ホームメイド協会のパンコースに通って2ヶ月が過ぎました。一時はパンコースⅠのみで終了しようと考えたこともありましたが、もっと習いたい!という気持ちは留まることを知らず湧き出てきまして…。結局、師範科までの全コースを受けることにしました。そして現在は私の都合により、先生に特別にお取り計らい頂き、パンコースⅡを受けつつパートⅢも補講で受講するという忙しいパン教室ライフを送っています。
さて先日のパートⅡの講習について。遅ればせながらご報告を…。この日は、メロンパンとオールドイングリッシュマフィンを作りました。
メロンパン。直ぐに溶けてしまうクッキー生地の成型が難しかったです。暑い夏場に自宅にて復習ができるかどうか、今一つ自信を持てないでいます。更には問題はそればかりではなく、焼成中に温度変更を要するのですが…。原始的な我が家のオーブンでこれが滞り無く行えるか、非常に心配をしています。まあ何はともあれ作ってみないとわからないので、近いうちに挑戦しようとは思っています。余談ですが…メロンパン、見た目がメロンに似ているからメロンパンだって知っていましたか?私は知りませんでした。
オールドイングリッシュマフィン。これはメロンパンとは比べ物にならないくらい成型が簡単でした。それなのにとっても美味しい!我が家の食卓に並ぶ日もそう遠くないと思います。それはそうと、教室で作ったマフィンを自宅に持ち帰り、ham君に試食してもらったときのこと。マフィンを頬張りながら、「俺、実はマフィン好きなんだ!」とニコニコして言うではありませんか!彼と暮らして6年が経ちますが、今回初めて知りました。そして、それならば!と作るモチベーションがグングン上がっている今日この頃です。
教室で習う度にレパートリーは増えていき、当然、焼きたい意欲も高まります。ところが時間は有限。なかなか思うように復習が出来ずにいます。楽しみながらぼちぼち復習をするとします。
2009/06/30
2009/06/29
本気のバケツリレー
我が家の窓から見えるマンションの改装工事が漸く終わりを迎えたようです。今週の土曜日、遂に足場が撤去されました。写真を見ていただいたら大体は想像がつくと思いますが、この足場の撤去、外したものを上から順番に順々にバケツリレーで降ろしていくという、非常に原始的で最も効率が良い方法で執り行われていました。「次××行きいます!」、「ハイッ!」という大きな掛け声と共に繰り広げられる「真剣」なバケツリレー、圧巻でした!我が家のベランダにいて目撃した私は、思わず夫のham君を呼んでしまいました。防災訓練で「練習」のバケツリレーは見たり経験したことがありますが、この様に大掛かりで且つ実用的なものを目にしたのは始めてでした。重機を使う程でもなかったのか、又は大きな機械を入れるには場所が狭かったのか、この様な方法を選択した理由は定かではありません。しかし、何もかも便利にコンピューターで行えるようになった今の世の中にして、結局のところ最終的に選択された方法が至って原始的な人海戦術だったとは!驚きというよりは、むしろ衝撃でした。「知恵」のカタチを目にしたと思いました。
2009/06/21
ノア・レザン/オニオンブレッド
今日はパンのパートⅢの3回目の講習でした。
私もham君も大好きなノア・レザンの作り方習いました。ノア=くるみ、レザン=レーズンというだけあり、くるみとレーズンをたっぷり入れて作りました。レーズンは大きな粒のゴールデンレーズンと、小さい粒のカレンズの2種類を入れました。この両者を入れることで甘いレーズンと、甘酸っぱいレーズンというように、味にバリエーションがでたと思います。カレンズは近所のお店では目にしたことがないですが、やはり自宅で焼く時も欲しい一品です。仕上げ発酵の後、クープを入れるのですが、私は「ネズミ」と書!?左上の写真です。わかりますか?
