2009/02/01

ちょっと寄り道

最近、三谷幸喜氏の本にはまっています。既に4冊を読破しました。とても面白いうえに読みやすい為、非常に速いペースでページを捲っていると思います。

三谷氏の本を読んでいると、奥さんの話がところどころに出てきます。奥さんは女優の小林聡美氏のです。「Pasco・超熟」のCMに出ている人、と書けばわかりやすいかもしれません。私は以前より、どこかしら小林氏の人柄に惹かれていましたので、三谷氏の本での奥さんの登場は心密やかに楽しみにしていました。そうして読んでいるうちに、小林氏もエッセイ集を執筆しているという内容がありました。そこで早速、図書館の蔵書検索を利用し検索、図書館に出向いて本を借り、今回、読むに至りました。それが『マダムだもの』です。

とても面白い!あっと言う間に読み終わってしまいました。夫の三谷幸喜氏が熟考派だとすれば、妻の小林聡美氏は即決派、三谷氏を石橋を叩き過ぎて破壊してしまう部類の人とすれば、小林氏は竹を割ったような人の部類、本当に正反対の二人という印象を受けました。生活の中では、その違いがむしろお互いの人生にスパイスとなっているように思いました。

『マダムだもの』を読んでいると、たまたま三谷氏の本にあったのと同じ出来事について、小林氏が綴っている文章に出くわしました。とても興味深く読みました。そして、一つの事柄にも人によって色々な感じ方や見方があるのだなという、極めて基本的な、しかし重要な感想に辿り着きました。

我が家も全く異なる二人の人間の集合体です。我が家の場合は、私が三谷氏と同じグループに属する人で、ham君が小林氏と同じグループに属する人です。一緒に住み始めた頃はお互いの違いに驚き、目が点になることもありました。しかし共に生活して丸5年、良くも悪くもお互いの行動を予測できるようになり、新たな発見も少なくなりました。今回、奇しくもham君と私が一緒に暮らして6周年のアニヴァーサリーを前に、三谷幸喜氏と小林聡美氏の本を読む機会に恵まれました。お互いが違う人間ということの再認識の時期を、知らされたように思いました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はまるとすごいですね。
しかも読むスピードが早いので
びっくりします。

akou さんのコメント...

>ふるかわともえさん
ええ、猛スピードで飛ばしてしまいます。だから、電車で乗り越すこともあります。起きているのに自分の駅を通り越してしまったら、結構ショックです。