2008/01/04

落下する夕方

8年間、一緒に暮らしていた男性と別れ、1年もの長い時間を経て失恋から立ち直り、新しい道を歩く決心をする女性のお話でした。

結婚の話も出たことのあるそのカップルは、結局、結婚という選択肢を選ばず8年もの長きに渡り生活を共にしていたのですが、男性に他に好きな女性ができ、一緒に暮らしていた女性は、一方的に破局を告げられてしまいます。真実とは思い難い現実を流れに流されるように受け入れるしかなく、又、愛しているはずの男性を引き止める術も無く、別れてしまう女性。

ああ、人の気持ちとはこんなにも移ろいやすく、又、どうすることもできないものか、と思わずにはいられませんでした。又、別れて1年という長い時間をかける結果とはなりましたが、女性が失ったものに自ら心の中で別れを告げ、新しい一歩を踏み出す決心をした描写から、人間の再生の力を見ました。心に残る一冊でした。

我が家の「ねずみグッズ」
院生時代にham君にプレゼントしてもらったもの
全く…お恥ずかしながら…
ham君代わりにそっと鞄に忍ばせて持ち歩く様なので
こんなにくたびれてしまいました

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ということは
本物はさぞかしクタビれてしまったことでしょう。。

頑張れ!

匿名 さんのコメント...

もう見る影もありません。。。。。。。