2008/07/31

引き続き読みました。

田舎暮らし』引き続き、島田紳助氏の本を読みました。一人の作家さんの本を次から次へと読んでいく、どうやらこの読み方は、私の読書の癖のようです。今回読んだ『メッセージ』と前回の本とでは、同じような内容のものもありましたから、もしかしたら同時期に書かれた作品なのかもしれません。

漫才で一世を風靡し、その後ピンになってからも、お笑い界で常にトップレベルの座を守りつつける紳助さん、その想像力、発想の素晴らしさには驚かされます。そして、仕事にも遊びにも、日常の生活にも、余念無く全身全霊をつぎ込んでいらっしゃる様子には、本当に感服します。

この本を読んで以降、全体を見渡すようにして、内容を思い出して思うことに、与えられた情況の中で如何に楽しく、そして幸福に生きていけるかということが、島田氏の生き方にはあるように思いました。これは、一見受動的に捉えられかねないですが、実はそこには与えられた要素をただ受け入れるだけでなく、これにどう手を加えたらより一層自分らしくいられるか、そういった積極性も感じられるのではないか、そのように思いました。

もちろん、芸能界という特殊な世界に身をおいておられるから、又、それ相応の収入があるから実現可能な内容の記述も多かったですが、根底にある考え方は万人に通ずるものなのではないかと感じました。また機会があれば、島田紳助氏の本を読んでみたいと思います。

2008/07/29

少しずつ読みました

『トリエステの坂道』に続き、須賀敦子氏の本はこれが2冊目になります。『トリエステの坂道』の感想を本blogにupしているのが今年の1月29日とありますから、前作を読んでから本作品までの間が随分と長かったことになります。

今回の『時のかけらたち』も、前回読んだ『トリエステの坂道』同様、須賀敦子氏が過去に経験されたことを回想する中、現時点での感想も加えつつ綴られた一冊となっていました。その中には須賀敦子氏のご専門である、イタリア文学についての記述も少なくなく、全くの素人の私には大層難しい箇所も多々ありました。そういうわけで、読み進める速度は”少しずつ”となったのです。難解な部分はそれはそれとして、新しい世界の氷山の一角を覗き見た経験として私の中には残りました。それ以上に全体を通して、非常に普遍性の高い内容だったのではないかと、そんな風に私は感じました。

私は時に「あの時、こうだったなぁ…」とか、何かのきっかけで「そう言えば、あの時、こんなことがあったなぁ…」などと思い出すことがあります。そして、回想をしている時に幸運であれば、その当時わかりえなかった事柄や、当時の状況に対しての新しい理解や見方を得ることが出来ます。「ストンと落ちる」とでも言うのでしょうか。時を越えて学ぶことは本当に多いと感じさせられ、又、貴重であると思います。”人生において無駄なことは無い”ということをよく耳にしますが、まさにこのことではないか、と思ったりします。しかし一方で過去に執着し、嘗ての自身の言動を正当化する為に現在の時間を費やしているのではないか、そういった消極的な意味合いでこの行為を捕らえることも少なくありません。しかし今回、この本を読んで、決して私だけが上記の様な思考をしているわけでないことを知ったと同時に、過去に縛られているのではないか…という罪悪感からも解き放たれた気がしました。

お食事会 7月27日(日)

一昨日の日曜日、MIDで一緒にテニスをしていたメンバーとお食事をしました。私達夫婦が、土曜日の11時のレッスンに参加するようになった当初の顔触れが揃うこととなりました。そればかりか!そのメンバーの内、ねぇさんはご主人のカッパさんと一緒に(若干、私が強引にお願いしましたが)、しみちゃんは8ヶ月のK君と2人で来てくれました!久しぶりに顔を見る仲間との再会の喜びと、その仲間の大切な人とお近付きになれた嬉しさが相俟って、私はとても幸せなひと時を過ごすことが出来ました。

テニス、しかも土曜日の11時~12時半という限られた時間しか共通点の無かった私達。こうやって仲良くさせていただけることは本当に素晴らしく、皆さんに感謝をせずにはいられません。時間の流れと共に、それぞれの生活は変わっていくことと思いますが、今後も変わりないお付き合いをさせていただければと、心から願っています。

2008/07/25

流行遅れ…

出版された当初(もう何年前になるのでしょうか…)から相当に気になっていた本を漸く読み終えました。その名は『ダ・ヴィンチ・コード』。流行に乗ってない感丸出しです。

この『ダ・ヴィンチ・コード』、今年に入ってから2回、「そう言えば私!この本、読みたかった!」と思い出した瞬間がありました。

1回目は今年の2月、華香宅にておでんパーティーをしたときのこと。実は、この日がラッセルさんと初めてお出会いした日なのですが、この日の会話で、象徴学について、又、『ダ・ヴィンチ・コード』についてが話題になりました。その時に、何年かぶりに「読みたい欲」がムクムクと沸いてきたのでした。

2回目は『狼の夜 TV局ハイジャック』を読んだ時です。著者のトム・エーゲラン氏の紹介の欄に、”2001年に発表した『Sirkelens Ende』は、『ダ・ヴィンチ・コード』に先駆けた作品として、世界的に注目を浴びる”とあり、『Sirkelens Ende』を読みたいと思ったのと同時に、「そう言えば、私、『ダ・ヴィンチ・コード』気になってたのに!」と思い出したのでした。

そういうわけで、また忘却の彼方に葬り去られない前に、先日、図書館に行った際、真っ先に借りて来ました。そして、読み始めると面白いのなんのって!読み終わった後、暫くは何を目的に生きて行ったら良いのかわからなくなるくらいに(大袈裟!?)悲しくなってしまったのでした。

謎解きがエキサイティングなのはもちろんのこと、フィクションとはいえ、ある程度史実に基づいた内容、歴史好きの私には非常に興味をそそられるものがありました。まだ読んでおられない方がいらっしゃったら(少ないと思いますが…)かなりお勧めです。そして、何方かご存知の方があれば、他にも同様の内容で面白い本があったならば、是非とも教えていただきたいです。

2008/07/24

疲労骨折 その2

シュレッダーが疲労骨折により壊れてしまったと思っていたら、今度は手動のフードプロセッサーまで同じく疲労骨折…、ハンドルを回してもスライスできなくなってしまいました。これも一見したところでは、特に壊れてしまったようには見えないのですが、悲しいかな…使い物にはなりませんでした。シュレッダーの時と同様に、面倒臭さが先に立ち、一気に沢山の野菜を入れてグルグルとハンドルを回していたら、これまたシュレッダーの時よろしく「バキッ」と酷い音が鳴り響き…。”適量”ということの大切さを知りました。

さてフードプロセッサー、実は電動のものが欲しかった私、兼ねてからham君に、「誕生日プレゼントに買って」と言っていました。ところが、「家庭で使う物だから、家のお金で買ったら良いよ」と言われ続けてきました。ですが…現役の道具が使えるうちに新しいのを買うのは気が引けて、手動のフードプロセッサーを使い続けていました。しかし、ついに代替品の購入が目の前に迫り、夢にまで見た電動フードプロセッサーを買って貰うことになったのです!

