2007/09/30

ham君の嘆き


「ラーメンみたい…」
写真を撮っている時にham君が漏らした一言。

夕食にham君が、クリームソースのパスタを作ってくれました。
作っている途中、「このソースには半熟卵を乗せたらあいそう!」閃いた様で
以前、私が電子レンジを使って挑戦した温泉タマゴの作り方を伝授。
そして、できあがったのが上の写真のパスタ。

ソースはとても美味だったのですが
ham君が思い描いていたであろう、とろーんとした卵には程遠く
カチカチとしていて、フォークで持ち上がってしまうほど…。
かなりショックだったようです。

どなたか、温泉たまごの作り方教えてください。

ショッピング

神出鬼没な私たちを許して…と心の中で叫びつつ、いとこのAちゃんのお宅に、またしても突撃訪問しました。そして、可愛いNちゃん(Aちゃんの愛娘)を暫しお借りして、ham君と3人で、我が家の電灯を探しに電気屋さんに買い物に行って来ました。

電気屋さんに到着し一歩店内に足を踏み入れると、Nちゃんにとっては遊園地も同然!まず、目の前にあったマイク付きキーボードで美声を披露!その後、「カートに乗せてぇ~」とおねだりされ、ham君、早速カートに乗るNちゃんを押す。何故だか…「うん、洗濯機を見よう!」とのNちゃんの奇想天外な提案に、新婚カップル同然に洗濯機を吟味するham君とNちゃん2人…。何故…?

そして徐々に近づく禁断の玩具コーナー。これに従い、Nちゃんの目はキラキラ!あれでもない、これでもないと、それはそれは熱心に丹念に「欲しい物」を選んでいました。Nちゃんの名誉の為に言っておくと、決しておねだりをしたわけではなく、NちゃんとD君にメロメロの私たちが甘やかしてしまったのです。せっかくお部屋をすっきり片付けておいたのに、物を増やしてしまってゴメンネ、Aちゃん…。

Nちゃんの玩具を選ぶ真剣な姿を見ていたら、私たちが子供の頃、Nちゃんと同じ様に一生懸命に玩具を選んでいた日のことを思い出しました。あの時のワクワク、ドキドキしたなんとも形容しがたい気持ちを、本当に久し振りに身近に感じ、新鮮でした。

私たちの求めていた物は見つからなかったけれど、2人だけでは味わえない、とってもステキな時間を過ごさせてもらいました。また、遊んでねNちゃん、D君。そして、お2人のお母さんのAちゃん、これからもよろしくね!

恐るべし、旅情ミステリー


長崎殺人事件』を読みました。
私の中で長崎は、横浜、神戸と並んで
異国情緒や、ロマンを彷彿させる街の一つ。
いつかは行ってみたい街の上位に位置しています。
そして、今回その長崎を舞台にした作品を読んで
その思いは不動のものとなったわけです。
「浅見光彦シリーズ」を読み始めて数ヶ月
読んだ本の数に比例して
行きたい場所が増えています。

大発見

今日は久々にテニスの話題。記事にするのは本当に久し振りですが、ちゃんと毎週土曜日の午前中に、二人揃って練習に行っています。

さて、今日のレッスンでは、スマッシュの練習が多かったような気がします。私の苦手なスマッシュの練習です。振り上げた自分のラケットで、頭をコツンと打つなど、毎度の如くトラブルを多数発生させつつ頑張りました。

ところが、コーチからのアドヴァイスは「違う」、「(ラケットの)担ぎ方が違う」とのこと。しかも、私が打つ度に同じお言葉を頂戴することに…。もちろん言葉だけでなく、お手本も見せて下さいますが、それでも、そのアドヴァイスは繰り返されるわけです(見捨てずに何度も言って頂き、ひたすら感謝です)。

何故!?と思いつつ練習をしていると、私の後ろにいた”ねぇさん”が、「こうなってるねん」と私のスマッシュの打ち方を実演してくださいました。なるほど!そうだったのか!確かに、違う!初めてわかりました。

テニスでは(テニスに限ったことではないのでしょうが)、イメージが大切です。ということはコーチもレッスン中やblogを通じて行っておられます。

私はコーチのアドヴァイスを聞き、自分の中でイメージをしてそしてスマッシュ!自分で自分のフォームは見られないですから、自分の中ではイメージが先行しているわけです。ですから、「コーチが行った通りにやってるのに…」という思考が導かれるわけです。

イメージ先行型というか、妄想癖というか、思い込みの激しさというか…、こういう私の性格の一部分のお陰で、たまに土壇場に思いがけない力を発揮する強さを持つ一方、とっても初歩的な場面で間抜けた事態を引き起こすこともあるのです。

今回は”ねぇさん”の一言のお陰で、メカラウロコ体験をさせて頂きました。こうっやって、周りの皆さんに助けていただきながら生きてる、と感じたテニスでした。多謝。

2007/09/28

40作目


「浅見光彦シリーズ」、40作を読み終えました。
全部で100冊なので、残すところあと60作。
初期の作品では、図書館の通常の棚に並んでおらず
書庫に格納されているのが殆どで
恐ろしく読み込まれている本もしばしば。
ファン層の厚さを感じます。

2007/09/27

新京極、寺巡り 9月26日(水)

昨日、用事があり、一人で京都に行って来ました。一通り用事を済ませて時計を見ると、昼過ぎ。三条大橋袂のstarbucksで一人ランチ。床のテーブルから三条大橋を渡る人々や鴨川の鳥達を眺めつつ、涼やかな風に吹かれながらのランチ。なかなか風情がありました。

その後、新京極へ。今回はお買い物ではなく、お寺巡りがメイン。先日、mitzさんご夫妻と「坂本龍馬の足跡を辿る旅」をして、「こんなに近くに住んでいるのに、私、京都のステキなところを全然知らない!」と思ったのがキッカケ。普段は「買い物の場所」でしかない通りを違う視点で観てみよう、と思い立ちました。

先ずは誓願寺へ。 清少納言、和泉式部ゆかりのお寺。パンフレットによると、清少納言はこのお寺で菩提心をおこして尼となり、本堂の傍の庵室で念仏をして往生をとげたのだそ う。和泉式部は娘に先立たれた悲しみから性空上人を訪ねたり、石清水八幡宮に参ったりした後、「誓願寺で祈るべし」と告げられて誓願寺へ。48日もの間、 篭って念仏を唱えたところ、「念仏をとなえれば女人の往生疑いなし」とのお告げがあり、「誠心院」という庵を結び、ここでめでたく往生したのだとか。こんなに歴史的の深いお寺が、いつも闊歩している通りにあったとは!しかも都会の喧騒の中、一歩、境内に足を踏み入れると別世界の静けさ、驚きでした。

