2008/04/19

入手困難

内田康夫氏の「浅見光彦シリーズ」を読み始め、ほぼ1年が経ちます。そして全部で102冊ある作品の内、ついに99作品まで読破するに至り、残すところあと3冊となりました。ところが、ここに来て、その3冊を入手するのが非常に困難なのです!購入せずに図書館で借りて読んでいるから、この様な事態に陥るわけで…。つまり、私が借りに入った時には何方かが借りておられるのです。頻繁にインターネットで図書館のページを開き、お目当ての本を検索、そして図書館に戻っていれば急いで借りに行く、と言う有様です。その様にして幸運にも手に入れることができた2作品を以下に紹介します。

以前に『鏡の女』という題名の本でも読んだ作品が収められていた一冊でした。従って、内容は既に知っていたはずだったのですが、意外に忘れているものですね。最後まで楽しめました。この短編集に収録されている作品の中の『龍神の女』、題名にもなっている作品で、「浅見光彦シリーズ」ではないのですが、このストーリーの書き出しの部分、また、事件発生現場等が、以前読んだ「浅見光彦シリーズ」の、何れかの作品と似通っているように思うのです。似通っているというと御幣がありますね。同じ場所で異なる事件が二つ、同時進行で起こっていると言う方が正しいのかもしれません。かなり頑張ってその作品を探してみたのですが、残念ながら見つけることができませんでした。私の思い違いかもしれません。


棄霊島

正直なところを白状すると、なんだか気味の悪い題名だなぁ…と思いつつ読み始めた一冊です。しかし、読み始めるとその歴史的なスケールの大きさ、社会、人権、平和等々、様々な問題を提起する非常に内田康夫氏らしい、また「浅見光彦シリーズ」らしい小説であることがわかり、グイグイと引き込まれていきました。事件解決の仕方も、これぞ「浅見光彦シリーズ」というものでした。ところで、題名になっている島ですが、これにはモデルがありまして、それは長崎県にある「端島」という島だそうです。別名「軍艦島」というそうで、写真を見てみると本当に軍艦のような形をした島であることがわかります。私はお恥かしながら、この小説を読んで始めて知ったのですが、日本の近代化及び、高度経済成長を支えた島として、また、戦争を経験してきた島としても、歴史的に非常に重要な役割を果たした場所の一つ出あったようです。一度、訪れてみたいと思いました。


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

予約できないのか?

今まで俺の住んでいた所は何処でも
予約出来たぞ。

しかも電話で。

匿名 さんのコメント...

残すところあと一冊なんですね!
楽しみですね☆予約できるといいですね。
ちなみに川崎市ではネット予約できます。

とーちゃんに、
「育休中ネットばっかりして・・・読書とか全然してへんのんちゃう?それでいいんかぁ?」
と言われてしまいました。

そういえばここ最近あんまり読んでません。
これはやっぱり通勤タイムに電車で読むしかないですね。車内にいる時間は10分足らずですが(苦笑)

それと、フランスの花言葉素敵ですね!
これからはそっちを吹聴していきます!!

akou さんのコメント...

>sotamann
予約はできるのだけで、図書館に行って、紙に書いてこないといけないんだわ。だから、なんとなく面倒臭くなってしまって、まっいいか…ってことで、毎回済ませてしまっています。そろそろ予約制度を使う時期が来たようだ。

>kovaちゃん
ネット予約、羨ましい限りです。上のsotamannへのコメントでも書いた通りですが、まだ手書きの予約なんですよ(TT)ついつい面倒臭くてスルーしてしまっています。

育児中のネットとは…もしや、韓国語のお勉強!?有意義ではありませんか(笑)

フランスの花言葉、素敵でしょ!トコロ変われば…です。そういうことって多いですよね!