今までは、電動の物が更に欲しくなるのを防ぐ為に、あまり商品を見ないようにしてきました。ですが今回の疲労骨折を受けて、初めてしっかりと電気屋さんに並んでいるマシンを見ると、その性能の凄さったら!パイ生地はもちろん、なんとパンやパスタ、おうどんまで作れてしまうのですね!全く驚きました!

電気屋さんの陳列棚の前で、あれやこれやと、かなりの時間迷った挙句、なんと!一番機能が多く付いているのを買ってもらいました!パンやパスタ、おうどんまで作れる物です!本当に嬉しい限りです!早速、スライス機能と千切り機能を使い、サラダやゴーヤーチップスを作りましたが、速い速い!あっと言う間にスライスも千切りも出来てしまいます。本当に便利な物を買ってもらいました。ham君ありがとう!これからも頑張ってご飯や、おやつを作るよ!

疲労骨折 その1

もう1ヶ月程前になるでしょうか、隣の部屋で手動のシュレッダーを使って、郵便物や請求書を処理してくれていたham君が、「akou!たいへんだ!疲労骨折した!」と慌ててやって来ました。「え!?」と一瞬焦った私でしたが、当の本人はピンピンしています。よくよく話を聞くとシュレッダーのハンドル付け根部分が、「バキッ」と凄まじい音を立てたのだとか。そして、その後は回しても回しても働いてくれなくなったのだそうです。左の写真が疲労骨折後のシュレッダーです。一見したところ平気そうですが、退職していただく運びとなりました。本当はA4の紙を一枚ずつしか処理できないシュレッダーだったのですが、ついつい面倒臭くなってしまい、数枚重ねてハンドルを回すなど酷使していたのは事実で、今更ながら但し書きは守らないといけなかった…と反省。シュレッダーには申し訳ない思いで一杯です。

心痛めながらも、シュレッダーが無いと困る私達、早速、代替品の購入を考えることになりました。電動のものも含め色々と検討した結果、ハサミ型シュレッダーを買うことにしました。他者に見られては困る部分をハサミで切ると、その部分が粉砕されていくという大変な優れものです。一度、madoka32ちゃんのblogでも同様の物か類似の物が紹介されていて、羨ましく思っていたような記憶があります。

そんなこんなで、現在、我が家ではハサミ型シュレッダーが大活躍中。このハサミ型シュレッダーを使ってみて、家庭で出る書類で個人情報が記入されている部分というのは実は非常に部分的で限られていることがわかりました。つまり一枚の紙全部を、大きなシュレッダーを使って、イチイチ端から端まで切り刻む必要が無いことが判明したのです。ですから、以前よりもお手軽に書類を処理することができるようになりました。そして、そのお陰で、要シュレッダーの書類溜めることがなくなりました!画期的です!

2008/07/23

念願の棚 『BILLY書棚システム』

7月20日(日)の午後、先日、IKEAにて購入した念願の『BILLY書棚システム』が届きました。ham君と一緒に住むようになって5年、寄せ集めの家具でその場 を凌いで来ましたから、書いて字の如く正に念願の大型収納家具の到来でした。

そんなこんなで待ち侘びていた私達、早速組み立てを開始。何せ高さ2メートルの代物ですから、先ずは組み立て場所を確保するところから開始しました。二人で手分けをして組み立てること数時間、漸く最後の一つ、後は扉を取り付けて終了!となったその時、「アレ?」とham君が一言…。何かと思いきや、「ネジ釘が一本足りない…」とのこと。「まさかね…」と二人してアチコチ探してみるも見つからず、結局IKEAのコールセンターに問い合わせの電話をすることになりました。するとコールセンターのおねえさん、「申し訳ありません、送ります」といって下さったのですが、もちろん「今」欲しいけれど「今」届くわけではなく、一週間、扉を付けられないまま放置することに。

昨日、ネジ釘が一本だけ届きましたが、私1人で組み立てるには自信がありませんし、かと言って夜に作業するのもどうかと思われ、結局と言うか、やっぱり今週末まで完成は見送ることとなりました。

久しぶりのパン屋さん

ホームベーカリーを購入してからというもの、パン屋さんに行くことがなくなりました。

先日は久々にham君と二人、パン屋さんのカフェスペースにてランチをして来ました。向かった先は、学生時代に二人してよく足を運んだパン屋さん『DONQ』。ham君が『DONQ』で販売されている、「ベーコンとレタスのサンドイッチが食べたい」と言い出したのがきっかけでした。私は私で、どんなお惣菜パンが売られているのか、今後のパン作りライフの為に見たいと思っていたところでしたから、正に願ったり叶ったりの提案でした。

今回、私達が頂いたのは、半月型のチーズの載ったパン、その左下がベーコンポテトマヨネーズ、その右横がくるみパン、その左上がチョコレートの入ったデニッシュ、その下に隠れるようにしているのがあんぱん、以上5点でした。ham君が食べたかったサンドイッチはありませんでした。残念!

バターや粉の価格高騰の為、何れも以前より値上がりしていましたが、味は変わりなく美味しかったです。ベーコンポテトマヨネーズとチーズのパンは自宅でも見よう見真似で作れるかな…と思ったのと、あんぱんは生地をハイジの白パンで作ってみるのも手だな…などと、今後のパン作りライフを思い浮かべてワクワクしながらも、お味を堪能して来ました。

たまには、パン屋さんに行って刺激を貰うのもいいものですね。

2008/07/22

花火大会 7月19日(土)

三連休の初日、近所の川原で花火大会が催されました。この花火大会、昨年もblogにてお伝えしたと思うのですが、我が家のダイニングから見えるのです!しかし、大体毎年平日に行われますので、ゆっくりと鑑賞するということのないまま、数年を過ごしてきました。更には、去年も休日と重なったこの花火大会でしたが、夫婦揃ってすっかり忘れていた為、一緒に見ることができませんでした。

そんなわけで、今年はなんとしても!と思い、わざわざHPで調べて待ち構えていました。

当日は晴れ、よっぽど運悪く雨が降らない限り(ham君が雨男なのでかなり心配しましたが…)、順延は無いはずと強く自分に言い聞かせ、又、心躍らせながらテニスのレッスンに行きました。そこで、itoコーチ、ラク田さんとノリピーちゃんに我が家にいらして頂くようお声をかけると、コーチはお仕事、ラク田さんは男3人で焼肉とのことで、花火鑑賞会には来られないことが発覚。まあ、”今日聞いて今日”のことですから仕方がありません。今回お誘いした中で、ノリピーちゃんが1人になってしまったのですが、なんと来てくれました!有難う!1人より2人、2人より3人で観る方が断然楽しいですもんね!