ノア・レザンを発酵させている間に、もう一品、オニオンブレッドを焼きました。これは予想外のパンでした。先ずは生地がドロドロ。甘食を作ったときを思い出しましたが、今回のドロドロさは弾力があるそれでした。もう1つ以外だったのは、フィリングを生地に混ぜ込むというところ。私はナッツパン・コーンマヨの時のように、生地に乗せて焼くのだと思っていましたから、これにはビックリ!驚きいっぱいのオニオンブレッド、新しい美味しさの発見でした。
私もham君も大好きなノア・レザンの作り方習いました。ノア=くるみ、レザン=レーズンというだけあり、くるみとレーズンをたっぷり入れて作りました。レーズンは大きな粒のゴールデンレーズンと、小さい粒のカレンズの2種類を入れました。この両者を入れることで甘いレーズンと、甘酸っぱいレーズンというように、味にバリエーションがでたと思います。カレンズは近所のお店では目にしたことがないですが、やはり自宅で焼く時も欲しい一品です。仕上げ発酵の後、クープを入れるのですが、私は「ネズミ」と書!?左上の写真です。わかりますか?
ノア・レザンを発酵させている間に、もう一品、オニオンブレッドを焼きました。これは予想外のパンでした。先ずは生地がドロドロ。甘食を作ったときを思い出しましたが、今回のドロドロさは弾力があるそれでした。もう1つ以外だったのは、フィリングを生地に混ぜ込むというところ。私はナッツパン・コーンマヨの時のように、生地に乗せて焼くのだと思っていましたから、これにはビックリ!驚きいっぱいのオニオンブレッド、新しい美味しさの発見でした。
2009/06/18
2009/06/15
ココアブレッド・ミニレーズンブレッド・プチライブレッド
またまたホームメイド協会のお話。振り替えという形を取り、月2回日曜日にパートⅢの講習も受けています。本記事ではは6月7日(日)の講習についてご紹介します。タイトルにも書きましたが、この日はココアブレッド、ミニレーズンブレッドを食パン型に入れて焼いた他、プチライブレッドを作りました。3種類とも異なる生地で異なる成型、流石パートⅢまでステップアップすると基本は習得したものとして見なされ、新たなレパートリーへの挑戦が増えます。嬉しい反面、説明やデモンストレーションがどんどん進んでいくので、これを追いかけるのに必死。10時から12時までの2時間、先生の話を聞きながら、メモを取りながら、自分のパンを作るというとても忙しい時間を過ごしました。
パートⅢの第1回目の講習をお休みしたので、本パートのクラスへは初参加の私でしたが、同じ年齢層の方が殆どだったこともあったからでしょうか、皆さんとても心安く接して下さり会話も弾みました。これからも参加させていただくのが楽しみになる、そんな雰囲気のクラスでした。そして、既に次回(今週末)が楽しみです。
パートⅢの第1回目の講習をお休みしたので、本パートのクラスへは初参加の私でしたが、同じ年齢層の方が殆どだったこともあったからでしょうか、皆さんとても心安く接して下さり会話も弾みました。これからも参加させていただくのが楽しみになる、そんな雰囲気のクラスでした。そして、既に次回(今週末)が楽しみです。
2009/06/14
超大作
粉
先日、ham君にお願いして、パン用の粉を買いに連れて行ってもらいました。パンに限らずお料理では何でもそうですが、やはり素材が良ければ良いほど味も比例して美味しくなります。ホームメイド協会に通い始め、今まで以上にパン作りに凝るようになり、パン生地自体の味にも目が向くようになりました。
調べたところによると、どうやらパンの種類によって粉も使い分けると良いということがわかりました。そこで早速、色々な種類の粉を購入し、一先ずは試しにイギリスパンとお惣菜パンを焼いてみました。
