ブラウン氏のHPを読んだところによると、彼が一つの作品を書くのに要する時間は2年間くらい、とのことです。ダン・ブラウン-2-で、本当に彼はどれ程の知識を持っているのだろうか…という内容を書きましたが、一つの作品に費やす時間を知り、納得しました。
今回読んだ作品は、コンピューターを素材としたものでした。アメリカ合衆国とスペインを舞台に、刻一刻と進むダイナミックで、且つ、スピーディーな展開でした。私がドキドキ、ハラハラしながら読み進めたのは言うまでもありません。コンピューター関係の内容で、多少分かりづらい箇所はありましたが、それでも物語は十分に楽しむことができました。
私より先に『パズル・パレス』を読み終わったham君は、ブラウン氏の作品の中ではこの本が一番面白かった様です。IT業界にて働いている我が夫ham君、私には難しかったIT業界の内容もより深く理解できたのでしょうね、きっと私よりもずっと楽しめたのだろうと思います。私は勿論この作品も、ひとつ前に読んだ『デセプション・ポイント』も面白く、楽しませてもらいましたが、どうやら私の場合はその前の2作品のテイストの方に興味があるようです。
次回作には再び『ラングドン氏』が登場するとのことですから、きっとまた歴史、宗教、美術、象徴学といった世界のお話になると予想され、その作品の出版を今からワクワクして待っています。しかし、邦訳されるには少々時間が必要なのではないかと思います。出版したらおそらく直ぐにでも読みたくなるだろう私、原書で読むしかないかな…と思ったり…。でも、私の英語力では原書を読み終わるまでに邦訳が出てしまうような予感も…。悩ましい限りです。
2 件のコメント:
パズルパレスもおもしろかったけど、一番はダヴィンチコードやね。
>ham君
そういえば、『ダヴィンチ・コード』だけは読むスピードが違ったもんね。
コメントを投稿