ある日の会話

akou　「最近、浅見光彦シリーズにはまっているわ。」

ham 　「そうみたいだね。そういえば、一番最初に出た本は読んだ？」

akou　「読んでない。図書館にある本の中で、興味を持ったものから読んで　　　　　る。」

ham 　「あー、このシリーズは、浅見光彦が初めて登場した、第一作目を先　　　　　に読んておいた方がいいよ。」

akou　「え？そうなの？」

ham 　「じゃないと、後々、ストーリーがわかり難いと思うよ。」

akou　「早く言ってよ…」

ham 　「ああ、ごめんごめん、ははは…」

ham 君をよく知って下さっているお友達の方々は、このときのham君の軽快な会話のテンポと、私の脱力感と、「なんでやねん」という私の心の叫び、その情景を 容易に思い浮かべていただけるのではないでしょうか。

ham君をまだよく知らないわ…という私のお友達の皆様、ham君は決して薄情なのではなく、こうい う飄々とした、とても不思議なお方なのです。まあ、自分の夫を褒めるのもなんですが、彼の魅力の一つと言っておきます。

というわけで、早速、図書館へ行き借りてきました。浅見光彦シリーズの第一作目『後鳥羽伝説殺人事件』。そして、またまた深夜に及ぶまで読みふけってしまいました。確かに、これを読んでおかないと、後々、わからないところが多くなるだとうな…と思いました。１００作あるこのシリーズ、9作を読み終えた、まだ早い段階で教えてもらえて、本当に良かったと思っています。傷は浅くてすみました。