釧路湿原に点在する方々の展望台を、一日中かけて満喫した後、山花温泉にて疲れた足を癒しました。宿泊施設も併設された温泉でしたが、私たち同様日帰り温泉として利用している人が多いようでした。シーズンオフということもあってか観光客はまばら、地元の方が殆どでした。
たまたまお話させてもらった地元の女性も、頻繁にお湯に浸かりに通っていらっしゃる様子でした。
せっ かく地元の方とお話できる機会がありましたので、北海道に来て以来、気になっていたことを訪ねてみました。それは学齢期の子供たちのことです。彼らはどの ようにして学校に通っているのか、というのが私の質問。見渡す限り湿原の釧路、学校らしき学校をあまり目にしなかったので、不思議に思っていたのでした。
地 元の女性のお答えは次のよう。分校が統合される方向で進んでいる現在、義務教育の範疇ではスクールバスが整備されているのだそうです。高校になると、街行 きのバスが出る停留所まで、親が自動車で送り迎えをするということでした。遠くから通う子供たちは、通学に時間がかかる為に部活動はできないそうです。
毎 日、送迎をする親の苦労は図りしれませんし、思春期の子供にしても親頼らずして学校に通えないのもまた、気苦労の耐えない話だと思いました。便利な都会に 住んでいたら、家族が何をしているのかわからない程に関わりが希薄な家庭もある中、釧路ではお互い関わらずしては生活できない現状があるのです。
このような場所で生活していると自然と他者の立場を考え、他者を思いやる気持ちも育つのではないかと思いました。これが原因してか、釧路で出会った人たちは、その年齢の如何に関わらず、皆さんとても温かみのある方々だとの印象を得ました。
そんなことを考えつつ、ゆったりとお湯に浸かった後はお楽しみのお夕食。この日はなごやか亭、回転寿司にていただきました。鮭のあら汁に始まり、釧路産トロサンマ、炙りトロサバと、二人して次々に、たらふく食べました。blog用に写真を撮ろうと思っていましたが、カメラの存在を覚えていたのは最初の2、3皿。その後は食べることに一生懸命でした。本当に美味しかったです!
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