カフェでランチをした後、「腹ごなしをして、岩岳に登ろう!」と”いちごさいくる”の店長さんが仰いました。午前中に伺っていた予定では、ゴンドラに自転車を乗せて岩岳に登り、自走で下りて来るとのお話でしたが、いつの間にか登りも自走へと気が変わったようでした。初心者の私とYさんには、”岩岳には登らずに先にペンション帰る”という選択肢も提案されましたが、「まあ、坂だけれどもゆっくり上っていけば大丈夫だから…」との店長さんの言葉を信じて(口車にひょいと乗せられて)、マウンテンバイク上級者の皆さんと行動を共にすることにしたのでした。
登り始めは舗装道路でした。坂は果てしなく続き、既に変えるギアが残されていない私は、不本意ながら自転車を降り歩くことに。とにかく逸れてはたいへんと、必至で歩きました。そして、山の中腹辺りで休憩されている皆さんに合流。「あともう少しだから!」、「漕いでいればいつかは頂上につくから~」という店長さんやメンバーの方の言葉を、”励まし”と疑わずに残りの道のりに繰り出します。

残りの道はダート(舗装されていない山道)でした。こんな上り坂はもちろん初めての経験の私、2、3回ペダルを漕いだ時点で既に心が折れそうになり自転車を降りる。負けてなるものか!と、もう一度自転車に乗って悪戦苦闘していると、舗装道路を走るよりもダートの方がタイヤが上手く地面を捉えてくれていることがわかりました。そうしたらなんだか面白くなってきます。しんどいながらも漕いでいくと、ある瞬間からフッと漕ぐのが楽チンに!そして坂を上るのが面白くなっていくのです!既に自転車のギアは一番軽いものになっていますから、これは頭の中のギアが変わった!とでも言いましょうか…。このように頭の中で”あほギア”に切り替わると、「アハハハハ~」とばかりに面白いほど進むことができるます。おそらくはエンドルフィンのなせる業と思われますが…しかし、この”あほギア”のお陰でなんとか頂上に辿り着くことができたのでした!頂上に着くと同時に落ちてきた雨が、まるでご褒美と言わんばかりに大きな虹を空にかけてくれ(写真の矢印)、一層、達成感を味わうことができました。
”いちごさいくる”の店長さんの口車(実は有名だそうです)にひょいと乗せられてチャレンジした岩岳、店長さんが「こういう山を登っておくと自信につながるから…」と仰ったとおり、マウンテンバイクに乗る上でとても大きな自信になりました。そればかりではなく、意外にやればできるのか!ということがわかったのは、大袈裟かもしれませんが、これからの人生を生きていく上でも大きな収穫になりました。初心者の私をメンバーに入れてくださった店長さん、”いちごさいくる”の皆さんに心から感謝です。ありがとうございました。