2009/01/14

年末 金沢旅行 #4 『主計町茶屋街』

『ひがし茶屋街』、『にし茶屋街』、そして『主計長茶屋街』があり、金沢三茶屋街として知られています。「主計長茶屋街を訪れるならば、夕暮れ時がオススメらしい」とham君が。お夕食の前に連れて行ってくれました。

その際、せっかくだから近くにある観光スポット、『暗がり坂』も見ていこうということになりました。『暗がり坂』、我々が到着した当初はまだうす暗がりで、足元も見えたのですが、日が落ちると本当に真っ暗でした。観光地とはいうものの住宅街ですから、お正月を迎える準備に忙しく働く人々の声が響いていました。私は旅行先で、このような地元の生活に触れるのがとても好きです。「ああ、ここにも日常の生活があるんだ」と安心します。目立たない私の毎日も、一日一日異なる日なんだと再確認できるからでしょうか。

『暗がり坂』を抜けて『主計長茶屋街』に出ると、浅野川の直ぐ横に立ち並ぶ茶屋や街灯の明かりが川面に映り、とても美しく、それは幻想的でさえありました。ここは1869年(明治2年)に遊郭が置かれたのが始まりとのこと。今でも紅殻格子が続く町並みが残っていると、私が持っていたガイドブックにはありましたが、我々が行った時には暗かったからか、年末という時期で休業のお店が多かったからか、はたまた、夕暮れ時の写真を撮るのに必死だったからか、理由はわかりませんが、残念ながら紅殻格子には気付きませんでした。

暫しのお散歩の後、お食事の為に『ホテル日航金沢』へ。マイレージポイント+αで、久々にフルコースを頂きました。ピアノの生演奏を聴きながら、窓一面にきらめく金沢の街を見下ろしながら、贅沢な時間を過ごしました。メニューで特に印象に残っているのは、「サクサクな衣をまとったアンコウを香ばしく焼き上げたフォアグラとご一緒に」と、「天然イノシシ背肉と冬野菜のアロゼ」でした。普段から食事中の会話を大事にしたいと思っている私たちですが、このようにちょっぴりの緊張感を抱きつつ美味しいお料理を頂くと、普段の食卓では出てこない話もでき、とても貴重なひと時を過ごせるので嬉しいです。ham君、素適な夕べをありがとう!

0 件のコメント: