先週の土曜日(11月22日)の夕食にと、ham君と二人でパッケージに添付されていた日本語レシピを頼りに準備を開始。調理は架橋、さてソースとパスタを絡めて…、さあ、できあがり!という瞬間、念の為のお味見をしたham君…。「akou、味がない…」と、一言。私も一口頂くと、確かに味がありません。二人してもう一度レシピを読みましたが、私たちが執り行った料理の手法に間違いはありません。そこで、勘だけを頼りに、塩とパルメザンチーズを加えて何とか「イカ墨ソース」に近付けることができ、美味しく頂くことができました。
しかし…何故!?という疑問は増す一方。食後に再度パッケージを確認しました。しかし、やはり私達の取った手続きは正しかったことが判明。そこで日本語レシピに頼るのは辞めて、横文字で書かれている方へと目を向けました。せめて英語レシピがあれば…と思ったものの、全てイタリア語。怯みましたが、心を強く持って訳することに決めました。
原文は次の通りです。
Mettere un cucchiaio di olio e un cucchiaio del nostro prosotto a porzione, in un tegame, far leggermente soffriggere e aggiungere della passata di pomodoro. Far cuocere per circa 20 minuti e poi amalgamare li tutto con la vostra pasta, cotta a parte. Aggiungere, a piacere, parmigiano o del buon pecorino.
インターネット上で「イタリア語⇔日本語」の辞書を探し、なんとか単語単位で意味を引いてみると、次の様な意味が書かれていると推測されます。希望的観測を交えた訳であることを先にお断りいたします。イタリア語がわかる方がこの記事を読まれましたら、アドヴァイスいただけると幸いです。
- 浅めの鍋に匙一杯のオリーブオイルを入れ、本製品一人前を加え軽く炒める。
- 1.にトマトソース(トマトピューレ?)を加え、約20分煮詰める。
- 2.にパスタを入れ、かき混ぜながらさっと炒める。
- 3.にパルミジャーノやペコリーノチーズ等、好みのチーズを加える。
せっかくお土産に頂いた「イカ墨ソース」、もう少し早くイタリア語に立ち向かっていたら!もう少し早くインターネットで様々なレシピを勉強しておけば!間違いなくもっと美味しい「イカ墨ソース」のパスタを頂くことができたのに…と思うと残念でなりません。
しかしながら、実りの多い夕食だった、と言えると思います。今回、久しぶりに辞書(インターネットですが)と首っ引きで外国語を訳しました。新鮮でした。そして「あれ!?私、こういうこと好きかも!?」と、自分の興味の方向生を再確認したように思います。そして何より、初にイタリア語と向き合い、どうやら男性名詞と女性名詞がの存在、また、冠詞や語尾に変化が生じるようだ…などという、実にややこしいルールがあるかもしれないことを発見。ドイツ語を勉強していた頃を非常に懐かしく思い出しました。
目の前に新しい小道を発見したような、そんなお得な「イカ墨ソース」との格闘の夕べでした。