2008/11/28

Grazie!#3

私の義理の弟妹のY君とCちゃんの新婚旅行のお土産、既に幾つかを紹介したのですが、今日は「イカ墨ソース」をご紹介します。Grazie! #2の「ペペロンチーノ」と同様に「パスタの素」(!?)です。遥々イタリアより持って帰って来てくれました!ありがとう!

先週の土曜日(11月22日)の夕食にと、ham君と二人でパッケージに添付されていた日本語レシピを頼りに準備を開始。調理は架橋、さてソースとパスタを絡めて…、さあ、できあがり!という瞬間、念の為のお味見をしたham君…。「akou、味がない…」と、一言。私も一口頂くと、確かに味がありません。二人してもう一度レシピを読みましたが、私たちが執り行った料理の手法に間違いはありません。そこで、勘だけを頼りに、塩とパルメザンチーズを加えて何とか「イカ墨ソース」に近付けることができ、美味しく頂くことができました。

しかし…何故!?という疑問は増す一方。食後に再度パッケージを確認しました。しかし、やはり私達の取った手続きは正しかったことが判明。そこで日本語レシピに頼るのは辞めて、横文字で書かれている方へと目を向けました。せめて英語レシピがあれば…と思ったものの、全てイタリア語。怯みましたが、心を強く持って訳することに決めました。

原文は次の通りです。

Mettere un cucchiaio di olio e un cucchiaio del nostro prosotto a porzione, in un tegame, far leggermente soffriggere e aggiungere della passata di pomodoro. Far cuocere per circa 20 minuti e poi amalgamare li tutto con la vostra pasta, cotta a parte. Aggiungere, a piacere, parmigiano o del buon pecorino.

インターネット上で「イタリア語⇔日本語」の辞書を探し、なんとか単語単位で意味を引いてみると、次の様な意味が書かれていると推測されます。希望的観測を交えた訳であることを先にお断りいたします。イタリア語がわかる方がこの記事を読まれましたら、アドヴァイスいただけると幸いです。
  1. 浅めの鍋に匙一杯のオリーブオイルを入れ、本製品一人前を加え軽く炒める。
  2. 1.にトマトソース(トマトピューレ?)を加え、約20分煮詰める。
  3. 2.にパスタを入れ、かき混ぜながらさっと炒める。
  4. 3.にパルミジャーノやペコリーノチーズ等、好みのチーズを加える。
この様に訳した後、インターネットで「イカ墨ソース」のレシピを検索してみました(何故、先に日本語のレシピを探さなかったのでしょう…)。その結果、やはりトマトは入れるようでした。これはペーストだったり、カットトマトやホールトマトだったり、トマトソースだったりと、人それぞれの方法がある様でした。また中には、チーズを入れているレシピもちらほら見られました。

せっかくお土産に頂いた「イカ墨ソース」、もう少し早くイタリア語に立ち向かっていたら!もう少し早くインターネットで様々なレシピを勉強しておけば!間違いなくもっと美味しい「イカ墨ソース」のパスタを頂くことができたのに…と思うと残念でなりません。

しかしながら、実りの多い夕食だった、と言えると思います。今回、久しぶりに辞書(インターネットですが)と首っ引きで外国語を訳しました。新鮮でした。そして「あれ!?私、こういうこと好きかも!?」と、自分の興味の方向生を再確認したように思います。そして何より、初にイタリア語と向き合い、どうやら男性名詞と女性名詞がの存在、また、冠詞や語尾に変化が生じるようだ…などという、実にややこしいルールがあるかもしれないことを発見。ドイツ語を勉強していた頃を非常に懐かしく思い出しました。

目の前に新しい小道を発見したような、そんなお得な「イカ墨ソース」との格闘の夕べでした。

2008/11/27

読書順調継続中

森博嗣氏の小説、順調に読み進んでいます。

只今、Gシリーズを読書中です。何れのシリーズも登場人物が非常に強烈な為、次のシリーズに入った時に物足りなさを感じますが、そこでも個性的なキャラクターに出会い、徐々に徐々にと新シリーズに没頭していく始末。今回のシリーズでは、それまでのシリーズでの登場人物も出てきます。一連のシリーズの総まとめ的な終焉に物語が向かっているのでしょうか。

2008/11/24

シェフ!

