2007/12/17

山のこっち側とあっち側

先日、読み終わった「浅見光彦シリーズ」、『薔薇の殺人』。夕べ、ham君も読み終わったそうです。

私が読み終わった時にham君に言った感想は、「悔しい!犯人を当てられなかった!」、一方で、ham君が私に話してくれた感想は、「犯人を一人、当てることができた」でした。

この小説、「たぶんこの人が犯人」という人物を匂わせておいて、最後の最後にちょっとしたカラクリが仕組まれているタイプのもの。私たちは二人とも、「たぶんこの人が犯人」という人物はわかっていたのですが、最期のカラクリを解くことができなかったのです。

結局のところ、結果は二人とも同じだったのですが、これに対する評価は上記の感想の通りまるっきり正反対。私がどちらかと言えばマイナス思考であるのに対して、ham君は非常にプラス思考。私たち夫婦の「違い」が如実に現れたと思いました。

我々夫婦は、例えるなれば、まるで、山のこっち側とあっち側から頂上を目指しているように、真逆の視点で同一の結論を見ていることが多いのです。今回の小説の感じ方も、そのうちの一つ。ですから、たとえば何か大切な決め事をするときなど、白熱した議論をした挙句に、「あら?同じこと思ってたの?」と拍子抜けすることもしばしば。物事を見る視点や観点がこんなにも違っているのに、よく夫婦でい続けられるな…とも思いますが、違うからこそ一緒にいられるのかもしれないですね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最後の
>物事を見る視点や観点がこんなにも違っているのに、よく夫婦でい続けられるな…とも思いますが、違うからこそ一緒にいられるのかもしれない>
というの、そうだと思います。
もちろん似てくる部分も多いかと思いますが、違うから学ぶ点も多いし時にはイラっとくるんだと思います(苦笑)

ちなみに昨日イラっときたので一つ聞いて下さい。

昨夜主人が遅く帰ってきて、もともとご飯いらないって言っていたのに、何も食べてきてないとの事・・・で、夕食の残りを出すまでは元気あったのですが、私自身昨日疲れ果てていて、お皿を洗う元気がなく。。。

食べた後洗っといてくれる?って聞いたら、一日くらいおいといたらいいやん、明日の朝洗えばいいやん。俺全然気にしないしと。

いや、私は気になるし、どうせ明日の朝洗うの私やん!とかなり怒り、プンプンで寝て朝はもちろん洗うはめに。

今夜も遅くなるので先に寝ていてと言われました。お皿洗いやっといてくれるかなーと期待したいところですが、最近は何も期待しない方が自分のためと悟りました。

その方が、やってくれたときに嬉しいからです。うぅでも悲しい。

長い愚痴のコメントで申し訳ありませんでした。

akou さんのコメント...

>kovaちゃん
違うから学ぶ点も多いけど、時には”イラッ”ときますねー。私が記事に書いておいた「白熱した議論」の勃発も、その”イラッ”が原因だったりすることが多いわけでして…。

kova家の”イラッ”、お気持ち、カ・ナ・リ、よーくわかります。

私はその日の食器などは”キチン”と片付けてから休みたい派。シンクに汚れた食器が置いてある、というのは非常に気になって、”少々の疲れ”なら片付けてしまう人、です。一方、我が夫ham氏はkovaちゃんのご主人同様、「俺、全然気にしない」派。

我が家も同じ内容のことで、”イラッ”がやって来たことがありますよ。

そう言えば!我が家では、最近、この種の”イラッ”はご無沙汰です!きっと食器洗い機を買ったからだと思います。夫婦の平和の為になら、食器洗い機への投資は安かったな、と思いました(..)