先日、アスリートの言葉と題して、野球のイチロー選手と松井選手の考え方について書きました。自分でコントロールできることにはひたむきに努力をするが、自分でコントロールできない範疇の内容には関心を持たない、といったものだったと思います。
詳しく書くと、長くなりますので書きませんが、仕事で問題に思うことがあります。一応書いておきますが、私一人が思っているわけではなく、大多数の職員がこの件については、他にも方法があるだろうと考えています。
現にこれが原因でユーザーに不利益も与えてしまっており、トラブルが発生、取り返しのつかない事態が起こっています。それなのに何故、この事の重大さを受け止めて改善できないのか、と思うとまた沸々と怒りが込み上げてきます。実はこの問題点、私が毎日直接関わる業務の一部にありますので、他の職員よりも危機感を感じることが多い立場にあります。又、何とかならないかしら…と他の部署の職員から期待交じりに言われる等、非常にストレスの高い状況に置かれていました。
そこで、ここ2年間程、協力してくださる方に助言を頂きながら、何とか変えられないものかと試行錯誤して来ましたが、いくらアプローチをしても上司は考えを変えないし、周囲は変更を期待して待つだけだし、状況は当然現状維持のまま。一種のサービス業である我々の仕事、ユーザーの利益を考えて動いたつもりでしたが…、自分達も仕事のし易さを追求する上司には辟易としてしまいました。
先日、この問題が原因で発生したトラブルを扱った研修会に、上司と出席しました。研修会では、私と古くから付き合いのある医師がコメンテーターに招かれておられ、見事に問題点を指摘して下さいましたが、それでも上司はこの問題には関心は向けず、全く別の方向に興味を抱かれていた様でした。研修会の後で尊敬している医師と話をすると、私の考えに同感してくださると共に、ストレスの高さにも共感してくださり、救われた思いでした。
そんなこともあり、私、吹っ切れました。何とかししようとするのは、諦めました。これ、私の力ではコントロールできないこと、なのです。何故、もっと早くに気が付かなかったのか、と思うと残念でなりません。私の力でコントロールできる範囲で且つ職場の方針に外れない範囲で、何とかする方法は無いものか、と考えたのですが…、ありそうです。以前、一度試してオールラウンドな方法では無かったので、実際に採用することを取り止めたやり方です。しかし、ユーザーの利益を考えると仕方ありません。これでやっていきます。
私に、もっと的確且つ敏速に状況を判断する力が備わっていたならば、こんなに時間をかけることなく、最もユーザーに不利益を与えない方法を採用することが出来たのに、と思うと悔やまずにはいられません。職場に対しての憤りは大いに残りますが、わかってくれる人もいると感じましたので、これを糧にステップアップを目指して日々の業務に当たりたいと、決めることにしました。
3 件のコメント:
>sotamann
本当だね「人のふり見て我がふり直せ」やね。気を付けるよ。
私の職場は利益を追求しない体質だから、余計なんだろうね…。生温いのよ。
あこうさんの素直な心構えをうらやましく思います。私はいつもしょうこりもなく改善提案をしてしまいます。提案というより「先輩のぐち」を上司にぶつけているのかもと最近反省しています。一歩下がるように心がけたいですね。
めがねうさぎ
>めがめうさぎさん
一歩下がる様に…。私も心掛けたいです。なかなか難しいのですけれどもね。
そうそう…
できればakouで表記お願いします。
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