のある愛媛に、3連休を利用して帰省しました。今回は朝5時に自宅を出発しましたので、宝塚付近の渋滞に大きく巻き込まれることなく、比較的スムースに移動することができ、お昼前には実家に到着することができました。運転してくれたham君、いつものことながらありがとう!そして私ときたら、これもまた毎度のことながら隣で爆睡し、愛媛まで瞬間移動したかのような錯覚に陥ってしまいました。本当に申し訳ない!限りです。

さて、愛媛の実家では、お義父さんお義母さんが、お昼ごはんを用意して待っていてくれました。本当に有難いことです。そこに登場したのが「きな粉おむすび」。その名の通り、おむすびにきな粉をまぶしたものです。皆さん、知っていましたか?「きな粉おむすび」の存在。私は生まれて初めてでした。どうやら夫の生まれ育った地域では当たり前のおむすびだそうで、普通にスーパーなどでも売っているのだそうです!むしろ、私が知らなかったことにお義父さんお義母さんはもちろん、ham君までビックリしていました。

ちょっとキツメに塩をしたおむすびにきな粉をまぶす、そんな「きな粉おむすび」、これがまた美味しい!きな粉+おむすび、なんて考えたことがありませんでした。今までこんなに美味しいものを知らなかったなんて!そして、これがham君にとっては普通の食べ物だったなんて!驚愕の事実でした。

今回は食べ物でしたけれども、こうやってお互いの知らないことを共有できるのが結婚の醍醐味の一つだな、と私は思っています。ちょっとした異文化交流とでもいうのでしょうか。大袈裟かもしれませんが、今回、ham君を通してまた新たな世界が広がりました。

2010/09/13

映画つながりで

「アメリ」について書いているときに、そういえばスイス旅行の折、機内で映画を観たことを思い出しました。私は飛行機がとても苦手で、乗るのが本当に怖いです。でも、いつも「映画が観られるから…」と自分を勇気付けて乗っています。

今回、まず観たのは「タイタンの戦い」。なかなか面白かったと思われますが、途中で意識喪失、半分以上ストーリーを見逃したのではないでしょうか…。

次 に観たのは「Mr. & Mrs. Smith」。これはかなり楽しめました。丁度、飛行機が揺れたときに観ていたのですが、激しいアクションシーンのお陰で何となく揺れが気にならなかったような、へんに臨場感が出たような…。なにはともあれ、「Mr. & Mrs. Smith」のお陰で怖い思いをせずにすんだことは確かでした。飛行機の中でアクションを観るのはかなりオススメです。

次に観たのが、「ダーリンは外国人」。原作は漫画で、私はその原作からの大ファンです(原作について書いた記事はこちらから)。 「ダーリンは外国人」が映画化されたのは知っていましたが、あまりにも好きな漫画でから、自分のイメージが変わってしまうのが嫌で映画は観るまい、と思っていました。しかし、機内で観るものがなくなってしまい、時間はなかなか過ぎてくれず…。上映している映画で興味があるのは「ダーリンは外国人」のみとなり…。苦渋の決断で観ることを選択しました。

ストーリーの内容はほぼ漫画の通りでしたが、詳細で異なる部分がチラホラあり、これがとてもよいスパイスとなっていました。”運命の人”というのがいるのならば、その人と出会って一緒に生きていく決意をすること、これにはやっぱりたくさ んの心の葛藤を経験しなくてはいけないのだなと、自分が結婚を決意したときのことを懐かしく思い出しました。たまたまこのお話では ダーリンは本当に外国人だったけれど、どの夫婦もお互いの異なる価値観を認め合い、受け入れ、新しい二人の世界を作っていくという意味では、その”ダーリン”も” 外国人”なのかもしれないと思いました(映画の画像を見つけられなかったので漫画の画像を拾ってきました)。

2010/09/11

やっと!