土曜日(11月22日)、ラッセルのお宅でのホームパーティーにお招き頂き、楽しい時を過ごしました。メンバーは我が家で「Zurcher Geschnetzeltes night」と称して集った夜と同じ、オーガニックマヌカと私たち夫婦。ラッセルはこの夜の為に、方々のスーパーや商店にて材料を仕入れてくれた他、東京に行った際に築地で購入した貴重な鴨を出してくれるといったように、一つ一つの素材にこだわった素晴らしいお料理を準備して私たちをもてなしてくれました。本当に嬉しく思っています。ところが残念なことに、最終電車の関係で、それらのお料理の幾つかを頂くことなく帰る時間を迎えてしまうという、非常に失礼な事態に陥ってしまいました。本当にごめんなさい。

さて、ラッセル宅に行って、先ず出てきたのがサツマイモのフライ。これにヒマラヤで取れるという岩塩を振り掛けて頂きました。また、ケチャップも用意されており、これにも挑戦しました。私は岩塩をかけて食べるのがシンプルで好きでした。サツマイモ自体の甘みと岩塩の旨みが程よく混ざり、お互いの素材の味を活かし合っていました。ついつい何にでも味付けをして、素材を活かすことを忘れがちだった私には新しい発見でした。

二番目に出て来たのは鯛のカルパッチョ。この鯛はスーパーの鮮魚売り場で、この日の為に注文しておいてくれた品とのこと。厚い上に引き締まった鯛の身には程よく油が乗っており、美味しいことこの上なし!そこに上等のオリーヴオイルと貴重なお塩、そして細切り唐辛子が散らされており、見た目もお味も共に最高でした。本当に美味しかったです。

次に出てきたディッシュはバルサミコ酢を振りかけたトマト。トマト+バルサミコ酢という組み合わせは私は初めてでした。そのお味は…、お酢がトマトに素晴らしく良く馴染んで、驚くほど美味しかったです。トマトと言えば塩、が常の私でしたが、今回の体験で次回からのトマトの食べ方のバリエーションが増えました。さて、このデイッシュでは、「安いバルサミコ酢」と「高いバルサミコ酢」の食べ比べをしよう!という企画も用意されていました。そこで最初に「安いバルサミコ酢」をかけたトマトをパクリ。もしも「安いバルサミコ酢」しか知らなかったならば、これで満足していたでしょう。しかし、一度「高いバルサミコ酢」の美味しさを知ってしまった後では、前述のお酢をかけたトマトでは物足りなさを感じる事間違いなしです。美味しいバルサミコ酢をかけたトマトでは、お皿の上に残ったバルサミコ酢とトマトの果汁をパンに浸して食べるという、別の楽しみも残されていました。

この日、ラッセルが用意しておいてくれたパンには小さなバケット、イチジクやらのドライフルーツが練り込まれたもの、チーズが挟んであるもの等、色々の種類がありました。どれも生地自体に味があり、噛めば噛むほど美味でした。ラッセルのお知り合いのパン屋さんで購入してくれたものらしく、是非、私も一度訪れてみたいものだと思いました。どうやらそのパン屋さんは、私の父方祖父母の住む家の近くにあるらしいので、次回、祖父母を訪れるときに買って行きたいな…と思います。

次々に繰り出されるラッセルシェフのお料理、その中には金時人参のグリルもありました。金時人参というと、どうしても煮物を連想してしまう私ですが、ラッセルシェフにかかると、このとてつもなく和風の食材もイタリアンなテイストに変身!この夜は、魚焼き用のグリルでこんがり焼き上げられ、これまた上等のオリーヴオイルとお塩が振りかけられてテーブルに。金時人参の持つ素材の甘さがやんわりと口に広がり、これをオイルとお塩が一層引き立てるといったところは、前述のサツマイモのフライと同様の感じでした。しかし、グリルする場合は揚げていない分とてもあっさりとしていて、ペロリとお腹に治まりました。また、「これが人参!?」といった驚きも手伝い、ついついパクパクと沢山頂いてしまいました。

本当に幾品のお料理を用意してくれたのだろう…と驚くばかりのこの夕べ…。次に出てきたのはひよこ豆をクミン等の香辛料と野菜のブイヨンで煮たディッシュでした。クミンがカレーにも入っているからでしょう、カレーを連想させる香がし、ご飯のお供にもなりそうな一品でした。ひよこ豆というと、スープやサラダに入っているものを経験したことはありましたが、今回のようにお豆が主役のものを頂いたのは初めてだったのではないでしょうか。ついつい自宅でのお料理することを避けてきたひよこ豆でしたが、一度挑戦してみようと思いました。楽しみが一つ増えました。

この夜、二つ目のお魚料理。鱈のバター焼き。たっぷりのバターにスライスされたニンニクを加え、分厚い鉄のフライパンの中でじっくりと焼かれた鱈は、この上なくふかふかしており最高でした!鱈はお鍋の主役!とのイメージが固定化していた私でしたが、ここでまた新たな調理法を教えてもらい、レパートリーが広がりました。お皿に残ったバター汁に、パンを浸して食べるのが美味しかったのは言うまでもありません。

その次にでてきたのは築地からやってきた鴨のお料理でした。電車の時間が迫ってきており、これをじっくり味わうのが精一杯で、写真を撮るのを忘れていました。全く残念なことです。しかし、美味しかったのはご想像に容易だと思います。その後、オーガニックマヌカと共にはるばる1時間半の電車の旅をして来たケーキを頂いて、今回のパーティーはお開きとなりました。

楽しい時間は本当にあっと言う間に過ぎ去っていくものです。次回はオーガニックマヌカの韓国料理を囲んで集うと言う約束をしてラッセル宅を後にしました。ラッセル!美味しいお料理、そして、素適な時間をありがとう!

大学芋

皆さんは「大学芋」と聞いたら、どのような物をイメージしますか?水分の多い大学芋から、水分が殆どなくカサカサとした感じの大学芋まで、ご家庭によって、また、お店によって色々の種類があると思います。私はカサカサとした大学芋が好きです。華香ママがよく作ってくれた物だからでしょうか…。

去年の秋、そして今年と『カサカサ大学芋』に何度も挑戦しては失敗を繰り返して来ていました。ところが!先日、漸く思っているのに近いものが出来ました!今回はサツマイモを細長く切ったので、「いもけんぴ」のように見えます。しかし、そこまで固くはなく、でも外側はカサカサしていて我ながらなかなかの出来栄えと思っています。ただし悲しいことに、この手の大学芋は作ってから時間を得る毎に、カサカサからベタベタになっていきます。何とかならないものか…と真剣にこの問題に取り組んでいます。一層のこと「いもけんぴ」に挑戦してみようかとも思っています。
  • 『カサカサ大学芋』が鎮座させてもらっているランチョンマットは、私の義母が着物の生地をリフォームして作ってくれたものです。和風でとても素適!気に入っています。

2008/11/20

『Benny & Joon』

『Benny & Joon』1993年 99分 (邦訳『妹の恋人』) 、先日、GyaOで観た映画です。せっかくなので感想を書き記そうと思います。先ず、何故この映画が目に留まったのか。それはJohnney Deppが出ているというのもありましたが、GyaOの映画紹介欄に”自閉症の妹を見守る兄”という説明書きがあった為です。私は大学院の学生の頃から自閉症には興味を持っていましたから、一度観ようと思ったのです。

この映画は、”精神的に不安定”な妹と、その妹の面倒を見る兄の日常生活を描いています。両親を幼い頃に失い、残された家族はお互いのみ。兄は自動車修理を職業とし、妹との生活を支えます。妹は絵画において類まれな才能を持ち合わせているものの、身辺自立及び社会参加の面では援助を要します。この為、兄は家政婦を雇いますが、妹と上手くいかず過去に何人も辞めていく状態。妹の主治医はグループホームへの入居を勧めますが、どうしてもこれを承諾できない兄。そんな折、Johnney Depp扮する、これまた少々個性的な青年と妹が出会い、恋に落ちていく…というもの。

ストーリー自体は綺麗にまとまった作品だったと思います。ただ、やはり私の中の関心事といえば、”自閉症”という視点に集中しました。

そこで、妹についての記述。私は無難なところで”精神的に不安定”というものを選びますが、インターネット上では、実に様々な表記がされています。一部を紹介しますと、海外のものでは”his unbalanced sister”や、”mentally unbalanced Joon”といったもの、日本のHPでは”神経を病み、周囲とうまくコミュニケートできない妹”、また”自閉症のジューン”や”自閉症気味の妹ジューン”、それに”精神病を患う妹ジューン”といったものまで登場しました。GyaOの説明でも”自閉症の妹を見守る兄”とあったのは、先にも記した通りです。私の感想では、”his unbalanced sister”または、”mentally unbalanced Joon”という表記に留め、自閉症というのはあまり前面に出さない方が良いのではないかと思いました。”自閉症”と言い切ってしまうには、もう少し人物の設定、または描写に無理があるように感じたからです。また、Johnney Depp扮する青年についても、彼の他者とのコミュニケーションのとり方も一風独特というところで、色々と考察を加えることが出来そうです。

今でこそ、自閉症の研究分野が飛躍的に進歩し、この様な指摘も可能になってきました。しかし、この映画が上映されたのは1993年のことで、日本では漸くLD(学習障害)という言葉が聴かれるようになった頃でした。そう思えば、やはり米国の発達障害に関する研究の先進的な様子は一目瞭然。映画の中でもグループホームをめぐる話題が出てきますが、まるで現在の日本の状況を描いたような内容だと見て取れ、日本の本分野の現状が見えてくると共に、まだまだ手を尽くす領域があることが覗えます。

最近、記憶に新しいところで、フジテレビが放映した『僕の歩く道』という、自閉症の青年が主人公のドラマがありましたが、これがまさに『Benny & Joon』 と同様に自閉症(『Benny & Joon』 の場合、自閉症と思しき)の人々の青年期を主題とした物語だったと思います。1993年の『Benny & Joon』、2006年の『僕の歩く道』、漸く日本でも青年期に視点が向けられる時代に入ったということでしょうか。

私はこの様に感じつつ、この映画を観ました。

ねこのしっぽ

ガーデンミュージアム比叡』に行った時に買った『キャッツテール・メメ』、買って帰って来た時には、それはそれは立派なしっぽをふさふさと沢山付けていたものです。ところが、私が喜び勇んで毎日水をやりすぎた為、ご自慢のしっぽは一つ、また一つと枯れ、仕舞いには葉っぱまで黄色くなり出す始末。ham君に「植物を枯らす名人」との称号を頂いた私、この一件の折にも「ああ、だから言ったじゃない。水を遣り過ぎたらダメだよって」と呆れられてしまいました。それ以降、ham君のご指導の下、『キャッツテール・メメ』の世話をし、なんとか枯れることは防げたのでした。その後、赤い毛がチョロチョロと生えてくるものの、立派なしっぽへの成長は遂げることはありませんでした。きっと瀕死の状況を経験した後遺症に違いない…と悩んでいました。そこで先日、ベランダの植物達の冬支度をした際、思い切って『キャッツテール・メメ』を植え替えてみました。すると!どうでしょう!2-3日の間にしっぽの赤ちゃんが育って来ました!これまでの土に加えて新たな土を入れたのが良かったのか、肥料をやったのが良かったのか…。はたまた積極的に日光浴をさせていたのが功を奏したのか、原因はわかりませんが良かった。とにかく良かったです!これからも慎重に、ham君に相談しつつ育てていきたいと思います。

2008/11/19

GyaO

もっぱら無料サイトの方ですが、このところ『GyaO』でドラマや映画を楽しむことが多くなりました。このblogにも時折コメントを下さるkovaちゃん、canaから聞き、知ってはいたのですが、なかなか観るに至りませんでした。せっかく我が家のインターネット回線が光になったことだし…と思い、最近になって漸く観始めたが最後、今では海外ドラマを2本の他、ドラマの更新が無い日には映画を楽しでいます。あまりにもお手軽に自分をエンターテインできることから妹に話をしたところ、彼女もやみつきになってしまった様で、寝不足の日々を送っているそうです。

2008/11/18

冬支度

先週は家事などで動いていると汗ばむ陽気の日もありました。ところが今週に入ってから急転直下、とても寒いですね。今日は木枯らし一号が吹いたとのことです。通りで寒いと思いましたが、去年よりは遅かったそうです。

そんな暖かい先週、ベランダの植木鉢を整頓し、ついでにベランダの大掃除も済ませてしまいました。暖かい間に外作業を終えられて本当に良かったと思います。うっかりタイミングを逃せば、せっかく元気にしているハーブたちが霜にやられていたかもしれませんものね。

植木鉢の整頓は、屋外で冬を越すものと、室内に入れるハーブの二種類に分けて、新たな鉢に植え替えました。時期的に、もう少し早めに植え替えを済ませておかねばならなかったものや、株分けが遅すぎたもの、肥料をやる時期が微妙にずれたものもありました。新しい土に馴染んでくれるだろうかと心配していましたが、数日たった今日も、むしろ今までよりも元気にしており、本当にホッとしています。

