2009/12/29

OC SeasonⅡ

GyaOにてERⅥと同時に配信されていました。なので、余計に忙しかったわけです。合計、一週間に8話観ていましたから。しかしSotamannには足元にも及びません。

ERⅥ

Season6、見終わりました。週に2回2話ずつupされていたので、見るのが忙しかった!早くGyaO!で次がupされるのが楽しみです。

女性の品格

女性の向上心」に引き続き読んだのがこの本でした。

この本の中の一説に、キリスト教と孔子の思想について触れられている箇所がありました。それによると、キリスト教は自分がして欲しいと思うように相手に接するよう説いてあり、孔子は自分がして欲しくないことは相手にもしてはならぬと説いているとありました。前者を西洋文化とするならば、後者はアジアもしくは日本文化というように言えないでしょうか。仮ににそのように言い換えてこのあとを書き進みます。

この本では後者の考え方が”おくゆかしく”より品格がある、という立場にありました。もちろん本著は西洋文化をけなしたものではなく、日本の良さを大切にすることを奨励しているのだと思います。西洋文化では自分から積極的に相手に働きかける…ということになると思うのですが、では、これには”おくゆかしさ”はないのでしょうか。確かに自分がして欲しくないことは…の方では相手の気持ちを慮るのに比し、キリスト教のやり方では”お節介”な印象がないわけではありません。しかし前者の場合では、相手にその”お節介”を受けるか受けないかの選択権も同時に用意されているのではないでしょうか。つまり”相手”には”NO”を言う権利がある。一方で、後者は自分がして欲しくないことは相手にもしないわけですが、もしかしたら相手は”自分”と違って、”自分がしてほしくないこと”をして欲しいかもしれないのです。つまり、”自分”が全ての決定権を持っているとも言え、極端な言い方を持ってすれば、いささか独り善がりな気がしないでもありません。

これら2つの考え方の背景には、”個人”の考え方に大きな違いがあると思います。西洋的な考えでは、”自分”あっての”相手”で、この2つは最初から違う立場にあります。そのような異なる個人の集まりが全体なわけです。一方、日本的な考えでは、全体の中の”自分”と”相手”と言いましょうか…。例えば、日本の伝統芸能では”カタ”を学ぶことから始め、そのうちに他の人とは違うキラリと光る個性が生まれると思うのですが…。これと同じ論理で言うなれば、全体の大きな流れの中にいることで自己が明確化されていくといったらよいでしょうか。つまり、西洋と日本では個人の捉え方が元から違うと思うのです。

じゃあ、私はどちらの考え方がしっくりくるかと言うと、前者の方です。従い、この本を読み進めるにあたっては若干の抵抗がありました。が、上記の様なことを熟考できた、またとない素晴らしい機会となりました。

今後は…

我々二人の土曜日の予定が固まりつつあります。先ず、ham君が朝8時からのテニスのレッスンに出かけます。ham君が外出している間に私が掃除、洗濯を出来る範囲で片付けます。そして10時過ぎに帰宅したham君に仕事をバトンタッチ。その後、二人のランチを作り始めます。11時半になったらば、今度は私がテニスのレッスンに出発。私がレッスンを受けている間にham君はお一人さまでランチを済ませ、私は帰宅後に食べる。ざっとこんな感じです。二人で一緒にレッスンを受けていた頃よりも、効率的に家事を済ませられるし、お互いにテニスも楽しめる、なかなか一石二鳥な土曜日を過ごすことができそうです。そして、ランチプレートを作るのも楽しみの一つになりそうな予感です。因みにこの日のランチプレートは菊菜のおひたし、お揚げさんとネギのソテー、鮭のおむすび、お漬物とごまのおむすびでした。

聖夜2

クリスマスのお話、その2。

早く書いてしまわないとお正月になってしまうので、少々慌てています。今年のクリスマスには初めてローストチキンに挑戦したのに加え、スポンジケーキにもチャレンジしてみました。何と言っても初めてのことですから失敗する可能性も考えて、生クリームやフルーツなどの材料にはあまりお金をかけませんでした。結果、そこそこ成功したのですが…スポンジにしっとり感が少ない出来上がりになってしまいました。本当に残念でした。

