2009/11/29

念願成就

六角堂に 行って来ました。長い間ずっと行きたかったお寺です。まさに念願成就。六角堂は聖徳太子が四天王寺建立の為の木材を調達しに訪れた折にお告げを受けて建て られたお寺ですから、随分と古いことになります。親鸞聖人もこのお寺に縁の人で、百日参籠をされている間に二度もお告げを受けられ、そのことがきっかけと なって浄土真宗を開かれました。歴史の中の大きな出来事に二度も関わり見届けたお寺なのですね。

六 角堂は普段私が買い物に出かける大通りから一本中に入ったところにあります。都会の喧騒の中、ぽかりと空間だ切り取られたようにして存在していました。決 して広いとは言えない敷地でしたが、大きなお堂と数個の小さなお堂、そして何体もの可愛らしいお地蔵様がとても大切に安置されていました。日常の買い物帰 りの地域の人々…近くのオフィスで働く人々…観光で訪れた人々…絶え間なく色々な顔ぶれがお堂の前に立ち止まり手を合わせていきます。こういうのを憩いの 場と言うのだろうと思いました。聖徳太子の時代から、六角堂はいったい何人の人々を見守ってきたのでしょうか。思わず感慨深くなると供に、私も大きな時の 流れの中に身を置く一人なのだと実感しました。

お 地蔵様のところで手を合わせていると、五円玉の穴の中に小さなお地蔵様が入っておられるお守りがあるとの立て看板に目が行きました。なんでもお守りを両掌 の中に包み込んで手をすり合わせ、願い事をささやくと願いが叶うのだとか。お願い事をしなくても、なんだか気持ちが落ち着きそうでとっても惹かれるものが ありました。普段はお守りなど持たない私ですが、その可愛らしさについ欲しくなりham君におねだり。買ってもらいました。ham君ありがとう、大切にし ます。

そうそう、六角堂には思わず惚れ惚れとするようなとっても立派な柳がありました。大きな桜の木もあり、ham君と春にまた来ようねと早くもお花見の予定を立てました。とても素適な時間を過ごしました。

ご朱印帳にまた一つ増えました

0 件のコメント: