「号泣する準備はできていた」に引き続き、発売からは随分と時間を経て手にした一冊です。
この本に集められている短編の物語たちは、ある時間を精一杯恋愛に生きた女性達のものでした。
あとがきに、「瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい。SAFEでもSUITABLEでもない人生で、長期展望にどんな意味があるのでしょうか」とありました。
恋愛にしろ、他の「何か」にしろ、その瞬間瞬間で自分が正しいと信じて進んでいく先に、誰も知りえない結果があるのだと思います。それがどんなものであれ、それを最高の結果にしながら生きていくのだろうと思います。少なくとも私は、そうやって今まで来たと思います。これからも、今、思い考えることに正直に生きていってもいいのだろうか…と不安に思うことがあります。
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