2008/09/17

ダン・ブラウン -1-

『ダ・ヴィンチ・コード』の感想を記事にした際、kovaちゃんから『デセプション・ポイント』もオススメ、とのコメントを頂きました。これを読んで、早速、市立図書館の蔵書検索をしたのですが、『デセプション・ポイント』はおろか、ダン・ブラウン氏の他の作品も全て出払っていて借りることが出来ませんでした。その後、数日をおいて再検索をしたところ、全作品が書棚に帰ってきていることがわかりました。丁度、ham君が図書館に行く用事があるとのことでしたから、一緒に借りてきて貰うようにお願いし、漸く念願の『ダン・ブラウン週間』に突入することができました。勿論、ham君も同時に、というよりは、むしろ私より先に読み始めていましたが…。

『天使と悪魔』は2000年に出版されています(日本では2006年6月)。『ダ・ヴィンチ・コード』(2003年出版、邦訳は2006年3月)を読んだ際に、その内容から前作があることがわかり、「そっちを先に読みたかった!」と悔やまれたましたが仕方ありません。日本で『ダ・ヴィンチ・コード』が話題になった年に、両作品とも邦訳されていますが、例え話題の年に読んでいたとしても『天使と悪魔』の邦訳の方が3ヶ月後に書店に並んだ為、原作を読まない限りは『天使と悪魔』を先に読むのは無理だったことを知り、残念ながらも納得せざるを得ませんでした。

さて『天使と悪魔』について。イタリアはヴァチカン市国を舞台にしたこの作品、歴史、美術、宗教、科学と、様々な要素が深く掘り下げられているだけではなく、当然のことながら推理の楽しさをも味わうことの出来る、本当に面白いものでした。『ダ・ヴィンチ・コード』を読んだ時にも同様のことを思いましたが、宗教観についてのダン・ブラウン氏の考えは非常に興味深く、自身の思いを再確認する機会を与えてもらったのに加え、推理小説でありながら学ぶことの多いものでした。

私はローマには数日間滞在したことがあり、その際にあちらこちらの遺跡を見て回りましたから、町並みを記憶を手繰り寄せながら読むのも、又、一興でした。更に、スイスはジュネーヴも少し登場するといった設定だったのは、私にとっては物語が一層身近に感じられました。ただ、とても残念なことには、ローマに滞在した経験を持つのにもかかわらず、ヴァチカン市国には行ったことがありませんから、肝心要の舞台を思い描きながら読み進められず、本当に残念でした。次回のイタリア旅行では、必ず行きたいと思います。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

俺もダヴィンチコードを読ん後、『天使と悪魔』は気になっていたんだけど、なかなか手を出さずにいたのですが、akouさんのを聞いて、おもいっきり、興味が出てきたので、今度チャレンジしてみようかと、、、

#ただ、我が家の家訓に「読んでない本をある場合、新しい本は買ってはいけない」というものがあり、我が家にはまだ4冊ほど、、、(T_T)

akou さんのコメント...

>まさきさん
わぁい!コメントありがとう!

ぜひぜひチャレンジして下さい!しかし、あと4冊の読破が目の前に大きく立ちはだかっている様ですなぁ…(笑)

我が家はもっぱら図書館族なのでね…。

とは言うものの…ham君も私も以前は結構、本を買っていたんです。しかし増える一方、読み返すこともなく…、という数々の本たち。売ってもリサイクルにはなるけれど、注ぎ込んだ額を思うと無なくしなる一方…。そんなこなで、どうしても手元に置きたい本意外は、なるべく買わないようにしようと心に決めているのです。

どう?図書館族になってみるってのは?

匿名 さんのコメント...

うちも相方はakouさん同様な理由で最近は図書館族です。
本棚をもう一つ買おうか、という話が出た時から(笑)

ただ、僕の場合は、自己啓発というか、勉強用?の本が多く、書き込んだり、読み返したりすることが多いので、やむなくです(^-^;

最近は資産運用本を読み漁ってます。4冊もそれなのです。

#実は去年大負けしたので、今は地道に勉強です(^-^;

akou さんのコメント...

>まさきさん
やはり相方さんはそうでしたか(笑)

我が家もさすがに勉強用(!?)の本はお互いに買っています。

ただ、その場合でも、最近では一度図書館で借りて、本当に買うに値する本か吟味してから買うようにしてますねー。何せ専門書は高いですから。

そう言えば”無駄嫌いham君”も、最近、資格試験の参考書を買ったみたいですね…。さすがに、これはね…。