熊棚というものを初めてしりました。もちろん見たのも初めてでした。毎年かまくらを作っている浅間山のトレイル沿いにありました。熊棚とは熊が木に登って実を食べるとき、手繰り寄せた枝の実を食べるた後、それをお尻の下に敷いていくもので、最終的に枝の塊が棚のように見えるために名付けられたもののようです。イメージ的には実を食べつつ、木の上に椅子を作っているといった感じでしょうか。
熊棚のあった木の幹には爪あともくっきりと残っていました。熊棚の大きさといい、爪あとといい、大きな熊だったようです。こんなに近くで熊の痕跡を見ると、さすがに怖いですね。ただ、ぽれぽれさんもおっしゃっていたように、熊は魚やアザラシ、シロアリなど動物を食べるものもいるようですが、そのほとんどが木の実など植物を食べて生息しています。ですから、最近世間では熊が悪いかのように”熊による被害”がニュースになりますが、熊も人間に出会って怖くなって襲っているのですよね。熊の立場に立って考えると、熊も被害者なわけです。では何が問題なのか。人間による自然破壊ということになるのでしょうか。人間も自然の一部という認識の下、いかにバランスよく自然と共存していくか、生態系を考慮して過ごすのか、難しい問題だと思いました。
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