学生時代より、どういうわけか観る機会を逃し続けてきた映画がこのほどGyaO!で公開されており、早速、鑑賞しました。私の期待を裏切ることはなく、一言で感想を言うと、”好き”でした。

何が”好き”だったかというと、まず映像。街の風景、人々、特にアメリのファッション、ヘアスタイル、アメリや近所の住人の部屋のインテリア…とてもステキでした。それから他に”好き”だったのものは、アメリのいたずら。古典的なものから壮大なものまで、いたずら好きの私にはどれも見逃せないものばかりでした。あとは登場人物、性格はとても誇張されて凝縮されて描かれていたと思いますが、私たちの日常でもちょっと見回せば、「いるよね、こういう人」と妙な納得をしてしまうように、一人一人が非常に的確にカテゴライズされ、描写されていたと思います。

本当に細部まで心地の良い映画だったのですが、何がそんなに良かったのかと考えてみると、ある女性=アメリの日常がたんたんと描かれていたことだったように思います。アメリを見終わった後、よしもとばばな氏や江国香織氏の小説を読んだ後ととても近い感覚を覚えたことを思うと、どうやら私はこういう種類のお話が”好き”なようです。

2010/09/10

魔女!?

「生活の木」の講習会で作った虫除けスプレーの香を気に入った私、虫もいないのにシュッシュ、シュッシュと使っていたら、あっと言う間になくなってしまいました。

そこで改めて「生活の木」に出かけて行き、アロマ・スプレーを作る材料を買って来ました。何せ初めてのことですから、自宅には準備が何もありません。ですから、ビーカーなどの道具も入手することに。ちょっとした実験のようでワクワクします。

今回使った精油は、レモングラス、レモンユーカリ、そしてティーツゥリーの三種類。虫除けスプレーで使用したシトロネラを、ティーツゥリーに置き換えるだけといった、応用と言うには憚られるほどのものとなりましたが、なんと言っても初の手作りアロマ・スプレー、ウキウキ感と満足感を得るには十分でした。

香は虫除けスプレーよりも、ツンとした感じがなく、とても癒されるものができた思うのですが、ham氏によると、レモンの皮の匂いがするとのことでした。

2010/09/08

「ほぼ日」関係

「ほぼ日手帳」を買おうかどうしようか、相当迷っていたので「ほぼ日刊イトイ新聞」から出版されている本を読んでみようと思って手に取った一冊。就職活動をしている学生さんがターゲットの本でしたが、本の中に書かれてあるように、どの年代層、経験層の人が読んでも考えさせられる部分のなる本でした。

内容は糸井重里氏、もしくは「ほぼ日」のスタッフが有名人と対談をすると言う形式で、気楽に読み進めることができました。いずれの対談でも、就職活動をしている人が職業、むしろ私は人生においてと受け止めたのですが、「何を一番大切に思っているか」を意識することの大切さが共通して話されてました。

確かにそうですよね。何が自分の中で一番大切か。自分の今までを振り返って思ったのですが、これって人生の時期によって変化し得るものですよね、きっと。私は学生時代から「大切に思ってきた」ことがあって、それは今の職業なんですが、でも就職して結婚して、少しずつ「大切に思うものも」変化しているのでは…、とこの本を読んで思いました。もっとフレキシブルに変化に対応して生きていかないと、どんどん身動きできなくなるような気がしました。

2010/09/07

趣味・嗜好

ある人の日常を坦々と書いているというのが、一言で言ってよしもとばなな氏の小説の特徴なのかな…と思います。中には現実離れした生活を書いたものもありますが、それもあくまでもタンタンと。江国香織氏の小説もどちらかと言うと同じジャンルに、私の中では分類されています。二人ともお気に入りの作家さんです。なんでもない日々の中に本当は重要なことが隠されている、そういうことを小説の中の主人公から教えられること、多い気がしています。ただ、こういう小説が苦手な人は苦手なんだろうな…と思います。例えば我が夫ham氏、苦手ですね、間違いなく。