2009/12/27

聖夜1

今年のクリスマスのお話、その2。

クリスマス・イヴの夕食にとローストチキンに初挑戦しました。先ずはインターネットでレシピを検索、その中で私にも作れそうなのを幾つかピックアップしました。そして良いところ取りで準備を開始。チキンにバジル、ローズマリーなどハーブと塩、胡椒をすり込んで暫し寝かした後、夕食の時間に合わせてオーヴンで焼き上げました。至って簡単、なんなら簡単すぎて不安になるくらいでしたが、思った以上に美味しく仕上がりました。ham君も喜んでくれて嬉しかったです。

2009/12/23

Deutscher Weihnachtsmarkt Osaka

今年のクリスマスのお話、その1。

親友のcanaと大阪で開催されているドイツクリスマスマーケットに行きました。数年前から行きたいと思っていたのが、ようやく願いが叶いました。折りしも寒波が押し寄せている日でしたから、到着して直ぐにGlühweinを買う。canaと二人でふぅふぅし飲みながら屋台を一つ一つ見て行きました。オーナメントを売るお店、ソーセージとパンを出しているお店、ドイツの家庭料理のお店、ゲームの屋台などなど色々とありました。どの屋台も日本人スタッフが主体となって販売しており、ドイツ人スタッフは奥の方にポツリといるところが目立ちました。ドイツ語の練習をするぞ!と意気込んでいた私には残念な結果でした。しかし持ち前のガッツで(失笑)自ら進んでドイツ人の店員さんに話しかける…も…良く考えたらば…私の知っているドイツ語って…。「Wie viel kostet es?(いくらですか)」が関の山。それ以降の会話は成立せず、ひたすら「English bitte」とお願いするばかり…。全くお粗末な結果となったのでした。しかし私のnice tryのお陰(!?)で、ある店では毎年同じ人が出店していることがわかったり、また他の店では店員さんがリトアニア出身ということが判明してしばし話し込んだりと楽しい展開も待っていました。もう少しゆっくりしたい気持ちもありましたが、余りの寒さに一周見た時点で帰ることしました。お土産にGlühweinとオーナメント、ゲームで当てたカニのぬいぐるみを抱えて帰りました。

2009/12/20

女性の向上心

ビジネス書というのでしょうか、最近そういった分野の本に興味を持って読んでいます。井形慶子さんの著作を読み漁っていた延長上、手にしたこの本がそのきっかけになりました。私が井形さんの文章が好きなのは、イギリスと日本を比較して文化の違いを明確にした上で、日本の社会の悪しき慣習について論じているところです。今回の図書では文化比較は少なかったですが、日本社会人のある一定の風潮を非常に的確に捉えており、その上でどのように変わるべきかが述べられていました。読み進んでいくうちにはズキリと心に突き刺さる内容も多々あり、反省をしたと同時に私も変わっていけたらと強く心に思いました。因みに本の中に挙げられていた「伸びない人」について、抜粋して載せておきます。
  • 新入社員ながら「この会社を良くしたい」と息巻く人
  • 相談のふりをして上司に「自我をぶつける」人
  • 「会議」「打ち合わせ」を好む暇つぶしの好きな人
  • 「自分は上司より優秀」を示したがる人
  • 会社の備品を「湯水のように使う」厚かましい人
  • コンビニ好きで、しょっちゅう離席して「お茶を買いに行く」人
  • 上司や社長より「若手の部下と昼食を食べたがる」人
  • 通勤途中や昼休みに新聞ではなく「漫画を読む」人

2009/12/17

PAUL KLEE展

清水三年坂美術館にPaul Klee展を見に行って来ました。私がPaul Kleeの作品を初めて目にしたのは美術の教科書でした。「セネシオ」という幾何学的な模様が人の顔とも見える(私だけ?)絵です。なんて綺麗な色をした絵なのだろうと子供ながらに見入っていたのを思い出します。美術の教科書に載っている中でもとりわけお気に入りだったその絵の作者がスイス人で、当時スイスに住んでいた私はPaul Kleeの色使いが自分の中のスイスのイメージとマッチして特別に感じていました。そんな折、家族で訪れたバーゼルの美術館で本物の「セネシオ」と出会ったときには心底感動しました。Paul Kleeは私の中で綺麗な色の人として印象付けられていたのですが、今回の美術展では新たな一面を発見しました。それはとてもリズミカルな線を描く人だということです。今回展示があった中でも特に「演じる花」と「忘れっぽい天使」(今回はレプリカのみの展示でしたが)が大好きになりました。どちらも絵の中の主人公が今にも動き出しそうな本当に可愛らしい作品でした。「忘れっぽい天使」はベルンのパウル・クレー・センターにあるそうですから、ぜひ一度観に行かなくてはと思っています。久しぶりに訪れた美術館、小さな展覧会でしたがとても濃密な時間を過ごせたと満足しています。つきあってくれたham君、ありがとうございました。

