先々週だったでしょうか、ノリピーちゃんから本を借りました。そして、先週の初めに読みました。『余命1ヶ月の花嫁』、タイトルは知っていましたが、内容は詳しく知りませんでした。
去年、最後まで病と闘いつつも懸命に生きようと努力し、この世を去った祖父、彼のことを思い出さずに本書を読むことは不可能でした。この本の主人公長島千恵さんは、自身の余命を聞かない選択をされました。そして、最後まで生きることに積極的に取り組まれました。私の祖父は余命を聞きました。そして、残り少ない命と知りつつも、前向きに生きる道を選びました。
もしも、私に同様の事態が起こったならば、どのような選択をするのだろうか…、この本を読んでいる間中、その思いが常に頭の中にありました。
人は誰しも生まれた瞬間から、死に向かって生きていることには違いありません。しかし、その時がいつであるのか、どのように迎えるのか、それを知りません。だから、自分と死はかけ離れた存在だと錯覚することもあると思います。本当はいつその瞬間がやってきてもおかしくないのに…。
もしも、今、私が体に何らかの不具合を来たし、治る見込みが無い状況になったならば…、非常に怖いですが予後についての説明を希望すると思います。何も思い残すことなく、やりたいことを全てやり遂げて死を迎えることは、例え大往生と呼ばれる死であっても不可能だとは思います。しかし、それでも死ぬまでは生きているわけですから、自分らしく時を過ごしたいと思います。それがこの世に生を受けた者の勤めではないかと思うのです。そういう意味で(こんなことを私が言うのはおこがましいのは承知ですが…)、長島千恵さんは告知は受けられませんでしたが(受けずとも自身の寿命はわかっておられたと想像しますが…)、人間としての勤めをしっかりと果たされたと、又、価値のある人生を生きられたと感じました。
4 件のコメント:
この話、映画になるそうですね!
>itoコーチ
コーチもこの本、読みましたか?我が家では、二人で同じ本を読んで感想を言い合うことがありますが(私から聞くことが多いですが…)、この本もそうしました。
まあ、ham君の感想は非常にシンプルなものでしたが…。
読んでません。
感想はたっぷりたんまり聞いた記憶がありますが。
>itoコーチ
結構、直ぐに読めましたよ!お勧めです!今週の土曜日にノリピーちゃんに返しますから読んで下さい!そして、ノリピーちゃんと感想を言い合って下さい!
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