イヴの日。
「今夜のメニューは何にしようかな…」と考えつつ冷蔵庫を開けた私。目に入ってきたのはヨーグルトとチキン。その瞬間、どうしても、どうしても、タンドリーチキンが食べたくなりました。そういうわけで、急いでソースを作り、その中にチキンを漬け込む作業に取り掛かりました。そいうふうにして、今年のクリスマス・イヴのメニューが決定したのでした。
お夕食には、お気に入りの真っ白のお皿に、サラダとチキンを一緒に盛って出しました。間接照明と蝋燭の光で夕食を楽しんだので、写真が少々ぶれてしまって残念です。タンドリーチキンのお味の方は…、何と言ってもその日に突然思い付いたので、チキンをソースへの漬け込む時間が短かったのが響き、残念ながら”チキンの中までのソースの濃厚なしみ込み”にまでは達しませんでした。しかし、まあまあの出来栄えだったのではないでしょうか。少なくとも、私の「タンドリーチキン食べたい」欲は満たされました。
お食事が終わった後、これまた急に思いついて焼いたアップルパイを、ham君が入れてくれたご自慢のコーヒーと共に頂きました。
私はパイが大好きで、以前は市販のパイシートを使って頻繁に焼いていました。しかし、そんなある日、ham君が「実は…」と申し訳なさそうに、「俺、このパイの生地があまり好きではないんだ…」と告白。気に入って食べてくれていると思い込んでいた私は、この世紀の大告白に大いにショックを受けたのでした。そしてそれ以降、パイ作りをお休みしていました。しかし!実は…、今年の夏に買ってもらったフードプロセッサを使えば、自宅でも簡単にパイ生地が作れるようになっていたのです。夏の暑さ、それ以降の小忙しいさにかまけて、パイ作りに挑戦していなかった私でした。
ですが…イヴの日の一昨日、「今日こそは!」と一念発起し、自宅にあったリンゴを使ってアップルパイを焼きました。
出来上がりは右の写真。見た目、結構美味しそうに焼けたと自画自賛していました。しかし、ham君の感想は…「パイがちょっと塩辛くない?それに、サクサク過ぎて”パイ”って感じではなくて、むしろクッキーに近いかな…」と、今ひとつのものでした。私が大きく落胆したのは言うまでもありません。
レシピには塩は小匙1/4とありました。私には「小匙1/4って量りにくいし…」と思い、適当に塩を入れてしまった事実がありましたから、塩辛さについては私も同感でした。そしてサクサク具合についても、確かにその通り。切り分ける際にも、パイは細心の注意を払わなくてはならない程に砕けやすく、一苦労しました。本番までに練習をしておけばよかった…と思っても後の祭り。まだまだ「美味しくなる」見込みがある私のパイ生地である、ということがわかったイヴのデザートでした。今後、研究のためにパイが我が家の食卓に登場する回数が多くなることでしょう。
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