2009/12/16

道具

雅姫さんの本を読んでいて、”良い物”に囲まれて生活をしておられる様子がとても素適だなと思います。そして憧れます。ここで登場する”良い物”とは、生活の中で使うものが殆どなので、むしろ”道具”と言い表した方が適当かもしれません。材質の良さはもちろんですが、使い勝手、見た目も含めて”良い”道具たち。これ!というものになかなか出会えないだけに、一度であったら大切に長く使っていきたい道具たち。つくづく物との出会いも縁だな、と思います。

雅姫さん本に触発されたわけではないのですが、我が家の道具も見直す次期に来ているようです。ham君と生活を始めて6年が経ち、とにかく生活に必要だからと揃えた道具が壊れたり、私たちのライフスタイルに合わなくなってきたりで、買い替えることがここ最近で数回ありました。”良い”ものは値段も”良い”ことが多いのですが、長く使えるものをと二人でアレコレ考えて購入した我が家の道具たち、またご紹介できたらと思います。

師走

先日、京都に行った際にパチリ撮ってきた一枚です。南座に勘亭流の書体で書かれた「まねき看板」が並ぶと年の瀬が迫ってきたと感じます。12月に入ってからは本当にあれよあれよと言う間に日が過ぎて行きます。子供だった頃はクリスマスを目前にしたこの次期、サンタさんはどんなプレゼントを持って来てくれるだろうかとワクワクしたり、お正月に貰うであろうお年玉で何を買おうかと思い巡らせたり、なにかと楽しみが多かった分だけ時間の流れがじわじわと遅かった記憶があります。今も昔も時間は同じように流れているのに、不思議ですね。今年も残すところあと15日、やり残した幾つかの細かいことを片付けたいと思いつつ…なんだか時間とかけっこをしているみたいな今日この頃です。

2009/12/07

どぷっり

ham君が「すごいタイトルだね!」と思わず呟いたこの本、佐伯チズの頼るな化粧品-顔を洗うのをおやめなさい!確かにすごいタイトルですよね。佐伯チズさんが始めて書かれたこの本、タイトルもさることながら内容もセンセーショナルでした。非常に率直な書き方をされているので、佐伯さんの意図がどこにあるのか、何を言わんとされているのか、読者がしっかりと受け止めないと大きな誤解が生じるだとうと想像できました。実際に多くの取り違いがあったのでしょう、この本のあとに何冊も書かれています。それは大方のところ処女作の補足説明といった内容です。ですから、この本を読んで更に詳しく知りたいと思った私としては、現在他の本を読み進めていますが、とても有意義な読書をしています。

パセリ

先日、祖母に会いに行った時のこと。しきりに「何か欲しいものはないか」と聞いてくれます。本人曰く「何かをやりたくてやりたくて仕方がない」のだそう。有難い話ですが、すでに野菜は山ほど貰っていましたし、欲しかった竹の籠も貰いましたから、他に欲しいものなんて思いつきません。ですが、「何か欲しいもの はないか」と重ね重ね聞いてくるのです。そこで祖母の畑に立派にパセリが群生しているのを知っていましたから、「パセリが一株欲しい」と頼みました。実際、苗を買 おうかどうしようか迷っていましたので、お願いしてみました。そうしたら「そうか、そうか、そんなことで良いのか」と早速スコップを持って畑へ。そして掘 り起こしてくれたのが写真のパセリ。立派でしょう!私はほんの小さいのを一株、キッチン菜園で育てられればと思ったのですが…。思わぬ大きさに半ば恐れ戦 く始末。しかし祖母はそれは上機嫌でパセリを掘り起こしていましたので、この好意を無駄にするようなことはできず、断れずにいただいて帰って来ました。そ して翌日、ホームセンターに大きな植木鉢と野菜用の土を買いに行き植えました。キッチン菜園にするつもりが立派なベランダ菜園になりました。