そんなわけで順調にスタートした花火大会。多少風があったのでしょうか、花火が煙に隠れてしまうことなく、くっきりと美しく見えました。7時45分から8時30分まで、お食事をしながら、思わず拍手をしたり、「わぁー!」と歓声を上げたりしながら、夏の始まり、風物詩を心行くまで楽しみました。

花火が終わった後は、ノリピーちゃんが持って来て下さったデザートをいただきながら、本当に色々なことを話しました。もう2年以上、テニスをご一緒させていただいてる彼女ですが、こんなに沢山のしかも内容の濃い話をしたのは初めてだったのではないでしょうか。私はノリピーちゃんから教えてもらうことが多くて、お話をさせてもらっていると、とても楽しく、又、有意義な時間を過ごすことができます。これからもよろしくね!そして、来てくれて有難う!是非、また来て下さい!

2008/07/18

基礎化粧品のこと

最近、どの基礎化粧品が自分に合っているのか、色々と試しています。

学生時代はお金が無くて、選択できる物も安いのに限られていました。しかも、人より長く学生をしてしまったので、なかなか欲しいと思う基礎化粧品にも手を出せずにいました。その後、無事に就職、ほんのちょっとですがお金に余裕もでき、以前よりは高めの商品を使うことができるようになりました。そういうわけで、ここ数年はHouse Of Roseの商品にお世話になってきました。ところが…何度かこのblogにて書いていますが…このお正月に旅行した金沢にて、『すっぴんエッセンシャルズ』というシリーズに出会ってしまいました。使ってみると目から鱗!とっても心地よいではありませんか!しかも、当時使っていた物よりも安い!ショックでした!要するに高ければ良いというものでもない、というわけみたいです。どんなに高い物を使っても、モトは変わらないというわけです。よく考えなくても、当たり前のことですが、ついつい報われない幻想を抱いてしまっておりました。

遅ればせながら、その事実に気付いた私、現在、色々な基礎化粧品を使い、自分に合った物を探しています。最近、保湿+美白に非常に心惹かれていて、ロゼットの『ロゼットホワイト』というのを使っています。某氏が「東北の人ですか?」と聞かれるほど効果があったらしい!商品です。ここ2、3週間使っているのですが、どうも私には合っていないような印象を受けています。私がオイリースキンの為だと勝手に思っているのですが、日中のテカリが少々気になるのと、ニキビ!?(吹き出物…)が多少目立つようになりました。以前にHouse Of Roseのホワイトニングシリーズを試した時も、同じような感じになりました。ただ、なんとなく肌が白くなったような気がしているので、諦め難い『ロゼットホワイト』だったりします。しかし、私は「気持ちの問題」というのに非常に影響され易く、「病は気から」という諺がピッタリと当てはまるような性質を持ち合わせています。薬だって実はプラセボで良いのでは?とドクターにまで言われる始末…。そんなわけで、このシリーズを続けるかどうか迷っているところです。

洗顔はロゼットの『洗顔パスタ』を使っているのですが、これはなかなか良いようです。特に問題はありませんし、『すっぴんエッセンシャルズ』の洗顔よりも洗い上がりがスッキリしていて好きです。しかも激安!これは使い続けることになると思います。ham君も使ってみて良かったようで、もしかしたら夫婦で使うことになるかもしれません。

洗顔はこの他に、もう一つ良いなぁと思っている商品があります。それはロゼットの『洗わない洗顔 ロゼットクレンジングミルク』という商品で、その名の通り顔全体にマッサージするようにつけた後、洗い流さず拭き取るというものです。初めは本当に汚れが取れるのか疑心暗鬼だったのですが、使ってみるととっても素敵!しかもラヴェンダーの香りがほんのりと含まれており、これまた素敵!ただし、毎日気兼ねなく使うには少々お高いので、時々、リラックスしたい時なんかに使えたらよいなぁ、と思っています。

そんなこんなで、今までに(学生時代など)試した物も含めて考えると、洗顔は『洗顔パスタ』時々『洗わない洗顔 ロゼットクレンジングミルク』、その後のケアは『すっぴんエッセンシャルズ』かな?と思っています。もし他に、こんなに良いのがあるよ!というのがあれば、皆さん、どうか教えてください。

拝啓 sotamann

こんなに素敵なカードを頂戴しておきながら
御礼が遅くなり、たいへん申し訳ありませんでした。
ham君も大変喜んでおりました。

2008/07/17

IKEA ポートアイランド 2回目 6月13日(日)

前回、IKEAに行った際、購入希望の棚の候補を幾つかチェックしていたものの、結局、購入は見送って帰宅。「インターネットを使って購入しても良いし…」と、気軽に考えて帰ったのですが、日本のIKEAではネットでの販売は未だなされておらず、再度足を運ぶこととなりました。前回、IKEAに行った時は、芦屋のおじさまとおばさまを訪ねたのですが、今回はtomo家へお邪魔することに。そして、一つ前の記事でもお伝えした通り、tomoファミリーの車に乗せてもらってIKEAに行きました。

本当はtomoファミリーとショッピングを思う存分楽しみたかったのですが、生憎の混雑、大勢での移動は少々困難と判断。取り合えず我々の目的を果たして、その後に合流しようとの運びになりました。前回の下見もあったので、スムースに事が運ぶと踏んでいた私でしたが、これが甘かった。商品をセルフサーヴィス・エリアで見つけ出すまではなんとか順調でしたが、レジが長蛇の列。なかなか前に進めず。tomoに連絡を取ると、既に店内を見終わってレストランで寛いでいるとのこと。申し訳ないと思いながらも、どうにかこうにかお会計を済ませ、宅配サーヴィス・コーナーへ直行。又も新しい列に加わること数十分。tomoに「もう直ぐ合流します」と連絡。ちびっこを二人連れてたいへんだろうに、「いいよー、ゆっくりねー」と心温まるお返事、これに感謝しつつ、なんとかお目当ての『BILLY システム』を我が家まで送る手配を完了。漸く、tomoファミリーと合流できたのでした。そして、レストランにてお喋りをしながら、舌鼓を打ちました。