右の写真は外で冬を越すハーブたちです。奥から葱、タイム、そしてローズマリーです。何れもお料理の際にちょこっとあると、とても便利です。本格的な冬が到来し、積雪や凍結があれば、これらも中に入れてやらなければならないでしょうが、それ以外では屋外で栽培しても大丈夫の様です。

一方で左の写真は室内で冬を越してもらうハーブたち。ペッパーミントとバジルです。これらは植え替えずに、使用中の鉢のままで屋外に放置しておいても大丈夫のようでした。もちろん緑の葉は枯れてしまいますが、冬が過ぎ春が来たら、また新しい目が出て来るのだそうです。ですから、どちらのハーブも半分は屋外にて放置してあります。では何故、残りの半分を室内に入れたのか。それは、例えばケーキの上にちょっとだけミントが欲しかったり、トマトソースのパスタの上にバジルがあるといいなと思ったときなどに、少量を冬季でも採取できるようにしておきたかったからです。とは言うものの…、私にとってペッパーミントとバジルの室内での越冬は始めての挑戦です。思い通りにいくかどうか…不安はありますが、慎重に観察しながら進めていきたいと思います。

2008/11/17

テニス合宿のあと… #2

傍若無人と夫ham氏に言われている私、テニス合宿の日の夕方、『コメダ珈琲店』に行った後、突然に閃きました。「ねぇさん宅に行って赤ちゃんに会いたい!」と…。嘗て一緒にテニスをしていたねぇさん、おそらく、私の脳内の神経細胞がテニスという項目でリンクしたのでしょう。…そんなに理屈を捏ねなくとも、私はねぇさんに会いたかったし、その愛娘ちゃんにも勿論会いたかったのです!とは言うものの突如とした閃きの神様降臨は、疲れた体に鞭打って『コメダ珈琲店』まで付き合ってくれたテニス仲間、そして、時分悪く訪問を告げられたねぇさんのご家族の皆さんには、さぞかしご迷惑だったと今になって反省しています。

しかし!つい先日までねぇさんのお腹の中にいた愛娘ちゃん、初めて出会った彼女はとても小さく、そして可愛らしかったです。ねぇさんとご主人のかっぱさんの愛情を一身に受け、一生懸命にこれから生きていく世界を感じているようでした。無限大の可能性を秘めている彼女を見ていると、自然と心が洗われました。

ねぇさん、かっぱさん、愛娘ちゃん、これからも仲良くしてくださいね。そしていつか一緒にテニスをしましょう!

テニス合宿のあと… #1

テニス合宿終了後、ランチに繰り出し、更には『コメダ珈琲店』に行って来ました。私の記憶が確かならば、mitzさんの奥様から名前を聞いたことがあったよな…。また最近では、中部地方のみならず各地に店舗を展開し、人気メニュー「シロノワール」の美味しさについても噂になっていたことから、是非行ってみたいと思っていたお店でした。合宿後の疲れがあるにも関わらず、私の急な思い付きに付き合ってくださった皆さん、本当にありがとうございます。

さてさて、お目当ての「シロノワール」。とても美味しかったです。まさに私好み。暖かくてサクサク、ホワホワしたデニッシュ生地のパンの上に、冷たくて甘いソフトクリームが乗ったデザート。もれなく虜になりました。『コメダ珈琲店』、私の自宅からは少々距離がありますが、行って行けない距離ではありません。独り本を持って、ふらりと行きたくなるかもしれません。本音を言えば…、自宅から自転車で行ける範囲に店舗ができると言うこと無いのですが…。それを願うのみです。

テニス合宿 2008年11月15日(土)-16日(日)

5回目を数えるテニス合宿が、週末に執り行われました。先ずは、前回に引き続き幹事を引き受けて、素晴らしい集いの場を提供して下さったラク田さんに感謝!です。ありがとうございました。今回の合宿は天候が思わしくなく、合宿地での練習は1日目のみとなりましたが、皆さんと時間を共有できたこと自体が既に貴重なこと、テニス以外でも学びの多い二日間になったと振り返ります。

今年6月、以前通っていたテニススクール閉鎖の為、クラスメイトの何人かの方と別々のスクールでテニスをするようになり、初めての合宿でした。お出会いするのも久々ならば、一緒にテニスをするのも久々でした。

