2010/11/08

芸術の秋② 正倉院展

文化の日、ham君と二人で朝ごはんを食べながらその日の過ごし方を話し合っていると、ham君が正倉院展に行ってはどうか、と提案してくれました。ずいぶん以前のことですが、祖母が正倉院展で観た白瑠璃碗(はくるりのわん)が、たいそう美しかったことを興奮気味に話してくれたことがありました。それ以来、私も一度正倉院展に行き、白瑠璃碗を観てみたいと思っていました。そんなわけで、二つ返事で正倉院展に行くことを承諾したのでした。

ところが…もうお気づきの方もおられるかもしれませんが…白瑠璃碗は観ることができませんでした。というのも、正倉院展では毎年違う宝物を展示しているのです。お恥ずかしながら知りませんでした。お望みのものはおあずけになりましたが、螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんごげんびわ)という美しい細工が施された琵琶、繡線鞋(ぬいのせんがい)という女性の靴(ルームシューズみたいでとってもかわいい!)や伎楽面・迦楼羅(ぎがくめん かるら)というお面(鳥に似ていました)など、興味を引かれる展示もありました。

ただ…ものすごい人出で…。じっくりと気に入った物を観るという雰囲気ではなく、とても残念でした。なんと言っても入場までに1時間、列に並んで待ちましたから…。いつか
白瑠璃碗が展示されることがあったら、混雑を避けてじっくりと観られるように作戦を立てていかないとダメだな…と思いました。

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