今回は『BILLY システム』の他に大判のバスタオルを買いました。我が家では、夏は掛け布団を使わずにタオルケットで休んでいます。ところが、これの洗い替えがなく困っていました。方々で替えの品を物色するも、コレというのに巡り合えず、今日まで…。そこで発想を転換し、タオルケット探しは辞めてビーチ用の大判タオルを探すことにしました。大判のバスタオルでは180×100とのサイズもありますから、寝具としても十分に間に合います。前もってHPで検索すると、IKEAにもこのサイズの商品があるとのことでしたから、『BILLY システム』を購入する傍らに探し、右斜め上の二枚を購入しました。全く…、私の大好きな色合いのタオル、嬉しいことこの上なしです。現在使用中のタオルケットを洗い、新しく買った品を使う日を心待ちにしている私です。早く洗濯日和がやってこないかな…。

2008/07/15

tomo宅訪問! 6月13日(日)

日曜日、いとこのtomo宅にお邪魔して来ました!tomoはたまにこのblogにも登場してくれている、いとこのAちゃんの妹、華香ママの双子の妹、Mおばちゃんの次女です。tomoは半年前の自分の誕生日に!次女を出産、現在二児の母、子育てで忙しい中、洋ナシのタルトを焼いて我々二人をもてなしてくれました。

tomoはお菓子&パンおたく!?一体何を目指しているのか…その作りっぷりには目を見張るものがあります(詳しくはこちら)。しかも、パパは甘い物がもひとつ苦手、長女のAちゃんもあまり食べず…とのこと。一体誰が食べているのでしょう…謎です。

今回、ご馳走になったタルトを写真に収めてこようと、ham君のにお願いしてバックに入れてきてもらったカメラ、なんと!SDカードを持ってくるのを忘れてしまい、使用不可能。せっかく皆さんに美味しかったタルトをご紹介しようと思ったのに、とても残念です。

それにそれに、可愛い長女のAちゃん、次女のMちゃんと一緒に写真を撮って来たかったのに、これも実現できず…。全く、私のおっちょこちょいぶりには自分でも呆れてしまいます。次回は必ず忘れずに持っていこうと、今から心に決めています。

tomo宅にて、一息ゆっくりとつかせてもらってから、tomoファミリーの車に乗せてもらってIKEAに行って来ました!今回は目的の品を買う為に行きました。そして無事に購入しました。それについては、日を改めて書き留めたいと思います。

tomo、二人のかわいいおちびちゃん、そしてパパ!どうもありがとうございました!本当に楽しいひと時を過ごさせてもらいました!また遊びに行きますので、その時はよろしくね!夏休みで帰省した際には我が家にも来て下さい。そして、テニスしましょ!

2008/07/12

そうだったのか…

私の好きな本に『ASIAN JAPANESE アジアン・ジャパニーズ』、『ASIAN JAPANESE 2 アジアン・ジャパニーズ』、『ASIAN JAPANESE 3 アジアン・ジャパニーズ』があります。その他にも、『DAYS ASIA ディス・アジア』、『JAPANESE ROAD』を読んでいますが、前者3冊は大学の学部時代に何度も読み返した写真集です。

先日、図書館で小林紀晴氏の写真集を目にしたので、何とはなしに借りて来ました。そして読んでみると、なんと『ASIAN JAPANESE アジアン・ジャパニーズ』のシリーズを撮る直前のご本人の生活や思考が、写真と共にまとめられた一冊だったのです。感激でした。モラトリアムとでも言うのでしょうか、自身の人生、その生き方について、真っ向から悩んでおられる様が粛々と綴られていました。小林紀晴氏の写真集を読むと、人生の美しさについて考えさせられます。

偶然とは言え、非常に貴重な一冊との出会いでした。

簡単おやつ

私が子供の頃、華香ママがよく作ってくれたおやつ。美味しくて、大好きなおやつの一つでした。名前は知りません。華香ママの創作なのか、それとも何かで見聞きしたのか、それすらわかりません。先日、夕食に餃子を作ったので懐かしくなって、ついでに作ってみました。作り方は至って簡単、そして、安上がり!

【材料】

バナナ
餃子の皮
揚げ油
シナモンパウダー (あれば)

【作り方】
  1. バナナを適当な大きさに切る。
  2. 餃子の皮に包む。
  3. 揚げる。
  4. シナモンパウダーを振りかける。

順調に咲いています

ほぼ毎朝、何輪かの花を見ることができています。

2008/07/11

アンカー展 6月20日(金)

時は少々遡って、6月20日(金)の出来事。だいぶ以前より気になっていた『アンカー展』に足を運びました。会期はまだまだある…とのんびり構えていたのですが、気が付くと既に最終週になっており、慌てふためいて予定を組んだのでした。

平日の朝一番での入場を予定して行きましたから、空いていることを予測していたのですが、甘かった!会場は入り口から出口まで、まさに数珠繋ぎの大賑わいの様相を呈していました。一瞬、怯みましたが、とても楽しみにしていた展覧会でしたから、気を取り直して入場しました。

アルベルト・アンカーの作品は、本当に素晴らしく、又、美しかったです。日本ではあまり知られていないアンカー氏ですが、スイスでは19世紀に活躍した国民的画家の1人です。写真かとハッとさせられるような緻密な作品は、堅実だったアンカー氏の人生を表したような、いや、質実剛健なスイス人気質をまさに”絵に描いたような”印象を受け、懐かしささえ感じました。

アルベルト・アンカーの作品は、人々の飾らぬ日々の生活を、まるでその場を切り取ったかのように淡々と書き続けた、そのようなものが殆どですが、中には教育を意識したものも何枚かあります。アンカー氏は、ペスタロッチなどの教育者の思想に非常に共感的で、これを世間に絵を通して伝えるというような意識もあったようです。ですから、教育をテーマとした作品もいくつか見受けることができました。それらの絵では、子供達が目を輝かせて活き活きと描かれており、私の二人の大切な妹達がスイスの幼稚園、学校にそれは楽しそうに通っていた日々と重なる感覚を覚えました。