新京極から誓願寺を眺める

誓願時境内から新京極を眺める

誓願寺、ご本尊、阿弥陀如来さま

とっても豪華な天井の装飾品

扇塚。誓願寺は芸事の上達の御利益があると言われています。世阿弥の作と言われる謡曲『誓願寺』で、和泉式部が歌舞の菩薩として現れることから、和泉式部信仰が生まれ、能楽や芸能界の人々の信仰を集めることになったのだとか。

誓願寺にいた猫。お寺にいるだけあって、礼服姿。

誓願寺の御朱印

誓願寺にお参りした後、誠心院に行きました。しかし、現在工事中で本堂は閉まっていました。外からお参りしましたが、残念ながらご本尊を観ることはできませんでした。また次回訪れたらお参りしようと、次のお寺、蛸薬師堂へ向かいました。

蛸薬師堂は病気平癒、厄難の消除には霊験あらたかなお寺なのだそうです。なんでも、昔々、このお寺に住んでいた善光というお坊さんが、重病の母の「蛸が食べたい」というたっての願いを叶える為に、悩んだ挙句、僧の禁を破って蛸を買ったところ、町の人々に咎められました。そこで、一心に薬師如来様に祈ったところ、蛸が光を放ち法華経八巻に変化したのだそうです。その威光に照らされた母の病も治ったとさ、という言い伝えがあるのだそうです。

ご本尊の脇には木彫りの蛸が置いてあり、これを撫でると病が治るとのことで、煩悩の塊の私は撫で回して来ました。もちろん、御朱印も頂戴してきました。とても優しそうな尼さんが書いて下さいました。

身近にあるステキな場所に眼を向けて、時間を見つけて訪れるのも良いものだと感じる今日この頃、昨日は良い時間を過ごしました。

2007/09/26

どうして、こんなにハマッてしまったのだろう。

内田康夫氏の「浅見光彦シリーズ」の100冊目、つまり、最新作を読み終えました。面白かったです。

しかし、私、どうしてこんなにハマッてしまったのでしょうか。「丁度100冊あるので、読破したい!」という妙な拘りだけでは、これだけの「読みたい意欲」は沸いてこないはず。

それで、今回、「どうして?」と考えてみました。

「悪」は当然罰せられるべき対象だけど、「悪」を働く側にも、そうせざるを得なかった環境があり、どこかで歯車が誤って噛み合ってしまった故の「悪」である、と「人間性善説」の精神、「盗人にも三分の理」の精神が、「浅見光彦シリーズ」には一貫してある、と言うことに遅ればせながら気が付きました。

「自分が正義と信じて行ったことが、相手にとっても正義であるとは言えない」という内容を、物語中で浅見光彦氏が言っています。よく言われる、「相手の立場に立つ」ということ、つまり、「視点の置き換え」だとか「発想の転換」、そういった作業をスマートにこなす浅見光彦氏。そういう物の見方をしない人ならば、悪党どもをとっくの昔に「天に代わって成敗」しているはず。「人間性善説」、「盗人にも三分の理」なんて考えが出てくるはずもありません。

「相手の立場に立つ」、「視点の置き換え」、「発想の転換」、言うは易しですが、なにせ、全体を客観的、且つ、的確に把握する情報処理能力が先ず必要だし、理論的な思考も必須、なかなか難しい作業です。憧れますね、そういう人。結局、浅見光彦ファン、ということでしょうか。

2007/09/25

十五夜


今夜は中秋の名月ですね。

子供の頃、すすきやお団子を飾って、家族みんなで
「でぇ~たぁ~、でぇ~たぁ~、つぅ~きぃ~がぁ~♪」
と、歌っていたのを思い出します。

十五夜に限らず、四季折々の行事を大切にして
私たち子供に伝えてくれた華香ママ
今夜も華香と一緒に、声高らかに歌っているのでしょうか…。

東京タワー

江國香織さんの『東京タワー』、東京に行く前に読めたらと思い、図書館で借りておきました。しかし結局、東京に行く前はバタバタしていて、帰って来てから読むに至りました。

東京タワーに見守られながら暮らす二人の男性のお話。男性といっても二十歳前後の学生で、二人は高校時代に出会った友達同士。二人揃って年上の、しかも既婚の女性と恋をしているという物語。

一人の男性は、既婚女性と同年代の女性の二人と同時にお付き合いをしており、「別れる時は自分から振る」と心に決めています。そして、この男性は恋愛に忙しいだけでなく、いくつものアルバイトをこなしていて、また、交友関係も広く、日々とても忙しく生活しています。彼からは、焦燥感や孤独を認めたくない、そんな若々しさが感じられました。

もう一人の男性は全く正反対。大学に行く他は特にこれといって力を入れていることもなく、大学自体も取り合えず在籍している、といった雰囲気。付き合っている年上の既婚女性に「ぞっこん」で、彼女中心に生活が彩られている、そんなタイプ。彼女の好きな本を読み、彼女の好きな音楽を聴き、彼女の好きな写真集を見て、彼女からの連絡を待つ、挙句に彼女の経営するお店に就職を決意する…そんな彼女中心の日々を生きており、好きになった人しか見えない、そんな若々しさが感じられました。

江国さんがあとがきで、「あらら、と思っていただければ…」と書いておかれましたが、本当「あらら…」な彼ら。なんだか懐かしいような、苦いような、苦笑してしまうような、そんな面白い一冊でした。

お買い物

今日は久しぶりにham君と二人、京都市内にお買い物に行って来ました。

季節も移ろいで、そろそろ秋服が欲しいというham君(私服O.K.の会社に転職して2年目、まだ私服の数に限りがあり日々コーディネートに苦戦中)、おでかけ様のお洋服が無くて困っている私(デニムのパンツ、T-シャツなどカジュアルな服ばかり…)、もちろん向かう先は毎度の如くBenetton。店員さんにも顔を覚えてもらっているし(いつも長居してごめんなさい)、好きなテイストも思えてもらっていると思われ、色々と相談に乗ってもらいながら、私はワンピースとショールを入手。どちらも、とってもステキで一目惚れ。私のクローゼットの中は殆どBenettonのお洋服、よくもまあ飽きずに…と自分でも思いますが、あの色使いとラインの綺麗さ、それ程流行にとらわれない独特なところなど、虜になります。何せ小学6年生のときからのお付き合いですから…。そんなこんなで、ステキな品を2つも手に入れてウキウキの私。これらを着ておでかけをする日が楽しみです。