一日目は、『インドアテニススクエア栗東』での我々のレッスン終了後、合宿地に向かう。到着後、テニスをしよう!と思ったら雨…。それでも、私たちの気持ちが届いたのか天気が持ち直し、なんとかテニスを楽しむことができました。スクールを変わってから別のところで練習をされている方々は、サーヴの打ち方が変わっていたり、短い・長いといったボールのバリエーションが増えていたりと、以前より腕前を上げておられるのがわかりました。これは私にとってとても良い刺激になりました。同じクラスでレッスンを受けられなくて、お出会いする機会が激減し、淋しさはありますが、こうやってテニスを一緒に続けていく方法もあり、また、そのメリットも見出したように思います。

夜は恒例の宴会。テニスの話から、日常の話、文化の話などなど、とっても幅広い話をしたように記憶しています。テニスという「点」でしか繋がりのない我々だからこそ、生活、仕事、年齢などバックグラウンドが異なる我々だからこそ話し合えること、分かち合い学び合えることがあるように思います。そして、それらは間違いなく私の貴重な財産になっていると感じます。

二日目は朝から雨…様子見で待っても雨…ということで、急遽『インドアテニススクエア栗東』のコートをレンタル、そこで1時間半、テニスを楽しみました。合宿地から帰って来たことで、現実にもあっと言う間に戻ってしまいましたが、せっかく集まったテニス仲間、ショッピング等に興じるより、やはりテニスがしたい!そういう意味ではとても良い選択だったと思います。試合形式での練習が主でしたが、試合をしていない間は他の人のプレイを見ることができますから、とても実り多い時間だったと思います。

とても素敵な二日間でした。

2008/11/14

力が抜ける一枚。

過去に華香さんを撮った写真の中で
これが最も素晴らしいと自画自賛していて
さらには…見る度に力が抜ける一枚。


久々のチーズケーキ


久しぶりにチーズケーキを焼きました。
毎回、インターネットでレシピを色々と調べて作るのですが
今回は素直にチーズのパッケージに載っていたものを採用。
私には少々こくが少ないように感じましたが
ham君は気に入ってくれたようでした。

2008/11/11

『TIME'S』

前回、一人で京都に行った時、京都にある安藤忠雄氏の建築物の一つ『TIME'S』に行って来ました。以前は『TIME'S』の中にお気に入りのイタリア料理店がありましたから、月に何度かは足を運んでいましたが、そこが閉店してからはトンと足が遠のいていました。今回は私の数多い(!?)お気に入りのお店の一つである『CAFE cento cento』に行きました。前述のイタリア料理のお店があった頃から存在していたのと思われるのですが、当時は未だこれを知りませんでした。『CAFE cento cento』の何が良いか、それはランチのメニュー。スープ、前菜、パスタ、デザートにコーヒーのコースが千円なのです。お味のもなかなか、お店の雰囲気も一人でぶらり入るのにも適していると思います。

最近は、京都駅ビルにある『CAFE cento cento』の利用率が高かった私でしたが、久々に『TIME'S』にて食事。これは正解でした。窓際の席にて食事をすることができたのもラッキーでした。何故なら、建物の隣に流れる高瀬川と同レベルにテラスがあり、私が座った席の窓からはテラス越しに流れる水を見ることが出来ました。そして、本当に「そこ」に紅葉した葉っぱがゆらゆらと流れ行く様を目にすることができたのです。全く、これ以上になり風情を感じたひと時でした。また私の席は、木屋町を通る人々、自転車、バイク、自動車と、人間観察にも持って来いのロケーション。一人ランチでしたから、手持ち無沙汰になったら読もうとバッグに忍ばせた本も、この日ばかりは出番を待つのみとなりました。

さて『TIME'S』の建物自体ですが、インターネットで調べた限りでは『TIME'S Ⅰ』『TIME'S Ⅱ』というように二部構造になっているようなのです。この建物の目的が商業施設ですから、私が入ったことのあるのは三つのお店で、何れも三条小橋の袂から入店できる範囲です。従って、私は二つある『TIME'S』のうちの何れかにしか入ったことがないと思われます。建物の全体的な印象としては「まるで迷路みたい」というものでしたが、それもそのはず、この建物は京都の通りや路地を思わせる作りになっているらしいです。この様に京都の文化との一体感を出すだけでなく、江戸時代から運河として利用されてきた高瀬川、それが隣に流れるという立地を存分に活かした構造の建物であることから、その場の地形とも共存するものであると言えます。素晴らしいと思います。次回、近くを通る際には、『TIME'S』のもう一方も探検してみたいです。