右の写真は自身のお土産に買ったマグネットです。題名は『筆記版と縫物かごを持つ小学生』。この絵を見たとき、フッと親近感が心に沸き、絵の前を通り過ぎるのにひとしきり時間を要しました。展覧会の会場では気が付きませんでしたが、今思うと、私達がスイスに住んでいた頃、現地の小学校に通っていた私の真ん中の妹の姿になんとなく雰囲気が似通っている、そんな気がします。時代背景が異なる為、着ている洋服や持っている物、もちろん人物だって全く異なるのですが…。Zurichの町並みがずっと変わらずにあるように、スイスには時代を超えて受け継がれている普遍的なものがあるように思います。

この展覧会にはZurichのKunsthaus(美術館)からやって来た絵も何点か展示されていました。かつて私が家族と共にKreuzstrasseに住んでいた時、Kunsthausに足を運んで観た絵に今回、再び出会ったことになります。鑑賞中は、20年近い時間を過去から現在、現在から過去と行き来する、時空を超えた思考の中に埋没し、とても不思議な、まるでタイムマシンにでも乗ってしまったかのような、そんなひと時を過ごしました。すでに会期の終わったこの展覧会で感じたこと、又、考えたこと、これらを未だ自身の中で租借できていない、そんな日々を過ごしています。

2008/07/10

ロシア料理

7月6日(日)の久々京都デートでは、ロシア料理レストラン『キエフ』 にてランチを頂きました。地図を頼りに歩いていくと、どうやらそれらしい建物は見付かったのですが、一見した感じではレストランが入っているようには見えません。二人の心の中には、ほぼ同時に少々の不安が顔をもたげましたが、せっかくですから思い切って入ってみることに。

店内は「昭和」 な雰囲気が漂う、なんともエキゾチックな空間でした。がっしりとした大き目のテーブルと椅子、調度品の他、マトリョーシカを初めとするロシアの民芸品が数多くディスプレイされていました。店員さんは黒のパンツに白のシャツ、そして黒のチョッキといった装いで、とても落ち着いた感じの対応でした。少々残念だったことは、禁煙席と喫煙席が隣り合っており、分煙が徹底されていなかったことでしょうか。それ以外では、窓からの鴨川の眺めも最高で、隠れ家的な「ちょっといい場所」を見つけた感満点でした。

さて、お食事の方は、ランチメニューをと思って赴いたのですが、残念ながら日祝日には取り扱っていないとのこと、急遽予定変更して、一品料理を幾つかオーダーしました。

アグレツ(キューリの酢漬け)。ロシア風のピクルスなのでしょうね。私達が普段食べているピクルスに比べると、香辛料の種類が少し多いように感じました。美味しかったです。

ピロシキ。パン屋さんで買って食べたことはあったのですが、全く別物と言って良いほど美味でした。サクッサクの生地の中には、手の込んだジューシーな具が入っていました。私にとって驚きだったのは、具の中に春雨があったことです。春巻きを髣髴とさせるものがあり、食文化について考えさせられた一品でした。と言いますのも、つい先日読んだ『Agora』の中国麺の特集記事の中で、広大な土地を持つ中国では地域毎に麺の種類が異なり、これは 隣接する国の文化に影響されているとも言える、という内容が書かれてあったのです。そこで、今回のピロシキの中の春雨!ロシアと中国という地続きの国の食に類似性を発見し、食と文化に深い繋がりがあろうことに非常に興味を持ちました。

ボルシチ。私はもっと濃厚なお味かと思っていたのですが、とってもあっさりとしていました。しかし、しっかりとしたコクのあるスープはとても味わい深いものでした。スープの鮮明な赤色が何なのか気になってウエイターさんに尋ねてみると、ビーツの色が出たものだと教えて下さいました。ボルシチと一緒に出てきたパンは、少々甘めのふわっとしたものでした。「お好みでニンニクのソースをつけてお召し上がり下さい」とのこと。昼食後はBenettonでショッピングの予定でしたから、お口のニオイが気になりましたが…チャレンジしました。ディップのようなイメージを持っていたのですが、ソースは思ったよりもシャバシャバとしており、薄味でした。が、ニンニクの香りはストロングでした。Benettonの皆さん、失礼しました。

プロフ(ウズベキスタン風ピラフ)。お味は少し濃い目でしっとり、ピリリとしたカレー風味のピラフでした。ウズベキスタンというと現在は独立国家 ですが、1991年のソヴィエト連邦崩壊までは、その一部だった国です。征服、支配、崩壊、独立、暴動、弾圧…など、なんだかお食事のメニューにも歴史や世界情勢を感 じました。

ロシアン・ティー。ham君は「けっこう有名だよ」と言って、飲み方の説明もしてくれたのですが、私はお恥ずかしながら知りませんでした。紅茶の中にジャムを入れて飲む、初めてでした。この時に出てきたジャムは、薔薇の花びらのジャムで、程よい甘さに加えて、ほんのりと薔薇の香りが漂い、ゴージャスな気分にさせてくれる一杯でした。

とっても楽しく、又、美味しいランチのひと時でした。

2008/07/09

気になる建物 Ⅰ


7月6日(日)、ham君と京都でデートした日、いつも気になっている建物(京都府京都市東山区四条大橋東詰)の写真を撮って来ました。毎回、目にする度に素敵な建物だな…と思っていましたが、今回、写真を撮ったのをきっかけに、どのような建物か調べてみました。そうしたらなんと!何度か耳にした事のある『レストラン菊』さんの建物だったのです!の1926年(大正15年)の竣工時の様子をそのまま留めているそうで、登録有形文化財にも指定されています。インターネット上で調べた限りでは、設計者は不詳というもの、松村次郎という記述が見つかりました。もちろん、現在もレストランは営業されていますから、一度食べに行って内部も見てみたいものです。

下の写真は『レストラン菊水』を、この建物の後ろにあるレストラン『キエフ』から撮りました。今の時期、ビアガーデンをしているようで、少々気になりました。また、いつか機会があればご紹介したい建物に、『レストラン菊水』と鴨川を挟んで対角線上にある『東華采館』と、四条通りを挟んで『レストラン菊水』の向かいにある『南座』があります。

夏のバーゲン

7月6日、日曜日、久しぶりにham君と京都は四条にある『Benetton』に行って来ました!私はチョクチョク京都にやって来る機会があるのですが、ham君は春以来だったのではないでしょうか。今回はバーゲンの時期でしたから、この時ばかりにと、欲しいものを数品購入、買い物をすませたら2時間近く経ていました。

