今回は竹生島に上陸、約1時間、島内を散策する時間を頂きました。テレビのニュース等でも取り上げられていますので、ご存知の方もおられるかと思いますが、現在この島は、カワウの糞害により島内の樹木の殆どが枯れてしまうという、大変深刻な状況に陥っています。辛うじて、桟橋のある場所、お土産物店の立ち並ぶエリア、竹生島神社と宝厳寺のある場所は、大勢の人間が往来することもあり、被害を免れていました。しかし、湖面から見る竹生島は、私が小学生の頃に同じ様に湖面から見たそれとは激変しており、ぽっかりと浮かぶ、まるで”ひょこりひょうたん島”のイメージとは程遠いものになっていました。
人が立ち入らないエリアを湖面から見た写真
今日、私たちが島を散策中に出会った宝厳寺の方が言っておられましたが、カワウの糞害によって樹木が朽ち、地盤が揺るみ、崖崩れの危険も出てきている様です。既に何箇所かで崖崩れが発生、貴重な文化財が損傷を受ける被害が出ていると仰っていました。また、宝厳寺の桧皮葺の屋根も、カワウの糞によって腐ってきているとのことでした。昨今の竹生島の様子については、テレビで見たり、話に聞いて知っていましたが、今日、この事態が本当に深刻であることを身をもって感じることができました。
現在、樹木に網を張る、ピアノ線を張る等し、被害を軽減する対策を取っておられますが、これだけでは追いつかず、カワウを直接捕獲する他、卵に石鹸水をかけて羽化を差し止めるという方法でも策を講じられています。ただ、この様に”駆除”という手段を選択する場合には、やはり動物愛護の視点からの批判は避けられない様で、ここでのジレンマにも苦しんでおられました。
今日の学習会での講師陣のお話、宝厳寺の方のお話で心に残ったことに、”動物愛護の気持ちももちろん大切だが、自然の生態系を守るという環境保護の視点も同時に重要である”というものがありました。生態系のバランスが崩れる様な状況を人間が作ってしまったとの指摘もあり、そう言われれば確かにその通りなのですが…過去を振り返っても仕方ありません。今後、私たちは、どうすれば今の状況を以前の様なバランスの保たれた環境に戻すことができるのか、どうすれば今後バランスが崩れない様に、自然の一部である人間が自然と共存していけるのか、過去の教訓を活かしつつ、考えていかなくてはいけないと思いました。
多景島
4 件のコメント:
華香ママより
インターラーケンで琵琶湖学習ご苦労様でした。華パパが琵琶湖に浮かんでいるときにいろんな話をしていましたね。カワウの話もしていました。大変なことですよね。いい機会を与えていただけてよかったですね。
帰りに寄ってくれてもなにもなくてごめんなさいね。また、こんどはおいしいものでも作って待っています。
土曜日はご一緒させていただいてとても楽しかったです。その日初めてお会いした感じがしなくて変な気をつかわずに過ごすことが出来ました。土曜日に学んだことが細かく書かれていて驚きました。月曜日の今日,忘れかけていたことを復習することができてよかったです。まだ自分宛の葉書が届いていないですが、このような効果をねらっているということはすばらしいですね。私が参加している他の会でもつかいたい手だなあと思いました。今度は琵琶湖の水を飲みに行きたいです!!!
アコさん、琵琶湖クルーズではお世話になりました!ご一緒できてすごく嬉しかったです!仲の良い夫婦でうらやましかったですぅ。また、ご一緒する機会があったら、ぜひ声かけて下さいね~。長浜には、またゆっくりと遊び行きたいです!!
>華香ママさん
本当に華香ママさんが言う様に、今回はいい機会を与えてもらったと、誘ってくれたお友達には感謝しています。ham君も楽しかったみたいですし。次回、華香邸にお邪魔する時にはピザパよろしく♪です。
>ふるかわさん
来た下さって有難うございます。こちらの方こそ!ご一緒させていただいて、楽しいひと時を過ごさせていただきました。また是非とも琵琶湖にお越しくださいね!そして、その時もまたご一緒させてくださいね!
>辻田さん
書き込みありがとうございます!琵琶湖クルーズもさることながら、長浜散策も楽しかったですね♪私にとっては身近な街ですから、皆さんと観光をして、また違った視点から長浜を見ることができて良かったです。またいらっしゃる時にはお声を掛けて下さいね。他の街にもご案内しますね♪
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