2008/11/10

Grazie!#2

義理の弟のY君、そして今年の春に私の義理の妹となったCちゃん(嬉しいよ♪)、二人が新婚旅行でイタリアに行き買って来て下さったお土産の一つに「パスタの素」とでも言うのでしょうか、がありました。2種類の「パスタの素」、「ペペロンチーノ」と「イカ墨ソース」の素を頂きました。パスタ好きの我が家にとっては本当に有難い限り!自宅でパスタとなると、ついついトマトソースかクリームソースになってしまう私、今回、新しい種類に挑戦できてとっても嬉しいです。

先週の土曜日の夜(11月8日)、「ペペロンチーノ」の方の封を切りました。この「パスタの素」に、冷蔵庫にあったベーコンと菊菜を加えて一品としました。実際にはham君がその殆どの作業をしてくれました。ham君、有難う。そして、せっかくのパスタだからと、お買い物に行った際にチーズとワインも準備し、イタリアン・ナイトということにしました。

乾燥したニンニクのスライスや、色々な香辛料が入っている「ペペロンチーノ」、お味はとっても美味しかったです。今回、我が家でお料理したように、季節のお野菜やベーコン等、好みで加えることができ、これもとっても良いと思いました。

頂いたパッケージには1回につき少量で2人分を作ることができますから、あと何度か美味しいひとときを過ごすことができるわけです。今度は何を入れようかと今から楽しみです。無くなってしまうのが悲しくて、ずっとおいておきたい気分でいっぱいですが、一旦封を切ってしまいましたから、味が落ちないうちに美味しく頂きたいとおもいます。Y君、Cちゃん、ありがとうございました。

今夜の夕食 11月9日(日)

今夜は、出張で関西に来ているsotamannと茨木で落ち合い
ham君と私の三人で夕食をいただきました。
21時過ぎから23時頃まで共に過ごしましたが
毎度の如く時は飛ぶように去り
まだ話し足りない感溢れる中のお開きをなりました。
ham君、一緒に来てくれてありがとう。
そして…
sotamann、お疲れのところ時間をとってくれてありがとう。
本当に楽しい数時間でした。

この写真はプライバシー保護の為
高度なアナログ処理がなされています。

2008/11/09

翌日の為の大根=新メニュー

「なます」に初挑戦した折に作り置きしておいた大根の千切り、次の日の「適当に和えた大根サラダ」に使いました。madoka32ちゃんのblogに『適当に和えたもの』というタイトルで、キャベツがメインの美味しそうなサラダが紹介されており、「意外といける」との感想がありましたが、まさに!この日の私もmadoka32ちゃんと同じ気持ちをになったと思われました。メインにするお野菜はあっても、何と和えようか迷う時、ほど良い候補が思い当たらない時等、自宅にあるものだけで何とか作ることになるのですが、意外とこういう時ほど美味しいものや、豪華なお料理が出来上がるものです。そいうわけで…、私は前日に作っておいた「かぶらの葉としらすの一夜漬け」と大根をポン酢で和え、サラダとしました。これが美味しかったのです!ham君にも大好評!新メニューの誕生となりました。

【材料】
A
 かぶらの葉  かぶら一つ分の綺麗なところを使う
 しらす     一握り程度
 塩       適量
 
大根      1/2本
柚子の皮   少々
ポン酢     適量

【作り方】
  • Aのかぶらの葉を細かく切り、ビニール袋に入れる。
  • かぶらの葉の入ったビニール袋にらすを入れ混ぜ合わせる。
  • 上のビニール袋の中に塩を入れて揉み込む。
  • ビニール袋の口を縛って一晩おく。
ここまでは前の夜にしておくと良い。
  1. 柚子の皮を適量刻む。
  2. 大根と前の夜に作っておいた浅漬けを混ぜ合わせる。
  3. 味を見ながらポン酢を加え、混ぜる。
  4. 器に盛り、最後に柚子の皮を刻んだものを上に乗せる。

「なます」に初挑戦

一度、挑戦したいと思っていた「なます」を漸く作りました。買ってもらって以来大活躍のフードプロセッサーに登場してもらい、先ずは大根と人参を千切り に。本当にフードプロッセッサー様様で、今までならば多大なる体力と時間を費やしてきた作業を、文字通りあっと言う間にこなしてくれます。そんなわけで調 子に乗って、翌日の大根サラダの分まで準備をしました。

今回の「なます」を作るにあたり、いつもの様にインターネット上でさがしていると、母方祖母がくれた柚子を使えるものがありましたので、こちらを参考にさせていただくことにしました。

レシピには昆布茶とありましたが、生憎、我が家にストックがありませんでしたから、これに変わる物をしてだしの素を入れたのですが、これが私にはいまいちでした。次回は昆布茶を準備しておくか、或いは何も入れないか、どちらかにしたいと思います。今回のレシピは少々甘めのお味付けでしたが、砂糖の料を減らして柿を入れるというのにも一度挑戦してみたいと思います。改良の余地が大いにある一品となりましたが、次回作るのが楽しみになったという点では、なかなか意義のある初挑戦になったと思います。

2008/11/08

# 55

オーガニックマヌカと二人で芸術食欲の秋を堪能した日
たまたま入ったお店で見つけました。

迷うことなく購入。

その日、資格試験を受けていたham君に
お疲れ様の意味を込めてプレゼントしました。

「55匹目のねずみグッズ」

2008/11/07

一年

母方の祖父の旅立ちから一年、月並みですが、月日が経つのは早いと思います。旅立ちの時から今日まで、祖父の不在を淋しく思うこともありました。一方、祖父が私の心の中にいてくれる安心感を持っていることもまた事実です。悩んだときや辛いときなど祖父に思いを馳せ、心穏やかになることもしばしば。今でも私は祖父に助けられ、また、祖父からの学びも続いています。

一年前の文章と重なる部分もありますが、今一度祖父を想い、この一年、考えたことをこの場に記します。

祖父は妻である祖母を慈しんでいました。祖母もまた祖父を大切に想っています。祖母が葬儀の席で、「親を失ったときよりも辛い…」と涙しながら私に訴えたのを思い出しますが、それ程に2人の夫婦の絆は強かったのです。祖父がいなくなり一年経とうとしている今も、祖母は食事の度に祖父の写真をテーブルに置き、祖父のお箸、お茶碗、湯のみに食事を用意し、語りかけながら食べています。祖父の生前には喧嘩をし、時には「もう離婚やっ!」と捨て台詞を言う二人でしたが、年老いてなお喧嘩が出来る程、互いにしっかりと向き合っていた夫婦なのだと思います(当時は…「いやいや…今更離婚されても…」と親戚一同のネタになっていましたが…)。夫婦が向き合い、お互いを思いやることの大切さを、今なお教えてくれる二人です。

祖父は仲間を大切にする人でした。祖父の周りには常に人が集い、笑い声が絶えませんでした。祖父は「自分史」を執筆していました。『書院』に向かって懸命にタイプする姿、今でも目に浮かびます。その「自分史」、いとこ達とペラペラ捲ると…○○年○月○日、△△誕生、◇◇年◇月◇日、○○入学と、他人に関することばかり!自分に関する事象は殆どなし!思わずいとこと「コレ、他人史やんっ!」と大笑い。そんな祖父の「自分史」ならぬ「他人史」を読んでいると、家族、親戚、友人、大切な人々がいてこその自分、そんな考えに至ります。自己形成とは社会、或いは人間関係があってこそ、つまり相対的な中にあって見出すものだ、と論じるものがあります。祖父がその理論を知っていたか今となっては知る由もありませんが、祖父の書いたものを読むにつけ、他者との関わりの中でこそ自分を見つけ、また成長させていけるのだと再確認させられます。祖父は他者に、自身の曾孫や私達孫の世代から、同年代の友人に至るまでの幅広い年代の人々を位置付けていました。自分より若く人生経験も未熟な者からも学ぼうという姿勢を持ち、常にその者の存在を尊重してくれました。その様な祖父の姿勢を私は素晴らしく思いますし、自分もそうでありたいと思います。

先日、一周忌が無事に執り行われ、納骨も滞りなく終わりました。これで祖父を形態で把握することはできません。しかし土に返った祖父は有機物として地球の一部となり、言い換えれば常に私の傍にある存在となりました。人間は生まれてきた時から、その遺伝子のプログラムに従い死へと向かいます。「その時」がいつかはわかりませんが(だから愉快に生きていけるのでしょうが)、間違いなく「その時」は来ます。しかし、「その時」までに与えられた時間があります。死ぬまで生きているわけですから、その時間を大切に、私も祖父のように常に好奇心、向上心を持ち、前を向いて進んで行けたらと思います。