発掘した品

一世一代の大掃除にて発掘した品をご紹介します。私が高校生の時、Australiaに留学中に作成したものです。

当時、私はF家にホームスティして学校に通っていました。F家から学校まではfreewayで30分、公共交通機関はなく、F-Mumにホストブラザーと一緒に自家用車にて送迎をして貰っていました。私は、当時小学校中学年だったホストブラザーの下校時間に合わせて行動していましたから、放課後のクラブ活動などの参加は遠慮し、真っ直ぐホスト宅に帰るという日々でした。帰宅後に街で遊ぶには、バス停まで徒歩30分、バスに乗って更に30分の道程は遠く、またお金のない学生には厳しいものもあり、学校のある日はホスト宅にて過ごすことが殆どでした。

帰宅後は、F家にはプールがありますので水泳をしたり、ホストシスターやブラザーと飼い犬の散歩に出かけたりと、余暇も十分に楽しむことはできました。しかし、それでもやはり、帰宅から夜ベッドに入るまでの時間は長く、何かと楽しみを見つける工夫をしていたように思います。

そこで始めたのが手芸。これならば私に与えて貰っていた居室に一人閉じ籠もることなく、家族団欒のお喋りに入りつつ、TVも見つつ、リヴィングルームにてチクチクしながら過ごせました。また、F-Mumやホストシスターに疑問部分を質問したりと話題性もありましたから、まさに良い材料だった思います。そしてAustraliaで作ったものたちは、沢山の思い出の詰まった自分自身へのお土産になったと、今回、改めてAustraliaでの色とりどりの貴重な日々を思い返しつつ、感じています。