晩秋

先日、久々に母方の祖母を訪ねました。祖母が大好きな赤福を手土産に顔を出すと、それはそれは喜んでくれました。お茶を一緒に飲むのも話すのも後回しに、私に何を持たせて帰らそうかと挨拶もそこそこに畑に出かけ、沢山のお野菜を収穫してくれました。私へのお土産ができたところでひと段落、お茶を飲みました。最近、雅姫さんの本の影響で籠に凝っている私、実は竹の籠が欲しくて探していました。祖母の親類に竹の籠を編むのを生業にしていた人がいたと思い出し、聞いてみました。残念ながらその方はお亡くなりになられたとのこと。私が落胆し、何とか他の方法で籠を手に入れることがないかと考えていると、祖母宅に使わずに置いてあった籠を出して来てくれ、それを私に譲ってくれると言います。なんと有難いことか!大切に持って帰り、その日から早速我が家の台所で活躍しています。

2009/12/05

クリスマスツリー

先々月の25日、北の天満宮の市に行った折、植木屋さんで今年の我が家のクリスマスツリーにと思い、小さなゴールドクレストを買ってもらいました。20cmあるかないかの本当に可愛らしいツリーです。何年か前にも一株買ってもらったことがあったのですが、水を遣り過ぎて枯らせてしまった経験があります。土が乾いてきたら水を与える程度の水遣りで良いのに、毎日水を遣ってしていたような記憶があります。水を遣る行為って、いかにも植物を育てる!という感じがして、ついつい過剰に行ってしまうのですよね。今回こそは枯らすまいと極力水遣りの衝動を抑えていたら!なんと!葉っぱの先の方が茶色く枯れてきてしまいました。今度は遣らなさ過ぎ…でした。インターネットで調べたところによると、枯れた部分は刈り込んで新芽が出るようにしてやらなければいけないのだそうですが、茶色い部分を切ったらクリスマスツリーじゃなくなってしまう…。しかし、ゴールドクレストの為を思えば刈り込んであげるのが良いのでしょうね。近いうちに断腸の思いで断髪式をすることとします。

健康パン

11月29日(日)は今年最後のパン教室でした。この日は健康パンと題しスイート・ポテトロール、コーンミールブレッド、ライスフラワーコッペの三種を習いました。

スイート・ポテトロールはその名の通り、マッシュされたさつまいもが練りこまれた生地を使っています。お芋の甘みがほんのりと味わえるとっても 美味しいパンです。ham君もとっても気に入った様子で、お土産に持って帰って来たパンをペロリと平らげてくれました。

コーンミールブレッドは、調理したコーンミールを練りこんだ生地を使っています。円柱形に焼きあがる型を使って焼きました。とっても可愛らしいですよね。パンの型も本当に色々とあって、ついつい欲しくなってしまいますが、どれも良いお値段ですからなかなか手がでません。少しずつ手元に集めていきたいなと思っています。

ライスフラワーコッペは強力粉と米粉で作ったパンです。クラスト(パンの外側)がしっかり硬くクラム(パンの中身)はふんわり柔らかでした。米粉のフォカッチャお米パンを習ったとき、ham君の評判があまり良くなかったので、今回も今一つかなと思っていました。ところがどうでしょう!とっても気に入ってくれたみたいなのです!何が違うのでしょうか…わかりませんが嬉しい限りです!ライスフラワーコッペ、我が家の定番に仲間入りするのでしょうか。

2009/12/04

心に染み入る一冊

最近では、私は物事を冷ややかに捉えることが多くなったと思います。ですから、こういう類の本を読んでも感動することは殆どなくなりました。ですが今回は違った。衝撃的な感動ではなかったけれど、目の前が開けるというのか…じわじわと心に染み入るというのか…、上手く言語化できないのがもどかしい限りですが…そう、心動かされました。佐伯チズさんの自叙伝であるこの本には決して恵まれていたとは言えない子供時代、進学、就職、結婚、最愛のご主人との死別、退職、再就職、決して順風満帆ではなかった人生が赤裸々に綴られています。成功した人がこういった内容を書いても素直に受け止められないことがあるかと思うのですが、佐伯チズさんの場合はそういった嫌らしさを一切感じませんでした。文面からは謙虚さ、感謝の気持ち、前向きな様子が伝わってきて清々しかったです。この本を読んでいる途中に、私の中で蓄積されていたもやもやとした断片たちが片付くところに収まり、目の前が開けた感覚を味わいました。貴重な読書でした。