2007/05/31

東京旅行 2日目 浅草に行く

昨日、浅草に行って来ました。東京には何度か来たことがありますし、ほんの少しの間、住んだこともあるのですが、よく考えてみたら観光と言う観光はしたことがありません。というわけで、昨日は「おもぼりさん」に徹することにしました。

ま ずは雷門。写真やテレビで見た通りのものがありました。修学旅行生や海外からの観光客の皆さんが、この大きな提灯をバックに写真を撮っておられました。 皆、同じ様な構図で取りたいものだから、ポーズを取る人、写真を撮る人のセットが連なっていて、見ていて面白かったです。「イー、アー(アール?)、サ ン」という掛け声がよく聞こえてきましたので、中国からの観光客の方が多かったのでしょう。私も誰かと来ていたら、そうやって撮っている人たちのうちの一 人だったろうな…と思いながら、下の写真をとりました。この大きな提灯、下の金色の部分に『松下電器』とかいてあるのが見えますか?裏の同じ部分には『松 下幸之助』と書いてあって、『松下幸之助』さんが奉納されたんだな、と思いながら見ていました。


雷門を潜ったら、仲見世の商店街が連なっていました。北野武監督がカンヌで被った鬘を買った場所だな…と思っていると、同じ様な鬘を売っている店が何件 かありました。結構、賑わっていました。北野武効果かな…と思いながら通過。京都の京極や新京極を思わせる通りでした。


仲見世を通り過ぎると宝蔵門が立ちはだかっていました。とっても立派な門でした。下の写真でもよくわかるように、本当に大勢の観光客で賑わっていました。 残念ながら昨日は、雨が降ったり止んだり、少し晴れ間が見えると、また振っての繰り返しの天候でしたから、皆、傘を出したりしまったり、忙しそうでした。


門を潜って浅草寺の本堂に到着。これまた、立派な本堂でした。浅草寺は推古天皇が628年に創 建したとされる由緒ある古いお寺なのだそうです。645年に勝海上人が観音堂を建立してからは、『浅草の観音様』として親しまれるようになったそうなのですが、戦争で殆どを焼失してしまったとのことです。本当に残念なことですね。このため、伝法院と二天門以外の建物は、戦後に立てられたものだということです。


下の写真は、本堂の入り口の扉。一枚板でできているのでしょうね。細工もとても綺麗な、観音開きのステキな扉でした。思わず写真に収めてしまいました。


本堂の天井には絵が描かれてありました。一昨日、国立西洋美術館で見た『PARMA パルマ イタリア美術もう一つの都』で、幾つかの教会の天井画の写真がありました。子供の頃、イタリアに行ったときにも、教会の天井画の美しさには感嘆した覚えがあります。日本の寺院の天井にもこのような絵があるのですね。思い返せば、今まで訪れた寺院の天井にもあったように思いますが、今回のように意識してみたのは初めてだったように思います。これからは、天井の絵も楽しみに寺院巡りができそうです。



ご本尊の聖観音さまは秘仏ということで、見ることはできませんでしたが、もちろんお参りもさせてもらいました。そして、御朱印も頂いて来ました。

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