じっくり、ゆっくり、そして楽しくお買い物をした後は、ちょっと遅めのランチ。最近、行く店が決まってきていたので、今日は新しいところ、『サンシャインカフェ』にチャレンジ。ランチをオーダー。クスクスの上に野菜やきのこを煮込んだスープがかかっているものがメインでした。多国籍なランチプレートでした。たまには新しいお店に行くのも良いものです。色々な食材、味、盛り付けを楽しめて、日々のお料理にも新しい風が舞い込んでくる、そんな感じがします。

久々の夫婦二人でのお買い物、楽しく、また、充実した時間を過ごすことができました。

2007/09/23

おでかけの合間 

最近、旅行やらおでかけネタが多い私のblog。だからと言って、毎日出かけているわけではなく、その谷間の日々には自宅でのんびり家事をしながら、読書などしています。最近読んだ3冊をupします。

先ずは『横浜殺人事件』。「赤い靴を履いていた女の子」と「青い眼をしたお人形」、歴史的背景を織り交ぜながら進んでいくストーリー、自然と引き込まれていきました。作者、内田氏のあとがきで、「この小説を読んだら、きっと横浜に行きたくなるでしょう」とありましたが、本当に行きたくなりました。横浜には過去に二度訪れたことがありますが、中華街とランドマークタワーを観光したのみで、小説に出てきた外国人墓地などには行っていません。機会があれば是非、行きたいですね。


志摩半島殺人事件』。伊勢志摩には過去に三度行ったことがありますから、描写されている景色を思い出しながら読むことができました。ham君に言わすと、「終り方がスッキリしない」とのこの一冊。犯人が罪を償うという結末が書かれていなかったことがその理由のようでした。確かに、そういう意味ではスッキリしない結末と言えます。しかし「罪を憎んで人を憎まず」ベースの「浅見光彦シリーズ」、そういう意味では、究極の終り方だったのかも…などとも思いました。


「これは普段のとはちょっと違うよ」とham君に聞かされていた一冊、『終幕のない殺人』。「旅情ミステリー」を売りにしている内田氏には珍しく、密室ものでした。内田氏曰く、「こういうのも書けることを証明したかった」とのこと。「どんなスタイルのものも書けるのが本物の推理小説家だ」と。なるほど…。「罪を憎んで人を憎まず」という持ち味のスタイルは崩さない、しかし新鮮さのある、とても面白い一冊でした。

弘法さん 9月21日

久々にぶらり『弘法さん』 に行きました。毎月21日に京都は東寺(教王護国寺)で催される市です。学生時代には足繁く通った時期もあったのですが、最近では随分とご無沙汰 していました。一時期よりは暑さもましになりましたし、気分転換にぶらり行ってみるのも良いかな、と思い立ったわけです。

一人でのおでかけですので、家のことをしてから身支度をしてと、気儘に時間を使って、東寺に到着したのは丁度お昼頃。暑さがましになったとは言え、当日はとても天気が良く、まだまだ残暑厳しく…というのがピッタリ。水分補給をしたかったこともあり、まずは軽食を取ることに。屋台も沢山出ていて、焼きそばか、たこ焼きか、お好み焼きか…と迷ったのですが、巨大たこ焼きを売っている店を見付けてしまい、迷わず購入。外側の皮がカリカリッとしていて、中はホワッ、タコも大きく美味でした。

『弘法さん』では境内の至る所に、様々な店が軒を連ねています。布、手芸用品、洋服、着物(以前よりも着物を売る店が増えていました)、雨ガッパ、下着、靴下、陶器、籠、箸、食器などな ど、日用品を売る店から、鎧や兜、古銭、絵皿などの骨董品を売る店、手作りアクセサリーや手書きの絵を売るアーティスティックな店、花、木、盆栽などの園芸屋さん、お茶、和菓子、駄菓子、カキ氷、たこ焼きなど、食べ物屋さんといった具合に、本当に沢山のお店が境内の中、お寺の周囲の道にまで、それこそ所狭し と並んでいます。新品の物を売るお店、通常のお店では出せないキズモノを破格の値段で売るお店、「それ、どっから拾って来たの?」といった摩訶不思議な物体を売るお店、骨董品なのか、ただ単に古いだけなのかよくわからない物を並べるお店(通の人に言わせると掘り出しものもあるのだとか)、一つ一つのお店にあまりにも特徴があり、何を買わずとも十二分に楽しめるのがこの市の面白さ。

また、店先で売り子さんとお喋りをするのも楽しみの一つ。

NY で買い付けた小物を使って、アクセサリーを作っているという女性と店先で一頻りお喋り。その女性は「鍵」をモチーフにした作品を沢山作っていま した。彼女が子供だった頃、学校から帰っても必ず自宅には人がおり、自分で鍵を開けて家に入る必要はなかった為、当時は、所謂「かぎっ子」と呼ばれた、鍵を首から提げた友達に憧れの心を抱いてたそうです。それが、「鍵」のモチーフに至ったきっかけだったとか。

お兄さん2人で店を出しているところでは、ちょっと面白いNIKKOの お皿を発見。お兄さんが陶磁器の説明をし始めたことからお喋りが広がり、他の売り物も見せてもらうことに。そしたらなんと!お皿をディス プレーしている机も売り物なのだとか。「全国、どこでもお届けに参ります!」とのこと。その他、着物、本などが置いてあり、「いろいろ置いておかないと売 れないんですよー」と、商売っ気のカケラもない笑顔でカラッと言っておられました。一体、何をして生活をしている人たちなんだろう…。



一 通りお店を見終わった後は、金堂と講堂にお参りをしました。300円の拝観料で入場できます。金堂には薬師如来坐像、日光、月光の両脇侍菩薩像が安置 されていました。ひんやりとするお堂の中で、木の椅子に腰掛け、暫く仏様を見ていました。薬師如さんの光背上(仏像の後ろにある葉っぱみたいな形の壁?背 もたれ?様のもの)には7人もの小さな仏様が薬師如さんを囲むようにしておられました。台座の下には、『Saturday Night Fever』ばりに「イェーイ!」とポーズをしておられるようなお方、「シェー」を しているようなお方など、色んなポーズをとった十二神将像が配されてありました。講堂には大日如来さん、五智如来、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、亭釈 天の二十一軀の仏像が安置されていました。亀に乗った方、像に跨っている方、鶴の上に座っておられる方、鬼の上に立っておられる方、ここにも、それはそれは様々な方々がおられました。

