2009/12/17

PAUL KLEE展

清水三年坂美術館にPaul Klee展を見に行って来ました。私がPaul Kleeの作品を初めて目にしたのは美術の教科書でした。「セネシオ」という幾何学的な模様が人の顔とも見える(私だけ?)絵です。なんて綺麗な色をした絵なのだろうと子供ながらに見入っていたのを思い出します。美術の教科書に載っている中でもとりわけお気に入りだったその絵の作者がスイス人で、当時スイスに住んでいた私はPaul Kleeの色使いが自分の中のスイスのイメージとマッチして特別に感じていました。そんな折、家族で訪れたバーゼルの美術館で本物の「セネシオ」と出会ったときには心底感動しました。Paul Kleeは私の中で綺麗な色の人として印象付けられていたのですが、今回の美術展では新たな一面を発見しました。それはとてもリズミカルな線を描く人だということです。今回展示があった中でも特に「演じる花」と「忘れっぽい天使」(今回はレプリカのみの展示でしたが)が大好きになりました。どちらも絵の中の主人公が今にも動き出しそうな本当に可愛らしい作品でした。「忘れっぽい天使」はベルンのパウル・クレー・センターにあるそうですから、ぜひ一度観に行かなくてはと思っています。久しぶりに訪れた美術館、小さな展覧会でしたがとても濃密な時間を過ごせたと満足しています。つきあってくれたham君、ありがとうございました。

2 件のコメント:

aya-pi さんのコメント...

「忘れっぽい天使」すごく見たいです>_<
「クレーの絵本―どっちが主役?」って絵本みたいな本が好きでした~

akou さんのコメント...

>aya-piさん
そんな絵本があるのね!と思って市立図書館の検索をかけたところ、なんと!ありました!次ぎ行ったら借りてきます♪良い情報ありがとうございます。

そうそう「忘れっぽい天使」があるベルンのパウル・クレー・センター、かなり良いらしいです。私は次回スイスに行ったら行くつもりです!今年の夏くらいに行けたら最高なんだけれど…。