Benetton のお洋服が大好きな私達、店員さんもそのことをよく知っていて下さり、本当に親切に対応していただいています。いつも私の相談に乗ってくださる店員さん方 は、皆さんBenettonのお洋服が大好きで働いておられ、言葉の端々からそれが伺え、本当に気持ちが良いです。優柔不断な私のお買い物にも、私のク ローゼット(殆どBenettonのお洋服)を一緒に思い浮かべながら付き合って頂いています。有難い限りです。いつだったか、落ち込んだ日にお店を覗い て、店員さんとお話をして元気を貰って帰って来たこともあります。何かの機会に感謝をお伝えできれば…と思わずにはいられません。

Benettonのお洋服が大好きだから、Benettonのコンセプトを良いと思うから、Benettonのお店に足を運ぶのですが、私の場合、それと同じくらい店員さんとのコミュニケーションを楽しみに行っているとも言えます。

四条大橋から撮ったものです。床が出ていて夏を感じました。

2008/07/07

Wimbledon 2008

今年もWimbledonが終わりました(去年の記事)。ham君と私、今年は私の第二の故郷とも言えるスイスはBasel出身のRoger Federer選手の試合を、アナログ地上波放送にて放映された限りにおいて、その全てを自宅のテレビデオで観戦しました。我が家のテレビデオ君、相当なプレッシャーを感じていたのでしょうか、その試合中は一回も不調をきたすことなく働いてくれました。

残念ながら、私達が応援するRoger Federer選手は、6連覇をかけた決勝戦にて敗れました。しかし、対戦相手のRafeal Nadal選手共に、Wimbledon 2008の栄えある決勝戦を、歴史に残る長時間の試合にもかかわらず、手に汗握る内容の濃いプレーで飾ってくれました。

試合が終わってもWimbledon熱!?、Roger Federer熱!?覚めやらぬ私は、Roger Federer選手の公式HPを熟読し、『ROGER FEDERER FOUNDATION』なるものを発見しました。Roger Federer選手は”It is important to me to give back some of the luck that I am able to experience in my life-以下略”と語っており、私はこれに非常に感銘を受けました。『Roger Federer Shop』で買った商品の収益は『ROGER FEDERER FOUNDATION』を通して、十分な生活や教育、余暇を得ることが困難な国の子供達や、又、スイスの若いアスリートの為に活用されるとのことです。私の実家は決して裕福ではありませんでしたが、感謝すべきことに、私の両親は私に人並みに教育を受けさせてくれましたし、養育もしてくれました。又、スイスで過ごした3年間には、現地の方々に、又、スイスという風土の中で貴重な体験をさせて貰い、目に見えない財産を頂きました。『ROGER FEDERER FOUNDATION』を通して、私も次世代に、私が施してもらったluckの一部を還元できたら…と思いました。

2008/07/05

新しいスクールにて

何かスポーツをしたいね…という話から、通うようになったテニススクール、これが閉鎖される旨はこのblogでもお伝えしたと思います。私達は2005年の11月に入会しましたから、2年半お世話になりました。
  • 2人でできるスポーツ
  • 2人とも過去に経験がない
  • 生涯スポーツとして楽しめる
という理由でテニスを選び、先ずは「お試しレッスン」を受け、その後「はじめてクラスへ」。そこで半年くらい過ごした後、itoコーチの土曜日の11:00-の初級クラスへステップアップ。このクラスの初級とは全く名ばかりで、皆さんとても上手だったのです。テニスを始めて半年の私は、あえて表現するなら「てぃらりぃ~」状態でした。失敗ばかりで迷惑をかける私を皆さんは暖かく支えて下さり、テニス以外でも仲良くしていただけるようになり、それはそれはとても楽しい2年間でした。そして何よりも!このステップアップが私達の(私の!?)運命を変えました!すっかりテニスの虜になってしまったのです!正直、こんなにのめり込むとは思ってもいませんでした!そんな2年間のうちに、出産で1人辞め、結婚で1人辞め、転職で1人辞め…と仲間が減り、極めつけがテニススクールの閉鎖。仲間たちはそれぞれの場所でテニスをすることになりましたが、それでも、これからもずっと仲間でいられると、私は信じています。

さて、私達も新たな場所で今日からテニスを再開しました。itoコーチにご紹介頂いた『SPORT CUORE』にて、itoコーチのレッスンを受けることになりました。以前、同じクラスだったノリピーちゃんとK・Yさんも一緒です。その他、MIDで私達が受けていたクラスの一つ前の初中級のクラスの方3人もおられました。私は以前の初級クラスでも四苦八苦状態で、なんとか皆さんについていけるように頑張っていたところだったのですが、今回、クラスのレベルはさらにアップ!初めてMIDの初級クラスにレベルアップした時同様「てぃらりぃ~」状態です。そんな中、今日はなんとなくサーヴが良い感じかも!?と思っていると…、itoコーチが「蛇がトグロを巻いているみたいなサーヴ」と一言。私の試練は続きます…。

何はともあれ、再びテニスができる場所が見つかり本当に良かったです。そして、その場が私のレベルを遥かに上回る環境だったことも、私にとってはラッキーでした。私は、何事でも自分のいる位置よりも高い環境の中に身を投じることは、自分自身を磨いていく上でとても大切だと思っています。皆さんにはご迷惑をかけると思いますが、色々と教えてもらいながら楽しくテニスを続けていけたらなと、強く思っています。

2008/07/04

田舎暮らし

だいぶん前にいとこのN君から借りていた、島田紳助氏の『えせ田舎暮らし』を漸く読み終わりました。島田紳助氏が長年夢見てきた田舎暮らしを実現するまで、又、実現後のエピソードを綴ったものでした。都会で暮らしてきた島田家が急に田舎で暮らすようになり、公共交通機関が十分に整っていないことから、子供達の通学に不便が生じたこと、冬季の雪解け作業の大変さ、夏季の草むしりの過酷さ、家の中に虫が出るわ、畦道に蛇がいるわ等々、都会ではありえない環境に、最初の一年は驚きばかりだったようです。しかし、その驚きや不便さが家族の絆を深め、一丸となって生活していくという姿勢ができたと、田舎暮らしの恩恵について強く述べてありました。

私は正真正銘の田舎育ちです。もちろん公共交通機関は限られており、と言うか、むしろ皆無に等しく、駅まで自転車で30分は当たり前でした。その上、豪雪地帯でしたから、冬は通常の日よりも何倍も早起きして歩いて駅まで行き、学校に通っていました。

