2009/10/20

フランスについての本、2冊

最近、ヨーロッパ圏の文化や生活様式についてのエッセイを読み漁っています。読むのが楽しくて、ついつい感想をupするのを後回しにしていたら、印象が薄れつつあります。そういうわけで、ようやく重い腰を上げて思い出しつつキーを叩いています。

右の写真(図書館に返しに行く前に急いで撮ったらヘンテコになってしまいました)の『私のパリノート』、当時運輸省官僚だった夫の転勤に伴いN.Y.とパリでの料理学校に通った経歴を持っておられます。現在は政治(自由民主党)、エッセイスト、料理研究家として幅広く活躍されているご様子。本書ではN.Y.とパリの比較もされており、個人のエッセイとしては面白かったです。

『おしゃべりな台所』は期待を遥かに上回るものでした。この本を手に取ったときは、ぱらぱらと写真を見ながら、インテリアのヒントになれば…という軽い気持ちだったのですが、思いがけず読む箇所がいっぱい!パリでの日常生活のアレコレが書かれており、遠い海の向こうの街に思いを馳せてしまいました。それぞれの家にそれぞれのキッチンがあり、それは使い手を物語っていて…。まさに『おしゃべりな台所』なんですよね。台所好きの私にはたまらない一冊でした。

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