これらは全くもって正しくない仏像の観方だと思われますが、じっくり観ていくと仏像も本当に色々で見ごたえがあります。大 いに仏教を信仰されている方からしたら、私はあまり感心のできる参拝者ではありませんが、だからと言って全く信仰心がないわけではなく、それぞれの仏様の前で手を合わせてお堂を出ました。商業ベースに則った宗教には疑問を感じる私ですが、やはり生まれ育った環境が影響してか、自然と宗教観の様なものを持ち合わせているところはあるみたいです。仏像崇拝にはあまり拘りませんが、仏教については興味がある、というところでしょうか。しかし、ま だ知識は浅く、色々と知りたいと思っています。

お堂を出た後は、講堂、金堂、五重塔をぼんやりと眺めていました。影に入って座ってじっと眺めていると、すーっと心地よい風が通り抜け気持ち良かったです。先の東京旅行でも、東京ミッドタウンで建築物を眺めつつぼんやりしていた旨を書きましたが、日本建築 も規則正しく、また、壮大で素晴らしく美しいと思います。どうでしょうkovaちゃん、機会があれば是非、日本建築をぼんやり観る会、いかがですか。

講堂

金堂

五重の塔

今回の市で手に入れたものは、先日の東京旅行での馬喰町の問屋街で買いそびれた(?)リッパー、そして3/0~4/0の料鈎針、2つで400円也。たぶん安いと思います。その他、母方祖母に生姜の砂糖漬けをお土産に買いました。ぶらぶらと時間をかけてお店を観て回ったわりには買った物はちょっとです。御朱印も忘れずに頂いて来ました。既に弘法大師さんの御朱印は頂いていましたので、今回は薬師如来さんのを書いていただきました。


東寺の境内にはひっそりと彼岸花が咲いていました。お彼岸ですね。暑さ寒さも彼岸まで、虫の声、高い空、日陰の涼しさ、そろそろ秋の気配が感じられる、そんな今日この頃です。

2007/09/21

坂本龍馬の足跡を辿って 9月16日

最近、楽しいこと、嬉しいことが相次いで起こり、喜ばしいことこの上なしの日々を過ごしています。幸せな日々をblogにupしたいのですが、どうしても記事を書くのが後手後手になり、時期を得た内容をupできずにいます。

今 日は9月16日、三連休の中日の楽しかったことを書きたいと思います。前日の15日にmitzさん(と書かせていただきます)より、久しぶりにお電話をい ただき、「明日、京都に行くのですが…」とのこと。私たちは東京から帰って来て直ぐの3連休でしたから、本当に何の予定も立てておらず、「暇です」と即 答。mitzさんご夫妻の「京都一日ぶらり旅」に、ご一緒させていただくことになったのでした(Zurich日本人学校の仲間の中にはmitzさんをご存 知の方も多いかと思います)。

私はmitzさんが以前より、坂本龍馬に凝っていらっしゃるのを知っていましたから、今回の京都訪問は mitzさんの発案だ、間違いない!と閃きましたが、どうやら奥様のお仕事の下見が本来の目的だったようです。ですが「京都一日ぶらり旅」は、坂本龍馬の 足跡を辿ることにメインが置かれていたのは、私の予想通りでした!

mitzさんご夫妻が、伏見にある坂本龍馬襲撃事件で有名な寺田屋を訪問された後(私が寝坊しなければご一緒できた!?)、伊勢丹にて合流(今年1月の「かまくら」以来の再会でした)、その後、一路、坂本龍馬の定宿の1つと言われている明保野亭へ。現在、明保野亭はお食事処となっており、ここでランチを頂きました。

明保野亭の入り口

豪華ランチ

明 保野亭の建物自体は改築されていましたが、当時からあったと言われる井戸は、現在も残されていました。お恥ずかしながら私は、坂本龍馬についての知識を殆 ど持ち合わせていません。と言うよりは、本当のところは何も知りませんので、mitzさんに教えていただきつつのランチとなりました。勉強になりました。 mitzさんの奥様とは「あの井戸、中から何か出てきそうだね…」とか、「当時は斬り合いばかりで、物凄い惨状だったんだろうね…」なんて、背筋がゾクゾ クするような話をしつつも、ランチを美味しく完食。その後、チラッと井戸の中を覗いたりもしたのでした。

明 保野亭での豪華ランチを楽しんだ後、今回のmitzさん家、本来の目的である、奥様のお仕事の下見に、清水寺に行きました。清水寺の門にさしかかろうとし た丁度その時、法螺貝を吹く人を先頭に、龍やこれを守る役目の様々な衣装を着けた人々の行列に出会いました。どうやら、たまたま『青龍会-観音加持』 という行事に遭遇したようでした。旗を掲げた商店の中に、勢いよく龍が入っていく様などを観ることができました。その後、阿弥陀堂や自主神社にお参りをし たり、有名な清水の舞台や音羽の滝を一通り観ました。私は何度か清水寺にはお参りしたことがあるのですが、御朱印を頂いておらず、今回、漸く念願が叶い、 御朱印帳の一頁を埋めることができました。

清水寺、御朱印

清 水寺参拝の後、次なる目的地、坂本龍馬のお墓に向かおうと歩き出しつつ、「宇治金時が食べたいね…」という話に。そうしたら、まるでタイミングを見計らっ たかのように、突然、大粒の雨がざぁざぁと振り始めるではありませんか!とにもかくにも雨宿りをせねば!と、甘味処に入る大義名分が整ったと言うわけです。私 は、抹茶白玉なんとか…?というのを食しました。美味しかったです。

そうこうしている間に雨は止み、再び活動開始。坂本龍馬のお墓に向かいました。維新の道を登りきったところに京都霊山護國神社がありました。そこから更に上に登ると、明治維新史蹟「旧霊山官修墳墓」があり、この中に坂本龍馬のお墓がありました。その他にも、明治維新の誕生につくした志士たちの、数多くの墓石が所狭しと並んでいました。

維新の道、御朱印

お墓にお参りした後は、本日の「京都一日ぶらり旅」の最終行程である近江屋跡へ。 現在、池田屋はなく石碑が建てられています。この石碑、私たち夫婦で河原町界隈に買い物に来る際には、知らず知らずその横を通過しているという具合に、本当に街中にポツネ ンと、呆気なく建っています。私が初めてこの石碑を見た時には、「こんなに歴史的に有名な場所が、こんなにも日常の中に!」と驚いたことを思い出し ます。と言うくらいに日々、何気なく通っている通りにあるもので、いざ「何処ですか?」と聞かれても、「あの辺」といった漠然とした説明しかできず、石碑に到着する には多少、ウロチョロとしてしまいました。