夏になると、家の中にはムカデ、蛇、カブトムシ、ギンヤンマ…ありとあらゆる虫達が出てきます。ムカデ対策で、靴を一旦、叩いてから履くのは常識。お風呂など湿気のある場所に入る時には、ドアを開けてから、蛇やムカデが落ちて来るのを待つ為に、若干の間を作って自己防衛をしていたものです。虫だけならともかく、自宅の縁の下にアナグマが住んでいたこともありましたし、狐は家の敷地内を通り道にしていたようでした。更に、裏山にサルの大群がやってきたこともありました。そんな田舎でしたから、遊びといえば夏は魚とり、冬はそりと、暗くなって母親が呼びに来るまで、ひたすら外で遊んでいた記憶があります。

生活は電気、水道、ガスとライフラインはもちろん完備されていましたが、父親の趣向により、お風呂は蒔きで沸かすものに改造したり、暖房器具は火鉢や蒔きストーヴを使っていました。又、井戸もありましたから、夏になるとここでスイカを冷やしたりと、これも活用していました。どちらかと言えば、便利な物を容易く使う生活から、徐々に自然に頼る(=不便さを伴う)生活へと変更されてい我が家でした。このへんは島田紳助氏が都会から田舎へ移ったあたりと、規模は違えど重なる部分かもしれません。もちろん不便でした。けれども当時の私の日記を読むと、季節感溢れる言葉が散りばめられており、幼少期をそのような環境で過ごせたことは非常にラッキーだったと言わざるを得ません。アウトドアが趣味に加えられる現代ですが、私の幼少期の日々は、生活自体がアウトドアでした。

田舎での生活はもちろん良いところもありますが、時に閉塞感や束縛と言いましょうか、柵があったりもします。季節の移り変わりを感じつつ、体を動かし汗をかいて生活することは素晴らしいですが、実際の生活には色々あるものです。その後、大都会にも、そこそこ都会でも住む機会を得た私ですが、何れをとっても一長一短はあるもの…。私は将来にどんな選択をし、どこに住むことになるのでしょうか…。

色々考えた一冊でした。

朝顔、今年も咲いた! 

一昨々年の夏、実家の父から朝顔の鉢をもらいました。その夏の間中、何輪もの花を咲かせ、我が家のベランダを彩ってくれました。

一昨年は鉢を放置して手入れをしていなかった為、朝顔の芽はでることなく、育てることもありませんでした。

そして去年、どこかにこぼれ落ちていた種があったのでしょう、気が付くと一人生えしていました。そこで急遽、植え替えて育てることに。夏の間中、その美しい花を楽しませてもらいました。

今年は去年から大切に保存しておいた種を植えました。そして今朝、今年初めての朝顔が咲きました。淡い紫の大きな花でした。去年はつるが巻き付くように、鉢に支柱を立てて育てましたが、今年は栽培方法を少々研究、支柱なしで花を咲かせる栽培法にチャレンジしています。つるが延び、葉っぱが数枚付いたところで先を切り、わき芽を増やしていく方法です。最初は上手くいくかどうか心配でしたが、沢山つぼみが付いてきています。又、先ほど様子を見てみると、明日咲くであろう朝顔が既にスタンバイしていました。これから毎日、次から次へと咲いてくれるのでしょうか。とても楽しみです。

2008/07/03

きゅうりパック

一人の作家さんの本を読むと、続けざまに同じ作家さんの本を読む傾向のある私です。先日、『フランス人の贅沢な恋愛生活』を読みましたので、その勢いに乗って、今回は『お金をかけずに贅沢なフランス人の美容生活』を読みました。

タイトル通り、美容について述べられた本でした。ただ美は美でも、表面的なものを培うだけでなく、内面的にもこれを高めることが大切であることが書かれており、良かったと思います。内面的に綺麗であることが本当に人を輝かせるのだから、その為に、自身を常に高めようと努力をし、知性を身につけている人が如何に美しいか、これを力説しておられました。全く私も同感です。そういう意味で、私もぜひ美しい人になりたいと思います。

そんな本書、本来の美容についても数々のアドヴァイスがありました。これもまたタイトル通りリーズナブルなものばかり。その上、非常にナチュラルな方法が書かれてありましたので、安全面も保障されており、一石二鳥。

その中の一つに「きゅうりパック」が載っていました。きゅうりのパックは脂っぽい肌の人に適しているとのことです。先日、母方祖母宅にて二人では到底食べきれない量のきゅうりを貰って来て、このところ毎日きゅうりがテーブルに並んでいましたので、これは…!とばかりに、実践してみました。薄くスライスしたきゅうりを、洗顔後、化粧水と乳液で整えた顔にペタペタと貼っていきます。しばらくおいた後は、きゅうりを外して顔を水でよく濯ぐのみ。

最初は肌に異常をきたさないかと、とても心配しましたが大丈夫でした。きゅうりを貼り、しばらく放置すると少々痒みが出て来ましたが、特に被れることはありませんでした。パックを終えてきゅうりを外した瞬間、顔全体がカーッと熱くなりましたが、これも直ぐに治まりました。その後、お化粧をするといつもよりファンデーションの乗りが良かった用に思いますし、又、テカリも気になりませんでした。後、気持ちの問題かもしれませんが、パック後はなんとなくスッキリした感じがしました。しばらく続けてみようかと思っています。

化粧及び美容の道具についても考えさせられた本書でしたが、自分を磨くことの大切さにも改めて目を向けることができた、そんな貴重な一冊でした。

写真集

以前、浅見光彦シリーズの『棄霊島』という作品で、端島、通称「軍艦島」が舞台になったものがありました。この本を読んで初めて、「軍艦島」と呼ばれる島が現存することを知りました。その後、どうにも興味の波が去らず、どんな所だろうか…と想い続けていました。そんなある日、図書館の書棚の間をいつものようにブラブラ歩いていると、『1972 青春 軍艦島』と題した写真集を見付けました。

端島は長崎市から18kmの沖合いに浮かぶ、コンクリートで固められた炭坑の島で、その姿が軍艦に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。島は南北480m、東西160m、面積6.3haので、最も人口が多かった頃は5259人の住民がいたとのことです。この島は、明治初めの開山以来80年余りにわたり、島直下及び周辺海底の石炭を採掘していましたが、1974年1月15日をもって閉山に追い込まれ、以来、今日まで無人島となっています。この写真集を出しておられる大橋弘氏は、「軍艦島」にて半年余り下請けの仕事をしていたそうで、その時に撮った写真を元に、この写真集を編集されたそうです。

おおよそ6haの土地、しかも島。その中に人々が暮らす。しかも80余年。島で生まれて島で生涯を終えることが十分にできる期間、その環境は続いたわけです。「島全体が家で、桟橋が玄関」というように写真集に記載がありましたが、人間関係やその生活様式、又、価値観など、独特の文化があったのではないかと想い馳せます。そんな場所が日本にあったなんて…全く知りませんでした。

