先ずは餡と、よもぎの冷凍を解凍するところから、お仕事は始まりまし た。小豆を長時間かけて茹でたり、よもぎを摘んで湯がいて、それを微塵切りにして…と、最も手間の掛かる工程を、私たち孫、そして目に入れても痛くない程 可愛い曾孫の為に、すっかりして準備しておいてくれたおばあちゃん、感謝の一言です!そのお手間入りを解凍している間に、生徒さんである私たちは手を洗っ たり、エプロンをつけたり、大張り切りのNちゃんに至っては三角巾までする始末!よっぽど楽しみにしていたのでしょうね。おばあちゃんも先生冥利に尽きた ことでしょう。

生地が蒸しあがると、そこによもぎを投入。蒸したての生地を「あつぅ!」と言いながらも、必死に混ぜるのは主にいとこのAちゃんと私の役目。子供たちもそれぞれに頑張っ てくれていました。この作業、時間をかけて練ると生地が硬くなりますから、我々も子供たちを横目に必死です!それでも、なんとかよもぎ団子の様相を呈した綺麗な緑色の生地が出来上がりました。庭先のよもぎを摘んで湯がいて刻んで…と、自然の恵だからこをのこの色合い、本当に大変な作業を、たった一人でコツコツとしておいてくれたおばあちゃんには頭が下がります。

最後の仕上げの作業は、出来たお団子にきな粉をまぶすこと。欲張りな私はついつい沢山のきな粉をまぶしてしまい、よもぎ団子なんだか…きな粉餅なんだか…。それでも出来上がったお団子は一丁前のよもぎ団子に見えました。そして、何と言っても美味しかったです!
準備から何なら何まで大変な労力にもかかわらず、私たちの為にこのような企画をしてくれたおばあちゃん、本当に偉大だなぁと思います。NちゃんとD君もきっと大人になってから、ああ、こんなことがあったな…と、子供時代を振り返って思い出すのでしょうね。私たちはもちろんのこと、最近ではかって食べるのが当たり前のお団子を作る体験ができるとは、ちびっ子のNちゃんとD君にとっては本当に貴重なものだったろうと思います。お彼岸のお団子、このような心のこもった習慣、風習、日本の文化とも言えましょうか、私も受け継ぎ、できることなら次の世代へと伝えていきたいものです。

2 件のコメント:
おいしそう~!
やっぱり手作りっていいよなぁ・・・。
しっかり受け継いで『akou教室』開催してよ!!
>ねぇさん
美味しかったよ!
作り始める前は、出来上がったらねぇさんところに持って行こう!などと考えていたのだけど…、あまりにもエキセントリックなお団子ができてしまい…(^^;)ロールケーキ団子とか、とっても不思議なお団子があったし(汗)でも、子供たちにはとっても楽しくて良い経験だったと思うわ。活き活きしてて、本当に可愛らしかった!
私がマスターしたら、またご賞味下さいませょ。
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