というわけで「京都一日ぶらり旅」、mission「坂本龍馬の足跡を辿る」が無事終了。 ちょっと早めに夕食を取るに至りました。お夕食の時にはmitzさんと奥様の仕事へのスタンスや、プライベイトな時間の使い方をなど、色々なことについてお話を聞かせていただき、共感する部分が多かったり、教えていただく部分が多かったりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、私の(私たち夫婦の)将来の についてなどなど、色々な話も聞いて頂き、将来の展望明るく一日を終えることができました。色々と本当にありがとうございました。

坂本龍馬、33歳にしてこの世を去りました。来年、私も33歳を迎えます。今回、mission「坂本龍馬の足跡を辿る」をご一緒させていただき、坂本龍馬について知りたい、 という思いが高まりました。ぼちぼちと、ということにはなりそうですが、本を読んでみようと思います。

mitzさん、奥様、ステキな旅にお誘い頂き、また、色々とお気遣い頂き、本当にありがとうございました。

追記
清水寺周辺にて、自分自身にお土産を買いました。”ねずみ”と”ねこ”のお箸置きです。かわいいでしょ!来年はねずみ年。多くのねずみグッズを入手できる12年に1回の貴重なチャンスの年です。





江田島って広島にあるのね!

何を勘違いしたのか、江田島は関東にある地名だと思っていました。ですから、東京行きのバッグの中にこの本を入れて行きました。でも、読んでみると広島県が舞台のお話。思い違いも甚だしい。「江戸」の「江」から関東を連想したのか、「江ノ島」とこんがらがっていたのか、理由はなんだかわかりませんが、とにかく思い違いだったことだけは間違いないようです。まあ、私にはよくある種類の勘違いのひとつで、私自身はあまり気にしていません。ham君は苦笑していましたが。それよりも、変な思い込みのお陰で、ある意味、最初から作者に裏切られて、あれ?あれ?と思いながら読めましたから、他の人にない部分でも小説を楽しめた、ということでヨシとしましょう。

2007/09/20

旅の最後 9月13日

3泊4日の東京での思い出を、ぼちぼちと綴ってきましたが、これで漸く最後を迎えます。

ル・コルビュジエ展を満喫した私、再度、丸の内oazoに行きたくて、六本木(日比谷線)→銀座(丸の内線)→東京と、もちろん東京メトロで移動。少々、地下で迷いつつも、無事に丸の内oazoに到着。さあ、ham君が来るまで楽しむぞ!と思ったところにメールを受信。この日、ham君は定時で帰れると言っていたので、その心つもりでいたのですが、会食の予定が入り、少々遅くなるとのこと。仕事だから仕方なし…と諦めて、一人で夕食を取ることに。色々なご飯屋さんを見て回った結果、丸善の中にあるカフェで食事をすることに。入ってみると「お一人様」も多いらしく、窓側に「お一人様」用のテーブルが幾つかあり、そこからは東京駅が見えるし、とても良い雰囲気。一人ご飯は寂しいと思っていたけれど、意外なステキさにウキウキ。そしてメニューを拝見すると、なぜかハヤシライスばっかり。説明を読んでみると、なんと、丸善がハヤシライスの元祖なのだとか(wikipediaを見ると、色々な説が載っていましたが)。もちろんハヤシライスを注文しました。携帯電話のカメラで撮ったので画像はイマイチですが、お味は美味しかった!ham君は結局、会食の予定は急遽キャンセルになったとかで、私が食後のコーヒーを啜っている時に「これから帰りますメール」を頂きました。そんなことなら、ham君と一緒に食べたかったな…。可愛そうにham君、この日のお夕食は新幹線の中でお弁当でした。

東京、3泊4日の旅。ham君が連れて行ってくれたからこその旅、先ずはham君に感謝。そして、誰よりも何よりも、急な申し出にもかかわらず、時間を作って会ってくれたお友達の皆さんに心からありがとう。言葉にはできない、とってもステキな時間を過ごせたと同時に、力を一杯貰いました。皆さんが関西に来られる際には、是非、声掛けて下さいね。そして、私が東京に行く際には、またよろしくお願いします!ああ、本当にステキな旅だった。

六本木ヒルズ 再び 9月13日

前日、kovaちゃんと、kovaちゃんの愛娘Yちゃんと私の3人でやってきた六本木ヒルズ。kovaちゃん達と別れた後、帰りの地下鉄で、森美術館での『ル・コルビュジエ展』開催情報を得た私。翌日、この展覧会目当てに、 再び六本木ヒルズに舞い戻って来たのでした。目指すは一路、森美術館。表示に従って進んでいくと、チケット販売コーナーが。そこの電子掲示板に「ル・コル ビュジエ展+展望台 1500円」の文字が。その時は「へー、セット価格もあるんだ」くらいに認識。加えて、「でも、私は展覧会だけでいい。天気もイマイ チだし(前日も天候不良で展望台を諦めた経緯があります)」と思っていました。ところが、いざチケットの購入の順番が巡ってくると(列ができていました)、なんと!セットチケットしかな い!のです。「展望台から景色を見ぬもの、ル・コルビュジエ展を見るべからず」、ということなのでした。希望していないのに展望台分まで払うこと、先日、 kovaちゃんとは天候不良を理由に諦めておきながら、不本意とは言え私一人展望台に登る後ろめたさを感じつつ、でも、しかし、『ル・コルビュジエ展』を見たい !気持ちが勝ち、超高速エレベーターに乗り込んでしまったのでした(エレベーター怖かったです)。kovaちゃん、ごめん。

私 が始めてル・コルビュジエの作品に出合ったのは1987年でした。スイスに行った年です。私たち家族の住んでいたアパート近くのzurichhorn Park内に(8, Hoschgasseにあり、補習校の近くです)、赤とか緑とか黄色とか、とにかく派手なパネルの壁がある建物がありました。当然、当時は派手なそして不 思議な建物だな、というくらいの気持ちでしか対面していませんでした。しかし、実はこれが『Centre Le Corbusier(ル・コルビュジエ・センター)』だったのです。これを知ったのは日本帰国後、随分してからです。 2004年、ham君と2人でZurichを訪れた際には、私のかつて住んでいたアパートから、当時、補習校だった場所に行く道すがら、この建物に足を運 びました。ただ、私たちが訪れたのはクリスマス前でしたから、『Centre Le Corbusier』は閉館中でした。因みに、5月中旬~10月中旬の土日、14:00~18:00のみ開館しているそうで、次回は是非、この時期に訪れ たいと思います。

