前回、一人で京都に行った時、京都にある安藤忠雄氏の建築物の一つ『TIME'S』に行って来ました。以前は『TIME'S』の中にお気に入りのイタリア料理店がありましたから、月に何度かは足を運んでいましたが、そこが閉店してからはトンと足が遠のいていました。今回は私の数多い(!?)お気に入りのお店の一つである『CAFE cento cento』に行きました。前述のイタリア料理のお店があった頃から存在していたのと思われるのですが、当時は未だこれを知りませんでした。『CAFE cento cento』の何が良いか、それはランチのメニュー。スープ、前菜、パスタ、デザートにコーヒーのコースが千円なのです。お味のもなかなか、お店の雰囲気も一人でぶらり入るのにも適していると思います。
最近は、京都駅ビルにある『CAFE cento cento』の利用率が高かった私でしたが、久々に『TIME'S』にて食事。これは正解でした。窓際の席にて食事をすることができたのもラッキーでした。何故なら、建物の隣に流れる高瀬川と同レベルにテラスがあり、私が座った席の窓からはテラス越しに流れる水を見ることが出来ました。そして、本当に「そこ」に紅葉した葉っぱがゆらゆらと流れ行く様を目にすることができたのです。全く、これ以上になり風情を感じたひと時でした。また私の席は、木屋町を通る人々、自転車、バイク、自動車と、人間観察にも持って来いのロケーション。一人ランチでしたから、手持ち無沙汰になったら読もうとバッグに忍ばせた本も、この日ばかりは出番を待つのみとなりました。
さて『TIME'S』の建物自体ですが、インターネットで調べた限りでは『TIME'S Ⅰ』『TIME'S Ⅱ』というように二部構造になっているようなのです。この建物の目的が商業施設ですから、私が入ったことのあるのは三つのお店で、何れも三条小橋の袂から入店できる範囲です。従って、私は二つある『TIME'S』のうちの何れかにしか入ったことがないと思われます。建物の全体的な印象としては「まるで迷路みたい」というものでしたが、それもそのはず、この建物は京都の通りや路地を思わせる作りになっているらしいです。この様に京都の文化との一体感を出すだけでなく、江戸時代から運河として利用されてきた高瀬川、それが隣に流れるという立地を存分に活かした構造の建物であることから、その場の地形とも共存するものであると言えます。素晴らしいと思います。次回、近くを通る際には、『TIME'S』のもう一方も探検してみたいです。
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