谷中猫日和 2月28日（木）

セ レブランチ＠表参道を楽しんだ後、madoka32ちゃんにお付き合い頂き、谷中方面を散策しました。谷中界隈の散策は、現時N.Y.在住の irisjentaのオススメ。昨年9月に東京を訪れた際には天候に恵まれず断念したのですが、今回はmadoka32ちゃんが天候に合わ せて予定を組んで下さったお陰で、願いが叶うこととなりました。madoka32ちゃん、ありがとう！

表参道より東京メトロ千代田線にて 千駄木に行き、そこからスタート。早速、右手に「浅見光彦シリーズ」の『谷中上野殺人事件』にも登場する千駄木倶楽部がありました。赤レンガ色の洒落た建 物。そこでお茶をしてもいいかな、との計画もあったのですが、二人ともお腹一杯だった為、よみせ通りから谷中銀座へと足を進め、有名な「夕やけだんだん」 に到着。

大正ロマン溢れる建物、昭和初期を思わす住宅と、昔ながらの下町の風情湛える町並みでしたが、近代的なアパートが何軒も建っていたり、或いは完成間近の工事中の物件があったりと、時代の流れには逆らえない場面も垣間見られました。

旅 の途中、知らない街を歩くのが好きです。私にとっては「非日常」であるその街で「日常」を生きる人々の姿を見るのが特に好きです。「 ああ、ここにも日々の些細な積み重ねを生きる人がいる」と、その人々の生活に思いを馳せるのが私の「日常」の原動力になっているように思いま す。

谷中の街では人間の「日常」の他にも、猫たちの「日常」を見ることも出来ました。「夕やけ段々」付近、そこから谷中霊園のいたるとこ ろに猫たちが暮らしていました。何処からともなく現れる猫、のんびり昼寝をする猫、どの猫も人に慣れていました。むしろ「我々の街」といった顔をし ているのが、なんとも可笑しかったです。







谷中霊園の中を散策しつつ、猫を見ながら、触りながら歩いて上野公園まで辿り着きました。谷中霊園は思って以上に広大でした。お墓に番地が付いていたのですが、これだけ広いと必要なんだろうと話しつつ歩きました。 横山大観、 徳川慶喜といった著名人のお墓もありました。徳川慶喜のお墓の周りは、葵のご紋の付いた柵で仕切られていました。柵の中には美しい梅が咲いていました。

上野公園に着いた私たち、流石に足も草臥れ、更にはお腹にも余裕が出てきていましたから、東京文化会館に併設されている『茶廊「響」』にて休憩をしました。紙コップに紙皿といった簡単なカフェだったので、正直ケーキのお味はあまり期待していなかったのですが、これが意外！美味しく大満足。ケーキを頬張りながら、コーヒーを啜りながら色々とお喋りをして気が付いたら17時過ぎ。あっと言う間の楽しい一日でした。

その後、私の方向音痴を危惧してくれたmadoka32ちゃんが、地下鉄の駅まで送ると言ってくれたのですが、「大丈夫！」と自信満々に答え、上野駅にて「またね」の挨拶をして帰路に着きました。もちろん、迷うことなく地下鉄に乗ることができました（ホッ）。

本当に楽しい1日でした。そらちゃん、madoka32ちゃん、ありがとう！