さて、話は随分逸れましたが『ル・コルビュジエ展』、かなり満足度の高いものでした。私がル・コルビュジエに興味を抱い たのは、『小さな家』という、ル・コルビュジエが彼の両親の為に建てたレマン湖畔に建つ家の映像を見たのがきっかけでした。二人で住むのには十分な広さの、でもコンパクトで実用 的な、それはそれはステキなお家で、私もこんなお家に住みたい!と思いました。というわけで、感覚的なもののみで、全く、芸術やら建築やらには無知な私。今 回の展覧会も『小さな家』のイメージだけで行きました。ところがどうでしょう!ル・コルビュジエは『小さな家』の様な一戸建ての他にも、教会、集合住宅、都市 計画といった大規模な事業も手掛けた建築家であったのです。また、この他にも、絵画や彫刻などの作品も数多く残していることを知りました。全く自分の無知を恥じると共に、もっと詳しくル・コルビュジエについて知りたいという気持ちが沸いてきました。この展覧会では、ル・コルビュジエの偉大さを目の当たり にし、その業績の素晴らしさに、感嘆の声を上げずにはいられませんでした。

そんなこんなでVTR類、表示、デッサン、模型、実物大の展示物、絵画、彫刻をじっ くりと見て回った結果、3時間くらいは会場にいたと思います。最初は心地よかった冷房も、最後には寒くなるくらいでしたから、よっぽど長いこといたのは確か です。1500円、展望台で景色を見なくとも十分にモトは取れたと思われます。とは言うものの、せっかく怖い思いをして53階まで登ってき たのだから、景色も見ていこうと思い、暫し、東京の夕暮れに浸っていました。天候は前日よりはましでしたが、最高と言うには程遠く、晴れた日にもう一度来 たいと思いました。kovaちゃん、ここの展望台は、気になる展覧会があるとき、且つ、天気の良いときを狙ってくるのが一番良いと思います。



追記
日本にもル・コル ビュジエ設計の建物があります。東京にある国立西洋美術館がそうです。実は前回の東京旅行の際に、『PARMA パルマ イタリア美術もう一つの都』を観に行っていたのです。その時には、ル・コル ビュジエ設計の建物とは知らず、展示物ばかりに眼が行っていました。次回は建物目当てで訪れたいです。

2007/09/19

上野谷中殺人事件

今回、東京に出かける前、irisjentaちゃんとのメールの中で、東京でお勧めの場所を聞いてみました。そうしたら、丸の内oazoの丸善を教えていただいた他、谷中や築地など、下町をぶらり散歩するのも良いのでは、とのアイディアを頂きました。

そんな折り、新幹線で読む本を探しに図書館に行くと、右写真の本が!もちろん上野、谷中界隈のぶらり歩き決定でしょう!と喜び勇んで、いざ東京へ。

ところが、今回も
どうして…生憎の悪天候…。小説片手にお散歩する日をどのタイミングにするか、空模様と相談していたのですが、結局、お散歩日和には恵まれず、mission impossible。小説は読み終わったのですが、missionは次回まで延期となったのでした。残念!

とりあえず足を踏み入れた 9月13日

五反田でしもなおちゃんと、そらちゃんと一緒にランチを楽しんだ後、再度、六本木ヒルズに向かいました。実は前日、六本木を後にする際、森美術館にて『ル・コルビュジエ展』を開催していることを知りました。それで、もう一度、行くことにしたのです。前日にkovaちゃんとご一緒させていただき、ガイドしてもらってましたから、安心して「一人でも行ってみよう」と思うことができました。

さて、五反田から山手線で恵比寿まで出て、そこから日比谷線で六本木を目指したわけですが、せっかく恵比寿で降りたのだから、と欲張って『恵比寿ガーデンプレイス』に寄ってみようと思い立ったのです。ところが、山手線の恵比寿駅から『恵比寿ガーデンプレイス』とある矢印の方向に行けども行けども、歩くエスカレーターが出現。一体、いつになったら到着するのか…と不安が過ぎる程でした。しかし、せっかくここまで来たのに、と引き返すのも悔しく、ひたすら前進、そして漸く到着、ホッと一安心したのでした。今、改めて『恵比寿ガーデンプレイス』のHPを見ると、色々な施設があるのですが、その日はメインではありませんでしたから(そのわりには行くまでに時間を費やしたのですが…)、入ってすぐのカフェでコーヒーを飲みながら、暫し休憩(写真の中、ピンクの矢印の辺りで)、そして、また「ながーい」エスカレーターに乗って駅まで向かったのでした。とりあえず足を踏み入れた『恵比寿ガーデンプレイス』でした。

2007/09/18

五反田ランチ 9月13日

五反田でお仕事をされている、しもなおちゃんと、そらちゃん。お昼休みに会社を出て来て下さることになり、会社近く(たぶん)の韓国料理屋さんで、ランチをご一緒させてもらうことになりました。

この日も地下鉄路線図を穴があくほど見て、ルートを決定。清澄白河(半蔵門線)→三越前(銀座線)→新橋(浅草線)→五反田という、今思えば無駄の多いルートで行きました。加えて、三越前の乗り換えで、このルートを選択したことを後悔したことは言うまでもありません。今、考えるに、実は半蔵門線で渋谷まで出て、そこから山手線で五反田というルートが最もラクチンだったように感じられますが、後の祭り。まあ、無事に時間通りに現地に到着できたのでヨシとしましょう。

さて、韓国料理のお店では、しもなおちゃんは真っ赤な色をした、どう見たって辛そうな一品を、そらちゃんと私は石焼ビビンバをオーダーし、お味を満喫しながら、久しぶりの再会も楽しみました。もっと、もっと、お話したいことは沢山あったと思うのですが、そういうときに限って何から話して良いのかわからず、時間ばかりが過ぎてしまうのが常…。今回、お友達とお会いして毎回、同じことを思いました。

しもなおちゃんは、お腹の中に3人目のお子さんがおられました。6ヶ月だそうです。最近、グングンお腹が大きくなってきたのだとか、思わず「二人入っているの?」と聞いてしまう程でした。ちなみに一人、だそうです。お腹に一人入っていても以前とかわらず、とっても軽やかで活動的でした。仕事に子育て、家事とこなす、しもなおちゃん、尊敬します…。体、大事にしてね!

そらちゃんは、旦那さまと二人で、とても充実した毎日を送っておられる様子でした。お二人はとっても仲良しなのでしょうね。旦那さまは、しもなおちゃんと同じビル(?)で働いておられるそうで、しもなおちゃんからの旦那さま情報からも、とてもステキな方なんだなぁと思いました。本当に幸せそうでした!今度、旦那さまにもお出会いしたい!

