2007/12/21

本年中には難しそう…

blogを読み返していると、今年の2月10日の記事に初めて「浅見光彦シリーズ」について書いていますから、私の「浅見光彦シリーズ」熱はどうやらその辺りから徐々に始まっていた様です。そして春過ぎを境にして熱は急上昇し、今日、65作目を読み終えることとなりました。秋頃には今年中に全作品(全部で100冊あります)を読み終えられるかも…と、ふと思ったのを機に、「100冊読破キャンペーン」へと没入する結果となったわけです。しかし、今日が12月21日ですから、今年も残すところあと9日。残り35冊、1日辺り3冊~4冊のノルマということになります。常識的に考えて、難しいでしょうね。読書ばかりしているのならば、強ち不可能とは言い切れませんが、そういうわけにはいかないのが現実です。

今日までに読んだ3作をご紹介します。先ずは一つ目の写真の本、『熊野古道殺人事』。私が暮らすのと同じ近畿地方を舞台にした作品でした。この小説を読むまでは、私の中で熊野古道への感心があまり高く無かったですが、今回、熊野古道に興味を持つに至りました。二つ目の写真の『風葬の城』は、会津若松を舞台に、土地の歴史を織り交ぜながら展開していく物語で、とても読み甲斐ががありました。戊辰戦争、白虎隊など時の歴史についての興味もそそられる一冊となりました。三冊目、『「須磨明石」殺人事件』は「浅見光彦シリーズ」には珍しく(私が読んだ中では初めて)、犯人が犯行を重ねた結果、精神的な健康を大いに損なってしまうというエンディングでした。しかし、ここが内田康夫氏の、いや、浅見光彦氏の事件簿の機微、犯人が犯行に及んだ背景には、大切な人を守りたいと言う思いや恐怖から逃れようとする時に、なりふり構わず狂気と化す人間の弱さや悲しさが描かれていました。感慨深い作品でした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

残すところ、あと三分の一くらいですね。
楽しみは年越しでもいいと思います☆

今晩、私の好きな作家→東野圭吾原作の映画がテレビでされます。でもkova夫は裏番組のナショナルトレジャー目当てのようで。

これはビデオに撮って一人観るしかないと思ってます。

年末年始、浅見光彦シリーズがテレビであると嬉しいなぁと・・・個人的には中村俊介が好きなので、そのシリーズが観てみたいです。

akou さんのコメント...

>kovaちゃん
そう、残すところ1/3くらい。確かに楽しみは引き伸ばすの、良いですね。

小説って、読み終わりの方、エンディングが近付くと寂しくなったりしませんか?読み終わりたくない…みたいな感じで。この先、もちろん読み進めていきますが、楽しさに加えて、悩ましさも出てきそうな予感がしています。

自宅にTV一台だと、番組の取り合いになりますよね。我が家は時たま音が出なくなるテレビデオと(←まだ頑張ってます!)、テレビデオが壊れた時用にとテレビも見られるPCがあるので、なんとか凌げますが…。

年末年始の「浅見光彦シリーズ」ですが、ham君が「TVであるらしい」みたいな話をしてたけど…。あるのかな?もしあるのなら、その小説だけ先に読んでおきたい!犯人知った後で読むなんてつまらないですもんねぇ。