2010/07/31

スイス旅行⑥ グリンデルワルト

私はフィルストの方が断然オススメなのですが、初グリンデルワルトのham君、アイガーの中を走るユングフラウ鉄道に乗って、展望台にも一度は行っておか なければ…ということで、グリンデルワルト滞在三日目はユングフラウヨッホへ。スイスに住んでいた頃は、日本からお客様がみえるとご案内するといったふう でしたから、私は2回目か3回目行ったことがありましたが、今回行ってその進化ぶりに驚きました。当時は展望台とレストランがあって、その外は氷河の中を くりぬいてそこに氷像の展示があったそれだけの施設だったと記憶しているのですが(何分、当時は子どもでしたから思い違いでしょうか?クライネマッターホ ルンと勘違いしているかもしれませんね?)、今ではとても広くなり、更には近代的でレストランは複数あり、売店もあちこちにあるし、エレベーターもトイレ も綺麗だし…と、時の流れを感じました。

スフィンクステラスからアレッチ氷河を望む

さすがは3571mあるだけあって、息苦しく、ふわふわと浮いた感じでしたが、せっかく上がってきたのだからと、スフィンクステラスからヨーロッパ最長のアレッチ氷河を観たり、メンヒやユングフラウの美しい山を眺めました。しかし長居は無用、高山病を甘く見てはいけない!と(実際、倒れた人を目の当たりにしました)、アイスパレスを早々に見学し登山鉄道の駅へと急ぎました。

アイスパレスにて、ネズミの氷漬け…(T T)

スイス旅行⑤ グリンデルワルト

フィルストではたくさんの高山植物が満開を迎え、美しい花を咲かせていました。これは20数年前とかわらぬ風景でした。当時から好きな黄色い花(きんぽうげ?)と紫色の花エンツィオン。どうしてスイスではこんなにも色鮮やかなのでしょうか…。


スイス旅行④ グリンデルワルト

グリンデルワルト二日目はフィルストに行きました。家族でスイスに住んでいた頃にもトレッキングに訪れた懐かしい場所です。当時は日本人に会うことはほと んどと言ってよいほどなかったこのトレッキングコース、今回訪れてみると見渡す限り日本人だらけ!圧倒されたというか…、本当にビックリしました。日本で の中高年の登山ブームの影響でしょうか、まさしく中高年のグループが何組も!どうやって日本人だとわかるかというと…、日本の女性は皆さん長袖長ズボン で、手には手袋、首にはタオルといった日焼け対策がバッチリ!完全防備なのです。一方、ヨーロッパ圏の人々は出来る限り肌を露出して太陽の光を浴び、短い 夏を楽しんでいました。

バッハアルプゼーからの眺め

私たちはゴンドラでフィルストまで行き(20数年前はゴンドラが整備されていなくて、ペアリフトで寒い思いをして登ったのを懐かしく思い出しました!)、そこからバッハアルプゼーを経てボルトまで歩き、ここから再びゴンドラに乗って下山するコースを楽しみました。それはそれは美しい眺めでしたから、スイスの山に行くのが中学生の時からの夢だったham君も堪能できたようでした。それに!通り掛かりに仲良くなったスイス人家族にマーモットがいることを教えてもらい、二匹の可愛らしいマーモットを見ることができましたから、ham君としては忘れられないトレッキングとなったことでしょう。

スイス旅行③ グリンデルワルト

グリンデルワルトで3泊4日を過ごすことにした「Gasthof Panorama」 は、私が家族とスイスに住んでいたときにも訪れた宿です。多くの日本人観光客が泊まる駅前の便利で豪華なホテルとは違い、交通は不便で周りにはお店も何も ない村の外れにのペンションなのですが(英語もあまり通じません)、窓からの景色がとてもよく、夜は星がとても綺麗なところです。今回どうしてももう一度 ここに滞在したくて、ham君にお願いしてここに泊まることにしました。

「Gasthof Panorama」の窓より

スイス旅行② ベルン

この度の計画をしている際に知ったのですが、スイスの首都ベルンは1983年にその旧市街が世界遺産(文化遺産)に登録されています。”いかにも中世の街”という都市に行きたい、というham氏の願いを叶えるにはもってこいだったのではないでしょうか。