あっと言う間のランチタイム、でもとっても楽しかったです。お二人とも、わざわざ時間を作ってくれてありがとう!

2007/09/16

新宿 9月12日 夜の部

六本木を満喫した後、一路新宿へ。東京メトロ線の2日間オープンチケットを購入していた私、何としてでも東京メトロ線のみで移動したい一心で、地下鉄路線図とニラメッコしながら乗り継ぎを検討。これもゲーム感覚で面白いものです。この日は、六本木→(日比谷線)→霞ヶ関→(丸の内線)→新宿の経路を選択。

madoka32ちゃんと18:30に新宿駅で待ち合わせて、お食事をご一緒させていただくことに。最終的に丸の内線で新宿に到着する旨、madoka32ちゃんにお伝えすると、到着したらとにかくその場を動かず、周りに何が見えるか電話すること、とのmissionを頂きました。お陰様であっと言う間に見つけてもらい、無事に再会を果たすことができました。さすが、新宿在住歴のあるmadoka32ちゃん、感心するばかりです。お仕事上がりで、しかも週の半ばに、時間を作ってくれてありがとう!

madoka32ちゃんとは1年半ぶりの再会だったと思うのですが、お互いにblogをしていることもあり、最近の様子は知っていましたから、ピンポイントで会話ができたように思います。でも、やはり face to face でお話ができるというのは良いものです。私の現状なんかもわかってもらえて、勇気を貰ったように感じています。ありがとう。

また、ドイリーを始めようと思って問屋街に行き、途方にくれたことをお話しすると、madoka32ちゃんがドイリーをし始めた時の本を譲って下さるとのこと。madoka32ちゃんのblogを見ていると、madoka32ちゃんは、今や、かなりの腕前のドイリーすきーさんです。教えてもらいつつ、私も始める決心を改めて固めたのでした。

途中から、仕事が跳ねた私の夫のham君も迷い迷い合流し、一緒にお食事を楽しみました。本当に楽しいひと時を過ごすことができました。

そう言えばお食事をしたのは、驚きのシザーサラダ(葉っぱが切られずにまるごと盛られている)が出てきたイタリア料理のお店でしたが、会話に夢中で写真を撮ることなんてすっかり忘れていました。お食事の写真もそうですが、今回の東京旅行では、再会した皆さんと一緒に写真を撮っていなくて、帰ってから本当に後悔しています。

六本木ヒルズ&東京ミッドタウン 9月12日 昼の部

私の中学校時代のお友達の奥様、kovaちゃん。現在は、私の友達の仕事の関係で関東地方にお住まいです。今回、私が夫の出張について東京に行くことをお伝えしたら、ランチを一緒にとのお誘い頂きました。場所は六本木ヒルズ。もともと同郷の私たち、kovaちゃんは関東に引っ越して間も無く妊娠され、今年5月に出産、きっとなかなか東京の街を満喫する時間がなかったのでしょう、六本木ヒルズにゆっくり来るのは初めてとのことでした。私は以前、チューリッヒ日本人学校のプチ同窓会の際に、六本木でランチをしたことはあったのですが、レストランとカフェでお友達との再会を楽しむあまり、六本木ヒルズ自体は通り過ぎていました。ですから、今回こうやってゆっくり六本木ヒルズを訪れることになったのは、本当に願ったり叶ったりの機会となりました。

待ち合わせは13時としたのですが、私はホテルの部屋を整えていただく関係で、少々早めに六本木に向かいました。出発後、直ぐにkovaちゃんからメールが来て、なんとkovaちゃんも早めに到着予定とのこと。当初の計画を早めて再会し、ランチとの運びとなりました。

kovaちゃんと愛娘のYちゃんとはお盆以来の再会。前回、出会ったのは8月12日でしたから、なんと、1ヶ月後に再会したことになります。大人にとっての1ヶ月、あっと言う間に感じる人も多いと思うのですが、Yちゃんにとっての1ヶ月は、私たちのそれとは同じとは思えない、壮大な時間なんだと思いました。先ず、お顔がとってもしっかりと、そして、はっきりとしてきて、べっぴんさんになっていました。それに、周囲の様子を観察したり、ママの行動や表情を伺ったり、私の存在を気にしたりと、興味津々に外の世界へ感心を傾けていました。本当、Yちゃんの成長ぶりには驚かされました。本当にかわいいYちゃん、また会うのが楽しみです。

さて、六本木ヒルズ。kovaちゃんの入念な下見とガイドのお陰で、方向音痴な私も不安なく楽しむことができました。ありがとう!ランチも、kovaちゃんの調べておいて下さった中華料理屋さんで、奮発してフカヒレのランチを食べました!久しぶりのフカヒレ、美味しかった!ランチの後は、ショップをブラブラ。そして、カフェでまったり。そう言えば、kovaちゃんとYちゃんと私、3人だけで会うのは今回が初めて。他のお友達も交えて会うことは何度もありましたが、こうやってゆっくりとお話できる機会はなかったな、と思いました。とても楽しいひと時を過ごさせてもらい、なんだかkovaちゃんと今まで以上に仲良しになったように感じ、とても嬉しく思いました。

カフェでまったり過ごした後、東京ミッドタウンにも足を伸ばしました。ご存知の方も多いと思いますが、私は自他共に認める方向音痴。一人では絶対に行けなかったと思いますし、行くことすら諦めていたと思います。今回、kovaちゃんに連れて行ってもらえて本当に良かったです。六本木ヒルズと東京ミッドタウン、両方とも、オフィス街とショッピングモール、他にもレストランや美術館などが融合したエリアのことを言うのですね。名前だけは良く耳にしていた場所ですが、今回、漸く正体を知った感じでした。

東京ミッドタウンでも、少々ショップを見て周り、その後はベンチに座ってお話をしたり、建築物をぼんやり眺めたりして過ごしました。私は、規則正しく設計されている建築物を、ぼんやり眺めるのが好きなので、東京ミッドタウンでも特に何も喋ることなく、しばらくボンヤリしてしまっていたのですが、kovaちゃんはつまらなかったのではないかと、少々心配しています。

東京ミッドタウンには、なんだか不思議な形のオブジェがありました。もっと季節が良くて、天気も良くて、時間があったのならば、ブラブラと芝生の公園をお散歩するのも気持ちが良かったかもしれません。次回、私が東京に言ったとき、もしも、kovaちゃんが今回の私との六本木ヒルズ&東京ミッドタウン訪問で、懲りておられなかったら、また是非ゆっくり時間をとって行きたいなぁと思いました。そのときはYちゃんが歩いているかもしれませんね…。

