2008/07/31

引き続き読みました。

田舎暮らし』引き続き、島田紳助氏の本を読みました。一人の作家さんの本を次から次へと読んでいく、どうやらこの読み方は、私の読書の癖のようです。今回読んだ『メッセージ』と前回の本とでは、同じような内容のものもありましたから、もしかしたら同時期に書かれた作品なのかもしれません。

漫才で一世を風靡し、その後ピンになってからも、お笑い界で常にトップレベルの座を守りつつける紳助さん、その想像力、発想の素晴らしさには驚かされます。そして、仕事にも遊びにも、日常の生活にも、余念無く全身全霊をつぎ込んでいらっしゃる様子には、本当に感服します。

この本を読んで以降、全体を見渡すようにして、内容を思い出して思うことに、与えられた情況の中で如何に楽しく、そして幸福に生きていけるかということが、島田氏の生き方にはあるように思いました。これは、一見受動的に捉えられかねないですが、実はそこには与えられた要素をただ受け入れるだけでなく、これにどう手を加えたらより一層自分らしくいられるか、そういった積極性も感じられるのではないか、そのように思いました。

もちろん、芸能界という特殊な世界に身をおいておられるから、又、それ相応の収入があるから実現可能な内容の記述も多かったですが、根底にある考え方は万人に通ずるものなのではないかと感じました。また機会があれば、島田紳助氏の本を読んでみたいと思います。

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