昼間、電話をくれたsotamannに、「夕食にはイタリアンが食べたい!」と言っておきました。そうしたら、「美味しい店」を聞いてきてくれました。それは「参道にある」とのこと。
今回の待ち合わせは門前仲町。ここには『富岡八幡宮』と『深川不動堂』 という大きな寺社仏閣があります。sotamannはお店の名前を知らないとのことで、その「美味しい店」は、この二つのどちらかの「参道」にあるだろうとのことでした。というわけで、嗅覚のみを頼りに「美味しいイタリアンの店」を探すことになりました。と、その途中、眼を釘付けにされる魅惑的な建物を発見。それが『富 岡八幡宮』でした。木々の茂る闇に提灯の光りで浮かぶ建物、どうしても写真に収めたくなり、sotamannに付き合ってもらいました。
先ずは一枚前。私が立っていたその位置で、建物に向かってファインダーを覗くと、建物が大きすぎて入りきりませんでした。そこで、ファインダーを覗いたままバック、バック。そして漸くカメラの中に建物が納まる位置を発見し、デジカメを「夜景モード」に切り替えて、脇を締め、息を止めて、シャッターを切りました。微動だにしないように細心の注意を払って待つこと10秒。そして、撮れた写真は下のもの。明らかに失敗です。この一部始終を見ていたsotamannは「それではダメだな…」と一言。
sotamannと私の出会いはお互いが小学校6年生の春に遡ります。既にその頃から今回の様なやり取りはあったような気がします。それは、自称「天才」のsotamannが、私の言動に対して「それじゃあダメだな…」と言い、負けず嫌いの私が「悔しい!」と言い返して、sotamannに挑む、というもの。そして、今回もいつまでも若く仲良い私達は(!?)、20年前(!!)と全く同じパターンで暫し写真を撮り続けたのでした。その二枚目が下。これも一枚目と全く同じやり方で撮りました。一枚目を撮った時よりも意識して「固まって」撮りましたから、手ブレはましになっているように思いますが、それでもイマイチ。
流石に私の写真撮影の様子を見兼ねたsotamann。「こうやってだなぁ~」と実演をしてくれました。sotamannは、富岡八幡宮の本殿に背を向けて、境内に通じる階段まで歩いて行き、最上段に地下にカメラをセット。そして、カメラの設定を変えて撮影をしました。私も負けじと、同じ様にして撮ったのが下の二枚。最初の二枚よりは手ブレが無く、私の中では「力作」だと思ったのですが、sotamannからの評価は「ダメだな」とのこと。
何が良くないのだろうと疑問で頭が一杯の私。カメラの微調整をしていたsotamannに対して、私はせいぜい「夜景モード」にするのが精一杯ですから、これがsotamannと私の写真の違いだろうと思って聞いてみると、「もっと基本的なところだ」とのこと。私の写真は、被写体に対してカメラを構える位置からして理想とは程遠いものなのだそうです。つまり「構図」の作り方が下手なのだということです。つい先日、「構図、上手だねぇ」と6ch君に褒められた矢先でしたから、「構図」については有頂天だった私、大きくショックを受け、またしても「どういうこと!?」とsotamannに挑むこととなりました。すると、「先ず被写体の特徴を考えてごらん」とsotamann。「シンメトリー」と私。「そう。だから俺は建物の丁度中心にカメラをセットして撮ったでしょ」と。なるほど…被写体の特徴か…。全く、ぐうの音も出ませんでした。なんだか…こういう結末になるところも20年前から変わらない様に思います。
変わったことと言えば、悔しいながらも私がsotamannの意見を素直に聴くようになったことと、素直にsotamannをスゴイと思うようになったことでしょうか。こんなことを書いたら、自称「天才」sotamannを舞い上がらせてしまいますね…。でも、流石にsotamannの撮った写真は全然違いました。
2 件のコメント:
まぁそれで食っているからねぇ。。。(*´ー`)
でも、プロとアマの機材に差がなくなった今、
芸術性と撮影技術で見せつけないと
商売上がったりですよ。~\(_ _;)/~
機材の差じゃないの、分かったでしょ?
Akouと俺のカメラは全く同じモノだしね。
俺が「天才」というのも間違いないけど。
Ψ(`∀´)Ψ
>sotamann
今回のプチ写真講習会であなたの天才ぶりが身に沁みてわかりました。
4月1日 あなたのakouより
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