待ち合わせは”有楽町マリオン” 9月11日 夜の部

スイスにあるチューリッヒ日本人学校に通っていた頃のお友達、Nちゃんに東京に暫く滞在する旨メールをしたら、「今宵のお食事を一緒にいかが?」と、早速、お返事を頂きました。本当に嬉しかったです。待ち合わせ場所は「有楽町マリオン」。なんだか、とっても都会的な響きにワクワクするやら、緊張するやら…。

Nちゃんに頂いたメールの道順通りに、待ち合わせ場所に向かいました。そして、所定の場所である「有楽町マリオン」の西武デパートと阪急デパートの間に到着。何と言っても10年数年ぶりの再会、ごった返す人ごみの中、会っても直ぐにわかるかどうか心配だからと、Nちゃんが気を利かせて、赤いカーティガンを羽織って来てくれるとのこと。中学時代からNちゃんは赤が似合ったなぁ、などと思い出しながら待っていました。

人ごみに紛れてしまわないか心配していたNちゃんでしたが、しかし、私の待っていた場所はNちゃん曰くの「有楽町マリオン」の西武デパートと阪急デパートの間にもかかわらず、人通りはポツリポツリ…。しかも、時には私一人ぼっちのこともある程の寂しい場所。本当にここであっているのかな…と、何度もNちゃんのメールを確認しました。でも、あっています。気を利かせてわかりやすい場所を選んでくれたんだ、と感謝していたところへ電話が鳴り、「今、どこにいる?」とNちゃん。”あれ!?私、またしてもやってしまったのか…?”と思いつつ、周辺の状況を説明。Nちゃんも説明してくれました。ところが、二人とも紛れもなく、西武デパートと阪急デパートの間にいます。なのに、全く別の風景を見ていることが判明。なぜ?「あっ、階が違う!!!」二人でほぼ同時に気が付き、私が一つ上、つまり地上階へ上がることに。そして、そこで漸く10数年ぶりにNちゃんに再会しました。

さすがに10年以上もの時間を別々に過ごして来ていますから、最初は照れるやら、恥ずかしいやら、緊張するやらで、ちょっぴりギクシャクした感は拭えませんでしたが、お店に入り、当時は飲めなかったお酒を嗜みつつ、お料理を摘みながら、色んな話に花を咲かせました。スイスでのこと、帰ってからのこと、今のこと、そして将来のこと。時間がいくらあっても話したりず、夜が更けていくのが憎らしく思いました。

Nちゃんと私、中学生の頃は実は二人だけでお喋りしたり、遊んだりという機会には残念ながら、殆ど恵まれませんでした。あれから10数年たった今日、こうやって二人で出会ってお話できる時が訪れるなんて、当時は想像できなかったです。二人ともスイス時代以降、それぞれに人生を歩んで来て、大人と言われる年齢になりました。そういう今だからこそ、こうやって二人でじっくりと話すことができたのだと思います。二人でこのような貴重な時間が持てたことを喜び合わずにはいられませんでした。本当にステキなひと時でした。ありがとうNちゃん!

2007/09/15

だんご 9月11日 午後の部

最近、私が嵌っている推理小説「浅見光彦シリーズ」。この小説の主人公、浅見光彦氏の自宅は東京の北区、西ヶ原という設定。浅見光彦氏の自宅近くに「平塚亭」という美味しいお団子を売るお店があり、光彦氏が母親のご機嫌を取る為に団子を買って帰るというシーンで度々登場。実はこの「平塚 亭」、実在のお店なのです。東京メトロ南北線、西ヶ原の駅から徒歩10分くらいのところにある、「平塚亭つるおか」というのがそのお店で、今回、東京に行っ たら必ず行こうと思っていた場所の一つです。問屋街散策の後、秋葉原→茅場町→飯田橋→西ヶ原と、もちろん、東京メトロ線を乗り継ぎ乗り継ぎ、向かいまし た。

西ヶ原の駅を出ると、自転車で巡回をされているお巡りさんに二人も遭遇。偶然とは言え、なんだか推理小説の世界に入った様な気分になりました。「平塚亭」に行きたいと逸る気持ちを抑えて、先ずは平塚神社を 参拝。平安後期に創立された由緒のあるお宮さんで、源頼朝・義経や足利将軍家の先祖の八幡太郎源義家命が御祭神だそうです。ここも小説に幾度も出てくる場 所です。本当は境内をじっくり散策したかったのですが、小雨が降っていましたので、とにかくお参りだけはと思い、手を合わせて来ました。

そ の後、漸く「平塚亭」へ。平塚神社を出て直ぐ、平塚神社の入り口と言っても過言ではない場所に、こじんまりと「平塚亭」は存在していました。老舗の風格漂 う佇まい、ガラガラと引き戸を開けてお店に入ると、「おばさん」がおられ、店の奥には数人が腰掛けられるテーブルがあり、まさに小説に出てくる「平塚 亭」そのまま、でした。見慣れぬ客に「おばさん」が「どこからいらしたの?」と仰ったので答えると、「あら、じゃあ、浅見さんのファンの方ね」と奥のテー ブルに案内して下さいました。そこで、みたらし団子と暖かいお茶をいただきながら、「おばさん」から内田康夫氏のこと、TVドラマで浅見光彦役をしていた 榎木孝明氏、辰巳琢郎氏、現在の浅見光彦役の中村俊介氏のお話など、写真を見せてもらいながら色々と伺いました。この皆さんも「平塚亭」には何度もいらっしゃっているよう で、ここでファンの方とバッタリ!ということもあるそうです。「平塚亭」には、ここを訪れたファンの方が書くノートがおいてあり、その数既に13冊、内田 康夫氏をはじめ、俳優陣の書かれた言葉も残っていました。もちろん私も足跡を残して来ましたよ。最後にham君に豆大福とみたらし団子をお土産に買い、 「おばさん」と記念撮影をしました。「実は私の夫も「浅見光彦シリーズ」のファンなんです」と言うと、「今度はご主人と一緒にいらして」と「おばさん」。 その後、「おばさん」から頂いた、中村俊介氏主演の「しまなみ幻想-愛媛・今治殺人事件-」のロケの時の写真を読みかけの「浅見光彦シリーズ」の本に大 切に挿み、「平塚亭」を後にしました。

夜、仕事から帰ってきたham君と一緒に、「平塚亭」の豆大福とみたらし団子を食べました。「浅見光彦シリーズ」のファンで、甘いもの大好きのham君、満足のようでした。よかった。今度は一緒に行こうね!