2009/01/22

かまくら #2 かまくら日和

今 年は天候に恵まれました。上を見上げると、木々の間から青い空が目に眩しい、そんな「かまくら日和」でした。20代前半の私は、特に10代の頃は雪と青 空、否、雪さえあれば天候がどうであれ、ゲレンデに出てスキーをしたい、その一心でした。しかし、「かむる~ぷす」で「かまくら作り」に出会ってからはど うしたことでしょう!こんな「スキー日和」だったのにもかかわらず、私の心の中にゲレンデへ思いは微塵もありませんでした。

昨 年より、お昼ご飯は山から降りて来て「かむる~ぷす」でいただいています。ですから、20分程度の山登りを午前中に1回、午後に1回、そして夜に1回と、 合計3回、することになります。ということは、勿論、3回の降りも経験できるわけで、内、夜を除いた2回はお楽しみのスノーシュー・ダウンヒル。新雪でふ かふかの道なき道、それを一気に駆け下ります。これが何と言っても楽しい!初めてこのダウン・ヒルを経験した時は、雪に足をとられてしまい、転がり落ちる というイメージに近い有様でした。しかし、年一年と回数を重ねるに従い、段々と「駆ける」イメージに近付いてきたように思われます。そして、今年は初めて 一度も転ばずに駆け下りることができました。それだけに留まらず、降りる前には、今度はどんなコースを取ろうか…等と考える余裕すらあったのには自分でも 吃驚!ヤミツキです。私の駆け下っている格好がどんなか、はあえて触れません。

今 年の「かまくら作り」は生憎の雪不足でした。かまくらの壁に葉っぱが混じることもありました。過去にも一度、そのような年がありました。今年もその時と同 様に、周辺より雪の塊を切り出して来て、これを積み上げる、そんな作業となりました。アズミノペンギンドーさんのノコギリ裁きが一際光っていました。我が 華香ママから託された「平和堂」のシール付きのスコップも、ham君の手により活躍の場を得ました。間接的ながらも参加した華香ママ、彼女も本望だったの ではないでしょうか。私は…と言えば…かまくらのてっぺんにて、mitz隊長とヨガ。木のポーズ。森の精霊に感謝の意を表しました。しかし、どうでしょ う!mitz隊長の足の上がりよう!1年間のジム通いと、健康を考えた食事の成果が現れたり!です。それに比べ、隣の私は…情けなし…。隊長に習い、早 速、食環境を見直している今日この頃です。

時 計の針が夜の22時をさす頃、ペンション「かむる~ぷす」の中は俄かにあわただしくなります。シャカ、シャカ、シャッ、シャッ、という音で溢れかえりま す。そう、「かまくら~な人たち」全員がいそいそとスノーウエアに身を包み、夜の森に入っていく準備を始めているのです。一人、二人と準備が整った者から 外に出てます。全員揃ったら点呼、そして出発。この夜は満月でした。月の光はとても明るいことに驚きました。自分の影を見ながら、時折、空を見上げながら 登ります。

「か まくら」に到着すると、先ずは蝋燭への点灯式。月の青くキリッとした光に加え、温かみのあるオレンジ色の灯りが、次々と「かまくら」の周囲を包みます。そ して、最後に「かまくら」の中にも一つ。そして、その灯りを大切に囲むようにして「かまくら~な人たち」が座ります。「かんぱ~い」の合図をもって、楽し い時間のはじまり、はじまり…。

「かまくら」の中では「かむる~ぷす」のオーナーぽれぽれさんご自慢のお手製生ハムはもちろん、「かまくら~な人たち」が夫々に持ち寄った、ふるさとの特産品を味わいます。そして、これまた美味しいふるさとのお酒。五臓六腑にしみわたる、とはこのことか…という瞬間の連続。

こうして夜は更けていきます。

「かまくら」からの帰り道の風景も最高でした。
森の精霊に感謝!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アロハ!

遅ればせながら登場させていただきます。もう2月ですが・・・

しかしながら,今回もかまくら作りはすばらしかったです!そして,今までで一番よかったと思います。先回1回休んだこともあってか,何か自分としてその罪を償わなくてはいけないという気持ちがあったからかもしれませんが,最高にがんばった気がします。それに,体がちゃんと反応してくれました。ジム通いが日課となっている今年,その成果を感じることができてうれしいです。こんなすばらしい大自然の中で,すばらしい人たちと一緒に,楽しい時間を過ごすことができるなんて,感謝感謝です。

正直言って,日常の時間には,ちょっとタイアドです。自分の気持ちと実際の行動が乖離してしまっています。そこに居るのは自分ではない気がするのです。しかし,かまくら作りの時は,自分そのものだったと思います。自分に偽って生きていることにストレスを感じながらも,そうせざるおえない現状。最高に楽しいスノーシューのダウンヒル!この瞬間をずっとずっと自分の中で大切にしていきたいと思います。そして時間だけは勝手に進み,自分の意志とは裏腹に,自由になるときが必ず来ます。その時まで大切にしっかりと育てていきたいと思います。

そうYES, WE CAN! YES, I CAN!

マハロ!

akou さんのコメント...

>mitz隊長

本当、もう2月ですね。早い早い。

私は「かむり~ぷす」に行くと元気になって帰って来ます。生き返って帰って来るといった方が、より的確に私の状態を表現できるかもしれません。なんでだろ?とずっと思っていましたが、私も「かむる~ぷす」では自分であれるからなのかもしれません。

今年も、というか今年は毎年よりも具体的な答えを与えてもらって帰って来ました。これを現実に動かせるか、数カ年計画になると思いますが、前向きに考えていきたいものです。

そう、YES, WE CAN!