2008/02/22

引き続き、虜になってます。

相変らず、それこそ、とち狂ったかのように「浅見光彦シリーズ」を貪り読んでいます。先週の日曜日から今日まで、以下の内、6冊を読みました。一 日一冊、です。100冊あるこのシリーズ、現在では遂に85冊を読み尽くし、残すところ15冊となりました。嗚呼、淋しい…。後は新作が出るのを手をこま ねいて待つばかり…。

さて、直近に読んだ一冊、『姫島殺人事件』。大分県沖に浮かぶ島で起こった殺人事件の物語。私は大分県は一度訪れたことがあり、とても好きな場所の一つです。しかし、この様な島があることを知りませんでした。一度行ってみたい…という思いが募ります。

浅見光彦の家』(内田康夫公認浅見光彦倶楽部公式サイト)で、4月7日(月)、午後9時から、沢村一樹氏主演でテレビ放映があるとの情報を目にしました。是非とも観なくては!kovaちゃんの好きな中村俊介主演ではないですけど…。

記憶の中の殺人』。 浅見光彦氏が小学校1年生のときに、軽井沢で経験した怪奇な事件。しかし本人はこの記憶を失っている、という筋書きで物語が進みます。浅見光彦氏、そして陽 一郎兄さんの辛い過去が書かれている、ファンにとっては興味深い作品でした。つい先日読んだ『箱庭』といい、著者の内田康夫氏が心理学に興味を抱いている ことを窺わせる作品の一つだと思います。こうやって読んでいると、内田康夫氏の興味の広範囲に渡ること、そして知的好奇心旺盛であることがわかり、頭が下 がります。

軽井沢通信』。 内田康夫氏こと、軽井沢のセンセと浅見光彦氏の往復書簡を本にまとめた、という形式をとって書かれたエッセイ。「浅見光彦シリーズ」を幾らか読んでいない と、書かれている内容の中にはわかり辛いものがあるかも…。しかし、一方でファンには「へー」、「ほぅ」となかなか興味深いものでした。ただ…、比べる対象が 異なることは確かなのですが、小説ではない為、当然謎解きなど、ミステリーの面白さは求められず、そういう意味では今ひとつ読み終わったあとの満足感は少 なかったです。

華の下にて』は京都が舞台の一つに据えられた物語。華道の一家を襲う悲劇、といったらよいのでしょうか。祇園や先斗町など、聞きなれた身近な場所が登場し、臨場感溢れた読書となりました。読み終わって直ぐに京都を訪れる機会があり、この日は普段とは異なった目、小説の中の目で京都の街を見て歩けたように思います。

遺骨』。物語の初めの部分で、浅見光彦氏がお寺を訪ねる場面があるのですが、実はこのお寺の住職夫人が浅見光彦ファンだった、という設定で始まります。まさに浅見光彦氏が実は実在するのではないか…との錯覚を起こさせるような、いや、期待をさせるような、この書き出し。本当かどうかは知りませんが、内田康夫氏の仰るには、浅見光彦氏が実在すると信じていらっしゃる読者もおられるとか。確かに、どこかその辺で”探偵ごっご”をしている、テニス帽にブルゾン姿の浅見氏がいても不思議ではない…、内田氏のストーリーには、ついついそのように期待してしまう魅力があります。

も ちろん、一つの物語を終えた後には、「ああ、面白かった」と極上の満足感を味わうわけですが…。この様に毎日毎日、一冊を読み終え本を片付けたその手 で、新たな一冊に着手する、といった贅沢な日々を送っていると、一体、どの本がどういう内容だったのか、混乱をきたしてきます。というわけで、以下は本の 名前のみのご紹介 にさせていただきます。


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