去年中に読み終わった本、二冊。
「あなたが私を好きだった頃」は、著者の井形慶子さんの過去の恋愛について綴られた本で、今までの彼女の著書とは毛色の違う一冊でした。それだけに興味を持って読みました。今までの本で私は井形さんの考え方に賛同することが多く、そんな彼女が体験した恋愛とはどんなものだったのか、また、どんな恋愛を経験してきたのか、非常に関心がありました。この本はそんな私の興味を充分に満たしてくれました。
「仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣」、これは本当にためになりました。3で割るというのは一人の人を多面的-この場合3つの視点-に見ることを言います。例えば仕事人としての自分、生活者としての自分、女性としての自分というように、場面ごとに異なる役割を担う自分を意識するわけです。この考え方では、もしも仕事人としての自分が大きな失敗をしてどうしようもないほど落ち込んだとしても、生活者としては滞りなく日々を暮らしているし、女性としても充分楽しく生活できているというように、一方でダメージを受けたとしても、そのことで自分自身が全否定されない強さがあるわけです。意外にわかったつもりでいた内容でしたが、実際読んでみると日々の生活が断然風通しが良くなりました。改めて知ることで、自分の考えがきちんと整頓できた気がしました。有意義な読書でした。
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