我々は日曜日の静かな旧市街を通り、熊公園、そしてバラ公園を散策しました。アーレ川を隔てたベルンの旧市街は、20数年前に私が家族と訪れた時とかわらぬ佇まいでした。

そうそう!当時、一緒にスイスで過ごした皆さん!町並みは変わっていませんでしたが、熊公園は大きく変わっていましたよ!当時は狭く閉鎖的な檻の中にいた熊でしたが、今では自由に動き回れる公園とでも言いましょうか、とても広い敷地を与えられ、のびのびと暮らしていました(詳しくはこちらの記事を)!あの檻はとても可愛そうでしたから、本当に良かったです!

熊と美しく咲き誇るバラ、そして世界遺産の旧市街を満喫した後は、アインシュタインが特殊相対性理論の論文を執筆したとされるアパートに立ち寄りました。私が家族と来た時には閉まっていて入れなかった記憶がありますから、今回、20数年の時を越えて歴史ある場を訪れることができて本当に嬉しかったです。

スイス旅行①

7月10日(土)から7月20日(火)までスイスに行って来ました。2004年に新婚旅行に行って以来6年ぶり、スイスから日本に帰国してなんと!20年ぶりの訪瑞でした(時を前後してスイスで鉄道事故がありました。お陰様で私たちは問題なく元気で旅を終えました。お怪我をなされた方には一日も早い回復をお祈りしますとともに、命を落とされた方には心よりお悔やみ申し上げます)。

今回は伊丹空港を出発、成田国際空港で乗り換え、フランクフルト国際空港に向けて飛び立ちました。フランクフルト国際空港には10日(土)の夕方に到着、そこからICE(ドイツの高速列車)でバーゼルまで行き、そこでIC(スイスの特急)に乗り換えてベルンを目指しました。

フランクフルト空港駅の遠距離駅からベルンまで約4時間の電車の旅、ベルンには22:56の到着の予定でした。ところが、IECに乗る際に既に20分の遅延がありました。夜というこもあり、その後のベルンまでの乗り継ぎがどうなることかとヒヤリとしましたが、近くにいたおばちゃんに助けてもらいつつ、乗り継ぎについて駅員さんに確認。旅のはじまりからハプニング!でしたが、お陰様で無事にその日中にベルンに到着することができました。

ふたたびばなな

学生時代、「よしもとばなな」にはまったことがありました。立て続けに「アリムタ」、「哀しい予感」、「N.P.」、「SLY」、「キッチン」、「白川夜船」、「うたかた/サンクチュアリ」、「Songs from Banana Noto」を読んだのを覚えています。なんだか暗い感じの小説だな…と思いながらも。当時、図書館にあったのはそれくらいだったのだと思います。読みつくしてしまって脱力感に襲われたのを覚えていますから。

先日、図書館で「よしものばなな」のコーナーを見たとき、新作が沢山並んでいました。再び数冊を借りて帰ったのがきっかけで、怒涛のブームとなりました。最近書かれた本では、かつて私が読んでいた頃の印象とは違い、明るい感じを受けました。私が変わったのか、それとも結婚、出産を経て「よしもとばなな」の作風が変わったのか、両方なのか。いずれにしてもとても楽しんで読書しています。すごく深く考える瞬間なんかもあって、貴重な時間だと思います。

2010/07/30

まだまだ読んでいます

相変わらず、読んでいます。

市立図書館にある井形慶子氏の本は読みつくしてしまったので、県内の他の図書館に問い合わせ、取り寄せてもらって読んでいます。この取り寄せのシステムを使えば、概ね読みたい本は手元に借りることが可能で、とても便利に活用しています。

井形慶子氏の著書はイギリスについて書かれたものが圧倒的に多いですが、人生について、特に女性の生き方に着いての本も多く、最近ではこれらにも手を出しています。比較文化について書かれたものと同様に、共感する点が多いです。ただ、少し執筆のスタイル?方向性?が変わってきているのかな…と思う点もありました。