最近読んだ「浅見光彦シリーズ」を、一挙、ご紹介します。
先ずは『日蓮伝説殺人事件』。宗教的な環境の中で育った私、御朱印なども集めているのに、実はあまり仏教(に限らずですが)詳しくありません。自慢できることでは全くありませんが、この本を読んで改めて自分の知識のなさに愕然としました。ストーリーを楽しむのと、「ああ、そうなのか」と学ぶのと、両者平行しての読書となった一作でした。
高校の卒業を記念して、友達4人と旅行に行ったのが城崎でした。いわゆる「卒業旅行」です。4月からの新しい生活への楽しみ半分、不安半分を抱えての旅行だったのを思い出します。その城崎が舞台の小説、以前読んだ『漂白の楽人』の続編のようなニュアンスもあり、とても楽しめました。それと同時に、もう一度、城崎温泉に行きたいという希望が、大きく膨らんだ一冊でもありました。
『御堂筋殺人事件』は、徳間書店の雑誌『問題小説』に7回にわたって連載された作品だそうで、引っ張るところあり、思わせぶりなところありで、推理を純粋に楽しめる一冊でした。案の定、思いがけない人物が犯人で、少々の敗北感を伴う読み終わりでした。
東京旅行に持っていった一冊。帰りの新幹線の中で読みました。今年に入って、東京に行く回数が多かったこともあり、少々地理に詳しくなったこと、また、私たち夫婦がいつも使うホテル近辺の地名が数箇所出てきたこともあり、ストーリーの内容を身近に感じながら読むことができました。次回、東京に行ったときには隅田川で船に乗りたいです。
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