2010/09/03

「浅見光彦シリーズ」

最近、新しく出ていた「浅見光彦シリーズ」を読みました。内田康夫氏は現在76歳、そのご高齢で(と言ったら失礼でしょうか…)コンスタントに小説を書かれているのには感嘆します。以前に書き溜めていたものなのだろうかとも思ったのですが、なんと言っても社会派の推理小説が持ち味の作家さんですから、現在の社会情勢が常にそのストーリーには反映されており、書き溜めるということは難しいだろうと思われます。

ham氏が「いまいちだった…」と言っていた「僕が探偵だった夏」、私はけっこう楽しめました。ただ、小説の中に若かりし頃の内田さん本人が出てこなければもっと良かったのに…と、ちょっと残念でした。

ドキッ

「実践するドラッカー 行動編」をham君が借りてきていたので、私も読んでみました。ドキッ!の連続でした。

まず一個目のドキッは時間の作り方。使える時間は細切れの時間ではなく、塊であると。そして、その時間の塊を創造するためにスケジュール管理するのだというではないですか!今までの私はなんだったの…状態ですよ。手帳の空欄をやや強迫気味に埋めることで安心していた感がありましたから、私。これって、客観的に見ると「忙しい私、すごくない?」という、私が苦手な「忙しい自分が大好き人種」みたいに聞えてしまうではないですか!?あ、やだやだ…。若干遅い感は拭えませんが、気が付いてよかったと思うことにします。

もうひとつのドキッは意思決定について。ドラッカー教授の言葉を引用させてもらうと、「未来を築くためにまず初めになすべきことは、明日何をなすかを決めることではなく、明日を作るために今日何をなすかをきめることである」のだそうです。私、何かに向かって頑張るのがどうも好きな性分らしく、今までも色々と目標を立てて生きてきました。でも、今日目標を立てたら「じゃ、あしたから頑張ろう」と思っていました。それではいけないらしいのです!その日に一歩を踏出さなければ行動は起こせない、のだそうです。そりゃそうだ。さらに、「計画の達成度は三割出来れば上々」とドラッカー教授は行っていたそうです。上手くいかなかったら修正していけば良いのだそうです。そうなんだ…。私は、計画が思い通りに進まなかったら、「もーいいや」と投げ出していました。三割で良かったなんて…。遅ればせながら、今後はドラッカー教示のアドバイスが活かせるようにしたいと思います。

ドキッとする読書でしたが、ためになりました。

「女子会」

最近、「女子会」というのが流行っているらしいですね。別にだからというわけではないけれど、今までだって気の合う女友達とご飯食べに行ったりお茶したり、いわゆる「女子会」はしていたけれど、先週の金曜日の夜にテニスで一緒のクラスにいたYさんと「女子会」をしてきました。

場所は坐空(ざく)。坐空では、クラブハリエで焼かれたバームクーヘンの切れ端を食べて育った豚さん、バームクーヘン豚を使っているとのこと。面白いでしょ?坐空ではバームクーヘン豚以外のお料理も豊富でしたが、今回、私たちはバームクーヘン豚オンパレードで楽しみました。クラブハリエのホームページにもあったように、確かに柔らかいお肉で、その上に脂っこさもなく、とても美味でした。また、坐空さんのサービスがとても自然で、しかも親切で素晴らしく、気持ちよく時間を過ごすことが出来ました。帰り際には私たちのテーブルに飾っていた花を一本ずつ下さる(女子だけへのサービスだそうです)など、ちょっとしたこだわりもあったりして、また行きたいなと思わせるお店でした。

Yさんとの「女子会」は、盛り上がりましたよ。仕事のこと、家庭のこと、趣味のこと…、話は尽きることがありませんでした。私たちの出会いはテニスのクラスで、そんなに長くじっくりはなしたことはありませんでした。そんな淡白な関係だった私たちでしたが、信じられないほど色々なところで意気投合!この年になってもお友達って増えるんだ、と感激したとともに、Yさんとの出会いに感謝しました。今後とも仲良くしてくださいね!