新春 金沢旅行 金沢での夕べ

当初の予定より随分遅れて金沢入りした私たちでしたが、生憎の悪天候の中、何とか無事に、しかもその日のうちにホテルに到着、チェック・インすることができました。我々が宿に選んだのは『ホテル日航金沢』、 普段の国内旅行では、この様な贅沢なホテルには泊まれっこないのですが、今回は、旅行記の一番最初の記事にも書いた通り、JALカードのマイレージを使 用、お陰で久し振りにお部屋までの案内付きのホテルに宿泊させて頂きました。自分たちから、自分たちへのお年玉といったところでしょうか。

金 沢で一番高いビルというだけあり、ホテルの窓からの眺めは最高でした。澄み切った空気の中、夜空に瞬く星を見るのも好きですが、一方で、色々な色の電気が 輝く夜景をぼんやりと眺めるのも好きです。今回の部屋から見る夜景は、最初に部屋に足を踏み入れた時から、お食事から帰って来て眠りに就くまで、私を大い に満足させてくれました。本当に美しかったです。

元旦デイナーはホテル30階でフレンチ、と楽しみにしていたのですが、残念ながら予約が取れず、金沢駅周辺を散策しながらお食事処を探すこととなりました。

駅前に『もてなしドーム』 というモダンな建築物があるとのことで、まずはそこへ向かいました。アルミ合金の骨組みに強化ガラスを組み合わせて造られているもので、晴れの日ならば太 陽の光がガラスやアルミにきらめき、独特の雰囲気を醸し出すのだとか。私たちが訪れたのは夕方でしたから、ドームは夜の帳にすっかりと包まれ、ライトアッ プされていました。しかし、これはこれでとても美しく、気温さえ高ければ暫しベンチに腰掛けて、ぼんやりとした時間を過ごしたいという気持ちに駆られまし た。写真を見ていただいてお気づきの方もおられるかと思いますが、デザインは一見、京都駅ビルを彷彿させるものを感じました。京都駅ビルは建築家、原広司 氏によるものですが（私の不勉強により安藤忠雄氏によるものとお伝えしてしまった皆様、ごめんなさい。安藤忠雄氏もコンペの最終選考にまでは残ったのですが、最終的には原案が選ばれたのでした）、このドームもそうなのかと、調べたのですがよくわかりませんでした。建築に詳しい方、何方か教えて下さい。

『も てなしドーム』を観た後はお食事が出来るところをと、あちこちのレストランのメニュー表を見て回りました。そうして最終的に行き着いたのが、『ぶどうの木 　JR金沢駅店』、 イタリアンのお店でした。私はタバコの臭いがとても苦手なのですが、その旨伝えると、喫煙コーナーから最も遠い席を用意して下さるなど、とても親切なお店 でした。私たちが頂いたものは、アンティパストにブリのカルパッチョと金沢で取れた温野菜のサラダ、パスタは蟹のピリ辛トマトソース仕立てのもの、ピッ ツァは4種 類のチーズと生ハムのものをオーダーしました。ドルチェは後で考えようと思っていたのですが、アンティパストが500円以下というお手ごろなお値段の割り に、何れもこれらのお料理とパンだけでもお腹が満足するくらいの量がありましたから、ピッツァを食べ終える頃には、別腹も満タンになってしまう程、二人と もお腹一杯になってしまいました。パスタのゆで具合といい、ピッツァのチーズといい、どれをとっても美味で、お腹も心も大満足の元旦ディナーとなりまし た。

その後、ホテルへの道程をブラブラと歩いて帰る途中、駅前のSTARBUCKS COFFEEに立ち寄り、ホテルの窓からの夜景を見ながら頂く為の温かい飲み物を買って帰りました。その時になんと！ham君が私にマグカップをプ レゼントしてくれました（ご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、私は旅先でマグカップを記念に買い、自分のお土産にしています）。ham君、ありが とう！マグカップを選んでいる時に声を掛けて下さった店員さんが、偶然にも京都の方で、現在は金沢で働いているとのこと。お正月にも実家に帰れない為か、 懐かしそうに京都の話をして下さり、暫し二人で盛り上がりました。

美味しいディナー、思いがけないお年玉、そして出会いにも恵まれた、素晴らしい金沢での夕べでした。

さて、「ねずみグッズ」。
ここから数回の記事では
ham君がコレクションしたものをご紹介します。
お菓子のおまけで
これが販売されていた当初は
コンビニエンス・ストアに行く度に
駄菓子の陳列棚へ直行でした。