今回、イギリスパンで使用したのはスーパーキング、山形食パンを焼くには適しているという粉。一見して粒子が細かく、パサパサとした感じのあります。焼き上がりはボリュームが出るという特性の通り、カメリヤで焼いた時よりも山が大きく伸び上がりました。触感はパンの耳はカリカリとしていますが、中身はふんわりして味わい深く美味しかったです。
お惣菜パンに使ったのはイーグル、「代表的なパン用強力粉」だそうです。カメリアで惣菜パンを作る時よりも、パン生地自体に仄かな甘みがあるように感じました。私はカメリア使用で焼くよりもイーグルを使って焼く方が好きです。
まだ幾つか買ってきた粉がありますから、上記2つを使い終わり次第、試食したいと思っています。
調べたところによると、どうやらパンの種類によって粉も使い分けると良いということがわかりました。そこで早速、色々な種類の粉を購入し、一先ずは試しにイギリスパンとお惣菜パンを焼いてみました。
今回、イギリスパンで使用したのはスーパーキング、山形食パンを焼くには適しているという粉。一見して粒子が細かく、パサパサとした感じのあります。焼き上がりはボリュームが出るという特性の通り、カメリヤで焼いた時よりも山が大きく伸び上がりました。触感はパンの耳はカリカリとしていますが、中身はふんわりして味わい深く美味しかったです。
お惣菜パンに使ったのはイーグル、「代表的なパン用強力粉」だそうです。カメリアで惣菜パンを作る時よりも、パン生地自体に仄かな甘みがあるように感じました。私はカメリア使用で焼くよりもイーグルを使って焼く方が好きです。
まだ幾つか買ってきた粉がありますから、上記2つを使い終わり次第、試食したいと思っています。
2009/06/10
バターロール・うぐいすロール
パートⅠでの最後の講習ではバターロールとうぐいすロールを作りました。バターロールは前週の「おさらい会」で習ったロールパンと同じ成型でしたから、「おさらい会」のおさらいといった感じになりました。しかし生地がロールパンよりも遥かにリッチだった為、扱いにくかったです。一方のうぐいすロールでは初めての成型を習いました。私は生地を伸ばすところから苦戦、先生に助けてもらうといった場面もありました。出来栄えはと言えば、かのこうぐいすがはみ出し、残念ながら不細工になってしまったものもありました。しかし何はともあれ、レパートリーが増えるというのはとても嬉しいものです。本来、うぐいすロールは仕上発酵のあとで黒ごまをふるのですが、先生も私たちもすっかり忘れており、ごまなしうぐいすロールとなりました。この回では、もう一つ失敗がありました。何と材料の計量が間違っていたのです!ビーデイングの際、生地の手応えが異常に固く重いことをおかしく思い先生に尋ねると、「分量が違う…」ということに。急いで足りなかった水を加えると、直ぐにいつもの手応えに。ほんの少しの材料の不足が如何に大きな違い=失敗を招くのかということがわかり、たいへん勉強になりました。更には、この違いに気がつけたことは私にとって大きな自信となりました。
2009/06/07
ロールパン・マヨネーズパン
ホームメイド協会のパンコースではパートⅠ~師範科に付随し、各パート終了毎に「おさらい会」という講習があります。「おさらい会」はそれぞれのパートで身に付けておきたい技術を更に詳しく学べるよう、題材が設定されているとのこと。今回、私が受講したパートⅠの「おさらい会」では、ロールパンとマヨネーズパンを作るなかで、発酵について詳しく教えてもらいました。普段の講習では発酵機のみを使用するのに対し、「おさらい会」では発酵機の他、オーブン、発泡スチロール箱、ビニール袋と、色々な方法での発酵を経験、それぞれの長所と短所を考えました。実験の要素満載の今回の「おさらい会」、私はとてもエンジョイしました。もちろん、ロールパンとマヨネーズパン(マヨネーズも手作り)を作る工程でも、特に生地をロールする辺りなど、学ぶことが多かったです。
2009/06/05
カンゲキ!
