2008/01/07

新春 金沢旅行 兼六園

前々から一度は行ってみたいと思っていた兼六園、ようやっと念願が叶い、正月2日の午前中に訪れることができました。

書くまでもなく、皆さんよくご存知かとは思いますが、兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本庭園の一つに数えられています。1676年に五代藩主綱紀(つなのり)が「蓮池庭」と呼ばれた庭を作ったのが始まり。その後、1759年の大火で消失してしまうのですが、十一代藩主治脩(はるなが)が1770年に復興、十二代藩主斉広(なりなが)、十三代藩主斉泰(なりやす)が整備を続けて、180年余りの時間をかけて現在の姿になったそうです。

実に一世紀半以上の時間をかけて完成されたこのお庭、四季を通じて楽しめる植物の配置、池に架かる色々な形の橋、池の畔に佇む灯篭、所々にある建物など、場面場面に様々な、そして細かな工夫がされているところを観ると、当時の人々の美意識の高さと、日本の美の細やかさが手に取る様にわかりました。同時にこの庭を造園するにあたり、労働力となり働いた人々のご苦労は如何ほどのものだったのだろうと、気が遠くなりました。

江戸後期に完成した兼六園、当時のお殿様やお姫様がお散歩されたり、又、お茶会を催したりなさったのだろうか、と暫し空想の世界に浸りつつのそぞろ歩きとなりました。

「ねずみグッズ」。
前回のとよく似てますが
違うものですので、あしからず。

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