2010/11/15

読書の秋②

いつだったかham君の帰りが遅かった夜、静けさを紛らわすためにテレビを見ていると「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」が放映されていました。それが私が”池上さん”を知るきっかけでした。初めは何とはなしに見ていたテレビでしたが、あまりのわかりやすさに段々真剣になり、最後には食い入るように観ていました。池上さんの知識に感心するやら、プレゼンに溜息がでるやらで、どうしてこのような番組が今までなかったのかと思いました(実際には「週刊こどもニュース」があったそうですね、両親に聞きました)。それ以来、ham君にお願いして毎週ビデオを撮ってもらい、今では夫婦で観ています。さらに私はいつもの読書ブームにも飛び火し、すでに何冊か読み終えました。今、会ってみたい有名人はと言われたら迷わず池上さんと言ってしまいそうなくらい、池上さんに首っ丈です。

池上さんのほかに私が最近はまっているのは須賀敦子氏。前回読んだ須賀氏の本は「時のかけらたち」で、これが2008年夏でしたからずいぶん間が空きました。内容に文学に関する記述が多々あり、この方面に明るくない私には少々難解で、なかなか読み進めないのです。でも、須賀氏の生き方や考え方に共感し学ぶ部分が多く、心温まります。今回読んだのは「ユスナールの靴」。もう一つの「須賀敦子のフランス」はてっきり須賀氏の著書と思い借りたのですが、実は須賀氏を研究している人が須賀氏について書かいた本でした。読み始めてからそのことがわかり内心がっかりしましたが(読む前に気付こうよ!って感じですが)、それはそれで須賀氏について知る良い機会となりました。私のドジもたまには良い方向に働くのです。

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