ガイドブックで一目見たときから気になっていたこのお寺。念願かなって、お参りして来ました。正式名称は『浄土真宗本願寺派本願寺築地別院』と言います。
築地本願寺は1617年に、西本願寺の別院として准如上人によって建立されました。ところが明暦の大火(振 袖火事)で焼失。江戸幕府区画整備のため元の場所での再建が許されず、八丁堀の海上を埋め立てて、1679年に新しく立て替えられました。しかし、またし ても関東大震災にて焼失。現在の本堂は、東京大学工学部教授の伊東忠太博士が設計をして、古代インド仏教様式で再建されたものだそうです。ですから、この 様にとても寺院とは思えない、エキゾチックな風貌をしているのですね。しかし一歩中に足を踏み入れると、阿弥陀如来(中央)、親鸞聖人御影(右)、勝如上 人御影(左)が安置してあり、日本の浄土真宗の寺院そのものでした。
と ころが、後ろを振り向くと立派なパイプオルガンがありました。幸運なことに、私が築地本願寺を訪れた当日に、「パイプオルガン・ランチタイムコンサート」 を開催しておられて、これを聴くことができました。ソプラノ歌手の光野孝子さん、築地本願寺副オルガニストの小島弥寧子さんによる演奏でした。ミュージカ ル「キャッツ」の「メモリー」なんかも演奏されました。阿弥陀様を目の前のして聴くコンサートは初めてでした。和と洋が織り交ぜられて、なんとも言えない 不思議なものでした。とても貴重な経験をさせてもらいました。
築地本願寺では御朱印は「宗教上の理由から…」ということで、いただけませんでした。きっと納経をしないといただけないのでしょうね。記念スタンプを押すことができるということでしたので、私はこれを押してきました。ちょっと見え難いけれど下の写真がそれです。これを御朱印帳に貼るかどうしようか迷っています。
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