時間がたっぷりとあった昨日、漸く手に入れたイギリスパンの型を空焼きしました。そして、早速これを使ってイギリスパンを作りました。焼きあがったイギリ スパン、山もほぼ均等にできていましたし、渦巻きもきれいに巻いています。1人で焼いた第1号にしては上出来!と、暫し見惚れてしまいました。今回の反省 点としては、片方の山が少々焦げてしまったこと、1箇所空洞が出来てしまったことの2つです。前者は焼成の際に天板を回して満遍なく焼き色がつくように気 をつける他、アルミホイルをお山の上に被せることでなると思います。後者はとにかくガス抜きをしっかりすることだな、と思いました。
今 朝、イギリスパン第1号を使ってham君のランチにサンドイッチを作りました。ham君の好きなベーコンレタスサンドに挑戦したのですが、これは多くの課 題を残すものとなりました。先ずはトマト。自宅にあったミニトマトを使ったのですが、やはりこれは大きなトマトの方が断然良いですね。そしてベーコン。大 き過ぎてはみ出していると食べにくいかと思い、私らしくなく上品に挟んでみたのですが、これは大胆にベローンとある方が断然美味しかったと反省していま す。あと、ブラックペッパーをふるのをうっかり忘れてしまったので、パンチのないお味となってしまったように思います。うーん、ベーコンレタスサンド、奥 深し…。
今 朝、イギリスパン第1号を使ってham君のランチにサンドイッチを作りました。ham君の好きなベーコンレタスサンドに挑戦したのですが、これは多くの課 題を残すものとなりました。先ずはトマト。自宅にあったミニトマトを使ったのですが、やはりこれは大きなトマトの方が断然良いですね。そしてベーコン。大 き過ぎてはみ出していると食べにくいかと思い、私らしくなく上品に挟んでみたのですが、これは大胆にベローンとある方が断然美味しかったと反省していま す。あと、ブラックペッパーをふるのをうっかり忘れてしまったので、パンチのないお味となってしまったように思います。うーん、ベーコンレタスサンド、奥 深し…。
2009/06/04
ミニイギリスパン・甘食
5月19日(火)のホームメイド協会での講習では、ミニイギリスパンと甘食を習いました。パンを焼き始めた頃から憧れていたのがイギリスパン、お山がポコンポコンと2つある食パンです。漸く、これを習う日が来たのでした!型に入れて焼くので難しくないだろうと高を括っていたらとんでもない!とてもややこしい成型でした。余りの複雑怪奇さにとても明文化できません。もう一つの甘食もコツは要りましたが、イギリスパンのようなややこしさはありませんでした。甘食の実習時に砂糖の計量ミスがあり、少ない砂糖で生地を作ることになりました。するとどうなったか…固めの生地ができました。それを見て「おかしい!」と気が付いた先生、正確な分量でもう一度生地作りをすると…トロトロの生地になりました。砂糖の加減でこんなに生地の固さが異なるのか!失敗からとても貴重な知識を得たのでした。ホームメイド協会の講習では、当たり前のことですが、私たちは常に成功例しか見ることができません。つまり失敗の状態を目にすることはありません。だから当然、どんな状態が失敗なのか、どこまでが修復可能な失敗なのか、これを知ることはありません。今回、先生は失敗を嘆いておられましたが、怪我の巧妙、私にはとても大切な学習材料と相成ったのでした。とても実りある講習でした。
エプロン、三度
今年の母の日のプレゼント、実家の母にサロンエプロンを贈りました。三度目の正直で作ったエプロンは漸く成功しました!
華香ママは洋裁・和裁が得意で、私の子供の頃にはよく洋服を作ってくれました。子供の頃からそんな母を見てきたからか私もお裁縫は好きで、ご存知の通り下手の横好きで色々と作ってきました。しかし、残念ながら技術が伴いませんでした。華香ママに教えてもらったこともありましたが、母娘では一発触発!なかなか平和のうちに講習会が終わることはありませんでした。そして私はお裁縫を知らないままに結婚してしまったのでした。古風な考え方かもしれませんが、華香ママは私にしっかりとお裁縫の技術を伝えられないまま、私をお嫁に出したことをとても悔やんでいました。私の2人の妹達はと言うと…、真ん中の妹はデザイナーをしていますからその道のプロですし、一番下の妹chikou☆は生活科を卒業しています。私だけが縫物に縁がないままに大きくなったのです。本人はこのことを全く気にしていませんでしたが、母親としては私が将来困らないように、一通りのことは身に付けさせたかったのでしょう、有難いことですね。
そんな経緯がありましたから、私が洋裁を習い始めたと知った時の華香ママの喜びは人一倍でした。ですから、今回、私の上達振り(!?)を見てもらう為にも手作りのプレゼントを贈ろうと思い立ったのでした。華香ママはこの贈り物をとても喜んでくれました!しかし、「勿体無くて使えない…」とのことで、未だに飾ってあるそうです。気持ちはとっても嬉しいのですが…使って欲しいなぁ…。