2008/07/02

こんなモノも作っていましたⅡ


「Uster Schloss」
私がかつて住んでいた街、Usterのお城が描かれたカードです。
このカード、一世一代の大掃除をしていたら出てきました。
あまりに懐かしく、リヴィングの壁に飾ることにしました。
そこで毎度、お馴染みの「手作り額」に入れました。
Usterで住んでいたアパートの私の部屋の窓からは
このUster城がよく見えましたので
学校の宿題をする合間に眺めていたことを思い出します。
日曜日の朝になると、お城の隣にある教会の鐘が
リンゴーンと鳴り響き、その音を聴くのがとても好きでした。

こんなモノも作っていましたⅠ


かなり前のヴァレンタインディに
妹のchikou☆がham君に贈ったチョコレートの箱。
今年のお正月、年始のご挨拶にとsotamannが送ってくれたカード。
どちらも「旬」を過ぎてしまい、行き場に困っていました。
そんな時、閃いたのが上の写真のオブジェ!?
光沢のあるピンク色のリボンを使って作ってみました。
これでsotamannとchikou☆の気持ちは永遠に!

マイナーチェンジ

明日のham君のお弁当に、お惣菜パンを焼きました。毎日お弁当では飽きるかな…と思い、一週間に1回くらいはパンの日を作っています。ところが、この頃ではパンの種類も徐々にマンネリ化してきています。

そこで今日は新しいメニュー、”ベーコンエッグパン”に挑戦してみました。どこのパン屋さんだったか忘れたのですが、そこで食べた”ベーコンエッグパン”がとても美味しかったので、これを思い出しつつ真似をしてみることに…。しかし、その結果、いつもの卵パンの卵の下にベーコンを敷いただけ、になりました。しかも…パッと見た感じ、ベーコンの存在感があまりにも希薄ですよね。お味の方はまだ試食をしていないのでわかりませんが、せめて美味しいことを願います…。

皆さんの中で「”ベーコンエッグパン”を作ったことある!」という方、または、「こんな”ベーコンエッグパン”を食べたことがある!」と言う方、ご意見をいただけると幸いです。よろしくお願いします。

2008/07/01

ホタテの貝殻

時は遡り…2004年のクリスマス前、夫のham君と二人、私がかつて住んでいた街を旅しました。その際、地元のお店『Migros City』にて食料品などを買い物している時、陳列棚の横に山積みにされている大量のホタテの貝殻を発見。どうやら「ご自由にお取り下さい」というものらしく、一つ頂いて来ました。日本に帰って来てからつい先日まで、この貝殻の中には、一つ前の記事でご紹介したICSで拾ったまつぼっくりを入れ、サイドテーブルの上に飾っていました。しかし、ご存知の通り、まつぼっくりは形を新たに室内にディスプレイしましたから、貝殻のお皿はお役御免となりました。とは言うものの思い出深いホタテの貝殻…捨てるわけには行かず、これも形を変えて我が家のインテリアの一つとなってもらいました。貝殻に直接穴を開けて紐を通そうかとも思ったのですが、破損してしまうと嫌なので、裏側に両面テープと粘着テープで紐を貼り付けました。強度的には問題ないと思うのですが、劣化の可能性は高く、何年か後にはもう一度紐を付け直さないといけないでしょう。

旅の思い出をかたちにして…

私は旅先で、自分のお土産には道端に転がっているまつぼっくりや、海岸に打ち上げられた貝殻、立ち寄ったカフェのカードやサヴィエットを持ち帰ります。ご当地の「お土産」を自身に買って帰るよりも、より旅の思い出が凝縮されているように感じるからです。

しかし…それらのモノタチ。放っておくと、「あれ?どこで拾ったものだったけ?」という悲しい結果を招きかねません。そこで一身発起、今回、これらを使ってインテリアを作ってみることにしました。とは言うものの、今回使用したまつぼっくりは、2004年に夫ham氏と一緒にスイスを旅した時に拾ったもの。放置されていた…といっても過言ではないモノタチ…。ようやく、かたちになりました。全く、「めでたし、めでたし」です。

さて、どのようにして作ったかと言うと、特に覚書をするほどのことではないのですが…。しかし…、作り上げた達成感と満足感、これを感じて、とても嬉しいので書いておきます。

まつぼっくりはいくつかありましたから、先ずは記憶を辿って拾ってきた場所ごとに分けました。次に、刺繍糸を鈎針で鎖編みをして紐状のものを作り、これにまつぼっくりを壊さないように丁寧に括り付けました。そして最後、フエルト地に地名を刺繍。これをタグのようにして紐状のものに縫い付けました。出来上がったこれらの二つの「まつぼっくり飾り(!?)」、部屋の隅っこに天井からぶら下げました。

左上の写真の右奥のまつぼっくりたちは、私がZurichに住んでいた頃に通っていた学校I.C.S.を訪れた時に拾ってきました。左側の長細いまつぼっくり二つ、と丸いまつぼっくり一つはDavosでクロスカントリースキーをしている時に、森の中で拾って来ました。遠い過去の、楽しかった旅先での日々の思い出に浸った数時間でした。

旅の思い出、2004年のスイス旅行の時のものに限らず、まだまだ眠っているものがあります。これから時間を見付けては、少しずつ形にしていけたらと思っています。

爆笑

私は図書館でぶらぶらと書棚の間を歩いて、色々な種類の本の背表紙を眺めているのが好きです。もちろん、これは本屋さんであれば尚良いです。新品の本のにおいが大好きだからです。しかし、昨今の「値上がり」を受けて、我が家の財布の中も当然不景気…。そういうわけで、もっぱら図書館のお世話になっています。

前回、図書館に行った時、いつも通りぶらぶらしていると、ひょんなところで右の本を発見。普段から「松本人志」の棚はチェックしているのですが、全く思いもよらぬ場所で見付けました。なんでやろ?という思いと、やった!という思い。やっぱりぶらぶらしてみるものですね。

電車やカフェで読むのは危険と、自宅にて密やかに読書。やっぱり自宅で読んで良かった。爆笑の連続でした。松本人志氏については賛否両論分かれるところでしょうが、私は彼の「プロ意識」と「想像力」について、ただひたすら凄いと思います。

「笑い」という部分で面白いからというのはもちろんですが、それ以外にも、「松本人志」の考え方について知りたいという思いも非常に強く、最近、「松本人志」の棚はチェックは怠らない私です。