2008/02/05

広島の街

今回の広島旅行では、金曜日の午後に『ひろしま美術館』に行ったことは既にお伝えした通りです。今回は6ch君とsodapopさんのご好意に甘えて、『オリエンタルホテル広島』 という、とてもお洒落なデザイナーズ・ホテルに逗留させていただきました。ありがとうございました。ホテルにチェック・インした後、時間を惜しむようにし て部屋を飛び出し、美術館への道程をフロントに伺ったところ、タクシーで行くのが無難だということでしたが、せっかくの機会だからと、そぞろ歩いて美術館 に向かいました。

初めて広島に来たのは、ham君と一緒に過ごすようになって半年を過ぎた春のこと、この時はham君とham君の学部時 代のお友達数人、そして6ch君、sodapopさんの案内で街を歩いた記憶があります。皆さんに、ham君の学部時代の生活の様子を聞きつつ、街を紹介 していただきました。その時がとても懐かしく思い出されました。

今回、独りで待ちを歩き、広島の街の持つ独特な雰囲気に改めて惹かれまし た。広島は一箇所に繁華街が凝縮された街で、どちらかと言えば規模は小さいと言えると思います。しかし、街の持つ開放感、旅人を受け入れる柔軟性、国際的 な感覚は、秀でているものがあると感じます。原爆の被災地として世界に平和を訴える街であることが、他の街にはない独特の風情を醸し出しているのかもしれ ません。又、私にとっては夫ham君が、多感な学部時代を過ごした街であることも、特別な印象を受ける一つの理由なのかもしれません。

そんな街を歩く中、目に付いたのが写真の建築物。建物の横にあった石碑を見ると、『日本銀行 広島支店 旧営業所』とあり、原爆投下の瞬間にもあった建物だということでした。その凄まじい被害に遭ってなお、外観を今に留めている貴重なものなのだそうです。先の戦争の痕跡が今の残る街、広島、平和の大切さを改めて感じました。

ホテルから美術館までは少々長い道のりでしたが、非常に有意義な散策となりました。

さすがに残り僅かとなった「ねずみグッズ」。
これはham君と一緒に暮らすようになって直ぐ
私がおねだりをして買ってもらったキッチンペーパーホルダー。

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