TVで「浅見光彦シリーズ」が放映されるということで、久し振りに真剣にTVを観ました。2時間のサスペンスです。最近は一人で過ごす時も、音楽を聴いたり、本を読んだり、お裁縫をしたりと、趣味に興じていた為、全くと言って良い程、TVを観ませんでしたから、本当に久し振りでした。サスペンスが始まるまでの天気予報なんて、懐かいと思った程ですから、余程のものです。
さて、放映されたのは『漂白の楽人』で、先日読んだばかりの『城崎殺人事件』の一部作的なニュアンスの作品でした。もちろん『漂白の楽人』の内容も覚えていましたから、今までとは違った視点から2時間サスペンスを観ることになりました。
小説を先に読んでいますから、既に私の中で浅見光彦氏を初め、登場人物のイメージが出来上がっており、なんとなくギクシャクした感を抱きながらの鑑賞となりました。その他、浅見光彦氏が警察庁刑事局長の弟であることがバレるタイミングが早すぎない?とか、お手伝いの須美ちゃんがもう少し浅見光彦氏に気があるように描いた方が面白いのに…とか、雪江さん(浅見光彦氏のお母さん)がもう少しキビキビしていても良いかも…なんて、自分の中のイメージと照らし合わせながら、今更ながらにマニアックな観方をしたものだと思います。
鑑賞後はham君とキャスティングについて、これまたマニアックな会話が交わされたことは言うまでもありません。そしてその後、2人して除いた『浅見光彦の家』という内田康夫公認の浅見光彦倶楽部公式サイトへのアクセスが、50を超えていたのには驚かされました。会員用のblogでは、どのようなやり取りがされているのでしょうか。私は会員ではないので見られず、残念ながら知りえませんが、興味が沸きました。
いつも読んでいる小説が、こんな風に映像化されるんだ、と新鮮味のあった「浅見光彦シリーズ」 on TVでした。良かったことは、小説ではなかなか想像し難い旅情の風景そのものが、映像で見られたことでしょうか。ああ、こういうことを言っていたんだ、と思う場面が何箇所かありました。
そんな秋の夜長のひと時でした。
4 件のコメント:
テレビはちゃんと見られるようになったのね!よかったよかった。
おもしろいですね。
テレビはしばらく見ていないな。
小説を読んだ後の映画に似ているのかな。
kova家族で観ました!
>しもなおちゃん
TV…ダメだよ(TT)音が突然でかくなったり、急に消えたり…。今までは叩くと元に戻ってたんだけど、最近ではそれも効かなくなってきていてね…。
今回の「浅見光彦シリーズ」を見ているときも、音が小さくなりかけたりもしたんだけど、辛うじて最後まで無事に観ることができたのよ。もう、これ、軌跡だね!TVも緊張したことだろうよ。
>めがねうさぎさん
そう、まさに小説を読んだあとの映画、の感覚。私は本の方が良かったな…、と思ったのも一緒でした。
>kovaちゃん
間違いなく見ておられると思いました。なんなら、最初の地点で犯人をメールしようかと思ってました(笑)←嘘ですけど。
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