華香ママは洋裁・和裁が得意で、私の子供の頃にはよく洋服を作ってくれました。子供の頃からそんな母を見てきたからか私もお裁縫は好きで、ご存知の通り下手の横好きで色々と作ってきました。しかし、残念ながら技術が伴いませんでした。華香ママに教えてもらったこともありましたが、母娘では一発触発!なかなか平和のうちに講習会が終わることはありませんでした。そして私はお裁縫を知らないままに結婚してしまったのでした。古風な考え方かもしれませんが、華香ママは私にしっかりとお裁縫の技術を伝えられないまま、私をお嫁に出したことをとても悔やんでいました。私の2人の妹達はと言うと…、真ん中の妹はデザイナーをしていますからその道のプロですし、一番下の妹chikou☆は生活科を卒業しています。私だけが縫物に縁がないままに大きくなったのです。本人はこのことを全く気にしていませんでしたが、母親としては私が将来困らないように、一通りのことは身に付けさせたかったのでしょう、有難いことですね。
そんな経緯がありましたから、私が洋裁を習い始めたと知った時の華香ママの喜びは人一倍でした。ですから、今回、私の上達振り(!?)を見てもらう為にも手作りのプレゼントを贈ろうと思い立ったのでした。華香ママはこの贈り物をとても喜んでくれました!しかし、「勿体無くて使えない…」とのことで、未だに飾ってあるそうです。気持ちはとっても嬉しいのですが…使って欲しいなぁ…。
2009/06/02
ある日のランチ
懐かしい…
先月、『百万遍さんの手作り市』に行った帰り道、メキシコ料理店にて昼食をテイクアウトしました。我々の昼食が出来るのを待つ間、そのメキシコ料理店の隣でガレージセールをしていたので、何気なく商品を見ていました。すると!右写真のゲームを発見!スイスに住んでいた頃、自宅にあり、よく家族で遊んだものです。懐かしさのあまり欲しくなり、店員をしていた女の人に値段を尋ねてみました。すると!なんと100円だと言うではありませんか!そういうわけで、早速購入しました。このゲームが我が家にやってきてから、何度かham君と対戦しましたが、私の方が断然強い!普段、多くのことでham君に敵わない私としてはかなり嬉しいのでした。
2009/06/01
初めての気持ち
先日、誕生日を迎えました。今まで私は、年齢を重ねることに対して抵抗を感じたことはありませんでした。むしろ誕生日を迎えるごとに、新しい一年はどんな年になるのだろうと心躍らせてきました。勿論、欲を言えば皺やシミ・そばかすは増えて欲しくないし、いつまでも若々しく瑞々しくいたいと思います。ただし、これには限界があるのはご承知の通り。人間、生まれてきたからには年を取り、老化していくのは当たり前。これに抗える人はいません。ならば、より良く年を取っていきたい。年相応に、その時々のベストを生きられたらどんなに良いだろうと思ってきました。ところが今年、誕生日を迎えたその瞬間、今までに感じたことのない憂鬱な気持ちが押し寄せてきました。また一つ年を取り、30代は半ばに差し掛かるけれども、私には満足に「コレ」と言えるものが何もない…。そんな状態で時間だけが進んでいくことが途端に恐ろしく感じられたのでした。年齢は理由にならない、というのは常日頃から私が思っていることです。人間、何歳になっても気持ちさえあればスタートラインに立てるし、新しく人生を切り開くことだって出来る、そう信じています。しかし、年齢と比例するようにして衰えていく能力があることは否めません。勿論、蓄積されていく知識や経験はあるのですが、新しいことに対する反応は良くはならないのが現実です。時間だけは刻々と進むのに、何も満足できるものがない。誕生日にこんなにブルーな気分に陥るとは初めての経験でした。本当に満足できる何かが得られることは、人生の終焉を迎えるまでないのかもしれません。人の一生とは、何と果てしない旅なのだろうと思わずにいられません。ならば、その時その時を感謝し、喜んでいかなくてはならない。やはり思考はそこへ帰着するのでした。誕生日にこの様なことを考えたのは本当に初めてでした。そんな暗い気持ちで迎えた誕生日でしたが、大好きな家族、大切なお友達からメールやカード、ケーキにプレゼントをいただき祝ってもらいました。このことがどんなに私を励まし、力を与えてくれたか!そして一日の終わりにはham君のディナーを味わい、誕生日は過ぎていきました。皆さん、本当にありがとうございました。
- この日のメニューは上からサラダ、トマトソースのパスタ、ポークフィレの焼いたのにバルサミコ酢を使ったソースをかけたもの(何ていう名前のメニューなのでしょうか…)でした。
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