関西国際空港を14時過ぎに発ち、北海道はたんちょう釧路空港に到着したのは午後17時過ぎ、そこからバスに乗り継いで釧路市内に向かいました。大きなてる てる坊主を作ったけれど、やはり天気を変えるのは無理だったようで、悲しいかな台風は順調に北海道に近付いていました。既に釧路市内ではその前兆が見られ、空はどんよりしていました。
ホテルにチェックインした後、雨が降り始めないうちに夕食を食べに出ることにしました。飛行機の中から釧路ラーメンを食べるのを楽しみにしていたのですが、天候に左右されるものを繰り上げることにして、翌日に予定していた岸壁炉端に行きました。釧路フィッシャーマンズワーフの隣にある岸壁炉端は、その名の通り釧路港の岸壁に建っています。当日はけっこうな風でしたが、お店は大きなテントで覆われており、雨風をしのげるようになっていましたので、リラックスして食事をすることができました。
テントの中には四軒のお店が並んでおり、予め購入した食券を払って食材を購入(お店屋さんごっこみたいで面白かった!)、自分たちに用意された炉端で焼きま す。時折覗きに来てくれるスタッフが焼き具合を確認、ひっくり返したり調味料で味を整えたりしてくれます。そして焼きあがったら「いただきま~す!」。私 たちはサンマ、ホタテ、ハラス、コマイ、ホッケ、スルメイカをいただきました。
たまたま相席し、同じ炉端を分け合ったカップルも旅行で訪れていました。彼氏の方は私と同じ関西出身でしたから何となく心安くなって、自然とお互いの旅の話を始めました。旅の終着点として釧路を選んだ彼らは、出発点に釧路を選んだ私たちに多くのアドヴァイスをくれました。その夜のお食事では、色々な食材を少しずつ食べたいとの思いは同じだったようで、それぞれに買って焼いた魚介類を少しずつお裾分けをしました。このような一期一会も旅ならでは、ですよね。とても良い思い出です。
その日の岸壁炉端に居合わせたお客さんは30人程度。観光シーズンも終盤に近付いた時期だったこともあり観光客は少な目、地元の方が殆どでした。中にはロシアの船員さんたちの姿も見られました。幸運にも私は暫し談笑する機会を得ました。3人のロシア人男性は、貨物船でウラジオストックより2ヶ月間をかけて日本に航海して来たと話してくれました。あと5日で国に帰ると3人とも笑顔でした。日本の隣国というと韓国、中国が思い浮かぶ私ですが、ロシアもそうであることを身をもって体験しました。
一日目の夜から、とっても充実した時間を過ごしました。
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